2018年4月1日に,大阪大学大学院基礎工学研究科特任教授(常勤)に着任しました.
これは2014年に導入されたクロスアポイントメント制度(研究者等が,大学や公的研究機関,民間企業等の間で,それぞれと雇用契約関係を結び,各機関の責任の下で業務を行うことが可能となる仕組み)を適用し,関西学院大学と大阪大学の間で協定を締結したものです.私の場合は,関西学院大学での業務が90%,大阪大学での業務が10%となります.
大阪大学では,大学院基礎工学研究科システム創成専攻数理科学領域に所属し,「心理統計法」に関する教育研究の業務に従事します.とはいえ,研究が主たる業務になり,講義や演習を担当するわけではありません.
上記のとおり,異動ではなく(なわけがなく),2つの大学に常勤教員として勤務することになります.細かい話をすると,お給料をいただくのは関西学院大学からのみで,大阪大学が関西学院大学に「三浦の関西学院大学での10%分の給与に相当する金額を支払う」ことになります(なので,年収が下がることはありません(笑).
制度としては今まで経験したことのないもの(関西学院大学では初めての事例で,私の案件があったことで規程を作って下さいました)ですが,所属先で従事するのは20年来の知己との共同研究です.そのため,特に大きな不安はない一方で,制度を有効に活用したいけれど何をどうしたら…というのは手探りです.任期はとりあえず半年ですが,今後数年は継続すると思われるので,せっかくなら他ではできない面白いことをしてみたいと考えています.