今日は久しぶりに学外で研究打ち合わせ.阪大豊中キャンパスのまちかねM君研究室にて後輩K君のデータ分析報告を聞いた.K君は面白そうなデータと見るとふるいつきたくなっちゃう☆という楽しさにそれを何とか料理してのけちゃうという得難い才を併せ持つ貴重な人材で,今日もとても興味深い切り口で魅せてくれた.その割に本人えらく謙虚で「どこか出せるところあるかな〜」ってな風情なのだが,賞味期限も近そうな生ものでもあることなので,是非何とかしていただきたいし,それに力が貸せるならなんぼでも,と思った.
ランチは懐かしの「館下」つまり図書館下食堂に出かけてみた.館下といえばいかにも地下っぽい薄暗い天井の低い小汚い飲食スペースだったのが,改装されて何となく広々感が増し,しかも小粋な(笑 アラカルト方式の食堂になっていた.最近のここの名物は天津麻婆丼で,阪大と言えばこれ,という存在にすら成り上がって(成り下がって?)いるらしい.見た目より凶悪なカロリーと食塩量で,「ともかく腹が膨れればそれでよい」という大学生男子的ニーズを満たすための,つまり分別のある大人は近づいてはいけないようなしろものである.当然私は分別があるので食すわけもなく,まだまだ子ども心を忘れないM君とK君がお召し上がりになるのをそばからつぶさに観察するだけにとどめた.見た目はそれほどキツイ食べ物に見えないので,それがかえって凶悪である.写真を撮ったつもりが消えていた.私のiPhoneも持ち主同様分別があるのかもしれない.
極寒の一日.豪雪で大変な目に遭っている方々には心からお見舞い申し上げるが,適度な非日常を愛する人間としては,寒いのに雪の一片も積もらない(ちらほらはしたけど…)というのもなんだか損した気分になる.ある程度降らないことには母が作る面白雪だるまだって観賞できないではないか.
こんな日は電車通勤で思わぬ遅延に遭ったり寒空の中震えながらバスを待ったりするのが嫌なので,車で大学へ.ランチミーティングをしたり,ポスドクの改稿論文の面倒を見たりした後,この時期の大学教員らしい業務に従事.ここの大学に来て3年連続同じ業務を同じようにやっているのだが,毎回記憶は初期化されていて何をやるのかさっぱり.多分これからもかなり長い間似たような業務をやることになりそうだが,ずっと覚えられないに違いない.
帰宅後は明日の節分に向けてまめまめしく恵方巻製造作業に従事.毎年作っているわけではないが,今年はお正月に太巻きを作ったので寿司海苔がいい感じに余っていたのでやってみようかと思い立った次第.しかし切り口の模様の美しいものなど作る趣味もスキルもなく,帰ったのが遅かったこともあって具を複数準備することすら面倒で,ネギツナマヨとお新香という2種類の細巻を作るにとどめた.明日のお昼の弁当にする予定.
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昨日製造した恵方巻のうち1本をクローゼット部屋の床にぺたんと座って北北西を向いてコーヒーと共に食した後,車の温度計がmixでマイナス4度を示すという厳寒の中を出勤.6:30に個研着→7:45集合で重要業務に従事.私の仕事は特に緊張を強いられるパートではないのだが,何となく気疲れするし,PCや原稿を持ち込んだもののあまり集中して作業ができる空き時間もなく,なんとか某書籍の初校はやっつけたが,後は何といってできることもなく,様々な作業に従事する以外の時間は同僚とくっちゃべって過ごした.私の専門分野の教員は,この大学にとっての一大プロジェクトについて専門的知識を提供する知的業務に従事できる可能性が少ないため,いきおいこの業務に多くの人員が割かれることになるようだ.まあ,気安い面々が多いので退屈しなくていいんだけどね.
16:30過ぎに本日文の業務は終了.
昨日終わった一大イベントは甲山のみならず全国規模で行われたのであったが,地方開催分の成果が送り返されてきたのを開封して仕分けして次の過程に送るお仕事のため出勤.普段よりゆっくりめに出かけたら今日の入試の受験生たちとかち合ってしまい,バスは混雑していた.業務の方は20名ほどで作業に従事した甲斐もあってか,あっという間に終了してしまった.せっかく休日に出てきたのだから,もうちょっと達成感がある作業をさせてもらってもいい気がするくらいだった.この業務のお仕事,次は来週金曜日だが,私はやや別系統の業務が火曜日に予定されている.そっちは時間無制限一本勝負だ…
次の予定が14時からと微妙に時間が空いたので,お昼は同僚二人と連れだって門戸厄神の夢打庵へ.同僚のうち一人は昨年まで門戸厄神に住んでいたので何度か行ったことがあるのだが,もう一人は常々私から話を聞くだけで今回が初めての実食だった.鴨ざる+おにぎりを試してもらったが,果たして彼の評価はいかばかりか.店までは大学からぶらぶら歩いて片道20分ほどだから,時間のあるお昼にはちょくちょく通いたいところだが,なかなかそうできるものでもない.
14時からは4月から新たにメンバーになるかもしれない方との懇談を1時間弱ほどした後,むしろ次の宴会の相談を熱心に.日を決めてから店を探したら,目当てにしたお店がちょうど月一の定休日だったり,その週だけ改装工事でお休みだったりで,結局ちゃんとは決まらず.継続審議となった.
早朝はパンを焼きながらBSプレミアムで「一千人の交響曲」(2011年12月N響A定期;デュトワ指揮)をフルヴァージョン.リビングのテレビで鑑賞したが,音響環境が寝室や書斎に比べて貧弱なのがやや不満だ.
日常の買い物を済ませてから,ポートアイランドのIKEAへ.鶴浜に行ってもよかったのだがランチを健民ダイニングでとりたかったのでこちらへ.昨日夢打庵で「私のお気に入りの白飯はここと健民ダイニングのものである」と力説したために,そのクチになってしまっていたのだ.今日は八宝菜ランチをいただいた.白飯を食べるとなるとビーフンは食べられないのがちょっと悲しいところである.
IKEAではいつものように家具売り場はスルーして小物ばかりをチェック.日本ではそういう客が多くてIKEAは困っているらしいが,そう頻繁に家具を買う趣味はないので仕方がない.これでも寝室や書斎などにIKEA家具はちょこちょこあるので大目に見ていただきたいところである.ソファで寝転がる時用&ベッドカバー兼用の幅広フリースブランケット,玄関照明のシェードなどの他に,なんとなく目が合っちゃった牛さんを購入.だって,なんとなく仲間になりたそうにこちらを見つめておられたのだもの.
2月も早や2週目に入ったが,大学はまだ入試期間中.1週間にわたっていろんなカテゴリの入試があるらしいのだが,私が受験生だった頃のように「今日は文学部」「明日は社会学部」といった単純な区割りではない.勤務先の現状では「全学日程」「学部個別日程」「独自方式日程」の3種類があるのだそうで,全学と学部個別は学部ごとにいくつかのクラスタにわかれて各2/4日にわたって行われるようだが,独自方式は科目の組み合わせがさらに4つにわかれているようだ.ようだ,というのも今は左のモニタで入試日程のウェブサイトを睨みながら書いているが,実際何がどうなっているのか,自分が従事した業務がそのうちどれに当たるのか,いまいち把握できていない.まあ,そんなものは把握できていなくても目の前の業務を着実に遂行することにおいては問題ないので,ご心配には及ばないのだが.
というわけで学内は相変わらず,受験生が出入りする時間を除いては静かである.今週は英語論文の投稿に向けて準備をしたいと思っているのだが,あまりやる気になれなかったので,目についた論文を2本半ほど読んだ.最近FacebookやTwitterに関する「心理学」的な研究が続々と公刊されるようになってきたようだ.しかし,どんな人がどう使うかが本人にどんな影響を与えるか,という視座の研究にはあまり興味がもてないのだった.そういう意味で私はあまり*心理学者*らしくないのかもしれない.
今日も今日とて業務に従事.
今日の業務は11×3回=33回,4時間ほどかけて直線をずばっと引くお仕事で,関連業務全体の中では比較的複雑なものであった.面白いのだがやはり疲れる.尤もらしいことをしているようでいて,実は何の根拠もない,あるいは根拠とされるものに何の確証もない,という微妙なお仕事.しかし何をどうしてもその微妙さが変わるわけではないので割り切るしかない.各所で事務方Aさんの甲子園ネタが炸裂したのが面白かった.
実は,今日どんな直線を引くかを決める際にも直線が必要で,その傾きとy切片を決める仕事は高度に専門的な知識を必要とするとされてきたのだが,格別の思し召しを持って今年から自動化されたため,もう専門的知識は必要なくなった,かもしれない.しかし前回会議の席上でその旨を仕事仲間の皆さんに申し上げたならば,
「え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛〜?」
と捨てられそうになった子犬のような目で見られたような気がする.が,いつの日かきっと捨ててやるから自らの力で強く生きるんだぞ,と固く決意する私だった.
12月以来じりじりと進めていた件が,ようやくなんとか当初希望していた通りの方向でうまく行きそうな気配になり,あれこれと算段をつける.どうもこういう面白いことには手を出さずにいられない性分らしい.
入試期間が終わり,キャンパスに学生たちが戻って…は来ない春休み.卒論生は今日から1週間が卒論の修正・差替期間なのだが,果たしてどれだけの学生が誠実に対応してくれるだろうか.もちろん,対応するのが「当たり前」のことなのだが,少なくとも「提出」まではみんな頑張ったこともあるし,大学院進学予定者を除けば,ことここに至って偏執的に「カンペキ仕上げ」を強要するのもどうかと思ってしまう私はダメな指導教員でしょうか.
今日は定例教授会が普段より3時間ほど早めに開催された.これも春休みの特権で,普段なら5限〜なので平気で19時までとかかかっちゃうのが随分楽にはなる.ただし特命業務に従事中の先生方が多いので普段よりも空席が目立ち,定足数に達するまでにかなりの時間を要していた.そんな中,3月で定年退職される先生の名誉教授推戴の審議があったのだが,選考委員長を務められた先生が読み上げられた審査結果(つまり推薦文)が素晴らしい内容だったのがとても印象的だった.被推薦者の先生(別の学科の先生だし,個人的にはよく存じ上げない)が素晴らしい方だからそうなるという要素はあるんだろうけど,それより何より書かれた先生の筆力というか文才が素晴らしいのだと思う.仕事柄いろんな人によるいろんな人に関する推薦文を読む機会は割とたくさんあるのだが,あんなに素晴らしいものに接したことは未だかつてない(その原因の一部は,被推薦者が若年研究者であることが多いということにもあるのだろうが).あまりに感銘を受けたので,
そのファイル,そのままください
と言いたくなるほどだった.単に大仰に褒め上げるのではなく,経歴や業績のポイントを丁寧に拾い,時にはひょっとして瑕疵だと取られかねないような点についても「このような意味があって素晴らしいのだ」と,決して強引にではなく説得的な根拠を持って述べられていた.私もこれから推薦文を書く機会がいくらかはあるだろうから,是非見習いたいと思った.ただし,書くことに対するモティベーションが高い時のみ限定で :)
ところで当該選考委員長の先生は,斯界においても大変名誉ある国際的な賞を受けられたこともある高名な研究者なのだが,私が現職に就く際の人事でも選考委員長を務められた方である.果たして私の人事審査の際もこんな名文を書いてくださったのだろうか… 聞いてみたくてうずうずするが,これは永遠に謎のままにしておいた方がよさそうである.
午前中は一仕事して,次のステップへ投げた.早いところ何とかしたいのに,なかなかうまくいかない.
午後はランチミーティング後に,B4ちゃんを連れて法学部へ.以前選挙学会大会に潜り込ませていただいた折にお世話になった@myamadakg先生に改めてお目にかかり,彼女の卒論にコメントをいただくと共に,これからどういった形でお世話になれそうかを相談してきた.国内外の有益な情報をたくさん教えていただき,B4ちゃんは興奮気味.イケケン先生とのプロジェクトにも是非勉強に来てねと言われたときは鼻血が出そうな顔をしていた.ともあれ勉強すべきことが山のようにあるという状況が待ち構えていて,それを喜べるというのは良いことなので,是非実際にそれらを身につけていって欲しいものだ.私はせいぜいそれに寄生させていただくことにしたい(笑 …あ,サブジェクトプール登録募集のお願いをするのを忘れていた.しくった.
その後はリサミ.ここのところポスドクと2人でちまちまやることが多かったが,来年度からはもうちょっとメンバーが増えそうである.これまた楽しみ.
みんなで競い合ってデータを取り,論文を書くといういい循環が続けられるといいなと思う.
hus時代のボス,大坊郁夫先生が今年度末で大阪大学を定年退職されるので,本日は最終講義が行われた.某「傘張り浪人的」業務→修士論文口頭試問があったので,頑張って車を飛ばしてぎりぎり開始1分後くらいにコンベンションセンターに到着(口頭試問は自分が副査を担当している分が終わった途端に中座したのだ).結構広い会議室がほとんど満員でびっくりした.講義の内容は,残念ながらタイトルにはそうつけられていなかったが,コミュニケーション研究40年,といった趣で,大坊先生らしく実証データをふんだんに盛り込みつつ,多くの研究成果の紹介があった.阪大在職は12年とのこと.そうか,そんなに経ったのか,私も年を取るはずだ〜,と実感.
ご講演の本題とは関係ないのだが,冒頭で話題にされた阪大社心の系譜が興味深かった.というのも末永俊郎先生が在職しておられた時代があったというのをこれまでまったく知らなかったのだ.末永先生といえば東大社心,というイメージしかなく,まさか自分の出身研究室の源流に当たる方とは知らなかった.初めて社会心理学を学び始めたB3の時,実験実習のテキストが末永先生の編集された「社会心理学研究入門」だったのを懐かしく思い出した.
講義終了後は本部棟のレストランスペースで大坊先生自ら主催してくださった茶話会に流れた.お世辞にもいい雰囲気とは言えないレストラン「ローゼン」(その後激しく何度も代替わり)だったところが随分きれいめの空間に生まれ変わっていてびっくり.こちらの会もOB/OGがたくさん参加して,活況を呈していた.
husの先輩@iTomoyuquiさんからお声がけをいただき,後輩のTさん(ご夫君は同期かつ現同僚なS君),現同僚の@kskszkさん@朝日放送「キャスト」月曜コメンテイターの4人で福島のトラットリア・ダ・ジャコモにてお食事会が開催された.もう一人参加する予定だった高槻M君が直前に不参加となったため,社会学クラスタな方々と私,という構図になった.談論風発,まことに面白い.ヨコの業界の話は気楽に聞けるというのもよい.来年度の社学には「KGマジ必死だな(ワラ」的な新加入メンバーが複数登場するそうなので,是非講義にもぐってやろう,と決意した.あっという間の4時間だった.
@iTomoyuquiさんは食べログレビュアーでもあり,たくさんよいお店をご存じなのだが,この店も「当たり」だった.福島近辺は最近イタリアンをはじめとして評判の高い店の激戦区のようなので,その中で一定の人気を博しているだけのことはある.手打ちパスタもおいしかったし,美山から仕入れているらしい野菜もふんだんに使われており,みんな味が濃くて美味だった.今日は試さなかったがジビエも充実していたので次の機会に是非試したい.というわけで随分食べ過ぎ+久しぶりにまぁまぁ飲んだために,店を出る頃にはかなりへろへろに.果たして無事に帰れるのか+帰ってから無事でいられるのか不安だったが,なんとかかんとか,保ちました.
昨夜は絵に描いたようなへろへろ状態で帰宅し,二日酔いが残るのではないかと思ったが,目覚めると案外すっきり.どうやらただの食べ過ぎだったらしい.しかし@TomoyuquiさんがFBにアップされた写真には完全に酔っ払ったワタクシが,ああはずかしw
午後からは2ヶ月に1度のNASA研究会で金曜日に続いてまたhusへ.運動を兼ねてチャリをこいでいった.まだ改装工事を経て新装なったはずの本館には入らず東館での開催で,15名ほどが参加した.3名が発表して今年度の予定をほぼすべて終了し,来年度からは講読する本を変え,多少のメンバーの入れ替えも想定しつつの仕切り直しとなるようだ.概論書なのでデータを見ながらとはいかないが,なんじゃかんじゃと議論ができる場として貴重なので,なるべく長く参加したいものだ.
そんな議論をいつもリードしつつ,下世話なネタになると特に有意に声が大きくなり弁に熱の入るのが貴公子君.今日も「大塚美術館にあるキリストが十字架にかかっている絵で,キリストの腹筋が男根にしか見えなかった」という経験談を声高に述べていた.調べてみると実際猛烈にそうだった(例えばこれなど)から文句は言わないけど,そもそもなんでそんな話になったんだっけw
8時〜KGB ソーシャルワーキングメモリに関するPNAS論文について報告を聞き,議論.個人特性としてPerspective Takingをとって,その得点と脳活動がきれいに相関しているデータが示されていたのだが,なんでこの課題でそうなるんだ?という疑問がちょっとぬぐいきれなかった.
9時半〜院ゼミ 私が報告したのは,ネガティブな社会的行動に関するゴシップが紐づけられるとニュートラルな顔でも要警戒認定されて意識に上りやすくなり,視野闘争で勝利するよ,というScience論文.視野闘争パラダイムを使った実験を体験したことがないので,どういう見え方をするのかいまいち実感が湧かない.
11時半〜12時 本当はゼミ終了後に参加者でランチをする予定だったのだが,野暮用が入って私だけ断念.ポスドクとB4ちゃんは楽しみにしていた中華風揚げそばの日替わりランチを堪能したようだ.ううう.
13時〜14時 来年度採用予定のポスドクさんに来ていただいてセンターのコアメンバ3名で面接というか面談というか.いい意味でなかなかキャラ立ちした人材なのでこれからが楽しみ.
14時〜18時半 直線を引くお仕事の準備と本番.今日で今年の業務は(来月にもう1回あることはあるのだが)ほぼ終了といってもよいだろう.2年前は随分ひどい作戦を見せつけられてげんなりした(私だけではなくその時参加していた人全員が今でもそれを明確に記憶しているというレベル)ものだったが,今年はそういう意味ではやや盛り上がりに欠ける内容であった.さて,成果やいかに.
学科会議だの事務とのMTGだの集中講義にお越しいただいている先生との昼食会だの2階建ての会議だのを経て,少し早めに帰宅.
夕食は超簡単でおいしいので最近気に入っている鶏ひき肉と舞茸のカレーにドライパック豆缶を投入したものにして,バレンタインチョコをご開陳♪ 今年はベルギーのCORNE Port Royalのバレンタイン仕様アソートボックス.グランプラスのすぐそばに店があって,お土産に買って帰った板チョコが素敵においしかったところ.味わい的には素朴なチョコレートが好きな私だが,たまには見た目どれを食べようか目移りするようなものもいいね.
なお,はびーへのプレゼントは女子カメラ用のパンケーキレンズでした.いかにも男子らしいリクエストでよかよか.
本日の会議の収穫は,「おいのりを御前に捧げる」と「おいなりを御前に捧げる」では対象となる神がだいぶ違う感じになることが分かったことだった.大学に求められた成果リスト「スポーツ活動の成果」に「腕立て伏せ3回」と書いたらそのまま晒された後輩K君に引き続いて,今週は思い出し笑いのネタ連発だ.
午前中に某業務その1委員会関連の最後のお仕事として大切な大切な書類に風をする仕事をした.来年もその1委員会からは足抜けできない(同じ学科の同僚たちもほぼ同様の状況)のだが,また季節が巡って来るまでさようなら.私はその2委員会(直線を引くお仕事)にも入っているのでまだ関連業務が完全に終わったわけではないし,こちらもまだ足抜けできそうにない.
夕刻からは北新地に移動して久しぶりのジャンクな飲み会.リーダー様が「美味しい焼き魚が食べたい!」というので,以前溝好きさんに教えていただいて長らく気になっていた北新地の「炭でやくねん」まで足を伸ばしてみた.さすが新地のど真ん中にあるだけあって小ぎれいな店構えで,お客さんにもいかにも「同伴」的なお姉ちゃんを連れたおじさんもちらほら.その名が示す通り,一夜干しした各種魚や地鶏をテーブルにどんと置かれた七輪で炭火焼きする,というお店だった.他にもごはんがとても美味しいと聞いていたので,早々にオーダー.小さな釜に1.5合がオーダーを受けてから炊きあげられるようだ.一夜干ししたお魚は鮮魚よりもうまみがぎゅっと濃縮された感じで,おいしい.特に鯖が甘味があっておいしかった.ごはんもまさに銀シャリといった雰囲気で,これまた私好み.お値段も新地価格というほどではなくリーズナブルだった.あと,焼酎の種類が豊富だった(私はまったく分からないが)ので,そちら系統のお酒をよく召し上がる方にはさらにいいかもしれない.
そんなこんなでまたしても食べ過ぎておなかいっぱい.お酒は控えめにしたので先週土曜日のようなひどい状況には陥らなかったが,明日はきっと1食半くらい食べたら十分だろう.帰りは駅前第1ビル地下の「いかにも」場末な雰囲気(悪い意味ではない)の居酒屋に適当に立ち寄って二次会の後,23時過ぎに帰宅.
春休みが始まって約半月が過ぎ,入試もほぼ一区切りついた.大学の授業期間中は教員としての義務をこなすことに日常の多くを割かざるを得ないが,今はその負担が比較的軽い.
年明けにも書いたが,こんな時はうれしくてついついいろんな企画を思いついては実現に向けて動いてしまう.「こんなことやりたいねえ」を話だけでは終わらせたくないし,京都出身を標榜しているにもかかわらず「やりたいねえ」に「そうですよねえ」と応じられたら真に受けるタイプなので,今日もプライベートな宴会やら組織の新入メンバーの歓迎会やら留学先から一時帰国される方をお呼び立てしての講演会やら統計解析ソフトの講習会やらといろんなスケジュールの調整に奔走した.奔走したといっても現代社会は高度にオンライン化されているのでw,ほとんどすべてはTwitterやメイルによるやりとりのみで展開させることになり,多くの場合にトントン拍子に話は進んでくれる.というよりもむしろそうでないとそもそも進められない企画も多く,例えば今日調整したものの中では講演会と講習会はオンラインでは知己だが対面したことはない方々と「初対面」を実現させるためのものだったりする.私はオンラインコミュニケーションが大好きだが二次元世界への志向性がそれほど強いわけじゃないので,会いたいと思う人にはなるべくお目にかかりたいと思うのである.
おそらく私にはこういう課題遂行が向いているのだろう.決して研究者として望ましいような能力/スキル/傾向だとは思わないが,sensation seeking特性が高い私としては,ないよりはあった方が人生が楽しくなるような気はする.
というわけで,お声がけした皆さんどうぞよろしくお願いします.次は,4月に東京から関西に異動してこられるあなた様を狙っております!
さまざまな企画の調整を進めつつ,秘書ちゃんにはシュレッダー祭りを開催してもらいつつ,某英語論文の投稿準備を進める.今回思い立ってこれまで10年ほどお願いしていたところではなくフォロワーさんたちの評判がよい別の業者を使ってみたのだが,実際なかなか仕上がりが良かった.
ううう,負けるもんか,なのだ.
_ North Face Kvinder Verto 188 Blå Jakker [UPDATE: Hvis du har Android four.four p氓 din tablet, eller..]
_ UGG Men Classic Short Chocolate Boots 5800 [Et tr忙 leget酶j boks er ikke kun de mest holdbare leget酶j a..]
_ North Face Kvinder Denali Ros??vin Jakker [Du er sikkert allerede klar above, at mindre 忙ndringer i o..]
夜半は雪だったようで,雨戸を開けたら庭にはうっすらと雪が降り積もっていた.冷え込んでいる.
夜中にお腹が痛くなって目が覚めたり,腰がだいぶ痛かったり,喉がうっすら痛かったりして,なんとなく体調がよろしくない.こんな時に無理をしてもろくなことはないし,明日は短時間とはいえ大学に行かなければならないので,週末と買い物とランチ以外は家でおとなしくしていた.
ランチは久しぶりにカルマへ.開店とほぼ同時に入ったので大丈夫だったが,予約も多くカウンターもすぐ埋まってしまっていた.相変わらず人気のようだ.朝昼兼用だったのでパスタランチにメイン料理をつけて,鶏と白ネギのペペロンチーノとブリのあぶり焼きをいただいた.はびーは鴨とかぼちゃのリゾットに豚のグリル.もちもちパンも付いていて,満足.ここのところ外食の予定が多いのでなかなか足が向けられない(平日夜の外食+飲みは週1回か多くて2回程度じゃないとQOLが劣化する気がするのだ)が,一段落付いたらまたディナーに訪れたい.
2年に1度開かれる学科の同窓会に初めて参加した.ここに来て丸3年が経過するのになぜbiennialな集まりに初参加なのかと言えば,80年史を編纂するのに予定より時間がかかって,それをお披露目するために1年開催を延ばしたという経緯があるから,らしい.ともかく前回は私が来る=会員になる前に開催されたそうなのだ.お披露目といってもまだ製本されておらず,表紙と中身は別々状態だったのだが(笑
80年史が編まれたということからも分かるように,甲山の心理学研究室はそんじょそこらのぽっと出の心理学科とは違って大変に古い歴史と伝統がある.同窓会にも60年前に卒業ですよ,なんて方が参加されていたりして,100名超が集まる大所帯だった.スピーチをされたある方が「私が通学していた頃,甲東園からのバスの運賃は7円でした」とおっしゃっていたが,本当だろうか.今は210円なので30倍にもなっているということだ.そしてK先生/I先生/M先生の名誉教授トリオも相変わらずお元気で,M先生の名言
「三日月の汗をかけ!」
も激しいリアクションと共に勢いよく飛び出したのであった.S君によればわれわれがこの発言に出くわしたのは初めてだったらしい.もう何度目かではないかと錯覚するほどに伝説を聞かされていたようである.
同窓会と言えばhusの方は学部創立40年ほどでほとんど既に崩壊の危機に瀕しているようだ.私がいた頃から虫の息ではあったのだが,寂しい話ではある.せっかくそれなりの大学であり,いろんな業界にそれなりの人材を送り出しているはずなのだから,それらがつながれる場所を確保しておくことくらいはあってもよいのに,とは思う.行動系だと小講座単位ではそれなりに縦ネットワークが維持される場合も多いように思うが,その指向自体が非常に学際的でないところがなんとも(笑
いや,だからといって私が積極的に何かしようとも思えないのだけれど,ね.
研究分担者として参加している科研費研究で,3月に実施を予定していたオンライン調査(第2波)を,項目の精査に予想以上の時間を取られているのと,予算と項目数/内容との折り合いがつきにくくなったのとで,新年度送りとすることになった.それゆえに,調査実施のためにキープしていた金額が宙に浮いてしまった.当然もっとも適切な対処は「次年度に繰り越す」ことなのだが,研究代表者の所属機関(百万遍大学)ではもう繰り越し申請を締め切っているという.つまり宙に浮いた金額は今年度に使い切らなくてはならなくなった.
誰が悪いとは言わないが,科研費にはしばしばこういう「本来使いたい用途に使いたいように使えない」という状況が発生する.「基金」化された費目は最終年度でなければ繰り越しが容易になった(実際自分が研究代表者の挑戦的萌芽研究はスケジュール通りに進められなかった部分の予算を次年度に繰り越す予定)のだが,この研究の費目は「補助金」なのでまだそのあたりとても面倒なのである.
というわけで,75000円というとても微妙な金額を,急遽何らかのしかし予定外の形で研究に資するものの購入に充てなくてはならなくなった.今年はこの悩みにあまり惑わされずにここまで生き延びてこられたぞシメシメ,と思っていたのに,結局これかよ ┐(´д`)┌ みたいな.
月曜恒例ジャーナルクラブ.今回はほどよい論文が見つからなかったのでいかにも「ネタ」っぽい以下の論文を報告.
Peter Hegarty and Zoe Walton (2012). The consequences of predicting scientific impact in psychology using journal impact factors. Perspectives on Psychological Science, 7(1), 72-78.
過去10年間(1996-2005)に心理学の各領域のトップジャーナルに掲載された論文を対象としてデータを収集し,それらが心理学分野に与えたインパクト(被引用数)を予測する変数としてIFのみを用いると,自然科学に近い領域(知覚・認知など)では過大評価が,社会科学に近い領域(社会・発達・教育など)では過小評価となるので,より基本的な書誌情報(論文のページ数や引用文献数など)も加味して考えるべき,という内容.また,女性が第1著者の論文のインパクトを低く見積もる傾向(これをマチルダ効果というとは知らなかった.有名な学者による成果のインパクトが過大に見積もられる傾向はマシュー効果というらしい)もあるそうだ.まあそうでしょうねえ,やっぱりそうなんだ,という世知辛い内容であった.
なおマチルダは女性権利活動家として著名(らしい)なMatilda Joslyn Gageに,マシューはマタイによる福音書13:12の「持っている人は更に与えられて豊かになるが、持っていない人は持っているものまでも取り上げられる。」(新共同訳による)にもとづくネーミングとのこと.
ぽっかり予定が何もない火曜日だったので,大学に行かず家で一人書斎にこもって仕事をしたり,大岡越前を見たり,人間臨終図鑑を読んだり,昼寝をしたりした.大岡越前はたまたま第1シリーズの現在放送可能な初回(第1回は差別用語が使われていて地上波で放送できないらしい)だったが,天知茂の眉目秀麗さといったらなくて惚れ惚れした.40年前の制作だ.
で,昨日の話だが,夕飯に炊飯器で参鶏湯を作った.このレシピがTLで評判になっていたので,これまで参鶏湯など作ったことがない(食べたこともほとんどない)くせにやってみたのである.最近炊飯器を買い換えたので,完動の炊飯器が1台遊んでいるから,という事情も大きかった.久しぶりにチューブではないニンニクを阪急オアシスで買ったら298円もした.
リンク先を見れば分かるがレシピというほど偉そうなものではなく,材料をすべて炊飯器に突っ込んで炊飯ボタンを押す,というものだ.炊飯ボタンを押して水が沸騰し始めると,最初は生姜の強烈なにおいが.これはイカンのでは,と少々たじろぐレベルだったがほどなく収まり,その次はニンニクのかおりが混ざり,いい感じになってきた.その後いつまで経っても炊飯終了のブザーが鳴らないので見に行くと,なぜか「残り13分」でタイムカウンタが停止していた.普通に米飯を炊くモードにしたのに中身が「ごはんが炊きあがった」感じにならないのでセンサーが誤動作したのかもしれない.既に炊飯器はおとなしくなっていたので完成とみなして強制終了した.
食べた感想は「まあまあ」であった.白ネギを切る以外は材料を入れるだけでこの仕上がりになるという意味では悪くないが,びっくりするほど美味しいわけではない,と思う.ただし,私はおかゆという食べ物をあまり好まない(子どもの頃は白がゆを一切食べられなかった)し,前述したように参鶏湯を食べた経験がほとんどないはずなので,やや評価は歪んでいるかもしれない.今回はキムチを添えてみたが,他にもいろんな薬味を用意して味の変化を楽しむのもよいかもしれない.塩は調理時は控えめにしておいて,後で好みにより調整する方がよいのではないだろうか.あと,せっかく炊飯器に1品作ってもらっているのだから,他のおかずを作らないといけない.今回はわくわくして炊飯をただ見守ってしまい,明らかに足らなかったw
らしい.私は生来まったくの犬愛好家で猫には何の感情も喚起されないタイプなのだが,私が普段接している狭い世間においては,むしろ猫愛好家の方が多いような気がする昨今である.TLでは「ネコの日があるならタチの日はいつだろう」という話題になり(一説によると11月23日らしい),猫ひろしという芸名が舘ひろしへのオマージュらしいという何の役にも立たない知識を仕入れることができた.ちなみに犬の日は11月1日らしい.1月11日でも11月11日でもないのはなぜなのかは知らない.
先だって使い切らなければならなくなった科研費では,勇気をふるってデスクトップPC本体を購入することにした.業者を通さず自分で手続きして購入する時は,処理でヘタを打つと大変なことになるのでいつもドキドキする.でも業者を通すと高くなるので極力避けている.うまくいけば2000円ちょっと出るだろう残金は,これまたドキドキしながら生協で使い切りをしなくてはならない.古式ゆかしいクリップ作戦はできれば使いたくない.いただいたお金を普通に使いたいだけなのだが,気苦労が多いのはさてなぜでしょう.
本日の午後は2つの講演会に参加した.
1本目は応用心理科学研究センターの第6回インタラクション研究会で,2本目は大学院GPプログラムによる記憶研究会である.せっかく同じ日に開催するのだからということで同じ部屋を使って一連の開催とした.講演者は2名とも若手の,今年度末にそれぞれの所属校で博士学位を取得する予定の研究者で,これまでのご自身の研究について短い時間ではあるが密度の濃い紹介をいただいた.博士論文を書き上げた日の何とも言えない達成感を懐かしく思い出した.私の人生の中で,少なくともこれまでのところ,あの日あの時ほど「これからどんどん新しいことをやってやるぞ!」という気持ちが強烈に湧き上がった瞬間はない.まだその気持ちをある程度新鮮に想起できるからこそ,研究者を続けていられるような気がする.
というわけで今日の2人も学位を取ったら次のレースがすぐに始まるのだけれど,多分これまでの「足裏の米粒を取る」のとは戦い方が違うはず.4月からは新天地を得て,是非戦略的に頑張っていただきたい.
夜は講演してくださった2名とCAPSの博士研究員2名,それにいつもの3名で懇親会@梅田「やまや」を開催.もつ鍋のコースをいただいた.バブル崩壊直後に一斉を風靡したメニューだが,記憶の中にうっすら残る「もつ」のイメージよりも随分ごろんごろんと肉(じゃないが)厚のもので,噛めば噛むほど甘味もあり,なかなかおいしく食べられた.3500円のコースと4000円のコースを比べると,両者の違いはほとんど「お土産の明太子1箱付き」かどうかしかなく,その明太子は通常1050円で販売しているということだったので,これは3500円の方が料理は充実しているはずだ,と踏んでそうしたのだが,果たしてこれは果たして合理的思考だったと言えるのだろうか.ダン・アリエリー氏に聞いてみたいところだが,店員は4000円コースを「通常1050円の明太子がついてくるんですよ」とプッシュしていたので,多分合理的だったはずだ,と信じることにする.
参鶏湯を炊飯器で作るよ,の方ではなく,紙媒体の資料を電子化しましょう,という方のお話.
これまでもいわゆる書類のたぐいはどんどんスキャンして電子化+紙媒体は廃棄,の作業を進めてきていた.CAPS(徒歩3分)にしかないしなあ,と思っていた断裁機が心理事務室(徒歩5メートル)にもひっそりと隠れていることが分かり,またA3対応のスキャナも地下ホール(徒歩15メートル)にあることが分かったので,そろそろ書籍や雑誌の方にも手をつけようと思っている.なぜなら,近い将来に書棚がオーバーフローすることが目に見えているからだ.
かといってじゃあ片っ端からやりましょうというわけにもいかない.その理由の1つには「全部やったって仕方がない」というのがあり,もう1つには「すっぱり断裁してしまうのは忍びない」というのがある.「自炊することに意義がある」かつ「断裁してもかまわないと思える」ものから始めたい.まずはよく使うテキストやマニュアルの類,そしてまずは隗より始めよということで拙著から始めてみようと思っている.拙著はそのほとんどを複数冊持っているので,忍びなさが少ないのだ.特に愛着の強いグラフィカル多変量解析(増補版)はもともとTeXで書いてるからそもそも自炊の必要がないし.というわけで,秘書ちゃんの3月の仕事はひたすら自炊作業となることだろう.
ところで学術雑誌の場合,購読している雑誌はたいていすべてオンラインで電子版が公開されているので,コレクションしたいもの(なんてほとんどない.せいぜい自分の論文が載ったものくらいか?)以外は届いた端から捨てても大して(まったく?)困らないようにも思えるわけだが,なんだか「もったいない」気がして踏み切れないでいる.この「もったいない」が合理的思考でないことは分かっているのだが…むむむ.
今年度から大学院輪読ゼミ(ただし正規の大学院生はほとんど参加していないw)を始めたが,先週までに合計145本が報告されている.それぞれはオンラインでダウンロードした論文PDFと報告者が作成したレジュメがセットになるのだが,論文PDFの方にもAcrobatを使ってアノテーションがつけてあることが多い.重要な部分のハイライト表示や用語の注釈などなど.恥ずかしながらこのゼミを始めた頃はAcrobatのこうした機能についてあまり詳しく知らなかったのだが,PDのFさんがやっているのを見て「これはいいぞ」と思うようになり,徐々に駆使できるようになってきた.
論文PDFで,特定の要素(文章や単語)にアノテーションをつけるためには,当然のことながら内容が文字(テキスト)情報として認識されている必要がある.元々電子化された状態で出版されているものなら当然そうした処理があらかじめ行われているのだが,紙ベースで一旦公刊されたものをスキャンして電子化したものであれば,そのままの状態では「画像」データでしかなく,個々のテキストは認識されない.スキャン後にOCRをかけるという一手間をかけないといけないわけだ.自分の手元でスキャンしたものであれば,AcrobatでOCR認識操作をしてから保存すればよいし,輪読ゼミで読んだ論文でその処理がなされていないPDFなどなかったので,オンライン公開されている学術雑誌の論文は(数十年前のものだとどうか分からないが)当然そうできるものだ,と思っていた.
が,どうやら状況は違ったらしい.金曜日に学生の卒論指導をしていて+土曜日にタイムラインで@daihikoさんに指摘されて今さらながらに気がついたのだが,CiNii Articleで公開されている社会心理学研究や教育心理学研究は,論文の内容が文字情報として認識されていない(あるいは,ユーザサイドではそのハンドリングができない)仕様になっているのだ.アノテーションができないどころか,キーワード検索もできない.頭っから読む,という以外の使い方ができないのだ.これはどういうことだ,とあれこれ調べると,J-Stageに掲載されている心理学研究や実験社会心理学研究はそれが可能であること,基礎心理学研究や発達心理学研究はそもそもオープンアクセス(誰でもどこからでも無料で内容参照可能)ではないこと,教育心理学研究や動物心理学研究はCiNii Articlesにあるもの(数年前までの分で更新停止)はキーワード検索ができず,J-Stageにあるものはできること,などがわかった(アノテーションは,セキュリティ設定で内容編集を許可としていなければできない).
その後,各方面に問い合わせをしたり,CiNiiの中の人からもコメントをいただいたりして,なんとなくそうらしい,という理解としては,
CiNii Articlesに掲載されている論文PDFは,トップページの「全文検索(beta)」を使えば論文のタイトルのみならず内容についてもキーワード検索をかけることが可能だが,ユーザがダウンロードできるPDFにはその情報が貼りこまれておらず,つまりCiNii Articlesを離れてしまうと「画像」と化してしまう
ようである.そしてCiNii側でこの状況を改善するにはかなりのコストがかかるらしい.となると学会側が対応を考えるしかないということか.せっかくオンラインで論文が(フリーで)ダウンロードできるようにしている意味がかなり薄まってしまうので,なんとかしたい(してもらいたい)ものである.
最近,西宮北口付近から自転車通勤を始めた同僚の話を聞いて,急に自分もそうしたくなった.JR西宮駅と職場の間は阪急バスが運行しているのだが,デイタイムは15分に1本強くらいのタイミングでしかないので,帰りはいつも時刻表をにらんでタイミングをはかる必要があったし,行きは早朝のことで電車もバスも頻繁ではなく,やっぱりタイミングをはかる必要があった.しかも「始発の快速に乗るとバス停で約8分待ちぼうけ」「快速の約8分後着の普通に乗るとバス停で置いて行かれて15分待ちのリスクあり」という状況だったので,それなら自転車を併用しようじゃないか,という気持ちが盛り上がったのである.駅から職場までは緩やかに,いや最後は急坂で,普通の自転車では到底登坂できる気がしないのだが,同僚が買ったのは電動アシスト自転車だという.なるほど,乗ったことはないがすいすい漕げるという噂だから大丈夫かもしれない.同僚が私より若い男性で,しかもトレセンで日々体を鍛えている,という要素を過度に考慮しなければ,私にもできるのではないか… と,考えちゃったのである.
自宅→職場ではない自転車通勤を実現するためには,駐輪場を確保する必要がある.職場は正門横にあるからいいとして,JR西宮は勝手にその辺に駐めるわけにいかない.市役所のサイトで調べて申込に行ったのが2月上旬.もちろん順番待ちで,2ヶ月くらいで空くだろうから空いたら電話します,と言われて2週間で連絡が来た.3ヶ月3600円で最初の1回以外は銀行引き落としだそうだ.駅北側に3つある駐輪場のうちどこになるかは運次第,だったのだが,幸いにも駅至近のところが当たった.ラッキー.
そして次は肝心の自転車だ.もちろん自宅付近で買うわけにいかないので西宮のサイクルショップでぐるっと一当たり見て,「そんなにひどく重くなるわけじゃないみたいだし,走行距離が長い方がいいよね」「どこのメーカでもいいけど,それならパナソニックかね」という基準でビビDXを選んだ.色はレッドジンジャー.私が好きな「真赤(な自転車)」ではないがまずまず許容範囲ということで.
購入後,まずはJR西宮まで漕いでいく.同僚に「踏み出しの時にぐいっと踏み込まなくてもすいっと進むのでびっくりしますよ」と言われていたのだがなるほどそのとおりで,一旦停まっても再始動が楽なのはよいが,人が前にいる時に不用意に踏み出さないように気をつけなければならない.駅から職場まで,とりあえず一番分かりやすいルート(駅→山手幹線を右折→今津西線で左折→どんづきを右折→職場)を辿ってみた.一番キツイのが神戸女学院裏にある急坂で,車でもパワーのないものだとじりじりしか上れないようなレベルなのだが,アシストがあるとサドルに座ったままでも頑張ればなんとかなる(ただし,しんどくはある)ことが分かった.所要時間は20分で,あちこち遠回りして走っているバスと変わらなさそう.帰りはずっと下り坂なので,むしろスピードの出し過ぎに注意しないといけないくらい,早くなりそうである.
あとは空気入れを買わないと.できればハンディなものがよいのだが,「普通の」自転車用のものは案外少ないようだ.
仄聞はしていたのだが,ご本人からわざわざお電話いただいた.
二度あることは三度あると申しますが,実際にそうなるとは思っていなかったのでやや驚いた.しかしこのご時世で前途不安な日々が続いていただろうと思われるので,まずは心からおめでとうと申し上げたい.しかも自信を持って「いい職場環境ですよ☆」とお勧めできる職場なのでなおさらだ.是非さらにその良さを維持向上できる一員としてご尽力いただけるよう,OGからもお願いしたい.
月曜の輪読ゼミは報告を2週間お休みにして今年1年間で蓄積された情報の整理にとりかかった.話し合いの結果,とりあえず自分が報告した分のレジュメをすべて見直して1ツイート相当程度のヘッドラインをつけ,検索の利便性を向上させることを試みることにした.ポスドクは自分のウェブサイトでアブストの日本語訳を公開することにしたようである.B4ちゃんにも,
あんた,大学院生になったら個人ウェブサイトくらい作りなさいよ.この世界とりあえずは顕現性を高めないとやってられんよ.いや,私みたいに悪目立ちしろって言ってんじゃないから.
と命令?したので,きっと彼女も今後同様の資料を公開するだろう.私も負けていられないので(笑 ヘッドラインを作りがてら何らかのことはする予定.公開すると決めることでいい意味で評価懸念を高めれば,自ずとそれに見合うだけのクオリティを目指すようになる,ことを期待したい.
そういえば来年度からはポスドクもM1も2人になるので今の呼称では区別がつかなくなってしまう.イニシャルでは味気ないので何か変な識別子を考えなければ.
去年の秋,今年度中に〆切が設定されている依頼原稿を全部書いてしまおう,とめったやたらに頑張った時期があった.5つくらいの原稿をかなりの短期間でやっつけたのだが,年が明けてからそれらの初校がぼつぼつと届き始めている.昨日届いたそのうちの1つが,なかなか驚きの案件だった.編集者からの手紙に曰く,
玉稿を拝読し,…(中略)…,非常によく整えられたお原稿内容にてご脱稿賜り,感謝いたします.
(心の声:いやはや,お世辞でもうれしいね.それにしても玉稿ってすごい言葉だよね.玉ですよ,玉)
さてたいへんお待たせいたしましたが,このたびようやく記事の初校をお届けする用意が整いましたので,先生のご執筆頁のみとりだしまして,本日ご送付させていただきました.…(中略)…ご確認をよろしくお願いいたします.
(心の声:4月号だって言うんだからまだかなと思っていたところだったよ.スケジュールを遅らせないようにすぐにチェックして返さないとね)
また,たいへん心苦しいご相談でございますが,表を1頁文の大きさより小さく載せることがレイアウト上難しかったため,掲載分量より本文が55行分ハミ出してしまいました…….プロフィールを詰めて2行増やすことができそうですが,本文をさらに53行分ほど減らす必要がございます.何卒よろしくお願いいたします.それではご多用のところ誠に恐縮でございますが,ご校正のご指示を赤字でご記入いただきました上,同封の返信用封筒にて3月10日頃までにご返送を賜りましたら,幸甚に存じます.…(後略)…
え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛〜!!??
これは心の声ではない.音が出た.一冊の書籍だというなら53行が全体において占める比率はごくわずかで,いろんな部分をちょびちょび追い込んでいけばなんとかなるだろう.しかしこれはA4冊子にわずか3ページ(2段組)のエッセイなんである.初校を見ると,最終ページに「ハミ出し分です」という鉛筆書きがあり,それはおよそ1ページの3/5程度を占めていた.上述したように3ページのうち1ページは表が占めているし,1ページめの上1/4はタイトルとプロフィールが占めているので…,計算しようと思ってめんどくさくなってやめたが,ともかく相当量を削らなければならない,というのがいきなり今になっての要求だったのである.
正直,困った.というか,仰天した.それなりの紙幅のある原稿ならばまだしも,である.そもそもがやや余計めに書いたものを削って出した原稿を今さらどかんと削れと言われても….というわけでまず「少なくとも期日までには不可能」と連絡してみた.もちろん「それならもう結構です(載せません)」と言われるのも覚悟の上である.しかし編集者はそうは言わず,「では期日を少し延ばします」という愚案を出してくることもなく,
自分で校正案を考えてみます
とおっしゃったのである.大上段に振りかぶった言い方をすれば,自分の書いた原稿を削るというのは身を削るようなもの.それなら第三者に削ってもらってそれを客観的に眺められる方がむしろありがたい.是非にとお願いすると,夜遅くには赤を入れた初校のPDFファイルが送られてきた.これがもし私の「思想」に合ってなければ本格撤回もやむなしと思っていたが,幸いにもそうではなく,当初の執筆意図を最大限汲み取りつつそこから関係の浅いコンテンツを削る,というものだったので一安心.
とはいえ,さすがに初校に赤を入れるというレベルでは済ませることができず,元の(Wordで書いた)ファイルに基づいて新たな原稿を1時間ほどで書き上げて編集者に送付.無事「あと数行追い込む必要はありそうだが」という注釈付きながら初校を通過,あとは再校で対応しましょういうことになった.
最初に編集者の手紙を読んだ直後は,これは事を構えるのもやむなし,と思っていた.しかしそれまでの編集者(過去に面識はないし,この依頼原稿が初めてのおつきあい)とのやりとりを思い返して,直感的にこの人ならばうまく切り抜ける方策を考えてくれるのではないか.とも思った.結果的にそれが当たった,ということになるだろう.よかったよかった.まずは一件落着の巻.
東京は大雪らしいが,関西は早朝は雨,その後晴れて暖かくなった.最近行動遺伝学や進化心理学領域でも話題の2D-4D ratio(人差し指と薬指の長さの比)において「薬指が長め」人である私は,その特徴を多く持つため,大雪が降らないととってもつまんない気持ちになる.しかも早朝に雨が降っていたせいで自転車通勤はおやすみ.早めにあがるという情報だったので止み待ちをしてもよかったが,午前中に予定があったのでやめておいた.
今年からメンバーが倍増する来年度の大学院ゼミに向けて今年度の情報を整理中.輪読論文まとめリストや,内部で共有するデータベース用のヘッドラインなどを作成.新メンバーに輪読ゼミとリサミの運営方針に関するメイルも送信.人数が増えた分指導が薄くなった,ということにならないようにしたい.
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