中村桂子氏の12月1日付の「ちょっと一言」(当該コンテンツのトップページにリンクしているが,事後は過去ログに収納されると思われる),まことに正論である.
皆んな自分のことを考え、自分のところにお金が来ることを思う気持の方が強いようで、 せっかくのきっかけだと思うのに、研究者全体でこの国の将来を考えましょうとはならず、 お金を削減するのはけしからんと言う声だけなのです。
そ,そうなんですか?そいつは随分貧困なことですなあ…
しかしこの方,我が父よりも1つ年上なのだ.若い.
3年ゼミプロジェクト実習の指導をし,卒論を添削し,試験問題や授業資料を作った.部屋にこもりきりだったので,暖かかったという日中を実感することはできなかった.
この季節は,JRバス停に着く頃に東の空が白んだ感じになり,甲山大学前で降りる直前にちょうどバスがほぼ真東を向くので,昇ってくる太陽に挨拶するような感じになる.えもいわれぬうつくしさ.
順に,朝日に照らされて赤く輝く時計台(この角度だと映らないのだが,後ろの甲山が真っ赤に色づいているのもまたよろしい),十字架をいただく神学部校舎(他の学部の校舎や講義棟には十字架は載っていない),東の空から昇る太陽.
なんとなく流行のバズワードで書いてみたが,来年度3年生に進級する学生たちのゼミ配属希望が出揃ったので,それらを教員全員で読んで「より適切な」ゼミ担当教員を決める作業を実施した.学生たちは,ゼミ希望理由を記した文章と共に,「第一希望教員群4名」と「第二希望教員群4名」を表明する(リストされた教員名に丸印をつける)ことが許されている.逆に言うと,それ以上の順位を特定する自由は学生にはない.また,希望理由書の中に特定の教員名を挙げることもルール違反とされている.つまり,学生がゼミを選ぶ権利も,教員がゼミ生を選ぶ権利も,緩やかにどちらも与えられているというわけだ.
まるで事業仕分け会場そっくりな長テーブルがロの字型に並べられた部屋で,わらわらと集まった教員たちがてんでに提出書類を読み,
あ,うつ病って書いてある.これ**先生
とか言いながら仕分けていく.第一希望教員群の中でも特にどうしてもこの教員を!と熱望する学生の中には,その教員名だけぐりぐりと太い線で丸印をつけたり,ラインマーカーを引いているものもあったりして,なかなかにほほえましい.基本的にはなるべく学生の希望を最大限に,ということになるのだが,特定の教員に負担がかかりすぎてはいけないので,多くの学生が希望したゼミについては,ある程度の調整が行われる.ちなみに,学業成績などは一切参照されない.
なんだかんだと議論はあったが,それなりに「人数が多すぎる」ゼミをなくす工夫をして,最小5名〜最大19名というのが仮の配属案となった.全般的に基礎系が少なく,応用系(特に臨床・教育系)が多いのは,いかに基礎重視の甲山と言えども,他の大学とそう変わらない傾向のようだ.来年度はポジティブ心理学/健康心理学の新しい仲間が増えるのだが,そこも人気が集中していた.どちらかというと「ポジティブ」「健康」になりたいという理由が目に付いたのが気になるところだが…
三浦ゼミへの配属者は暫定で15名ということになった.ちょっと多いけど,まあ,いいか.
今日は特段急ぎの仕事がなく,15時前に大学での用事がすべて終わったので,さっさと研究室を出て久しぶりに西宮北口へ.
バスが着くのが南口(ややこしいな)だったこともあって,そもそもはジュンク堂に行くつもりだったのがなんとなくガーデンズに足が向き,結局はブックファーストをうろうろ.ここは専門書の品揃えはあまり期待できないのだが,広々しているし,いろんなジャンルの本が広く薄くあってなかなか便利である.冷凍できる弁当のおかずの本やら,ワインのつまみの本やら,日航機墜落事故・皇族華族関連のノンフィクション本やら,シンガポールのガイドブックやら,と関心の向くまま気の向くままに買い込んだ.
荷物は重くなったけど,満足して帰宅.
1限ゼミを終えて研究室に戻ったら,ついったーのTLはこれの話題でもちきりだった.もちろん早速インストールして,今も使っている.とりあえず変換機能はATOKとまったく遜色がない.携帯ライクな変換のサジェスト機能が売りの一つのようだが,ほとんど定型の文章を打つことが多い携帯メイル環境では有効でも,少なくとも私のような人間の普段使いには必要なさそうだ.後は学習機能がどうかというところに注目していきたい.
まあ,タダより安いものはありませんなあ...
昨日まで真黄色に色づいた葉に覆われていたイチョウの木々が(およびここには映っていないがモミジも同様に),昨日の雨ですっかり葉を落として,冬の装い(いやむしろ裸)になっていた.
背景の建物は社会学部で,私の居住している棟のお隣(向かい)にあたる.数年前までマナカナとかおったところやね.今は関ジャニjrなんかもいるらしい.なんしか派手な学部.その派手さで来年度にはお隣(向かい)の棟をぶち壊して自分たちの建物にするらしいですよ.
指定校・系列校・協定校推薦入試の面接のため休日出勤.始まる頃までは割としっかりとした雨模様で,受験生たちにも気の毒だと思ったものだったが,3時間ほど缶詰で入れ替わり立ち替わりの集団面接をこなしているうちにすっかりあがって,終わった頃には陽が射し,青空が広がっていた.
甲山でも全定員の3割ほどはこの指定校推薦の入学者が占めている.4名1組の集団面接を2名の教員が1グループあたり20分,全部で6つほどこなす.それが10会場並行で進むのだから随分な規模だ.一人頭5分くらいのやりとりでは,正直ほとんど印象に残らない受験生もいた.指定校推薦だから原則的に「落ちない」入試であるとはいえ,もう少し時間をかけて一人一人から発言を引き出したい気はした.しかし実際のところ,今年はルーティンをこなすだけで精一杯であった.しかも「聞いちゃいけない質問」というのがあって,そういう質問に限って聞くと面白いものが多くて,フラストレーションが溜まるのである.面白い可能性が大きいからこそ,蛇が出る可能性もあるので,そっちを重く見ると「聞いちゃいけない」わけなのだ.
実施後は面接を担当した全員で反省会.予定より遅く始まり遅く終わったのにはちょっと困ったが,実施直後に互いに気づいたことを共有しておくのはよいことだと思う.私にとっては,まだ名前と顔がちゃんと一致していない同僚が多くいる中で,識別可能な人を少しでも増やせただけでも,収穫であった(笑
お天気がよく比較的暖かい朝.軽く梅田に出かけて,TOUS@阪神百貨店→ヴィトン@ヒルトンプラザ→里山の宴@阪急ターミナルビル→ヨドバシと巡る.
TOUSではクリスマスプレゼントを買ってもらう…つもりがお得意様カードを忘れて行ったのでお取り置きにしてもらった.ものはこれ(リンク先は黒のバンドだが,買ってもらったのはブラウン×ピンクゴールド).「おまけ」でクマーなスノードームももらえるのだ.わぁい.ここはかなり頻繁に商品の入れ替えがあるようで,今日も2週間前にはなかった激かわいいトートバッグがあったりして,ひっちゃかめっちゃかに買ってしまいそうな自分を抑制するのに苦労した.この店に行くだけのためにスペインに行ってしまいそうな予感…
ヒルトンプラザのヴィトンでは,小さめ書類ケースをチェック.先だって阪急メンズ館のショップではおバカ店員のためにひどい目に遭ったが,さすがにこちらの店員さんはぬかりがない.ちょうど最近出たばかりのラインで手頃なのが見つかった.しかし,とりあえずはシンガポールで値段をチェックしてから,と思ったので,値段を教えてもらって品番をメモしてもらうだけにとどめる.
ランチは里山の宴.いつものように野菜を堪能.たいてい11時ちょい過ぎに行くのだが,今日はお昼に近い時間帯になってしまったために,店内はかなり混雑していた.こうした店なので仕方がないことだが,いかにも
私の体はバイキングでたらふく食べてこうなりました
的オバハンがたくさんいるのはやや食傷であった.何と言うか「緩い」のである.私は自分自身「大阪のオバハン」系であることの自覚はあるのだが,あれとは有意に違うぞ,あれになってはいけない,とこころの中で自分に言い聞かせるようにしている.
はびーはクリスマスプレゼントにムービーも撮れるちょっといいコンデジをご所望だそうなので,最後にヨドバシに寄ってパナとキヤノンと富士フィルムの機種をチェック.VIERAリンクもあり,今のところパナが有力?ここもボーナス直後の週末ということもあって混雑していた.
そういえばボーナスはいつ出るのか,例によって知らない私であったw
買い物から帰ってこたつで昼寝して起きたら,某委員会のコンビーナの先生から週明けの日程調整に関するメイルが着信.メンバー5人のうち3名が集まれる日時を,ということだったのだが,1時間くらいのうちに次々と全員から返信があり,ちょっとびっくり.日曜の夕方に,文学部の,しかも全員が若いわけでもないメンバーだというのに.コンビーナの先生(前学部長)も同様の思いだったようで,
わたしが草加せんべいをかじってお茶を飲んでいる間にメイルをやりとりして頂き恐縮至極です。
との返信があった.まさか短時間にこうなるとは思ってはらへんかったんやろなあ,と思うと,ちょっとくすっと笑ってしまった.
昨日,業務終了後に出かけたポーアイのIKEAでタペストリーを買った.私たちは「キツネだ!」と思って買ったのだが,よく見るとオオカミかもしれない.まあどうでもいいのだ.壁にディスプレイされているサンプル品しかなかったので,周囲の目を気にしつつ引っぺがして購入.レジのスウェーデン人(推定)男性に「これサンプルだけどいいですか?」と確認されたので「マーケットホールには在庫なかったからこれでいいよ」と答えたら,納得してくれた.調べてみると,割と有名な女性デザイナーとIKEAのコラボらしい.道理でIKEAのものにしては若干高かった(9800円).
やや旧聞に属する話題だが,ユーザに通知があったのかどうか,少なくとも私は「SPSSの〜」本をたくさん出しているOさんのつぶやきで知った.悪評紛々な前回変更だっただけに「当たり前」に戻ったことは喜ばしいことだが,
ほんま,笑かすわ〜.
としか言いようがない.
ふと思い立ってAmazonに行き,「PASW」で検索してみた.和書でこれを冠した本はゼロ,洋書でも数えるほどであった.改称から半年なのでこんなものかもしれないが,改称に対する市場の反応の鈍さの指標と言えるかもしれない.誰かWikipediaも書き換えておいたら…
昨日は授業を終えた後に三宮に出向き,冬用のちょっと良いスーツを購入した.狛犬ラヴァーが長く通っているショップなので,ちゃんと買い物のヒストリを記憶している担当の人がついてくれる.あれやこれやととっかえひっかえの着せ替えショーを楽しみながら買うものを選ぶことができるので,とても楽しい.昨日はお直しのピンが背中に打たれたスーツを着たまんまで(客観的に見るとかなりマヌケ),1階と2階を縦横無尽にうろうろしてしまった.
普段「一見」レベルの店で(当然)見知らぬスタッフに話しかけられることが大嫌いな私なのだが,こういうところは別なのだった.アメックスの特典で,プライベートショッピング,すなわち「閉店後のお店を貸切でショッピングできます」というのがあるのだが,その感覚に近いかもしれない.
そういえばルミナリエのシーズンで,駅周辺はざわざわと賑わっていた.あちらこちらの店の呼び込みがうるさい.これもまた「プライベートウォーキング」できれば見に行く気にもなるというものだが.
そろそろこのtDiaryのエラー出まくりも直さねばならぬなあ.バージョンダウンすればなんとかなるものであろうか.
4限のPASWSPSSを使った因子分析の授業中,ちょっと学生に演習問題をさせている間にウェブを覗いたらこのニュースが目に飛び込んできた.全然予期していなかったので,めっっっっちゃショック.
明日になったらスポーツ紙の記者は「実は予感があった」とかなんとか言うかもしれないが,少なくとも今朝の「おはようコール」に出ていたベテラン記者氏は,新外国人選手がMLBではセンターを主に守っていたということを説明しながら,
阪神ではセンターは赤星ですからね.
と,来日したらライトを守ることになるだろうと主張していたのである.ちゃうやん,センター獲りに行ってたんやん!
授業中,目の前に座っているゼミ生で,個人面談の時も野球の話しかしない男子学生に「ちょっと,赤星が!」と言いたいのを必死でこらえ,授業が終わって教授会のために会議室に移動する途中についったーでつぶやき,さらに会議が始まる前に同じく阪神ファンの暑がりS君が来るのを待ちかまえ,驚きを共有.
A「ちょっと,赤星が引退やて!」
S「マジすか!」
A「ネタちゃうで!」
U「え?ほんま?うちのゼミの赤星も卒論出せるかどうか危ないねん」
A「こっちの赤星は心理科学科引退すか!」
JK「え?あかふじがなんやって?」
A「コメの話とちゃいますやん!」
というやりとりが展開されたのであった.ああ,ショックだ.彼はこれからどうするんだ.独身なのに…
今朝から読み始めた.有馬記念にその名が残る,つまり日本の競馬レースで唯一個人名が冠されている有馬頼寧の日記に基づいたやや謎解きめいた作品.まだ「恋と伯爵」の途中までしか読めていないが,文章がとても読みやすい.有馬氏といえば華族なのに社会運動に身を投じる活動的な人だというのと同時に,「稀代の女たらし」「皇族出身の妻を泣かせた」人という印象が強いが,まあそのまんまだ.
読んでいると有馬家と深い関わりのある人物として倉富勇三郎が出てきて驚いた.驚くべき詳細な日記をつけていたので有名な枢密院議長である.文中で「彼の日記はまだ出版されていない」という言及があったが,その後ごく一部ではあるが宮中某重大事件との絡みの部分を中心に公刊されていて,そちらを先に読んでいたというわけだ.
1限ゼミ後,卒論指導+会議で一日のスケジュールが終わりなので,うまくすれば早めに帰って久しぶりに自宅作業でも,と思ったのだが,ぐずぐず授業準備をしているうちにその機を逸し,さらにぐずぐずしつつ査読を始めてしまい,1つ終わったらもう1つも片付けたくなって,結局あれよあれよという間に19時を過ぎることになった.9時から仕事なら19時などたいしたことではないだろうが,こちとら7時前から研究室にいるので,半日なんである.まあ,片付いたからいいんだけど.
しかし,毎日仕事を終える頃は「明日こそは**をやろう」と研究に関わるタスクに注力することを決心しているのだが,翌朝起きるとあれこれと仕事がらみのタスクを思いついてしまい,結果としてそれに着手してしまう.それらが片付いていくのはいいが,結局また夜には「明日こそは」状況に戻るというよろしくない悪循環がここ1ヶ月ばかり続いている.こんなことは異動初年度な今年だけにしたいものだがなあ.
まあ昨日みたいな日だった.
卒論生の論文を添削.今までになかった引用文献が出てきた.
楠見・仁平・米田(2005)
とある.この並びの論文ってあったっけなあ,と思って,どこのジャーナル?と問うと心理学研究だという.ますますそんなのあったけなあ,と思って当該年度の雑誌を取り出してみると,
米田・仁平・楠見(2005)
を発見.これなの?と聞くとそれだという.じゃあなぜ著者の順序が入れ替わってるのか?とさらに問うたら,彼はこう答えました.
アルファベット順に並べ替えたんです…
ど,どうしてそこを.しかもこの学生は他学の大学院に進学を予定しており,進学先の指導教員は私と同姓同性であり,彼の名はT君である.あんた,当分第1著者で論文を書かないつもりか,と突っ込んでみたが,もちろん彼は第1著者ということの重みなどさっぱり理解していないのであった.
なお,第一著者の本当のお名前はYonedaではなくKomedaさんだったりもする.
今年になって新幹線での往復がもっぱらとなった.ネットがつながれば長い静岡県も耐えられることがわかったし,空港に行くのは拙宅からモノレール駅までの距離が微妙に長いのがそうさせている原因だ.毎回天気が悪く,あるいは帰りは晴れていても夜だったりして,こうした富士山を目にしたのは初めて.こんな美しい山が研究室から眺められる環境の人がうらやましいなぁ.
銀座でお買い物をしすぎてしまい,MTG前に既に大荷物を抱えたわたくしであった.MTGは敵地に程近い中央大学ビジネススクールにて.その前にすぐ近くのインド料理店「ダージリン」でランチをいただいた.欧州に行くと中華料理店は必ず中国人がやっていて雰囲気も同じだけれど,日本だとそんなこともない.しかし日本でインド料理店に行くと,必ずインド人がやってる,ような気がする.大抵の店にまとまりという概念と縁遠い内装が共通しているし,「踊るマハラジャ」ライクな怪しい(と日本人には思える)ビデオが流されているのも特徴的.中国もインドも,まったく均質な国ではないはずなのにねえ.
このことをついったーでつぶやいたら,後輩が「実は日本のインド料理店を経営しているのは(私たちからは見た目区別がつかない)バングラデシュ人が多く,彼らが「外国人から見たステレオタイプ的インド」を実現するがために似たような「怪しさ」を醸し出しているのだ」という説を紹介してくれた.なるほど,一理ある.
MTG終了後,さっさと新宿に移動していつものセンチュリーサザンタワーにチェックイン.まず最初にしたことは,売店で宅急便の袋を買って今日買った荷物+明日使わないものを詰め込んで,自宅宛に発送することであった.夕方出して明日の午前には着いて950円.どう考えたって持って帰るより効率がいい.
写真は高島屋タイムズスクエア付近のクリスマスイルミネーション.ちょうど部屋の真下である.真下すぎて,部屋からは見えない.
高みからの夜明けの眺めもまた乙なもの.
日暮里駅で初下車.いかにも下町って感じ.谷中霊園は駅からすぐだった.冬晴れの穏やかな日で,墓巡りには最適だった.よしろうさんから事前情報を得ていたので,管理事務所でのマップ入手(喜捨よろ形式)もスムーズだった.霊園のサイズは比較的コンパクトで,数時間でじゅうぶん回れたのでよかった.青山霊園や多磨霊園やウィーン中央墓地はそうもいかんのです….
ついでに随分評判がいいらしいパティスリー・イナムラショウゾウに出かけてみた.霊園からめっちゃすぐ.大行列になりそうな予感のする雰囲気(整理員常駐)だったが,それほど混雑していなくてよかった.シュークリームを昼ごはんに食べてみたが,ごてごてしてないやさしいお味でした.
なお谷中霊園のお墓についてはどこよりなによりこのサイトが詳しい.このデータベース,作ろうと思って作れるものではない(コツコツやってるうちにできちゃったのではないかという)気がする.あまりにすごくて,帰りの新幹線で静岡を知らない間に通過していた!今日もらったマップの「有名人」リストはいまいち(それでも100名くらいはあるけど)だから,次回はこのデータベースを併用したい.
自宅→非常勤→本務校の長駆移動を含むしゃべり尽くし2コマの月曜日の残すところ今日を含めて2回となった.月曜祝日の扱いが両者で異なるので,本務校は後2回でうち1日は12/23がみなし月曜日に割り当てられているのでなんと年内で後期終了,非常勤先は(こちらは12/24をみなし月曜日にしてもまだ)年明けに2回分の授業を残すことになる.いずれにせよ両者を同じ日にするのは来週で終わりだ.講義で話すのはあまり頭のコアの部分を駆使しない行為(もちろん定型句をだらだら話しているわけではなく,思いつきも大量に話すのだが)なので,大して面倒なことではないとは言え,朝から夕方まで「講義しているか移動しているか」が占めてしまうと,終わってから頭脳労働をする気になどなれないというのが正直なところだ.
来年度は非常勤ゼロになる.とりあえずうれしい.
往復の電車とバスでは,データ解析法IIのレポートを真面目にチェック.私は口を酸っぱくして言っているつもりのことをきちんと書ける学生が相変わらず少ないのでややキレる.それは何かと言うと,
重回帰分析の結果,**は有意な影響力があることがわかった.
というような記述しかしないケースが非常に多いことだ.「意味があった」のかもしれんが,その肝心の意味の中身はなんなんだ.それを文章で記述してほしいのに,なかなかそうしてくれない.統計法の中身(と言うほど高等なことではなく,単にSPSSの出力を読み取ること)に気持ちを奪われすぎて,そもそも自分が何をやりたくてその統計法を利用したのかを忘れてしまうのだろうか.ともかく,次回の授業で返却するときには,
「僕は君に感情を抱いています」
と言われたら「感情って何やねん!」とイライラしないか?と問いかけてみることにしよう.
わずか3名(去年の7分の1!!)しかいない4年生たちだが,卒論締切を目前に控えた追い込み時期を迎えた.PDも院生も何もいない弊研究室では,全員の面倒を私一人で見なければならない.しかも何せ初めて会ったのが半年前&昨年度の指導教員(定年退職された)からの引継ぎ一切なしという学生たちだから,そもそも手探りの人間関係の構築しか始めなければならなかったという特殊事情もある.その上,そもそも文章の書き方が揃いも揃ってなってないことこの上ない!! ぐだぐだの文章を書いて平気でいられるというのは,ひょっとしてそんな文章からでも鮮やかに筆者の意図を読み取ってしまうことができるほどの,類稀な日本語能力を有しているのかもしれないと思うほどだ.そういえばそのうちの一人(ローマ字順に著者を並べちゃう彼)の研究テーマは物語の推論だった…
とブツブツ言っているうちに締切まで1週間を切ってしまった.もう仕方がないので暴力的にでも完成に持ち込むしかない.持ち込ませる,でないところがポイントである.
3年生はゼミごとの自主実験のシーズン.自主といっても自は私である.これまた当然指導するのは私一人.誰か別研究室でTA職に就いている院生に仕事を依頼することは不可能ではないはずだが,じゃあ誰に頼むかといって誰が信頼するに足る人材であるかがこれまた分からない.かくして「今年ちゃんと作りこんでおけば来年楽になる」と自分に言い聞かせながら,ただでさえ就活突入で足元定まらず右往左往する学生たちとガチンコ勝負を展開するのであった…
忙しいとそういうことになるのは当たり前の話ではある.
月曜日の非常勤,実はスライド資料の入ったUSBメモリを忘れて行った.講義初回にほぼsameなものを印刷製本したものを配布してあるので,そんなに困りはしない.グラフの説明などは製本分に敢えて含めていないから,そのあたりを中心に板書することで対応した.
今日のデータ解析法II,またまたスライド資料の入ったUSBメモリを忘れて行った.これも前週のうちに当日資料スライドは講義資料置き場にアップロードしてあり,学生はそれを各自ダウンロードして印刷しておくということになっているので,そんなに困りはしない.研究室まで駆け戻って取りに行き,授業開始が3分ほど遅れるだけですんだ.
どちらも重大なエラーにはならず,また重大でないことだからこそ,いつも心の余裕のある時ならちゃんと確認しながらやっている手続きに抜けが生じてミスをしてしまうのであろう.しかし,普段やらないミスをやるというのは,よろしくないことではある.
というわけで,やっぱりUSBメモリ(という用途でしか使っていないiPod)を外在化脳にするのはやめてDropBoxに完全移行すべきだな,と思った次第であった.これこそ,
くらうどこんぴゅーてぃんぐ
の実践です!(わら
先週末からさんざ脅されていたから覚悟はしていたが,今日は日中すら冷蔵庫の中に入ったような「ひえひえ」の一日.家を出た6時前(当然真っ暗)と寒さは変わらず,いやむしろ寒くなったのではと思わせるくらいだった.でもまだ明日はさらに冷え込むと聞いているので,まだ「最高級厚着コート」は着用していない.最高級厚着は,表が皮革で,裏には獣毛がびっしり張ってあるという,ほとんど羊コスプレ(いや,裏返しか…)なコートである.下手に着ると暑すぎてかなわんという代物なので,年に数度も登場機会がない.満を持して明日着用しよう.
しかし寒いのも悪いことばかりではない.とても澄み渡っていてまるで「キーン」と音がするような空気がキャンパス内を支配していた.おかげで時計台や校舎がいつもよりもコントラストがくっきりとして見えた.眼福,眼福.
ようやく,なんとかなりそうな状況になってきた.
しかし卒論の面倒を見るのは年々大変になってきた.それはざっくり言ってしまえば「学力低下」なんだろうし,あるいは大学で学ぶことの意味を軽視する学生が増えていることの証左かもしれない.かといって卒論をなくしたり,われわれ心理学の場合にデータを取らなくてもよいようにしてしまうと,ますます学問の場など形骸化してしまうだろう.実質そうなんだからそれでもええやん,とはなかなか思えないもので…
私が「くそー仕事にならん」と思うくらいだから,おそらく要領の悪い教員なら学生と共倒れ必至だろう.
_ Billige Chanel Single Sling Taske Sort [Det faktum, at nogle af denne teknologi har ført til keep,..]
_ Bedste North Face Furano Hoodie Black Brown [Spørg din læge til at udføre denne check en gang om året f..]
_ Kvinders The North Face Gore Tex Inconceivable Jakker Lilla [Males du ved bedre, gør du ikke Comic Book Nerd? Kvinders ..]
といってもtDiaryを書き始めてからのカウントなので,Web日記を始めて以来の日数ではない.それだともう4000日くらいではないだろうか.海外旅行で一部日時がずれていたり,ネット環境がなくてまとめてアップロードしたケースがごく少数あると思うが,基本的には毎日書いていて,抜けた日はないはずだ.今では,世界各地どこに行っても,宿泊先には普通にインターネット接続環境があるが,昔は大変だった.ホテルの部屋に入るなりまず確かめるのはモジュラージャックの差込口の形状だったのだ.モデムケーブルが差し込めればしめたもの.壁からケーブルが生えてるような形状だと悲惨というか打つ手なし.もうここから一刻も早く離れたい…とまでは思わなかったけれど,残念な気持ちがしたものだ.いつでもどこでもネットワークに繋がれていたくて,そのことが「拘束されている」という気持ちにはまったくならない私であった.もちろんこれはあくまで「私」がそうなのであって,はびーはそうでもない様子である.
以前のデータもオンライン上ではないが保存してある.そろそろテキストマイニングでもしてみるか…なんて思いません
昨日の認知神経科学輪読会(略してCNS)は,特に脳内の神経系の発達について勉強した.ようやく最近脳に関する単語はだいぶ頭の中に入ってきて読みやすくなってきた感じがする.昨日一番有意義だったのは,「現像する」という動詞はdevelopであるということを知ったことであった.DPEのDなのですねえ(あとはPrintとEnlarge).デジカメ世代にはピンと来ません :)
CNS-BNK(この研究会の忘年会)は来週23日の予定.
久しぶりに映画を見に行った.
主に千秋先輩がマルレ・オケで苦闘するあたりのストーリーだったので,リハーサルやコンサートの場面があまり音楽もカットせずにたっぷりあって楽しめた.コンマスがなかなかいい味出したオッサン(どこかで見たことがある顔なんだが誰だろう)なのもよかった.劇中でのだめが弾くトルコ行進曲は,彼女らしく跳んだりはねたりしていたが,エンドロールによるとランランの演奏をかぶせていたらしい.なるほど.
年に1度の一大イベント.今日は終日在宅だったこともあり,CSで敗者復活戦@大井競馬場の生中継を見るところから付き合った.決勝でもダダ滑りするコンビがいるくらいだから,敗者復活戦の場合は「もうどうにもこうにも」的なネタも結構あった.やっぱりノンスタは頭ひとつ抜けていると思ったが…
M-1決勝戦の審査結果は,多変量解析のネタとしてもなかなか使える.以前知り合いが数年分のデータを使って因子分析をしていたが,先だってのデータ解析法IIでは去年の審査結果を使って審査員を対象としたクラスター分析をしてみた.その結果からはなかなか興味深いことがわかったので,今年のデータをレポート課題の一部にしたいと思っている.願わくば,似て非なる面白いクラスタリングができますように… 大竹さんが東国原に変更になったことがどう出るか,だな.
個人的には,ナイツのネタは好きだがM-1で抜けた高得点を取るのは難しいのではないかと思っている.今回は先頭バッターだというのもどう出るか.笑い飯は…よほど方向性を変えてこない限り,無冠の帝王に留まるのではないだろうか.しかし上記クラスタリングでは「紳助と上沼は笑い飯を偏愛している」ことが示されているので,彼らに迎合する審査員が一人二人出れば,「有終の美」を飾るかもしれない.
というわけで敗者復活からはノンスタが順当に勝ち上がり,決勝にも進出.笑い飯の1つ目のネタは私には難しくてよくわからず,審査員からはめちゃくちゃな高評価であった.最終決戦は,普通に面白かったパンクブーブーが満票勝ち.笑い飯はなぜ最後にあんなエロネタを長々とやったのだろう.それが彼らの「帝王」たる持ち味か.ただし,無冠の.
毎年恒例年末行事.私が唯一帰りの時間(0時門限罰金制)を気にする盛り上がりを見せる宴会である.今年も学長結婚tobeという慶事があり,お祝いの品は「ヴーヴ・クリコローズラベル+ペアシャンパングラス」と「NARUTO27巻セット」というよく分からない組み合わせであった.と言っても,去年のキム就職祝いと称した「ガンダムの被り物」よりは,まだプレゼントらしいプレゼントだったかもしれない.まあ,今年も大いに盛り上がったのであった.中身は…言えません.いろんな意味で差し障りがありすぎて.
23時半過ぎ帰宅で罰金回避.
昨日,KT先生と研究室棟の廊下でばったり会った.で,
「痩せたんじゃない?」
と言われた.当然アクセントは「た」にある.相変わらず東京弁がよく似合う人だ.実はそう言われるのはもう3度目くらいだったのだがそんなことはおくびにも出さず,
「えへぇ,先生を見習ったんですぅ」
と答えたら,返す刀で,
「寒いだろ?」
と聞かれた.なんと図星.本当にこの冬は寒いのである.暖房をつけていても上半身が寒くて寒くて,なんでだろうと考えてこの1週間の寒さで「肉襦袢を脱いだせいだ」と気がついた次第である.甚だしく驚いて,
「そうなんですよ〜,寒いんですよ〜」
と答えたら,あっはっはと笑ったKT先生,
「そういうことを言うのは,痩せたことがない人だよ〜」
とおっしゃった.KT先生は,
「KTのコート」
と関係者に揶揄されるくらい,寒くなり始めたら真っ先に厚いコートを着てぶるぶる震えているのだそうだ.そう,KT先生は長身痩躯を絵に描いたような人なのである.それだけで飽き足らずこうもおっしゃった.
「ぼかぁ,前のぷっくりした君もいいと思ったけどなぁ」
…KT先生と話すといつも思う.セクハラとは誰に言われるかでのみ決まるものだと.
ヒートテックが暖かいとおっしゃってるあなた,それは単なる肉厚ゆえかもしれませんよ.
いや,実際は稀代のデータベース男なわけですが…
甲山大学的には「われらの父」は神であり,またその代弁者としての救い主イエスである.前任校的には特に宗旨がないのでとりあえず天皇であるようだ.その結果,一労働者に対しては,
今日は甲山大学における「みなし月曜日」(月曜日の時間割で授業実施)
明日は前任校における「みなし月曜日」(同)
という状況が突きつけられるのであった.つまり今週は月曜日がのべ3回ある.それもこれも「豊富な量の授業を実施することで教育の質を向上させよ」「豊富な連休を提供するから生活の質を向上させよ」といういずれも国家的政策のせいおかげである.
認知神経科学輪読会の忘年会,と読む@甲東園「牛の恵み」
8名参加(うち3名教員).いろんな生理指標のいろんな意味の良し悪しから,魅力ある大学院(生)とは何ぞやから,「青春時代のラジオ番組といえば何か」から,さまざまなテーマの議論が展開された.
酔っぱらいの常(いや,私は敢えて車で行ったので一滴も飲んでいないが)でその内容をよく憶えていないのは困ったものだ.あ,ひとつだけ覚えているのは,PSPBに掲載されているERPを使った論文の中には(ERP研究者から見ると)「ひでーな」という印象のものがある,ということだ.もちろんこちらが「適当に社会的行動の指標を取ってみた」生理心理学の論文を見たら「うぇっ」と思うこともあるだろうと思われる.やっぱり,領域間コラボは大事だな.
今日は非常勤→Sさんとランチ→梅田で諸々買い物,の予定.自他の諸般の事情により年末関連の行事や仕事がすべて今週に詰まりまくる結果となっている.1つ1つは(みなし月曜仕事以外は)魅力的だからスケジューリングしたのだが,毎日あっちゃこっちゃ出かけるのは,正直めんどい.
早速デジカメで撮った動画をダイニングの液晶テレビでチェックするはびーと映っているわたくし.
というか甲山大学自体は昨日で納まってしまっているため,正門は閉まるわ学部の門扉も閉ざされるわネットワークは10時で切れるわ(最後のはメンテのための一時停止だが)という,誠にもって「クリスマスに仕事をするとは何事ですか」モードなキャンパスであった.そんな中,3時間だけ今年の仕事の後始末を秘書ちゃんにお願いし,私は年賀状のコメント書き等々に勤しんだ後,二人で関学会館でランチをして打ち上げ.秘書ちゃんに「何食べてもいいよ.ステーキランチでもいいよ」と多少ドキドキしながら気前のいいところを見せたのだが,彼女が頼んだのは豚ヒレカツカレーであった.かわいらしい子だ.
ランチを終えたその足で京都へ.慌てるとやらかす失敗「JR西宮を経由せず阪急西宮北口に行ってしまうバスに乗る」をやらかしたが,神戸線→京都線の特急乗り継ぎが割とタイミングよく行って,予定通りの時間に辿り着けた.
今回の席は3階のほぼ最前列.花道は半分しか見えないが,前に人の頭はないので舞台はそこそこよく見えた.演目は「時平七笑」→「土蜘」→「助六」→「石橋」と段々派手になる構成.イヤホンガイドを借りて,適宜解説を聴きながら見る.聴かなくてもほぼ台詞は聞き取れるが,細かい所作などに関するコメントは,言われないと気がつかないところも多く,参考になった.
なんと言っても楽しみは仁左衛門と玉三郎の「助六」だったが,番付によると私がNHKで見て強烈な印象を受けた時が仁左衛門(当時孝夫)の初役での助六だったようだ.その後25年を経た二人.いや当時も今回も白酒売新兵衛を演じた坂田藤十郎(当時扇雀)も含めれば三人だが,玉三郎は化け物のごとくまったく変わらず,藤十郎もそんなに変わらず,しかし仁左衛門は声のとおりがちょっと悪くなり(それは兄貴の我当も同様であったが),唯一経年を感じさせた.しかしこのお芝居はともかく華やかで楽しくてよろしい.通人さんは羽織りを裏返すとクリスマスのデコレーションがしてあって,ジングルベール,と長唄三味線連中も謡い弾く中を軽妙に引っ込んで行かれました.
最後は舞踊で,連獅子が降りしきる雪をお掃除しまくりのド迫力の舞を披露してくれた.よくもまああれだけ首が回るものだよ.ラブりんと翫雀さん(さっきの通人から白獅子に大変化!),お疲れ様でした!
帰りはJR京都までタクり,新快速→快速で帰宅.お芝居がはねてから1時間かからず家に戻れたのはよかった.
昨夜22時に帰って23時から荷造りして6時に起きて8時に出かけてシンガポール.久しぶりにエコノミーに乗った.狭い.荷物な気分.だが,関空便はビジネスも「ただ広いだけ」座席なので3倍ものお金を払う気にならなかったのだ.ケチだから.
で,6時間半で到着した当地は雨模様.当然ながら蒸し暑い.本日よりSt.Regisに2泊滞在予定.まずはコンプリでちょうだいしたロゼシャンパンとチョコレートでも楽しむとしましょう.
仏教寺院に狛犬.日本だと神社にあって寺にはないから変な気もするが,こちらではこういうものらしい.しかし非常に立派で感動した.何がってナニが.
ショッピングセンターに山積みの,日本のメーカーっぽいと主張する乾電池.マツシマ製である.調べてみると香港の会社らしい.
外はとても蒸し暑く,体力を奪われるので,なるべく日陰を選んで歩き,2時間弱であっさりホテルに引き返した.直射日光に弱い私達である.
午後は近くのイタリアンで軽くピザを食べた後,NHK国際放送で10分遅れ録画放映の有馬記念を観戦,ごくわずかの時差があるのは放映権上の問題だろうが,やけに画質が悪いのもそのせいだろうか.ほぼ「今」やっているレースのはずなのに,やたらと画質が粗いので,まるでトウショウボーイあたりが出ていたレースを振り返っているかのようだった.勝ったのはドリームジャーニー.ステゴの仔にしてマックイーンの孫.おめでとう.
夕刻はオーチャード駅そばに最近開業したION(アイオン)というショッピングセンターに出かけてみたが,猛烈な混雑でびっくり.クリスマスサンデーの威力だろうか.誰が旅行者で誰がシンガポーリアンか区別がつかないのだが,ともかくごった返していた.あれではじっくり買い物を楽しもうかという気にはなれない.
夜はまずホテルで宿泊客が招待されるワインテイスティングの会に参加して3種類のワイン(フランス,チリ,アルゼンチンで同じオーナーが作った赤ワイン)をチーズと共にいただいた後,インルームダイニングでディナー.例えて言えばフードコートのようなもので,雑多なメニューをいっぺんに食べられるのがインルームダイニングのいいところだ.というわけで,チキンヌードルスープ,エビのリングイネ,ナスのマサラ,フレンチフライというめちゃくちゃメニューをオーダー.やや食べ過ぎてしまい,胃薬を飲んで就寝.
二度目の訪問.
午前中はシンガポール動物園.タクシーで20分くらい.いわゆる「行動展示」の元祖的な存在の動物園で,熱帯雨林を生かした作りになっている.朝開園まもなくに入ったので割と空いていてよかった.ぐるっと1周して2時間程度.サル中心の展示だが,2012年にパンダが来るらしい.帰る頃には観光客がわさわさ詰めかけていたのでタイミングはよかった.
セントレジス内の中華のレストランにて.チャーハンとフカヒレスープ.上品な味付けと上品な量のものを食べようと思うと,破壊的な味付けと破壊的な量のものよりずっと値が張るのがいかにも東南アジア的である.
14時にチェックアウトして,オーチャードロードをずーーーーーーっと突っ切ってラッフルズホテルに移動.ロビーは豪華だがチェックインは立ったままでするのでセントレジスよりも素っ気ない感じ.部屋は,なぜだか全12室しかない「パーソナリティ・スイート」の1つ,チャップリン・スイートにアサインされた.特に他の「普通」カテゴリーの部屋(このホテルはスイートしかない)と広さや基本的な調度品は変わりがないようだが,チャップリンの写真が飾ってあり,執務机には彼の伝記が3冊も並べられていたりする.照明はほの暗く,天井はとっても高く,華麗というより重厚である.もちろんホテル自体が観光地なのでパブリックスペースは人の出入りが多いが,宿泊者しか立ち入れないスペースはキーがないと開かないゲートで管理されているので,とても静かだ.ウェルカムドリンクはロングバーでシンガポールスリング.ツボを心得ていらっしゃる.テーブルごとに節分のごとく山と積まれた落花生が好きなだけ食べられる(剥いた殻は床に落とす)のだが,これが塩気がよくきいてておいしかった.
住宅街のど真ん中にあった.はかばかしかった.
東南アジアでは最大規模の日本人墓地なのだそうだ.地下鉄Kovan駅から歩いて1キロほどだろうか.道すがらには新興の比較的高級そうな住宅が立ち並んでいてそれを見るのも面白かった.一戸建てでとても大きな家もあるのだが,多くは長屋タイプ(たいてい3軒)になっていて,「お屋敷」的な敷地を3分割して住んでいるようだ.形としては当然「3戸イチ」なのだが,壁の色や細かい造作はそれぞれでデザインしていいようなので,見た目ちょっとヘンテコだった.
墓地は「公園」として整備されていて(国土が狭く,住宅地確保のために都市中心部の墓地は国家的政策により撤去されたそうで,それを免れるための措置だったらしい),墓守が日常の管理をしている他に,現地日本人会や日本人学校が定期的に清掃を行っているそうだ.もちろん朽ち果てたような墓もあるが,ほぼきれいな状態に保たれていた.名前のひとつも刻まれていないたくさんの「からゆきさん」の墓標と,史上最悪の元帥と呼び声の高い寺内寿一(唯一の二世元帥)の墓が並んでいるのはなかなか「面白い」光景であった.
華僑男性とマレー女性の混血ペラナカンたちの住宅街が並んでいる海際の一角.ペラナカン文化はパステルカラーが特徴らしく,陶器や刺繍がとてもきれいだし,家の外装も華やかである.しかし,地下鉄の駅からは遠かったし,目当ての店が閉まっていた.月曜定休だというのは調べてあったのだが.がくり.適当にそこにあったショッピングセンターに入ってみたら,フィリピンなどから来ているメイドさんたちの仕事見つけ場+憩いの場のようなところだったようで,美容院となんだか派手だが今ひとつ高級感に欠けるものが沢山置いてある店と,そして似たような服を着た女性たちがずらりと座って説明を聞いているふうの口入屋らしき事務所が立ち並び,一種独特の光景であった.
そんなこんなで,午前中は実によく歩いた.日が陰っていなければ大変なことになるところだった.
といってもフライトは明日未明なので,チェックアウト後に頑張って時間をつぶさなければならない.というわけで,午前中いっぱいはホテルでだらだら過ごす.手持ちの荷物を減らす=スーツケースに入れるため,卒論を読む.部屋のすぐ外の回廊におかれたテーブルと椅子,本来ならハイティーなど楽しむためにあるのだろうが,私は仕事のために使用w おかげさまで割り当て分はすべて読めた.よかよか.
ホランドヴィレッジとオーチャード通りをうろうろ.前者では少々凝った刺繍のクッションカバーを購入.同じサイズと主張するカバーなのにゆうに2センチほどはぶれがあるのはいかにも東南アジアである.後者はあまりにも人大杉で少々げんなり.ごく狭い範囲に似たようなショッピングセンターが林立しているのにどこも同じくらい混雑しているのはどういうことか.あと,シンガポーリアンのみなさま,うるさいですw
いやあ,頑張った.そんなに疲れなくてすんで助かった.イミグレで審査官に,
lost weight?
と聞かれた.写真がひどすぎるという説もあるが,見ず知らずの行きずりのシンガポール人にまで!!!
最終日にSG$100以上の買い物をしたのでTAX REFUNDの手続きをしたのだが,毎度のことながらこれが曲者だった.手持ち荷物だったのでチャンギでイミグレを通過してから書類にスタンプをもらったのだが,それを関空の払い戻し窓口に出すと,係員は手元のファイルと突っつき合わせてしばらく眺めた後,
こちらの手元にあるスタンプと違うんで,今すぐには払い戻しできません
とおっしゃっる.まあ,ありがちなことなので驚きはなく,やっぱりそう来たか,という気分だ.しかるべきところに書類を送り,スタンプの真偽が確かめられて真となれば,クレジットカード宛に返金するという.そして,その手続きには2〜3ヶ月かかる可能性があるのだそうだ.そのくらい時が過ぎ去っても執念深く払い戻しのことを覚えていて,なおかつ払込まれていなかったら,ここ関空事務所ではなく,Global Refund社の本部オフィスに連絡せよというのだが,その所在地は
スロヴァキア
なのだそうだ.しかし日本語対応OKでメールも可能だが電話ならフリーダイヤルらしい.世界の免税を牛耳る会社がスロヴァキアにあるとは意外な事実.しかし日本語のメイルもOKで,電話もフリーダイヤルなら,別にスロヴァキアだろうがなんだろうがいいような気もするので,なぜそうであることを明示するのか,謎である.そしてそれより何より,なぜスロヴァキアなのか.本当に本部オフィスがそこにあって,そこに電話がつながっているなら,スロヴァキアで本件のカスタマーサービスに従事する日本人が働いているということなのだなあ.
ともかくも,免税手続きというのは今までにすっきりとうまくいったためしがない.大した金額ではないが,納税義務のないところに納税する趣味もないので,無事還付されることを願うばかりだ.
Before...
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