2008年05月20日

知識共有コミュニティワークショップCFP

知識共有コミュニティワークショップ
―インターネット上の知識検索サービス研究―
論文募集のお知らせ

http://www.infosocio.org/cfp_workshop_a2008.html

開催概要・ご案内
日程: 2008年11月29日(土)
場所: JICA地球ひろば 〒150-0012 東京都渋谷区広尾4-2-24 (予定) 
主催: 情報社会学会、ヤフー株式会社
招待講演: 萩原雅之氏 (ネットレイティングス株式会社)

インターネット上において、個人が持つ知識や情報を提供しあい、知識を共有するコミュニティが形成されています。特に、質問や回答を投稿しあう「知識検索サービス」の利用者増加はめざましく、代表的な知識検索サービスである「Yahoo!知恵袋」では2007年から2008年の間に利用者が2.7倍に増加しているというデータがあります(ネットレイティングス調べ)。

ヤフー株式会社は、2007年度より国立情報学研究所にて「Yahoo!知恵袋」のデータを研究用に無償で公開しています。従来は入手が不可能であった商用データの研究利用という試みによって、既に言語学、工学、社会心理学など多岐にわたる分野で研究が進められています。この試みは、情報社会学研究にとっても大きな意味のあるものです。

本ワークショップは、学問領域やアプローチを限定せず、「Yahoo!知恵袋」のデータを対象とした研究を募集します。「Yahoo!知恵袋」のデータを活用している研究を発掘し、学問領域を超えた新たな協働を促進することを目的として開催します。奮ってご参加くださいますようご案内申し上げます。

プログラム委員一同

<データの入手方法>
国立情報学研究所は、研究者に対してYahoo!知恵袋のデータを提供しています。申請手順は次のURLをご参照ください。
http://research.nii.ac.jp/tdc/chiebukuro.html (国立情報学研究所)

論文募集要項
論文は以下の2つの区分によって募集いたします。テーマを例示しておりますが、これにとどまることなく広く研究/事例/デモ等の成果を募集いたします。


投稿資格: 
会員・非会員を問わずどなたでも投稿できます。

論文区分
区分(A) :Yahoo!知恵袋のデータを題材とした、知識共有コミュニティそのものに関する研究
例:
知識共有コミュニティに対する社会心理学的分析
知識共有コミュニティにおける匿名性の効果
ネットを介した知識共有サービスの比較研究  
Yahoo!知恵袋におけるコミュニケーションの社会的ネットワーク分析 等
区分(B) :Yahoo!知恵袋のデータを素材とした、データ解析手法や技術に関する研究
例:
Yahoo!知恵袋データを素材にした日本語コーパス分析
Yahoo!知恵袋データを素材にしたテキストマイニング手法
Yahoo!知恵袋データを素材にした情報検索手法
Yahoo!知恵袋データを素材にした社会的ネットワーク解析手法

論文フォーマット
情報社会学会投稿書式(PDF)をご参照の上、論文テンプレート(MS-WORD)をご利用ください。
分量は最大10ページまでとします。

論文の掲載
採録された論文は本ワークショップの予稿集に掲載します。
優秀な論文は優秀賞・萌芽賞・参加者の投票による表彰をいたします。また、情報社会学会誌(ジャーナル)投稿の権利を有します。
(※注:学会誌投稿の折には、論文1本につき著者1名は本学会会員であるものとします。また、別途投稿・編集料が発生します。)


スケジュール
投稿〆切: 2008年8月31日
採否通知: 2008年10月初旬


応募方法
タイトル、代表者名と連絡先、論文区分(A/B)を明記しご投稿下さい。
投稿・問合せ先 


プログラム・実行委員(五十音順、敬称略)
江口浩二 神戸大学
大橋正和 (※) 中央大学  
岡本真 ヤフー株式会社
折田明子 (※) 中央大学  
國領二郎 (※) 慶應義塾大学
庄司昌彦 (※) 国際大学GLOCOM 
堀眞由美 (※) 白鴎大学  
前川喜久雄 国立国語研究所
三浦麻子 神戸学院大学
山内康英 (※) 多摩大学  
山本健一 ヤフー株式会社

※印は情報社会学会役員

投稿者 asarin : 2008年05月20日 09:01