先日の鹿児島弾丸ツアーで,自宅への土産の1つとして塩麹を購入した.塩と麹と水のみで作る万能調味料,なのだそうだ.数ヶ月前から夕飯レシピ検索に激しく愛用しているクックパッドで常にキーワードランキングのトップを走り続けていて,知り合いも愛用したり自作したりしているのを聞き知ってはいたが,自分で試したことはなかった.ふと売場で目に止まったので買ってみただけで,いいのか悪いのかよく分からないが,安かったし.
肉や魚,野菜を漬け込むだけで抜群の味わいになるのだそうだ.塩味,だけではない何かが加わるのだろうが,一体何が加わるというのか.数時間漬けた豚肉を焼いた程度ではよく分からなかったので,一日二日かけて検証する必要がありそうだ.
昨年の今頃放映された「シルシルミシルさんデー」の「K−1グランプリ(全日本隠れたお土産お菓子-1GP)」で圧勝した因島はっさく屋さんのはっさく大福.放送を見てえらく気に入ったはびーが,放送直後に因島に行った時には完売で入手不可能だったものが,ようやくブームも落ち着いたらしい今,FAX注文により我が家にやってきた.
届いたのは,はっさく大福と地酒大福の2種類.はっさく大福は餅の中に白あんとはっさくの果実が1房まるごと入っていおり,地酒大福はその名の通りあんの中に酒粕が入っているもの.まったく違う方向性だが,いずれもおいしい.特にはっさくはとてもみずみずしく酸味と甘みがちょうどよいバランスで,そのままそれだけ食べてもきっととてもおいしいはずだと思う.甘いあんと柑橘系の果実というのは頭の中で考えるとイチゴ大福よりもやや違和感のある組み合わせだが,食べてみるとまったくそんなことはなく,この意外性もよかった.
冬には温州みかんがまるごと入った大福も売り出されるらしい.是非試してみたい.
いや,甲山的には通常の1週間の水曜日なんですけれども… 早朝に見た夢が,タクシーの運転手にお釣りの寸借詐欺に遭うという嫌なもので,寝起きが珍しく悪かった.
朝一番に来週の学科会議に向けたWG.議題整理はスムーズに行ったが,いろいろと手回しをしておくべきことがたくさんあり,加えて今年度科研費の配分額を内訳レベルまで研究分担者の分も含めて計画せねばならず,それらに忙殺された.夕方までに片がついたからよしとするか.
そろそろ資料作成を本格化させたい講演も,まだ頭の中でネタを繰るだけの段階.連休中にはなんとかしたい.
なぜ甲山でGWを休みにしなかったのかについて,「学内報道団体」発行の「新月Tribune」がこんな記事を掲載していた.思わずjaw-dropping.とりあえず「グローバル基準」というタームで「説明」するなら他もそのようにしていただきたいものだ.
同じくjaw-droppingだったのは大阪維新の会起草だというトンデモな「家庭教育支援条例案」で,朝からTLはこのトピックに関するやりとりでもちきりだった.親学といえば私たちの結婚披露宴で林道義の「父性の復権」についてスピーチした人がいたなあ,というのを思い出す.結婚式中におしゃべりをしていた人がいたことと並び立つ,当日に関する数少ない噴飯物の記憶である.
あまり生産的な一日とはいえなかったが,授業準備はかなり進んだ.
今日もいまいちの日和だが,午前中に一仕事した後にランチは外出.
今日訪問したのは谷町六丁目にあるミシュラン☆の店.あまりいいコメントを書かないので特定はせずにおく(ちなみに該当するスペックの店が2つある).近いかなと思って長堀の駐車場に停めて歩いたら,結局1キロくらい距離があった.いかにもミシュランの好きそうな古民家(といっても昭和ってところだが)改装のこぎれいな店で,席数は比較的多い広々空間だった.鴨汁そばを細挽き(はびー)と粗挽き(私)でいただいたが,ごくごく普通といった印象.鴨汁には薄い鴨肉が二きれ.ややもの悲しい.これで普通盛り1300円というのは北大路の某店(ここもミシュラン☆)ほどではないが,なかなかぶんどるものだと思う.まあ蕎麦屋というのを「酒を飲むための店」というカテゴリだと考えれば,つまみの1つとしてアリなのかもしれない.実際,他の客のほとんどは酒を飲んでいたし,つまみ関係も充実していた.車で来ちゃってすみません.
客層はさすが大阪市内中心部だけあって,ちょっと普段おつきあいのない方々(ヤのつく,という意味ではなく,お商売関係の,という意味)が多い雰囲気.目の前に座ったカップルの中途半端な金儲け話(ベトナムドンの定期預金は儲かるよ,といった内容)が面白くて,ついつい聞き入ってしまった.
帰りにIKEA鶴浜に寄ったが,さすがGWで家族連れがたくさんいた.いつものようにマーケットホールでしか買い物しなかったが,ちょっとよさげなデザインと固さの抱き枕系クッションを買おうとしたらレジで「展示品だから」ということで断られてしまった.確かにクリップで留めてあるやつを無理矢理外して…だったからあきらめたが,他の売り物と清潔さにおいてそんなに変わるものだったろうか.
5月に入ってから何だかぐずついた天候が続いていたが,今日は朝から雲一つない青空.
コスコに買い物に行く予定にしていたのに何だかはびーがゴソゴソしているな,と思ったら,普段はただの空き部屋になっている2F北東側の部屋の東側の窓を開けて,空にカメラを向けていた.来るべき金環食に備えて太陽撮影の練習をしているとのこと.先般ヨドバシカメラで観察グラスを買ったついでにNPフィルターの品定めをしたときは,
晴れてないと観察できなくて,たかだか3分のイベントのためにこんなお金かける必要ないやん(´Д` )
と強硬に主張していたはびーに「そうだよね.だからこのグラスで見ればいいよ」と応じていたはずなのだが,翌日にはなぜか当該商品が宅配便で届けられるというよく分からない展開があったのだ.なぜそうなったかは追及しても意味がないのでやめておくが,ともかく撮るつもりになったらしい.
そんなことをツイートしていたら,午後にはご父君からも「うちも予行演習したったった」というメイルと写真が送りつけられてきた.掲載はそちらのもの.なんとフィルタは自作だそうです.当日,晴れるといいな.
注:中央右側に写っている黒いのは,黒点です.ご夫君は「なんでレンズにゴミが!」と思っていたらしいというのは内緒です.
練習終了後は,コスコ(開店直後に入って混雑に遭わず)→見山の郷(駐車しようとする車はダダ混み)と巡り,午後はスポーツクラブ→競馬で連休最終日(はびーは明日出勤)を過ごした.夕刻に急に雷鳴が轟いて一雨あったが,夜はスーパームーンを眺めることができた.
GW最後の日曜日.4/28から9連休だったはびーは今日から出勤なのでお弁当作りも再開した.1週間前鹿児島行ったりしていたことなど,もう遠い昔のようだ.遠い昔のような気がするのに実際にはたった1週間しか経っていないとは,なんてお得なんでしょうヽ(´▽`)/ 勤務校的にはGWらしいGWではなかったわけだが,それでも世間に漂う休暇ムードはそれなりに行動に影響を及ぼすので,多少のんべんだらりとしてしまった.やっつけておいた方がよかったかもしれない仕事は残ってしまったが,やっつけておかなくてもよい仕事を片付けられたりもしたので,差し引きゼロということにしておこう.
さて一人で過ごす日曜日は,午前中は急に雨が降ったりする荒れた天気だったが,午後からは晴れ上がった.一日書斎に籠もって仕事を進める…予定だったが大して進まず.かといって競馬を注視するでもなく,昼寝をするでもなく,なんとなーく漫然と過ごした.まあ,いいや.
NHKマイルカップは最後の直線でのシゲルスダチの落馬に衝撃を受けた.こけ方からしててっきり心臓麻痺でも起こして即死したのかと思って暗然としたが,馬はほどなく立ち上がって異状なしとのこと.ゴJKも頸椎捻挫はしたものの自力で歩いて病院に行ったらしく,ひどい事故の割には大したことはなくてほっとした.おかげで秋山JKが初GIを獲ったというのに何となくどうでもよくなってしまった.でも,おめでとう.
甲山大学には,有名な時計台を中央に据えて「中央芝生」があり,キャンパスをざっくり2つに分断している.山に向かって左手に最近ぼこぼことできた学部の建物があるのでかなり勢力図はアンバランスになっているが,右手にあるのが神・文・社,左側は理工と総合政策以外の学部,がある.左手の方が「リア充」度が高そうな学生が多いというもっぱらの噂なのだが,それより何より気持ちよく晴れた日の中芝こと中央芝生ほど「リア充のすくつ」である場所もそう他にはないだろう.
気鬱なときはなるべく通らない方がよいくらいの雰囲気だが,われわれも一度くらいはその中に身を置いてリア充を参与観察してみたいではないか,というわけで,午後の院ゼミは後半3つの報告を中芝で開催した.さすがに授業中は昼休みほど混雑してはおらず,草をついばむハトさんたちもたくさんいらっしゃったが,おいしそうに何やら食べているカップルあり,麦わら帽子を顔の上に乗せて昼寝をする学生あり,発声練習をするアカペラサークルのメンバーあり,だった.もう日射しは暑いくらいだったが,おやつを食べながら芝生に座り込んでゼミをするのもまたよし,である.最後にみんなで集合写真を撮ったので,後日ゼミサイトに反映させることにしよう.
就活により18名中4名欠席.14人に一人ずつ順々に現在の状況を聞いていくと,それだけであっという間に90分が終わる.なるべくリアルタイムでオンラインゼミまとめサイトにログをとるようにしているのだが,とっているログを見せつつ,かれらが作成してきた資料を共有しつつ,関連論文をダウンロードして共有フォルダに入れつつ,次までに何をどうしてくるかを口答で指示しつつ…と「ちぎっては投げ,ちぎっては投げ」をやっていると,めっちゃシンドイ.何がしんどいて,PCをプラズマテレビの顔をしたモニタにつないでいるのだが,それが着席位置右横の高い位置にあるために,プロジェクタ画面を見ながら+学生を見ながら+目の前のPCで入力しながら,というのをパラレルに作業するのが「首」にくる.備え付けのスクリーンにプロジェクタ経由で投影すると幾分楽になるかもしれないが,プロジェクタを持ち込むのが面倒だし…
もちろん,もっとも根本的な問題は,ゼミ生が多すぎることだ(もちろん,かれらの責任ではない).
18名中,実験をする予定なのが3名.大学以外でデータを取ることが決まっているのが2名.オンラインコミュニケーション系のテーマはウェブ調査に振り向けられるようにして,学内でのデータ収集機会をうまくオーガナイズしていくことが今後の課題である.
ゼミ後の後始末+PDに無理を言ってjaw-droppingなMTGにつきあってもらった後,さて切り上げようかと思ったらJR神戸線のダイヤが乱れていたため,収まるの待つ羽目になった.結局帰宅は20時.
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M1ちゃん1名欠席.昨日夕方の雷雨で空気が入れ替わり,ぐっと冷え込んできたので,週明けにかけて体調を崩す学生たちが続出することはほぼ間違いないだろう.
M1君は自身で「迷走中」と言うとおり,今後の研究テーマについて暗中模索を続けている段階のようだ.まだ大学院生活は1ヶ月を過ぎたばかりだが,修士課程全体は2年しかないので「ゆっくり急ぐ」ことが必要だ.その先のことも睨みながら戦略的に生きるというのは,実際にその道を進んでいる段階ではなかなか難しいことだろうが,院生室の周囲の先輩たちともあれこれ日常的に話をさせてもらっているようなので,それらも肥やしにしてどんどん悩みながら進んでいただきたい.
なお今日は日心の発表登録〆切日だが,今年は連名発表1本のみで,自分独自のネタを出す余裕がなかった.来週グルダイの同様の〆切がやってくるが,これも同様に連名発表のみになりそうだ.論文等々は書いているので研究していないというわけじゃないのだが,年次大会で1つも発表しないのは哀しいので,社心は出します.
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昨日も冷えていたが,さらに温度が下がった.GW中に暑くなったので夏布団に替えたのだが,寒くて目が覚めてしまうほどだった.研究室でも,さすがに暖房を入れるほどではないが,しまっていた電気座布団を取り出して椅子の座面に敷いてみた.
今週は何かと忙しくて,〆切仕事が進まないままに5日が経ってしまった.反省して午前中から再来週末の情報社会学会の年次研究発表大会で講演させていただく資料を作成.これまでの研究のまとめなのでそれほど手間はかからないが,どうすっきりまとめるかにはもう少し頭をひねらなければならなさそうだ.
午後は明日から開催される日本動物心理学会第72回大会のプレイベント「自由集会」に参加してみた.動物の社会的行動,特に同調とその社会的所産についての研究が4つ報告されたのだが,対象動物はチンプ・イルカ・マーモセット・ヒヨコ・イヌと大変多彩.その分「同調」の定義もかなり幅広く解釈されているようだった.ちなみにイヌの同調は「種を越えてあくびは伝染するか?」を扱っていて,飼い主のあくびはイヌにうつる,という結果が示されていた.今まで同じ心理学とはいえ動物心理学とはちっともご縁がなく過ごしてきたのだが,甲山に来て,そしてさらに震災をきっかけにしたTwitter上でのコミュニケーションで,随分お知り合いが増えた(といっても片手くらいだけど).知り合いが増えるとその研究テーマにも関心を向けたくなるなのもので,知識を拡げる機会が増えてとてもありがたいことだ.また,聴講中にPDから論文採択の連絡があり,気分が大いに盛り上がった.
ここ数日と同様に涼しいというより寒い朝.準備委員でも何でもないのに,日本動物心理学会大会の受付をゲリラ的に手伝った.
私が初めて学会の年次大会というのを経験したのは大学1年生の時の日本物理学会@阪大豊中キャンパスで,準備委員だった叔父に声をかけてもらってバイトをした.その後,大学院以降はボスが引き受けてきた日本社会心理学会を皮切りに,産業・組織心理学会,グルダイ学会,組織学会,犯罪心理学会,IMSP2001,SID2006,などなど,かなり多くの大会の運営に関わってきた.
年次大会開催というのは,長い準備期間が必要なこともあってかなり大変な割には大して報われない業務だが,私はお手伝いをする分にはそれほど嫌いではない.というより割と好きな方だと思う.特に好きなのは受付で,たくさんいらっしゃる同業者なお客様をお迎えし,心地よい大会参加をスタートしていただくお手伝いをすることを至上の喜びとしている.2010年の社心+グルダイ合同大会でもずっと受付に張りついていて,しんどかったけどとっっっっても楽しかった.なので,今回のような好機を逃すわけにはいかない.誰に頼まれたわけでもなく,自ら「手伝いたいんだけど,いい?」名乗り出て,それでもきっと冗談だと思ったのだろう同僚からは結局何も聞かされないままに,勝手に業務に従事した.もちろん必要な人員はちゃんと配置されているので,遊軍である.ごく少数の知り合いは比較的親しくかつ私がそこにいるということを知っており,その他の大多数は私のことをおそらくまったく知らない方々なので,そんなに違和感はなかった,ということにしよう.楽しませていただいて,ありがとうございました.
10時までの1時間半の業務を堪能したら,体が冷え切っていた.丸2日アルバイトをする学生たちが体調を崩さないことを祈りたい.
前日の晩,ベッドに入ってぬくぬくしていたら20時過ぎに寝入ってしまったらしい.6時前に起床すると体がバキバキに痛かったw 寝過ぎも考え物である.
査読を1本片付けた後,午前中にスポーツクラブへ.夏に向けてちょっと運動不足を解消しようと思っているところだが,私はなんせ走るのが苦手で,歩くなら数時間でも何ともないのが,走るとなると10分保たせるのが大変である.何がいけないって,退屈なのだ.黙々と走るというのができなくて,しかも息が上がってくると考え事もできないので,すぐに飽きてしまう.同様にスキーも苦手で,ヘタだからテクニカルな斜面を楽しく滑ることはできない一方で緩やかな斜面をのそのそ滑っているとすぐに飽きてしまう.
それでも今日は我慢して我慢してランニングマシンに乗っている30分のうち15分を走った.えらかった.日常的に自転車(電動アシストだけど)に乗っているので足は結構鍛えられていると思うのだが,どうも上半身がよろしくない.慢性的な肩こりも職業病的にあるし,もう少し鍛えたいものだ.今のところ都度利用で毎回2100円払っている.これが結構痛いのだが,回数券や月会員になるほど行くこともできないと思われるので,微妙なところである.
やや暖かさが戻った週明け.午前中は来週末の情報社会学会でさせていただく講演資料の作成にかかり切りになった.知識共有コミュニティに関するこれまでの研究をそれなりに総括しようと思って,知恵袋→発言小町→Twitter研究をパッチワーク.コピペと大まかな再構成はできていたので,後はストーリーの筋を通せばよい.通せばよいがそれが一番難しい.こういうときに脈絡なく研究していることがばれてしまうのだった(笑 それでも何とか収まりがついたような気がしてくるくらいのところでちょうど時間切れとなった.三題噺にきれいにオチがつけられていればよいのだが.
午後は輪読ゼミ.M1ちゃんはなかなか英語がすんなり読めるようにならない.M1君はその点ほとんど不安はない.テクニカルタームが云々,という以前に文法的な知識が曖昧で,構文理解がうまくいかないようである.こういうときどうすれば英語力は向上するのであろうか,私は具体的なアドバイスがちっとも思い浮かばないので困ってしまう.「物心つく前から吹き替えなしでセサミストリートを見まくる」と「Progress in Englishを暗唱できるくらい繰り返し飽かずに読む」という2つの経験によって私の英語力(がもしそれなりにあるとすれば)は醸成されているのだが,今さらそんなこと言ってもなあ.ただ,英語はある程度読み書き話しできないと,お話になりませんねん.
やや早めに帰り,晩ご飯はカレー.最近は舞茸と鶏挽肉のキーマ風カレーにはまっている.これまで30年にわたり「煮込んで」作ってきた,じゃがいも・にんじん・角切り牛肉がごろごろ入ったカレーに比べて飛躍的に早くできて,なおかつおいしさはほぼ変わらないのだ.材料切り始めて完成までに30分もかからない.火の通りやすい具材を使えばこうできる,ということに気づくのにどんだけかかったんだ,私.
18名中8名欠席.うち1名は無断欠席,もう1名も連絡が遅く… 特に今日は就活に加えて体調不良者も2名あり,週末に予想したとおりの状況になった.
だいぶ進度にも差がついてきて,具体的なアドバイスを送れるレベルまで達した学生はどんどん進められるのだが,テーマが熟し切らないまま新年度を迎えた学生についてはちょっとフォローが遅れ気味になってきた.卒論計画書の提出を1ヶ月後に控えた今,そろそろまた後者を多少強引にでも前進させるための再度のてこ入れをする時期が来たようである.
しかしこうもモヤモヤとなかなか自分では研究計画を固められない学生の相手を延々とさせていただくというのは相当しんどい話である.やはりテーマは私の得意分野に限定させてもらえないと,早晩やってられなくなりそうだ.
ゼミ後はすぐに帰宅して,冷たい雨の中だったが地元で髪を切りに行った.だいぶもさもさしていたのが耐えがたく,私にしては珍しく前回から2ヶ月も経たずに行くことになった.それほど短くしたわけではなく,カットしたのは2〜3センチ程度.全体にレイヤーを入れて,若干カールを強めにつけたくらいだが,物理的にも見た目にも多少軽くはなった,かな.
ここ数年,社会神経科学(脳科学という表現は軽佻浮薄で好きになれない),すなわち人間の何がしかの社会的活動の際に脳部位のどのあたりが賦活するかに関する研究が大流行であるが,そのうちの1つで,自分の関心と近いものが最近話題になっていたので,早速原典を読んでみた.この手のニュースは,論文内容の紹介と謳っているが微妙に細部に間違いがあることが多く,英語のものが日本語に翻訳されている場合はさらにそこにエラーが重なる(例えばリンク先はこれが大元だが,既に両者に齟齬がある)ので,上っ面だけを知りたいという場合でもともかく一次資源に当たらないと話にならないのだ.
Tamir, D. I., & Mitchell, J. P. (2012). Disclosing information about the self is intrinsically rewarding. Proceedings of the National Academy of Sciences, 2012. doi:10.1073/pnas.1202129109
この分野を少しでも知っている方々なら容易に想像がつくように,他者に向けた自己開示をするときは,そうでない時よりも報酬系びっかびかですよ,という知見が得られている.fMRIによる脳活動の測定だけではなく,認知実験もやっている.5つあるうち最後の実験で得られたの知見を一言で言えば「サボってたくさんお金をもらうより,もらえるお金は少なくても自分のことを人に聞かせる方がイイ!」といったところ.比較的がっちり作ったレジュメの詳細は来週火曜日の早朝ゲートボール大会(ジャーナルクラブ)で報告して神経科学や認知系の同僚やPDたちからのコメントをもらった後,気が向けばオンライン公開予定.
もう一つ研究絡みの話.ゆるぼとは「緩募」で「どうしてもってわけでも緊急でもないんですけど,知っている人がいたら教えてくれるとうれしいな〜」的なニュアンスを持つ情報提供依頼のことをさすネットジャーゴン.
3年ゼミで「非言語行動から嘘を見抜く手がかり」的な話題が報告された際に参加者の一人から出た質問.
嘘をつくときは右上を見るって言いますけど根拠あるんですか.
え,右上なんだ.視線そらすってのは分かるけど,右上なんだ? という確認から始まったのだが.確かに「嘘 右上」でぐぐると怪しげな「脳科学的説明」的なものを伴うサイトがたくさんひっかかった.そこで,
【ゆるぼ】人が嘘をつくとき「右上」を見る,をちゃんと実証した論文をご存じの方いらっしゃいますか?
— MIURA Asakoさん (@asarin) 5月 16, 2012
とツイートしたならば,ほどなく数名のレスをいただき,特に知覚系のフォロワーさんたちから的確な文献紹介をどかどかといただき,数時間のうちにこんんな雰囲気だということが把握できてしまった.しかもまとめてださったのはかえるさんで,私ではないというw やはり現状では情報収集ツールとしてついたーは素晴らしく機能しており,FBでは到底こうはならないだろう.なぜか.今のところ,FBでは私自身が友達を選んでいるわけではないからだと考えている.
まとめると、現状では、眼球の左右移動の方向性と嘘や情動との間にははっきりした関係がみられない。ただし、左右にかかわらず眼球運動の頻度と長期記憶課題との間には関係があるらしい。また、課題の種類によっては(空間的思考を用いるなど)、水平方向の眼球運動が思考中に観察される。
— 細馬宏通 Hiro Hosomaさん (@kaerusan) 5月 16, 2012
写真は我が家の庭木に咲いた花.
今朝は久しぶりに頭痛がちょっとひどくて,たまたま鎮痛剤も手元になく,ビタミンBを飲んでごまかそうとするも効果なく,講義による有酸素運動でも改善が見られず,何だかなあと思っていたがランチMTGでポスドクayaさんにロキソマリンちゃん(ロキソニンのジェネリック)を1錠もらって飲んだらほどなく快癒.やっぱりロキソ先生は最強である.自宅にはバファリンしかないはずなので,週末に買っておこう.
午後は大学院リサミ.密度の濃い3時間だった.昨日心理科学統計IIIで学生たちに感動の渦を巻き起こした「Excelのグラフで書式をコピペする」機能が,またここでも激しい驚きと感動を持って受け入れられていた.数式コピペも便利だよ.
週末金曜日は授業がないので,うまくすると「予定なし」で一日を好きに使える.今日もほぼそんな日だった.朝からすっきりと晴れ上がってお天気も言うことなし.…という午後に東日本大震災があったので,心に陰がさすのだけれど.
午前中は書籍原稿を書き進め,午後は「こんな日はのんびり宮部みゆきでも読むのがいいよぉ」という心の中から湧き起こる誘惑に耐えきって,6月から担当する講義科目の資料準備.数年前に別の科目で話した内容からピックアップ+データの入れ替え+再構成をして5回中3回分はほぼ仕上がった.
結局,宮部に手をつけたのは帰りの電車の中から.相変わらず心理や行動の描写がえぐいレベルに心理学的で引き込まれる.
引き続き好天の土曜日.朝はちょっと寒いくらいだったが,日中はどんどん気温が上がって暑いくらいに.ただし,今日一日晴れると下り坂のタイミングが月曜日にドンぴしゃ当たってしまい,よろしくない.
午後は運動も兼ねてチャリを漕いで阪大まで行き,研究室の後輩(と言うか,非常勤でSASを教えていた時の受講生というか…)が発表を担当するKSPに参加した.KSPは,もちろん研究内容にもそれなりに関心があるから参加するわけだが,基本的には,木下先生を筆頭に,溝好き先生や愛の貴公子などにお目にかかれるのが楽しみで参加するという意味合いの方が大きい.木下先生は,私にとって,いや,日本の社会心理学界にとって至宝なのです.
今日行った甲斐があった情報は2つ.まず1つ目は,アメリカの論文読んでると条件操作が効き過ぎててびっくりしますよね〜,という話題で,木下先生が,
「僕らが学生の頃も「あいつらアホか!?」言うてたんやけど,今でもそう?」
とおっしゃったこと.まさにまさにそうです!私らもいっつも「アホか!」言うてます!!と申し上げたら,
「お嬢さんがそんな言葉つこたらあかん」
とたしなめられてしまった(笑 すみません.ともかく,最近の「論文量産ドライブ」かかりすぎの状況で「出して」来るせいだけではないらしいということがわかり,興味深かった.もう1つは,戦争体験とそれに関連するネガティブな感情を共有してカタルシスを得る場としての戦友会の研究があるというのをご紹介くださったこと.自己開示研究の文脈でも,戦争がらみのドキュメンタリーとしても面白そうなので,早速ぽちった.
どっちも発表とは直接関係ない(笑 あ,いやもう一つ印象的な木下先生のご発言があり,それは発表と関係あるので記しておこう.
若い頃,先輩に「感情を研究すると地獄に落ちるそ」と言われたもんや.
朝から曇天.明朝晴れてくれないとがっかりするので早めに悪天候が回ってきてくれるのは都合がよい.
特に何かしたいこともなく,しなければならないこともなく,さりとて家でダラダラするのもいかがなものかと思ったので,京都競馬場に行くことにした.京都のメインが重賞ではないので,ゆっくり出かけても駐車場も指定席も空いているはず.実際そのとおりで,周辺道路も混まず,駐車場も空いていて,ゴール前の特A指定席が余裕で取れた(というか,ずっとガラガラだった).
競馬場の指定席で競馬を見ていると,朝から夕方まで適度に頭(予想して買い目を決める)と体(販売機のところまで馬券を買いに行く)を使いつつ,退屈せずに過ごせるのがよい.今回のように屋内席であれば天気も無関係だし.今日も2つしか当たらなかったけど,十分楽しめた.いや,儲かればもっといいんだけどね…はびーは数千円浮いたそうです.おめでとうございました.
自宅2階の窓からフィルタ付きカメラ2台体制+タイムラインに書き込みながらのソーシャル観察.たまに雲がかかったがほぼずっと日食の推移を眺めることができた.初めて見る金環日食はやはり感動だったので,動画(Lumix G3による撮影)は私の貧弱な語彙による感動表現がうるさいので音声はオフが推奨ですw
早朝ゲートボールクラブで文献紹介を担当.今日は近頃オンラインニュースで話題のPNAS論文を紹介した.この会は特にまとめレジュメを作ることを義務化せずに緩くやりましょうということで活動しているのだが,今回はきっちりレジュメを作ってみた.ニュースで心理学関連の論文が紹介されるのはありがたいことだが,一般読者目線で思いっきり圧縮されていて,それが時に圧縮新聞なみにめちゃくちゃだったり,ひどいときには虚構新聞なみ(悪意はないかもしれないが)虚偽情報になったりもするので,ちゃんと知りたいと思ったら原著に当たらないと話にならない.参加者には基礎系の方々が多く,私が読むだけでは思いつかないような視点からのコメントがもらえたので,大変面白かった.
ところで参加者5名に「昨日の金環日蝕見た?」と尋ねたところ「見た」が私を含めて2名,「見なかった」が3名だった.「見た」のはいずれも女性×応用系心理学者で,「見なかった」のはいずれも男性×基礎系心理学者だった.「見なかった」うち1名は「日食グラスまで持参して東京出張に出かけていたが,渋谷では雲がかかって見られなかった」そうなのだが,残りの二人はそもそも興味を持っていなかった模様.このことをもって「このたびの日蝕は自然現象ではなくソーシャルイベントである」と結論づけるのは性急だろうが,しかし当たらずといえども遠からずではなかろうか.
会議が1つもなく,授業はゼミ×1と講義×1だけ,卒論生の面談が1件入るだけで,普段の水曜日よりスケジュールのすかすかした一日だったのだが,現在木曜日の夜,昨日何をしたのか良く思い出せないw 午前中は書籍原稿をちょっとだけ書き,PTSD症状と脳の関わりについての東北大論文を入手してざっと読んだり,Facebook研究のレビュー論文に目を通したり,研究MTGの日程調整をしたり,R講習会の段取りをしたり…書いているうちに段々思い出してきたが,知的かつ業務的に多忙な一日だった.処理したくなる情報が朝から晩まで絶え間なく降ってくるのは,ありがたいけど大変でもある.
朝は4限終わったら梅田に寄って帰ろうかなあなんて考えていたのだが,そんなものはどこかにぶっ飛んでしまったのだった.あーつかれた.
今日もめまぐるしかった.今日は朝一で授業をした後に各種のMTG×4があり,すべて終わってメイルボックスを覗きに行くと学科代表宛に各種依頼が届いていて,それらはほぼすべて次回の学科会議までに〆切が設定されていて…というわけで夕方からは怒濤のトドメイルを打ちまくり.
「今できることは今片付ける.明日以降少しでもゆとりの生活をするために」
というのを旨としているのだが,「今片付ける」が先のゆとりを生んでいるのかどうか,若干疑わしくなってきたw だからといって先送り方略を取るつもりもないのだが.
本日の心理科学各論Bの講義で,3人分の大福帳のコメントを1人で書いていたという事案が報告された.出席は評価に「ほんの気持ち程度」にしか加味せず,出席状況がよければ他が悪くても合格にする,ということはあり得ないと通達しているにもかかわらず,なぜそのようなことをするのか,甚だ理解に苦しむ.
単なるコメントペーパ大福帳は毎回のやりとりが蓄積されていくので,筆跡を時系列で比較できる.ざっと見たところ疑わしいケースを数件発見した.いずれも院生やPDに見せても,
これは明らかに複数人物が書いてますね
とのこと.
っていうか要するにだな,なんでそういうシステムなのにわざわざリスクの高い行為をしてしまうのか,というのが分からないのだよ.
もちろん極めて厳しい対処をする予定.
メイルによる学内外との調整やら対面MTGやらランチやらキャンパス移動してのMTGやら.めまぐるしくノンストップで働いた一日.金曜日といえばのんびりした午後を送っているのが常な私にしては珍しい.
ちょっとしんどい思いをしたが,学内の調整はほぼ片付き,学外との調整は共同研究の方向に話が転がり,対面MTGでは講演をさせていただく日が決まり,ランチでは某法曹専門家さんに将来の研究協力もしていただけそうな方向の話ができ,キャンパス移動してのMTGではM1君に新たなかつ刺激的な研究テーマが設定できそうな成り行きになった.働きがいのある一日であった.
先日,ある新聞から取材を受け,インタビューに答えた.それを記事にまとめたというものが水曜日に送られてきた.一見してまったく使い物にならない内容が多々含まれていたので,一旦は修正を試みるも時間をいたずらに食う気がして途中で断念.思い出すきっかけがなく多忙な2日が過ぎて,今日の14時過ぎになって,
先だっての記事はどうだったか.修正がきくのは今日の17時までだ.このままで問題ないか.
というメイルが来た.びっくり.問題ないわけない.大いに問題だ.記事案を送ってきたメイルでいつまでに返事を寄越せと書いてあったかと確認するも,そんなことは書いていない.確かに当初6月1日号掲載だとは聞いていたが,記事の〆切は一度も聞いていない.上記したように15時から外出する予定があったので,週末の仕事片付けのフェーズに入っていたのを無理やりに記事修正の時間を押し込み,必要最低限の修正をした.それでもほぼ原形はとどめていないようなものだ.
15時前に修正稿を送信し,このまま掲載ならそれでよいが,それが無理なら記事そのものを不掲載にしてほしい,と書き添えた.今,翌日土曜日の13時半.まだ何の音沙汰もない… 一体どうなるのだろうか.
そもそもあまり要領を得ないテーマの取材だったので,はじめから受けなければよかったと今になって後悔している.申し訳ないが,その新聞からはもう取材を受けないことにしたい.
情報社会学会の2012年度研究発表大会におよばれして講演をさせていただくため,東京へ.ちょうど東京優駿の週末なので,珍しく1泊して帰ることにした.
情報社会学会とは知識共有コミュニティワークショップの開催絡みでここ数年ご縁が深いのだが,実は会員ではない.公文俊平先生(私が東大に憧れていた高校生の頃,いわゆる「有名教授」のお一人であった)が長らく会長を務められてきた学会だがこのたび退かれるとのことで,今日は発表を聞いていただくことができた.そういえばこの学会,入会登録料金は必要だがその後の年会費は徴収しないとのこと.
話したのは「知恵袋」「発言小町」「Twitter」研究の三題噺で,ごく短くまとめれば「普段はそれぞれ知っていることや経験を教え合い,おしゃべりを楽しんでいるお気楽なオンラインコミュニティ利用者たちが,有事に際してはそこで培われた緩やかな連帯感と信頼感をベースに有意義な情報行動をしようと頑張っていた」ことをお話しした.資料を作り始めた当初はやや強引なプロットかと思ったが,それなりにはまとめられたように思う.ただし,持ち時間が質疑込み1時間だったので50分程度話すつもりだったのだが,かなり早口だったのに数分オーバーした点はちょっと見込み違いだった.ちょっぴり反省.
講演後は1時間かけたフロア全体を巻き込んだセッション.コアメンバを中心にどんどんフロアの参加者にマイクを回していくこのスタイルはoritakoさんの十八番だが,いつも目端の利いたまとめぶりには感心する.何かの機会があれば是非参考にしたい.
17時に大会が終わり,懇親会は失礼させていただいて一路新宿へ.上野のボストン美術館展,六本木のセザンヌ展をはしごしてきたはびーと都庁前で合流して,今夜の宿泊先パークハイアット東京へ.ハイアット好きなわれわれだがまだ東京ではグランドもパークも(現在リージェンシーを名乗っている旧センチュリーハイアットには泊まったことがある,はず)泊まったことがなかった.都庁前からでも歩くとかなりの距離があったが,本来歩いて行ってはいけないところだということであろう.部屋は50階の西向きで,本来ならフジビューであるわけだが当節では「notスカイツリービュー」であった.
夕食は@pxishihoさんに教えていただいたカジュアルフレンチ「ル・クープ・シュー」へ.@pxishihoさんには以前ワイキキのアランチーノというイタリアンを教えていただいたことがあるので今回が2回目.レストランの口コミ情報の質は情報発信者と趣味が合うかどうかでほとんど決まるので,一度成功経験があることはとても重要なのである.前菜+スープ+メイン+デザートの4500円コースにスパークリングのハーフボトルとジュヴレシャンベルタン2009のフルボトルで,お腹いっぱい,気持ちよく酔っ払った.食べている間にも次々と新しい客が顔を出す人気ぶりで,はびーが予約しておいてくれていて大変よかった.
いつもの通り,ホテルに帰り着いたらすぐにぐーすか,お眠りモード.
21時入眠6時起床.ルームサービスで朝食をとり,バスタブにゆっくり浸かって(すみれのバスソルトなんか入れちゃったりなんかしちゃったりもして),シャワーブースではボディシャワーの心地よさに感動したりしつつ,つかの間だがホテルライフを満喫.ボディシャワーというのは,ハンドシャワーとは別に,腰あたりからシャワーが噴射するもので,角度はいろいろと変えられる.シャワーと言えば上から降り注ぐもの,というイメージとは違っていて面白かった.
9時過ぎにチェックアウト.初台まで歩いて京王新線で東京競馬場前には10時過ぎに乗り込んだ.過去に2度来たことがあるのだがいずれも10年以上前の改装前だったので,随分雰囲気は変わっていて,まあそこそこ解放感のあるきれいな感じになっていた.まずは指定席当選ハガキを持って窓口に行き,免許証を出して住所氏名の確認を受ける.われわれはごくスムーズに引き換えができたが,前のお兄さんは年金手帳を出して「免許証や保険証,パスポートはないのですか?これではちょっと…」と詰問されていた.かれがどうなったのかは知らない.あるいはすぐそばでは何をやらかしたのか白髪のじいさんが緑警備員数名に取り巻かれ,腕を掴まれてどこかに連行されていた.いきなり刺激が強い.
当選した6FA指定席はフジビュースタンドというゴール手前〜後のゾーンで,私たちの席はゴールまであと1ハロンくらいの,ちょうどウィナーズサークルが真下というあたりで,ベストとまではいかないがかなり観戦しやすい場所だった.風がとても強いのには参ったが,天気はよく,さわやかな競馬観戦日和だった.馬券売場へのアクセスもよかったし,パドックも指定席専用のフロアがあって見やすい.ちなみにダービーデーはお一人様4000円(入場料200円は別途支払う)だ.
レースのことは,もう少し前目に競馬をしていたら,とか,あと1ハロンあれば,とか,たらればを言ってもしょうがない.秋の京都,菊花賞でまた君に逢えますように.
最近流行りだというnecomimiという「コミュニケーション・ツール」を研究用に購入した.リンク先を見ればどういうブツかはおわかりいただけるが,耳たぶと額にセンサを装着して,「脳波を測定し」て,「集中度」と「リラックス度」を算出し,そのダイナミックな変動を耳(猫風のキャップをかぶせてある)の動きによって情動状態を表現しようとするしくみである.リラックスしていると耳が垂れ,集中するとピンと立ち,また両者が共に高い「ゾーン状態」になると耳が上下に動くのだそうだ.いわゆるバイオフィードバックの一形態である.
早速電池を入れて,自分で装着したり,同僚やポスドクたちに装着させてみたりして試してみる.とりあえず頭に被ることの違和感の他に,作動中にうぃんうぃんとかなり大きな音がするので,それがリラックスや集中を阻害している気はする.また,鏡などなければ本人には「作動音はすれども耳の動きは見えず」でフィードバックがかからないので,自らの情動がどのように他者に伝わっているかが分からない.それゆえにコミュニケーションツールとして考えると,他の非言語手がかりと比べてコントロール可能性が低く,より不安が喚起されるようなものになっているようには思った.
もちろん,どの程度正確に脳波が測定できて(筋電などと分離できて)いるのかは現状不明.ウェブサイトにはもっともらしいことが書かれているが,実際問題どうなのかはわからない.生理系の同僚に,装着したままより正確に脳波を計測して,検証データを取ってもらう予定.
そんなこんなで真摯に検証しているうちに,午前中の大半を食ってしまった…が,後悔はしていない.
ポスドクの実験計画の相談も含めて,4時間コース.さすがに座りっぱなしは疲れるので,おやつタイム以外に体操タイムも設けた方がよさそうだ.
旧ハミルコンパ(心理学専修の恒例行事)が専修統合に伴い衣替えして新たにこの名前となった初回.関学会館にて180名超の3年生以上の学生・院生・研究員・スタッフが参加して行われた.飛び道具のネコミミを着用して挨拶.もちろん「ヒト・コト・モノのインタラクションをさまざまな側面から探求することこそが心理学なのだ」というご託を垂れるためであって,決してその後に最若手のogw君が着用して女子学生たちにきゃーきゃー言われながら写真を撮られまくるというパーティ的盛り上がりを企んでいたわけではない,ことにしておく.もちろん早朝ジャーナルクラブにネコミミを持参してogw君本人に着用させてみたのも,あらかじめよく似合うことを確かめていたわけではない,ことにしておく.まさしくこれは↓こういうことなのである(ドヤ
若干喉がガラガラして風邪気味.半分はレジャーとはいえ土日に外出していて休養していないのが響いているのだろう.寝込むようなことになる予感はしないので,とりあえず早く軽快したい.そのため,今日は体力温存モードで働いた.早く来い来い金曜日.
Radio classique NHK-FMが聴けるネットラジオ らじるらじる 関学図書館がライセンスを持つ音楽データベース NAXOS Music Libraryの中にはN響アーカイブシリーズなども.
今日は午後のリサミを1時間半で切り上げて,PD戸部ちゃんと共にわれわれの母校husへ.戸部ちゃんの専門は高齢者で,特に世代間コミュニケーションの機能について研究しているのだが,大学院時代のボスがこのテーマがらみで研究費を申請する予定かつ私も何となれば絡めるかも?ということでお話を聞きにいくためだ.
行きの車内では戸部ちゃんの意外な?趣味として,日本史や時代劇が好き(大河ドラマは私が小学生になるかならないかくらいでちょうど見始めた頃の古い作品までもチェックしているらしい!)だったり,実は暗黒時代に阪神ファンになったことなどを知り,また彼女は憧れの存在には「きゃあ☆」となるよりもむしろ「ああなりたい☆」と思うタイプだということも知った.学歴だけではなく,趣味と性向も似ていることがわかり,うれしい.
husに到着し,改装なった本館の旧居室のあったウイングに初めて足を踏み入れた.出て行って以来,戻るたびに,
せまっ!くらっ!
と思ってきたのだが,今回はさすがに以前感じたような古めかしい暗さはなかったものの,廊下は以前の狭いのがさらに若干狭くなったような気がするし,日が差し込む感じがしなくてやっぱり暗い.助手室があった付近は臨床老年の研究室になり,院生室があった辺りには行動生理が引っ越してきていた.個人の居室にはかなり大きく透明ガラスのスリットが入っている.はこだて未来大学ほど大げさではないが,中の様子はよく見える.というよりつい覗き込んでしまう.慣れの問題もあるだろうが,廊下が狭いだけにかなり「素敵な」感じだった.
で,打ち合せは?と思って来意を告げると,
春日丘荘に移動しました
とのこと.よく状況がわからない.詳細をあまりよく知らずに来たのだが,どうやら共同研究のパートナーとして入っていただく可能性のある,近所の老人ホームにお出かけになっているらしい.車は置いたままにしてぽくぽく歩き,モノレール病院前駅向かいの同所へ.そちらの会議室に東京からいらした方も含め,メンバーが集っておられた.計画のあらましを聞いた後,荘長さんが施設を案内してくださるとのことなのでお言葉に甘える.春日丘荘にはデイサービスからグループホーム,特養など(あまり詳しいカテゴリは知らないのだが)多様な施設が存在していて,それこそ「丘」の斜面に相互に接続されつつ散らばっている.特に昨年完成したという特養はとても清潔で広々した居室が用意されていた.研究とはまったく無関係だが,個人的にいろいろ参考になった.
見学終了後,husに戻って再度打ち合わせ.この研究の枠組みで世代間コミュニケーションをちゃんと測定できれば面白いとは思うが,そのためにはソフトもハードもちゃんと作り込まないといけないので,それができるかどうかは正直なところ未知数だな,という感想を抱いた.
Before...
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