論文掲載決定

以下の論文が,Japanese Psychological Researchに掲載されることが決まりました.

Komori, M., Miura, A., Matsumura, N., Hiraishi, K., & Maeda, K. (in press). Spread of risk information through microblogs: Twitter users with more mutual connections relay news that is more dreadful. Japanese Psychological Research, 63(1).

プレプリント(著者最終稿)をこちらからダウンロードしていただくことができます.

Abstractの日本語訳
マイクロブログを通じたリスク情報の拡散
マイクロブロギングによるリスク情報の拡散を解明する上で,少数の著名ユーザの活動に加えて,多数の平均的ユーザの行動を理解することは重要である.自然災害,原子力災害,感染症を含むいくつかのリスク情報トピックスに関する10の実際に広く拡散したツイートの伝達経路を追跡し,Slovicのリスク認識モデルに基づいて各ツイートを分類することにより,リツイートに影響を及ぼすリスクの型を同定した.さらに,リツイートしたユーザとしなかったユーザのタイプを検討した.フォロワー(つまり、ユーザーをフォローしているユーザー)やフォロイー(ユーザーがフォローしているユーザー)という形でほとんどつながりのないユーザや,つながりの中に共通のフォロワーの割合が低いユーザは,リスクのタイプに関わらず,大量のリスク情報をリツイートする傾向があった.一方,共通フォロワーの比率が高いユーザは,全体としてリスク情報をリツイートしなかったにもかかわらず,それが怖いと感じられる程度が高いとリツイートする傾向がより大きかった.これらの結果は,リスク情報がTwitterネットワーク内で拡散するメカニズムには,情報交換と個人的反応の社会的共有の2つがあることを示唆している.