Osaka Univerisity GLOBAL OUTLOOK 研究紹介記事掲載

Osaka Univerisity GLOBAL OUTLOOK 2020年7月号 Research Highlights に研究紹介記事が掲載されました.直近の研究プロジェクトを紹介しつつ,新型コロナウイルス感染禍により先を見通せなくなった社会で必要となる力について話しています.

“We are all human – accepting and collaborating”

 

兵庫県赤穂市「社会意識に関するアンケート」ご報告

2020年2月20日から兵庫県赤穂市にお住まいの方々を対象として「社会意識に関するアンケート」を実施しました.災害リスクの高まりや景気状況の変化などによって日々の生活に様々な問題が起こっている昨今,国政のみならず地方政治と私たちの関わりのあり方に改めて目を向ける必要性を痛感し,2014年以来、赤穂市を対象として進めてきた学術研究の一環です.今回も1103名と非常に多くの方から貴重なご回答を頂戴しました(回収率53.8%).心より御礼申し上げます.

以下から,単純集計結果報告書をご覧いただくことができます.

「社会意識に関するアンケート」単純集計結果報告書

「學士會会報」に寄稿しました

學士會会報2020年5月号(942号)に以下の短文を寄稿しました.

三浦麻子 (2020). SNSを賢く使うために知っておきたいいくつかのこと. 學士會会報942号

こちらから著者最終稿をご覧いただくことができます.

「47NEWS」に寄稿しました

「コロナ感染者が謝罪、日本だけ?「悪者認定」がもたらす致命的問題」と題する記事を47NEWS(共同通信社)に寄稿しました.
https://this.kiji.is/628762967745709153?c=39546741839462401

新型コロナウイルスに感染した人たちに謝罪を求めたくなることがあるかもしれません。それが人間の性(さが)なのですから。しかし、そんな気持ちになったときは、是非、自分の心にブレーキをかけてください。自分のために。そして、社会のために。

夢ナビ講義「「みんな」の意識や行動を,データで解き明かす」が公開されました

株式会社フロムページが企画する大学受験生用コンテンツ「夢ナビ」に標記の記事が公開されました.

https://yumenavi.info/lecture.aspx?GNKCD=g010144

社会心理学とはどういう研究領域なのかを800字程度で紹介しており,また,受験生へのメッセージ,学問を始めたきっかけなどについても掲載されています.今後,「夢ナビライブ2020」(2020.6.6@インテックス大阪)…COVID-19感染禍で中止となりました での講義ライブや「夢ナビトーク:3分で学問を伝えよう」といったコンテンツも順次公開される予定です.

兵庫県赤穂市でアンケート調査を実施しています

2020年2月20日より,関西学院大学社会学部・稲増一憲教授と共同で,兵庫県赤穂市の有権者2000名の方々を対象にアンケート調査を実施しています.

お手元にアンケート用紙が届いた皆様,できればご協力をお願いいたします.返送用封筒(送料不要)をお使いいただき,3月15日までに郵便ポストに投函していただければ幸いです.

ご協力いただいたデータの集計結果は5月初旬頃に本ウェブサイトでご報告する予定です.

→赤穂市広報Facebookでご紹介いただきました:https://t.co/KP9NgJolAr

→2020年2月22日付赤穂民報2面でご紹介いただきました:http://www.ako-minpo.jp/data/d00143/f14384_0.pdf

新聞記事へのコメント掲載

新型コロナウイルス肺炎流行に関する情報拡散について,2020年2月1日付の朝日新聞東京本社版等の社会面(同1月31日付配信の朝日新聞デジタル記事)にコメントが掲載されました.以下,私のコメント部分を引用します.

「ネット上の人間行動を研究する三浦麻子・大阪大教授(社会心理学)の話」

新型肺炎の致死性などが不確かで状況が変化するなか、人は、恐怖や不安にかられて身近なリスクをより知りたがる。そうしたリスクについて、自分の予想と合致するような情報が流れてくると、デマでも気づかずに受け止めてしまう傾向がある。WHOや厚生労働省といった責任ある機関が出す感染症への対応や対策など、一次情報をウォッチし続けることが重要だ。

また今回、自分の正しさを主張するために、このニュースに乗じてヘイト的な言説を拡散している人もいるようだ。社会的に立場のある人や公職にある人は自らの意見よりもまず、客観的な情報の発信に努める必要がある。良かれと思った行為でも、結果的にデマの拡散につながることもある。いたずらに情報を発信しない、というのも一つのあり方だ。


本コメントに関連する下記の研究についても,先般朝日新聞でご紹介いただきました.

Komori, M., Miura, A., Matsumura, N., Hiraishi, K., & Maeda, K. (2019). Spread of risk information through microblogs: Twitter users with more mutual connections relay news that is more dreadful. Japanese Psychological Research, 63(1).

論文早期公開

2019年11月に掲載が決定していた以下の論文が早期公開されました.それに合わせて,研究内容を日本語でまとめた記事を作成したのでご覧下さい.

Komori, M., Miura, A., Matsumura, N., Hiraishi, K., & Maeda, K. (2019). Spread of risk information through microblogs: Twitter users with more mutual connections relay news that is more dreadful. Japanese Psychological Research, 63(1).

日本語によるまとめ記事
SNSによるリスク情報の拡散メカニズムの解明―どのようなリスク情報が拡散されやすく,どのような人が拡散させやすいか―

2019年12月29日付の朝日新聞デジタル(および30日紙面)記事で研究が紹介されました.


以下のように大阪大学からプレスリリースをいたしました.

SNSによるリスク情報の拡散メカニズムを解明
―どのようなリスク情報が拡散されやすく、どのような人が拡散させやすいか―

【研究成果のポイント】

  • SNS上でどのようなリスク情報がどのような人によって拡散されやすいかを解明
  • 従来の理論モデルでは説明できない、SNSにおける情報拡散メカニズムの存在を提示
  • 虚偽情報の拡散を抑制するには信頼性をきちんと確認する「ハブ」の存在が重要であることを示唆

大阪大学大学院人間科学研究科の三浦麻子教授と大阪電気通信大学情報通信工学部の小森政嗣教授らの研究グループは、SNSでリスク情報が拡散されるメカニズムについて、実際に広く拡散したツイートの伝達経路を追跡し、拡散に影響を及ぼすリスクのタイプと拡散に加担しやすい利用者の特性を明らかにしました。

SNS上に利用者同士のつながりをあまり持たない利用者は、リスクのタイプにかかわらず多くのリスク情報を拡散させる傾向があったのに対して、多くのつながりを持つ利用者は、全体としてはリスク情報をあまり拡散させない一方で、「恐ろしさ」が強く感じられる情報については拡散させやすい傾向があることが示されました。

本研究成果は、日本心理学会が刊行している国際学術誌「Japanese Psychological Research」に2019年12月27日(金)(日本時間)に公開されました。

プレスリリースフルバージョンはこちら

卒論発表会(関西学院大学)

関西学院大学文学部総合心理科学科での最後の指導学生たちの卒論発表会(兼・口頭試問予行演習)を以下の日程と内容で開催します.どなたでもお越しいただけます.途中出入り自由です.

日時:2019年1月14日(火) 9時~12時40分

場所:関西学院大学西宮上ケ原キャンパスF号館401教室

発表者と論文題目:

多和田毬乃 物語完結後の創作における主人公の人称と結末の影響
池月優輝 「おたく」に対する偏見と犯罪イメージの世代間比較
張馨蕊 「オタク」に対するイメージの日中比較
藤井ひまわり 手書き文字は書き手の性格を表すのか?―文字の丁寧さによる印象の差異と実際のパーソナリティとの比較―
入枝和韻 歴史区分モデルの考案とその妥当性の検討-令和改元前後のパネル調査による比較―

藤本健太郎 能力と価値共有が選択に与える影響ー人工知能と人間の比較―
寺田莉子 社会心理学における再現性の追究-Hsee(1998)のLess-is-better effectを例に-
中野了由 大学生の宗教意識と主観的幸福感
清水雅志 現在の交際状況と結婚想定経験による恋愛類型意識の差異

藤井美晴 お菓子の共食が初対面の2者の課題遂行に与える影響
易同生 クチコミによる集団圧力状況で自己関与度が態度変容に及ぼす影響
鐘雪丹 敬語の誤用が対人印象に与える影響
檀野汐里 有権者の政治関心と選挙運動接触が投票行動に与える影響-枚方市議会議員選挙における事例研究―
具足和弥 パチンコ・パチスロ依存とHighly Sensitive Personの関係