今朝,TwitterのTLで「冨山房インターナショナル」という文字を目にした.冨山房といえば懐かしい,小学生の頃に読んだ古めかしい歴史の本(確か「吉野の行宮(かりみや)」.もう1冊あったけど書名は思い出せない)の刊行元であり,昭和14年(1939年)に亡祖父の表題著作を出版した出版社でもある.この出版不況吹き荒れる中,まだまだ頑張っているんだなあ,と感慨に耽りつつもう少しあれこれ検索してみるうちに,こんな復刊リクエストが5年以上前に出ていたことを知った.リクエストについては,私には何をどうすることも難しいけれど,数十年を経ても誰か全然知らない人が読みたいと切望してくれるような本を書いた祖父は,研究者としてかっこいいよなあと素直にうらやましく思った.相当昔だし,以前にもここで言及したことがあるけど,2ch世界史スレでも絶賛だもんな.
52 名前: 世界@名無史さん 投稿日: 01/12/23 23:28 >>47 外山軍治の『金朝史研究』は金研究の最高峰の一つですね。 賛否は別として引用無く論文を書くのはまず不可能でしょう。 遼の島田正郎も同じでしょう。
ところで私に「岳飛と秦檜って誰?」と聞いてはいけない.名前は読めるけど,よく知らない.とりあえずきっと金くらいの時代の政治家だよ,と思ったら大体間違ってなくてほっとした.仲良しコンビというわけではなく,岳飛は誇り高き武将として関羽(いわゆる関帝ですな)と並び称されるほどの存在で現代中国でも大人気,それを殺した秦檜(こちらは政治家)はこんなひどい墓に葬られているのだそうだ.なんともはや,いかにも中国.
「吉野の行宮」はなんと昭和20年刊行のようだ.重版されていた可能性もあるから私が手にしていたのはもう少し後のものかもしれないが,道理で古かったはずだ…
今日は「査読を2本片付ける!」と意気込んで出勤したのだが,朝から予算の後始末に追われ,遂にそれが(1時間半ほどがdepressive気味な訪問者との面談に割かれたが)15時前までかかるというていたらくであった.微妙に使い方の違う5つの小さな財布,これはずっと以前からそうなのだが,どうしてもそれぞれのルールが頭に入ってくれなくて,長期記憶どころか短期記憶にもほとんど詰め込まれてくれない.ゆえに,作業するたびに,しかも日に何度もマニュアルを確かめなければいけないので,効率の悪いことこの上ない.これがあと何階続けば今年度は終わってくれるだろうか.できれば2回くらいに願いたい.
夕刻からようやく査読.これが何をどうコメントしたらよいか判断に困る内容のものでかなり懊悩.結局どうしても譲れない2つのポイントに絞って記述し,期限を1週間超過して終了.この雑誌もオンライン査読システムを採用しているが,〆切後数日で「もう〆切ですよ,よろしく」の督促が1通来たのみで,某誌のように遂にはスパム認定するほどの連日の矢の催促はない.上品でよろしい.
もう1本は明日の朝に積み残し.こちらは主査なので2名の副査からいただいたコメントを集約しなければならない.ちょっと意見が分かれているのでやや苦労するかもしれない.しかしこれも早いうちに片付けたいところだ.
健康ダイエット食仲間?なにのじさんにTwitterで教えていただいた本がAmazonから届いたので早速読んでみた.タニタと言えば体重計や体組成計などのメーカーだが,その社員食堂で出ているいずれも5品程度で500kcal前後というとてもローカロリーかつ健康的なメニューが紹介されている.確かにこうした製品の開発者や営業パーソンが醜く太っていたらかっこうがつかないから,社を挙げてダイエットを強化しているのだろう.単なる粗食ではなく目先をあれこれと変える工夫もされていて参考になる.装丁が最近の料理本によくある優しく古臭くない感じなのもよい.溶き卵が冷凍できるなんて知らなかったよ.
今日も学科会議→臨時研究科委員会(課程博士論文審査)→研究科委員会→教授会の四階建て.途中にも心理科学専攻の博士論文中間報告会があったり学内で用事を済ませたりがあったので,研究室に座っていられたのは朝の2時間ほどとランチタイムだけだった.
課程博士論文は8件もあったので,審査報告(事前に「あらかじめお読みください」の指示つきで資料は渡されているのだが,まったく信用してくれていないようですべての先生が忠実に朗読される.もちろん,とてもじゃないが信用されうる状態ではないのも事実である)+投票を繰り返すだけで2時間弱かかった.
研究科委員会は大学院入試の判定が行われた.全体的に文学研究科の受験生は減り気味であるが,心理科学専攻はそれなりの数を確保している.いいことではあるが,来年度は特に後期課程が多いようである.以前と違って課程修了による学位取得が当たり前,以前と同じくいやひょっとしてそれ以上に就職難,という今の時代に,D学生を多く抱えるのは指導教員としてはいろんな意味で大変なことだ.
教授会は卒業判定.専修によっては実に半数程度が卒業しないところもあるようだ.就職難は甲山でも深刻である.
そんなこんなで仕事はほとんどできず,1本残った査読は総合コメントの構想を練ったのみ.明日は東京出張なので,行き帰りの間になんとかしたいものだ.
某研究打ち合わせのため,akoさん(彼女の現在の本務校は敵のホームグラウンド至近だったりもするわけだが)と一緒に大手町の敵地へ,初めて「しんぶんしゃ」というところに入って「はぁこういうもんか」と思ったのだが,実は訪ねたところはそんなにも典型的に新聞社っぽい感じではなく,普通のオフィスだったのだそうだ.果たして新聞社っぽいというのが何なのかもよくわからないわけだが,昔はちゃんと輪転機とかもその辺にあったそうだ.30分ほどの短いMTGだったので「このために東京に来られたんですか!」と驚かれてしまったが,もちろん,MTGの価値は長さで決まるわけではないので来たのである.
丸ビルのカフェで時間調整した後に,恵比寿に移動して復刊ドットコム社へ.こちらは完全にプライベートな用事.恵比寿から駒沢通りを代官山の方に歩いて数分のところに目指すビルはあったのだが,まだ1Fにテナントが入っていないくらいの真新しさのビルで,オフィスはみな入居していたらしいのだが,通りがかったレベルでは一体ここは廃墟なのかそれとも違うのか,と戸惑うようなところだった.
おしゃべりの中でTwitterの話が出たのだが,会社の方がやおら上を指差して,「ついったーは,上にいるんですよ」とおっしゃる.はて,どういう意味かと一瞬戸惑ったが,つまりは日本のTwitter運営会社が上階に入っているという意味であった.価格ドットコム(必然的に食べログ)もここにあるのだ.道理でどこかで聞いたことのあるビルの名前だと思っていたのだ.もちろんうれしく写真を撮って「ついったーなう」とつぶやいてみたのであった.
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今の研究室に入居してまもなく1年.本は大して持っていないが,パソコン周りの物品やらいざとなれば住むための家電製品やら(笑 は人よりも持っている私にとっては,去年までと比べて40年ほど築年数があっておんぼろなのは仕方がないとしても,広さが半分程度になったのはなかなかつらかった.しかも来年度一杯で取り壊しになるので,また引越しをすることが決まっているのだから,気合を入れてすべての荷物を開けるのもどうかと思うし,また開けた荷物は下手に節操なく使って散らかすとまた短時間で荷造りにひどい手間がかかることになる.
こんな状況ゆえに,私としては極力コンパクトな暮らしを心がけているのだが,それでも1年経つと書類系のものを中心としてあちらこちらに雑然とものが積み重なることになる.また4月になると同じことの繰り返しになるのは目に見えているから,片付けるなら今しかない.というわけで今朝は秘書ちゃんに手伝ってもらって,会議資料を議事録だけ残して廃棄したり,授業資料も直近の成績評価に関係のないものはきれいさっぱり処分したり,ついでにソフトの箱も邪魔だから片っ端から中身を出してファイリングしたり.その他にも書棚の(中身の)配置を変えたり,ビデオやカメラ,周辺機器類はあちこちに置かれていたのをひとまとめにしたり,といった作業もしたら,狭いながらも随分片付いた印象になった.この状態を維持すれば,新しいところに移る時の荷造りもきっと少しは楽になるだろう...
勢いあまって個人研究費はやや使いすぎてしまった.もちろん使いすぎたからといって誰に迷惑をかけるわけでもない.赤が出た部分は自費で補填するだけの話である.
長年「ソニー製品は使わない」という矜持を貫いてきたのだが,「モバイルPCとして持ち歩くときに軽く薄くバッテリが長持ちで,でもRGBのコネクタはあって,b-mobileの中身=FOMAカードが内蔵できるので移動中も出っ張り部分が邪魔にならない」という条件を満たすPCを探すとこれしかなかった,という理由でVAIO-Xを購入した.同僚のJK氏が購入した(ままセットアップしていない)のを見たのがきっかけである.彼は(ご本人は割と地味な風体なのに)PCは派手な色のものがお好みのようで,
「なんで赤がないんや〜」
とか言っておられたが,私は手持ちの小物はみな赤で揃えるもののことPCについては黒以外は考えられないという主義なので,その意味でもこの機種は好ましかった.OSも初のWindows7(といってもHomeEdition)だ.これで積極的に買うPCとしてはVistaをスキップすることができたことになる.ちょっと調子に乗って英語キーボードを買った(キートップの見た目がごちゃごちゃしていないから)のでキーバインドが今までとやや違うのに少し戸惑ったが,じきに知覚運動学習が成立するであろう.
新しいPCを購入するとこれがとても面倒だ.今日インストールした=非常に利用頻度の高いものは順不同でこんな感じ.
Acrobat 9(Readerだけでは仕事にならんですな) ATOK2010(やっぱりGoogle日本語ではちょっとまだ不足が) 秀丸エディタ(開発当初からずっと愛用) SPSS/Amos(大人の事情で前者はPASWという名前がついている) Office 2003/2007(一応後者も入れといた) Chrome Plus(IE Tabもあって便利) Dropbox(まだ雲の向こうだけにファイルを置くのはためらいがあるけど) TTM+関連ツール(よろしくお願いします) Lhaplus(あるんですよ.不意にtar.gzを解凍しなきゃいけないときとか) DiskMirroringTool(外在化脳のバックアップはこれで) Winshot(画面キャプチャにたいへん便利) Twit(Twitterはこれでチェックしてます)
女の子の節句に生まれたご母君のお祝いランチを両親+われわれ夫婦の4名でリッツカールトン大阪「スプレンディード」にて開催.といってもホリデーランチブフェだからドレスコードもカジュアルでごく気楽な宴である.ただしせっかくの誕生日だからということで,普段よりちょっとだけ気合いを入れて,下見としてまずは二人で食べに行ってみたり(スプレンディード自体は何度も行ったことがあるが,ランチブフェは食べたことがなかった),プレゼントを用意したり(いいなと思うものがアメリカ国内のみ発送可のオンライン通販だったのでちょっとテクい手段を使った),ホテル内のフラワーショップで卓上の花を手配したり(下見の帰りにすぐそばにあったので飛び込みでお願いした),といくらか準備はしたのであった.宴の中身は特に普段と変わりなく,皿に盛った料理をそのたび写真に撮るのはわれわれでなく両親であるとか,話題に応じて調べ物をした結果をリアルタイムに報告する(今日調べたのは「ウェーバー」と「カルミナブラーナ」)とか,我が家において非常にありがちな光景が展開されたのであった.なお,デザート時にはホテルからのプレゼントとしてカクテルとプティフール(プレートには火のついたろうそく2本も立っていた)が提供された.これはまったく知らなかったので驚き,かつ好ましいことであった.
3月初めの月曜日はこのイベントのため,夫婦そろって休暇をとるのが恒例となっている.このブログを継時的に読んでいる方ならお分かりのとおり,私はそれほど映画好きではない.話題作にはほとんど食指が動かず,映画館まで見に行くのはお気に入りのB級コメディかよほど興味を引かれた作品のみだ.家でDVDになった作品を鑑賞することもほとんどない.しかしアカデミー賞の授賞式は結構好きだ.なぜなら司会者がたいてい私好みのコメディアンだから.オープニングの参加者いじりや部門間のつなぎのしゃべりが気が利いてていいのである.今年もスティーブ・マーティンが(アレック・ボールドウィンとのコンビだったが)登場してくれたので,何/誰が受賞したかはほとんどそっちのけで,そちらばかりに注目していた.オープニングでやたらメリル・ストリープをターゲットにするなあと思っていたら,その3人は「恋するベーカリー(という悪趣味な邦題のIt's Complicated)」という作品で共演しているようだった.気づいたのが遅すぎてもう週末には見られなさそうなので,DVD落ちを待つことにしよう.ex夫婦な監督賞候補の二人との絡みで,「ビグローがキャメロンに贈ったプレゼントには時限装置が付いていたらしいよ」というボールドウィンに返してスティーブ曰く「キャメロンがビグローに贈ったのはトヨタ車なんだってさ」…キッツーイ!!
とりあえず明日研究室でこれ見よっと…
会議やら出張やらが立て込んでいた先週と宴会の嵐な来週の狭間で,まるでエアポケットのようにほとんどスケジュールのない今週.ゆっくりと研究室に腰を据えていろんな仕事ができそうでありがたい.
メインタスクは今週中に仕上げなければならないのにまだ1文字も書いていない学外共同研究の報告書作成なのだが,それ以外にも,新年度の大学院/学部ゼミの準備やら,学内/学外講義内容の整理やら,いつの間にか3つたまった半年先の〆切仕事の確認やら,こういう心身の余裕のある時期に着手しておきたいこともいくつかある.こういう状況に置かれた時の私の常として,もちろん「それ以外」から着手.講義関連については,まったく新規のものはないが,それでもこれまでの蓄積を多少更新したり組み替えたりは必要になる.〆切仕事はもちろんまだ執筆に着手するところまでは行かず,依頼内容を整理しながら,頭の中であれこれと構成案を巡らせるだけの段階だ.
さらに,来年から研究室に入ることになったM1(to be)君(前任校の教え子)にも来てもらったので,ゼミの曜日日時を決定したり,講読する本を決めたり,時間割について相談して社学Y先生の虎の穴に入ってもらうことにしたり.自らが「指導教員」になる院生は彼が初めてなので,いろいろと試行錯誤につきあってもらうことになるが,2年でそれぞれに成長できるように,がんばりましょー.
明日は報告書に着手すると思う.多分(笑
VAIOさんによって「おこたPC」の座を奪われたDELLモバイルPCは「クックパッド検索専用端末」としてキッチンに移動した.食器棚の腰くらいの高さのところに天板が引き出せる部分があったので,そこに載せてみた.食器棚は横に並んでいる冷蔵庫などより奥行きが短いので,天板を出してもぶつかることはないから具合がよい.ただし,もっとコンパクトかつ動作の軽いタッチパネル端末がやってくる(多分2010年度上半期と予想)までの暫定ポジションである.
報告書執筆に着手.全体の骨組みはできていて(というよりも,ほぼ「指示」されていて),それに肉付けしていけばよいだけではある.紙粘土細工をちょびちょびと作っていくような気分だね.とりあえずお肉がすぐにつくのは腹回りの部分なのだが,贅肉はなるべくそぎ落として,その一方で他の部分もちゃんとそれなりの肉で覆っておかないといけない.まあ,なんとか頑張る.
私の手元にはなぜかiPod nanoが3台あって,それぞれ4GB(第1世代)/8GB(第3世代)/16GB(第5世代)である.第1世代nanoをほんの出始めの頃に買って,以来数年にわたってPCデータメディアとして使ってきた.一昨年に「そろそろ4GBじゃ足りなかろう」と第3世代nanoを購入したのだが,なぜかうまくデータの移行ができず,そのまま棚の肥やしになっていた.
しかしさすがに最近本当にデータファイルの容量が4GBの上限ぎりぎりに達して残り数十MBになってきたので,真剣にデータの移行をしなければならない状況に.そして折しも年度末,ふとヨドバシカメラで16GBかつ第3世代よりも随分スリムでお安くなった第5世代nanoを目にして,ついふらふらと購入してしまったのである.
かくしてAudio/Visual系のデータがほぼ絶無のiPodが手元に3台.それでようやく「なぜ一昨年に第3世代nanoへの移行が・できなかったのか」を考える気になった私.はびーと10分ほど討論(というよりも「ねえねえ,iPodってどういう仕組みなの?」という物わかりの悪い私の質問に対する,はびーの投げやりな返答からの類推)の結果,「両方のnanoを同じPCのiTunesで同期させて(ようとして)しまったからだ」「データメディアとして使うならiTunesに出てきてもらっちゃ困るのだ」という結論に達した.そういえば研究室のデスクトップPCはiTunesを入れていないから,これで第1世代nano→HDD→第5世代nanoとデータを移行させればうまくいくに違いない.
先般,このデータ移行は無事完了した.そして私の手元には「意図された用途」には供されなかった第3世代nanoが残った.小さい体だが,音楽データで8GBといえば相当な量らしい(お前はCDの最大容量も知らんのかというツッコミは禁止).せっかくなので「意図されてはいなかったが多分iPodの本来の用途」に供することにした.つまり音楽を奏でさせようじゃないか,ということである.学生の卒論で音楽を聴かせてムード操作をする場合などもあり,なんだかんだと個研におけるCDの在庫は多い.こうすれば,狭苦しい研究室の中で結構な幅をとっているCDたちをいくらかでも減らすことにも貢献してくれるはずだ.
ということで,今日は報告書執筆の片手間にiTunesを入れたノートパソコンで地道にCDの内容取り込み→第3世代nanoとの同期作業を行った.1枚1枚に案外時間がかかるものだと思ったが,これはノートパソコンのCDドライブが貧弱なせいだろうか.そして数時間かけて10枚分のCDの中身を同期させた第3世代nanoは,これまたヨドバシでふらふらと購入したBOSEのiPod用スピーカーにつながれ,研究室BGMを提供することなったのだった.
1月末以来ほとんど異様なまでに執着しているローソンのこのスイーツ.AERAで紹介記事を読んだ時は「2月末までの限定」と書いてあったのだが,大好評につき延長なのか,それとも作りすぎたものを売り尽くすためにやむをえない措置なのか,まだ販売を継続中のようである.といっても相変わらず取り扱うローソンは非常に限られていて,「あるところにはある」「ないところには絶対にない」状態である.何せ茨木市およびその周辺は全滅なので,週末に車で外出した時に必ず江坂の某ローソンに立ち寄って買うことにしている.1週間に1個か,多くて2個がせいぜいだが,そのせいでまだ飽きていない.
ところでたかだかレンチンのぜんざいごときにこんな苦悩を強いられているのは私だけなのだろうか,と思って,
HOTぜんざい ローソン
でぐぐってみた.すると頼みもしないのに「英語のページの検索結果を日本語に翻訳して見る: 」というメニューが出るわけだが,そこには,
HOTぜんざい ローソン (HOT Lawson well done)
とある.なんと「ぜんざい」は「well done」だというのだ.当然Google翻訳で「ぜんざい」と入力しても「well done」という答が返されるわけで,他のオンライン和英辞典でもそのようになっているようすである.例えばtangorin.comで検索すると,
zenzai 【善哉】 –common noun Well done!; soft bean-jam
とのこと.「あっぱれ!」などと同様の言葉として扱われているらしい.まあ「善き哉」だから意味的には分かるが,今の日本人,「あっぱれ!」もほとんど言わないけど,「ぜんざい!」はそれどころの話じゃないくらい使わないと思うがどうだろうか.
今日の午前中は秘書ちゃんと一緒に研究生活を始めて以来溜まりに溜まった文献の整理を敢行した.
文献整理は研究者にとってなかなか悩ましい共通テーマの一つで,さらにこうしたものの管理が苦手な典型的「片付けられない」タイプの私にとっては大変困難なタスクである.これまでに,データベースをちゃんと作ろうと努力をして実際やろうとしていた時期もあるのだが,忙しくなるにつれてそれができなくなってしまった.ゆえに,今あるものたちはほぼ大まかな分類しかできていない状態で,その分類をしたのも数年前というオーダー.そこで,この際一気になんとかしようと思ったわけだ.かといって,ボックスファイルに突っ込まれているものたちをすべて電子化するだけの手間はかけられないから,できれば大きな研究テーマごとに著者のアルファベット順に並べ替えたもの(そもそもの大まかな分類がそうだった.片付けられない人間がたまに参照するために,年月を経てぐちゃぐちゃになっているところもあったが)を,1本ずつクリアフォルダーに入れて整理して検索しやすくよう,と.
しかし,ボックスファイルを片っ端からひっくり返して中身をぶちまけてみてすぐに悟った.秘書ちゃんも言った.
せんせー,これ無理ですよぉ.
なぜかというと単純で,想像を遙かに超えた量だったからである.私は文献研究をかなりさぼっている人間で,そんなにたくさんのものを読んでいるつもりはなかったのだが,それでもまあ,長机の上をすべて埋め,なおかつうずたかく積み上がるくらいは集めて(すべてきちんと読んで,とは言えないw)いたのだ.それらをすべて収納するだけのクリアフォルダーはとても手元になかったのである.
そんなわけで,最初の心づもりがほんの5分で呆気なく破壊されて大変焦ったのだが,as they wereに戻すのもしゃくだし,かといって必要なものとそうでないものを選別するなどして量を減らすだけの手間をかけたくもなかったので,
大きな研究テーマごとに著者のアルファベット順に並べ替えたものを「ボックスファイルに収納する」
という作戦に切り替えることにした.とりあえずこうしておいて,これからは参照する機会を得た文献は「ボックスファイルに戻さない」ことにして,それらだけはきちんと電子化(PDF化と文献リスト化)することにしたい.となると,iPodさんの中に研究テーマごとに散在している電子ファイルしかない文献たちも一緒に整理しなければならないだろう.そして数年で一度も参照しなかった紙の文献は捨てる…べきなんだろうな.洋服がなかなか捨てられないのと同じで,なーんか,妙な愛着が邪魔をするんだが.
まずは成城石井で買った特に謂われのないシャブリに合わせて,野菜の煮込みと海鮮のクリームシチューパイ.前者は適当な野菜の細切りとトマトをオリーブオイル+にんにくで炒め,やっぱり適当にハーブを入れた後に,10分ほど野菜の水分で煮込んで塩こしょうしたもの.簡単だが,白ワインにはベストマリアージュ.後者はグラタンの具っぽいものをパイシートを敷いたマフィン型に入れてオーブンで焼いたもの.マフィン型は6個焼けるシリコン製のものなので,バターなど塗らなくとも取り出しやすくてよろしい.
次が今回の宴会のメイン.サンテステフのシャトードペズ.昨年末のシンガポール旅行の折に,ラッフルズホテルのTiffin Roomで出会ったシャトードペズである.購入したのはハービスのエノテカで,ハーフボトル.合わせたのはやっぱりインド料理ったらこれだよねということでタンドリーチキンと,グラタン風のものは,昨日の夕飯のオムレツの具のあまりの上にタンドリーチキンの漬けタレととろけるチーズを載せてオーブントースターで焼いたもの.タンドリーチキンは基本的にはこのレシピで,ガラムマサラやチリパウダーを適当に足してもうちょっとスパイシーにしてみた.20時間ほど漬け込んだが,まぁまぁの出来.ワインもスパイスに負けないしっかりした味わいだった.
きれいにタンドリーチキンが骨だけになった後は,ブリーチーズ+クラッカーと,写真にはないがチリガーリックバゲットとともに,同じくサンテステフのオルムドペズのやはりハーフボトルを.ブリーチーズはくせがなく,それが「チーズ好き」にはもの足らないかもしれないが,きついチーズがあまり好きではないお子ちゃまな私にはちょうどよい.さっきのペズより軽いが,フランスワインとしては出色と言ってよいレベルのしっかりさだった.
というわけでまたしてもリビングのソファで眠り込みそうになるところだったが,はびーに強制連行される前にちゃんと自力で寝室に行った自分を褒めてあげたい.
昨日は今年度最後の某業務.もう最後の最後だし,ということでリラックスした雰囲気で進められた.対象サンプルが少ないので,個々のケースにてんで勝手にストーリーを思い描くという質的分析に割く時間が長くなり,結局2時間ほどかかってしまったが,楽しかったからよしとしよう.
いくつかの案件が「要注意」として印象に残った.1つは数年前にかなり騒がれたのと同種の案件で,まだやってるところがあるのかとあきれた.今後当該案件のウェブサイトを注視しておきたい.もう1つも,かなりひどい.考えようによっては前者よりひどい.ばれないと思ってやってるのか,それとも確信犯か…
快晴のぽかぽか陽気に誘われて,お昼に万博公園にふらりとお散歩へ.幸い花粉も大して飛んでいないようで,はびーも念のためにとマスクはしていたものの,鼻をずるずるすることもなく歩けていた.昨日のニュースでオープンしたとの報道があった大阪万博の資料館(唯一現存するパビリオン鉄鋼館を改装したそうな)は整理券配布で入場制限をしていて入ることができなかったが,広場ではABC朝日放送の公開録音などのイベントをやっていて,生のキダタロー先生を見られたので満足だった.もうすぐ桜の季節になると恒例の陶器市もあるので,また近々出かけることにしよう.
アカデミー賞授賞式の司会者2人と主演女優賞ノミニー1人の熟年三角関係?を描いた映画,このときは見られそうにないなと思っていたのだが案外そうでもなく,ワーナーマイカル茨木で18日まで上映していることが分かったので行ってみた.19:15からの1日一度きりの上映にして,観客6名.予想通り.ほぼフリーに座れるからいいようなものの,この状況で隣席ブロックしない指定席の売り方もどうかと思った.
この映画,R15指定なのだが,それも納得な内容.といっても,エロいというのではなく,卑猥な台詞が飛び交いまくるからそうなのだろう.50を過ぎたおばさんたち(含むメリル・ストリープ)のガールズトークはあまりにも強烈にあけすけだし,敏腕弁護士という役にしては少々脂ぎり過ぎたメタボ腹(そしてびっしり胸毛が気持ち悪い!)を惜しげもなく晒すアレック・ボールドウィンはきっと昔のファンなら涙なしでは見られないだろう.誠実な建築家役のスティーブ・マーティンが一服の清涼剤的存在,という珍しい設定だった.コメディタッチの演技はたった1シーン.彼には抑えめの演技もまた似合う.しかし,メリル・ストリープが演じると実際はただの節操のない色ぼけオバさん的行動でも何だか共感できてしまうからすごいものだ.全般的に「飛行機のオンデマンド映画でやってればとりあえずチョイスして間違いなし」程度のクオリティは保っていたと思われるし,日本では絶対に観客が動員できない映画であることも間違いない(アメリカではそこそこの興行収入を上げている).そしてやはり予想通り,邦題「恋するベーカリー」はまったく中身を表していなかった.いや,メリルはベーカリーのオーナーだし,ハッパでぶっ飛んだ状態でチョコクロワッサンを焼くなんてシーンも,あることはあるんですけども.
それにしてもメリルのおうち,めちゃめちゃ広くて住み心地良さそうだった.しかもそれをさらに増築するって,どんだけ.ちなみにロケ地はサンタバーバラなり.
修士と博士の学位授与式が挙行された.幸いにも天気予報がよい方に外れてよく晴れた空の下,まず中央講堂で全学の式典が行われた後にF地下で心理学専攻のみの授与式があった.今年は課程博士2名,修士たくさん(笑 教員はみな一言ずつ祝辞を述べたが,それぞれなりに味わいがあってとてもよかった.今週はこうした挨拶が何度もありそうなので,個人間および個人内でネタがかぶらないように頑張らなくてはなるまい.
その後,関学会館の隣にある外国人住宅を改装したオハラホールに移動してお祝いの立食パーティ.いつもは着席の昼食会だったとのことだが,今年は人数も多いのでこの形式にしたそうだ.わいわいといろんな人と話ができるので,これもまたよし.
夜はニシキタの居酒屋に河岸をかえて歓送迎会。四十名以上の出る人来る人残る人、それにM田御大が参集して、これまた大層賑やかであった。一年いて、ようやく過半数は顔と名前が一致した、かな。
誘われるままに二次会にも途中まで出て、今日も普段なら寝てる時間に帰宅。
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今日は午前の学科会議終了後に,前任校で恐れ多くも同僚としてご一緒させていただいていた山鳥重先生のご退職記念の最終講義+パーティのため明石方面に出かけた.
山鳥先生は言うまでもなく我が国の神経心理学界においてもっとも偉大な研究者のうちのお一人であるが,私はそんな先生の偉大さをまったく知らないままに学科主任とぺーぺー教員という関係で職場をご一緒し,高潔としか形容しようのないご人格(と書くとわざとらしいが本当にそうだからそうとしか書きようがない)に間近に接する栄に浴することができた運のよい人間であった.高潔といっても近づきがたいわけではなく,柔和な笑顔とフランクなトークにも魅せられていた.前任校人間心理学科教員の類い希なる人間関係の円滑さは,山鳥先生の存在があってこそ作り出されたものだと思うし,そんな職場で5年間働かせていただいた経験は,本当に貴重なものだった.そして,先生のご著書を読んだ折に抱いた驚きと感動は,今でも新鮮なままで私の心に刻み込まれている.
そんなわけでパーティの席にその本をしっかり持参し,サインを頂戴することができたのであった.
学部卒業式と諸行事の一日.
まずは午前中は大学主催(午前午後の二部構成で文学部は午前だった)の学位授与式の後,心理学専修80名程度で教室に集合して専修単位の学位授与式.前者では学部総代しかもらわないので,こちらで個別に授与することになる.ここは司会を大学院生の教学補佐が務め,教員祝辞→学士学位記授与で終了.
引き続いて昼過ぎからF地下ホールに場所を移して心理学専修3年生主催で卒業生を送る集い「ハミル鍋」開催.ハミルとはこの建物のことであり,また心理学専修の代名詞でもある.鍋には2日前から煮込まれていたおでんがぐつぐつと煮え,他にもたこ焼きやらクレープやらカナッペやらおにぎりやら,心づくしの料理が並んだ心温まる宴会であった.
その後,教学補佐の引き継ぎやら専修会議やらキリマンジャロコーヒー賞味の会などを経て,夜は梅田のヒルトンホテルに移動して謝恩会.今度はもちろん4年生が主催である.単なる立食パーティーかと思っていたらさにあらず,まるで結婚披露宴のごとく段取りのきちんとした「式典」風味も加わったイベントだった.あまりにwell-organizedなイベントに,しかもご招待されたため,彼らはいったいどれだけコストを払ったのかと心配になるほどだった.プレゼントをいただいたり本日2度目の祝辞をした後,花束贈呈をしていただいて終わりか,と思ったらこれまたさにあらずで,最後にはホテル内で会場を移して集合写真の撮影まであったのだった.
月並みな言葉だが,かれらの前途に幸多かれと祈りたい.
心理学専修では,例えば昨日の「ハミル鍋」のようなイベントの時に,必ず参加者全員が大きな輪になってエール+校歌「空の翼」の斉唱で締めくくることになっている.古風というか体育会系というか,どちらかというとスノッブの多い文系では独特のノリではないだろうか.昨年6月の「ハミルコンパ」でその中に加わることになった自分にかなり仰天(分かりやすく言うと「ドン引き」)した私だったが,考えてみると悪くないなととりあえず校歌は覚えた.しかしエールは代表者一人が輪の中心でがなり立てるのをはやし立てるだけなのであまりちゃんと覚えられないでいたのだが,OBな教員たちはみな諳んじている.私が「主の祈り」やら「平和の祈り」やらを日英両バージョンで今でもすらすら唱えられるのと似たようなものであろう.よく見ると学生に配布される大学オリジナル手帳に最後の1行を除くフレーズが書いてあった.
仰げば星斗(せいと) 闌干(らんかん)として 悠久の真理を囁き 頭(こうべ)を巡らせば 六甲の山野深々として 著人(わこうど)の血を湧かす 天地の精気 凝りて立つるもの 嗚呼 実に我が母校 されば歌わんかな 叫ばんかな 熱血の歌 情熱の調べ 関西学院大学校歌『空の翼』 一番のみ(笑)
最後の(笑)は,「Eins, Twei, Drei」で全歌斉唱というのが多分「正式」のようだ.なお,「仰げば星斗」でぐぐってみると,旧制五高の寮歌もよく似た内容であることが分かる.歴史的経緯はよく分からないのだが,こちらがあちらからの派生だと考えるのがより自然だろうか?
最近オンライン上でCSKAモスクワの本田選手を「本田△」と表記するものをよく見かけるので,一体△は何を意味しているのだろうと思って調べてみたら,意味というより表音記号だということが分かった.同種のものに□もあるそうな.どちらも「褒め言葉」を使った揶揄的な表現なのだそうだ.そんな日本語かっけー,と思ったが,五角形はJIS記号がない.残念.
毎夜毎夜の宴会続きの日々を乗り越えてようやく週末.ゆっくり骨休め.
今年の関西は花粉がとても少ないらしく,毎年この時期はあまりのつらさに南の島への逃亡を希望するはびーも随分落ち着いた様子である.しかし黄砂は相変わらずのようで,空気はどんより濁った感じだし,車はしっかり薄汚れているのには困ったものだ.今日は日中は汗ばむほどの陽気だったが,夜半には雨が降り出した.突風もしばしば.本当にこの3月は雨が多く,太陽光発電が阻害されることこの上なし.
この3連休は,衣替え(ないしは捨て)を頑張りたい.
雨風はほぼおさまったというのに,黄砂のヴェールに覆われた朝.薄黄色い空にまるで月のような太陽が東の空に昇る中,7時半に家を出てウォーキングのために京都経由JRで宇治方面へ.と言っても観光する気はまったくなく,平等院やら何やらはすべてすっ飛ばしてひたすら宇治川沿いを上流に向かい,天ヶ瀬ダム終点で右岸〜左岸の八の字(途中の吊り橋でクロス)往復で8キロほど歩いた.そのまま黄檗まで行こうかとも思っていたのだが,雨が降り出したのでとりやめた.雨自体はぱらっと来ただけでほどなくやんだのだが,その後カメラやリュックを見てびっくり.雨というより水分を含んだ黄砂すなわち汚泥であった…
かわいそうなカメラやリュックの汚れを拭いてから,のんびりとJR奈良線で京都に戻って,JR伊勢丹スバコの「はしたて」でランチ.紫野和久傳のリーズナブルラインなのだそうだ.11時半頃だったので運良く5分ほど待つだけで入れたが,その後は大行列だった.「本日のおまかせ丼」の「鯛の白子と山菜の卵とじ丼」(お味噌汁と香の物付き1680円)をいただいたが,まずまず上品な味つけで悪くなかった.普通の店とはちょっと目先の違うものが気軽に食べられてよさそうだ.おみやに同じスバコ内にある中村藤吉(JR宇治駅の目の前に本店があった)で生茶ぜりぃを1つ買って帰宅.京都駅はまだまだ黄砂に煙っていたが,茨木に降り立つと嘘のような青空が戻っていた.ほっとした.
3連休最終日.特にわけもなく,ひたすら料理をした.しすぎで腰が痛くなるほどに(笑
●弁当のおかず ひじきの煮物 たたきゴボウの酢漬け いろんな野菜のピクルス スパニッシュオムレツ ミニ豚玉 ●お菓子(プレゼント用含む) コーヒークッキー ごぼうクッキー コーヒーバウムクーヘン ●昼食 キムチとツナときのこのパスタ ●夕食 春巻2種 ゴボウのごま味噌きんぴら 味噌汁 豆ごはん
バウムクーヘンは,オレンジページのレシピをアレンジしたもの.アレンジといってもホットケーキミックスではなくタロイモパンケーキミックスを使ったというだけ.2つに折った箸をアルミホイルで巻いたのを芯にして,フライパンで薄く四角に焼いた生地をどんどん巻いていくのだが,簡単な割にいい感じにできた.満足.
今日から新3年ゼミ生15名との個人面談を開始した.この学年は授業はまったく担当したことがなく,秋学期にゼミ説明会を開催した折もこちらから個体識別可能な場面はなかったので,これが実質的な初対面.ゼミという名はあっても学期中に接するのはたかだか週に90分+αと案外少ないので,こうして1対1で話す機会は敢えて作る必要がある.腹を割って,とはなかなかいかないが,ちょっとずつ学生の個性を探ろうというこの試みを,ゼミを持つようになってからずっと続けている.
流れとしては,ちょっとした調査票に記入してもらって,2年秋までの単位取得状況を教えてもらって,ゼミ発表で使うテキストを渡して担当希望テーマをいくつか選んでもらって,必修科目の念押しをして,本人の取扱注意事項を聞いて,私に対する質問を受け付けて,顔写真を撮らせてもらって,終了.所要時間は一人30分弱だろうか.
毎度のことだが「今時の学生は多忙だ」「統計に苦手意識を持っていない学生はほとんどいない」ことを再確認した.家計を気遣う発言も頻出する.苦学生というレベルではなくても,通わせてもらっているという感覚は非常に強いようだ.
昨日は何かとお世話になりまくった学科の助手Oさん(ご本人はれっきとした研究者だが学内事情により助教には改称されていない)の送別会で御影の蘇州園へ.なんでも日本生命の5代目の社長の別荘兼迎賓館だった(のを戦後に華僑が買って中華料理店として運営していたところがさらにどこかに買われて業態が変わった)ところだそうで,建物の中は大変歴史と風格のあるしつらえだったし,夜でよく見えなかったけど,お庭もきれいに整備されているようだった.私たちが食事をしたのはこの部屋で,リンク先とは違って長テーブルをどんと1つ置いて周りにソファが配されたレイアウト.中華テイストの家具や置物がたくさんあった.食事後はバーに場所を移してしばし歓談.シガーバーも併設でちょっと本格的*風*だった.
なんだか食べログで調べてみると結構絶賛コメントが多い.料理は普通です,と思います.
Oさんは4月から某東大阪方面大学の新設学部の心理学コースに講師として赴任される予定.新しい組織を作っていくのは,大変だけど楽しいので,是非それをエンジョイしながら研究者としても実績を積んでいってもらいたいものだし,助手の仕事を「そつなく」以上に鮮やかにこなしていた彼女ならきっとそれが可能だろう.夢多き前途に乾杯!
せっかく「ストビューが来ても家の中が丸見えになりませんように」と思ってわざわざ塀を高く作ったのに,こんな時に撮影に来てたら台無しやん!!
クリスティアン・ティーレマン指揮.ザ・シンフォニーホールにて.
シンフォニーホールの一番ダメなところは最寄り駅から遠く(徒歩たっぷり7分),しかもその最寄り駅が福島駅(大阪駅から環状線で一駅)なところ.朝日放送の旧本社社屋の隣なのだが,今はそれも堂島に移ってしまってホテルプラザも廃業して大阪タワーも取り壊されて,ますます立ち位置が微妙になっている.前回行った時も雨,今回も,雨.
ティーレマンは2003年以来の来日で,前回のウィーンフィルとの演奏会はびわ湖ホールまで聴きに出かけた.そのときの感想を当時のブログから引っ張ってきてみよう.
某掲示板(注:2chクラ板のこと)の影響をばっちり受けて「田園」では管が気になって仕方がない。ソロパートになるたび、プファーとか失敗しないかと思ってドキドキだ。でも今日はめちゃ素晴らしいということもないが無難にこなしておられたように思う。実はこの曲を通してちゃんと聴いたのは初めてかもしれないのだが、聴いているうちになんとも懐かしい気持ちに。小学生くらいの時期の日曜の我が家をとても思い出した。別に田園ばっか聴いていたわけではないのだが、ベートーヴェンが多かったのかなあ。そういう意味で感動的な曲でした。終了後のティーレマンはご満悦の体で管の人々を称えていたから、多分彼らにしてもそう悪くなかったんだろう。「英雄の生涯」は、前曲とは対照的に大編成で実にじゃんじゃか派手な曲。良いも悪いも弦はごうごう、管はぷうぷう、打はじゃかすかぽんである。これもVPOのもうひとつの姿ということだろう。この曲は過去にまともに聴いたことがなかったので、良いも悪いも相対評価はできませんが、まずくはなかったと思いまする。ティーレマンは元気元気。拍手に応える時など、指揮台の後ろの金属棒をつかんでぐらぐら揺らしていた。でかいし、パワーありそうだからリヒャルト・シュトラウスはとっても向いているんだろう.総じて、18000円なら喜んで出すけどね、くらいだろうか。さすがに29000円は高いっす。この値段だとVPOあるいはBPOでも午前・午後二回公演くらいしてくれないと割に合わないように思う。しかし、田舎ホールで4000円の国内オケとこれとどっちに行くかと言われたら、客層から何からコミで、こっちがいい。
オケは変わったが,ティーレマンの指揮ぶりには今回も上記と似たような印象を抱いた.6年半ほど経って50歳になった彼だが,むしろ当時より少しすっきりとした印象で,若々しく見えた.料金8000円.どすどすと歩いて来て指揮台にどすんと乗っかり,観客を睥睨した後すぐに向き直って指揮棒を下ろす.そんなタフさに来日まもなく時差ボケ取れずでオケメンバーはついていけなかったのか,1曲目の「ニュルンベルグのマイスタージンガーへの前奏曲」は,最初の10小節くらいは正直どうしようかと思うくらいテンポから何からすべて「ばらんばらん」の出だしだった.正直このままオケ崩壊ミュンヘン陥落ヒトラー万歳かと危惧したが,途中からなんとか曲らしきものになったのは幸いだった.クラリネットのお姉さん,顔は真っ赤にして,楽器を上下に大きく揺らして今にも立ち上がらんばかりに吹いていて,死んじゃうんじゃないかと心配した.こういう演奏にブラボーを叫ぶ客は私としては撲滅したい.料金マイナス3000円.2曲目はレーピン(シベリア生まれとは初めて知った)をソリストに迎えてのブラームスのVn協奏曲.レーピンは,派手さはないがティーレマンに負けない堂々とした体躯(そして辻本茂雄によく似た顔立ち)には似つかわしくないほどの繊細な音を聞かせてくれた.料金1万円.しかしオケはハーモニーのうまくいかないのをごまかそうとしてかごうごうと音を鳴らすのでやや邪魔であった.料金マイナス500円.レーピンのアンコールは,パガニーニの「ヴェネツィアの謝肉祭」を適当に変奏したもの.そしてラストはベートーヴェン交響曲第5番.これはまあ,お手のものといった感じか.しかし,冒頭のホルンがソロパートで盛大にやらかして,「お前らはN響か!」と頭を抱える場面もあった(私はこういう時に体でリアクションせずにはいられないたちなので,周囲の家族以外の観客にはちょっと迷惑だったかもしれない)し,なんかやっぱり楽章内間の「つなぎ」のところがぎくしゃくしたところは否めなかったような.いや,ティーレマンのやりたい音楽は分かるような気がして,それはよくあるこの曲じゃないんだろうとも思うのだが,なんかこう,ちゃんと形になってない感じ.料金1500円.アンコールは予想どおり(別プロに含まれている)タンホイザー序曲.これは1曲目がうまくいかなかったことのお詫びの意味も含めてか,一応は曲としてちゃんとしていた.「まあユニゾンばっかりの曲やし」とはご父君談.確かに.料金2000円.
結論.22000円の価値はちょっとなかった.ホールの前に鎮座して雨に打たれていたBMW(協賛企業)の分が高くついたのだと思うことにしよう.
マナーのあるe-mailの書き方は、まだまだ普及していないのが現状と感じます。 まず最初にToの書き方です。Toの欄には相手のe-mailアドレスを書きますね。 e-mailは日本語にすると電子手紙。一般の手紙を出すときには、住所と名前を書きます。 このとき、相手の名前には“様”“御中”などの“敬称”を必ずつけます。 このように考えるとe-mailのときも、Toに敬称をつけるのが相手に失礼のないe-mailの書き方となりますので、次のように書きます。
これはひどい.何がひどいって,すべてがひどいのだが,一番ひどいのは,これを主張しているマナー講師とやらの経歴にはこうあることだ.
『形重視』の従来の日本のマナー論に対し『心重視』を説く。
この一文を読む限りでは,多分この記事は4月1日に配信すべきだったのを間違えて先に公開してしまったものだと思われる.いや,そうだと言ってほしい.
先日,本人にはあまり自覚のないままにちょっとした発明をしたのだが,そのことに対して学校法人から報奨金が支払われたとの通知があった.規程を読むと報奨は3段階に分かれており,それぞれ(1)「発明等届出・権利譲渡書」が受理された時点,(2)同書によって届け出られた発明等に係る出願手続きが行われた時点,(3)同書によって届け出られた発明等のうち,学校法人としての権利が登録された時点,で,今回はそのうち(1)らしい.さて今後どの段階まで進むのか,ちょっとだけ楽しみ.
久しぶりによく晴れた休日の朝.少し桜には早いかとも思ったが,来週末は甲山方面に出かけることになりそうなので,京都に出かけた.ソメイヨシノはまだちらほらだったが,各所のしだれ桜はほぼ満開に近く,案外花見をエンジョイできたのはうれしい誤算だった.ただし,昼過ぎから雲が増えて,光量がいまいち足らなかったのは残念.多分来週がピークで,哲学の道あたりは再来週でも大丈夫なんじゃないだろうか.
コースは,11時に地下鉄丸太町駅をスタートして,京都御苑→京大構内→哲学の道(おべんと)→南禅寺→粟田口(吉水園でぜんざい)→知恩院→円山公園→八坂神社→高台寺→産寧坂→清水寺→京都駅.後で計測したところによると14キロほどあったらしいが,写真を撮りながら歩いたので,ほとんど疲労感はなかった.ぜんざいは,前回十六社巡りで歩いたときに食べ損ねて後悔した分を取り戻すために食べたものであり,店はテキトー.京都駅に戻ったのが16時過ぎだったので,伊勢丹で晩ご飯のお総菜を買って,おみやげ街道でおなじみ長五郎餅を買って帰宅.
哲学の道あたりはそれほどの人出ではなかったのだが,清水寺周辺の混雑ぶりといったらなかった.二寧坂から産寧坂なんてぎゅうぎゅう詰めである.そんなに面白いところとも思えないし,そもそも随分町外れなのにと思うのだが,京都と言ったらまずあの辺りというのが観光客的な発想なのだろうか.高台寺には坂本龍馬の墓があるそうなので,時節柄の問題もあるのかもしれない.恒例の狛犬探訪は今ひとつよいモノに行き当たらなかったが,八坂さんの正面のは強烈だった.どうやら青銅製の狛犬はすごいらしい.
賀茂大橋西詰のしだれ桜にうぐいすメジロがたかっていたのを撮影.
えーと,本物のうぐいすも南禅寺あたりで目撃はしましたw (以下Wikipeiaより引用)メジロは梅の花蜜に目がなく、早春には梅の花を求めて集まってくる。また比較的警戒心が緩く、姿を観察しやすい。いっぽう、梅が咲く頃によく通る声でさえずりはじめるウグイスは警戒心がとても強く、声は聞こえど姿は見せず、薮の中からめったに出てこない。またウグイスは主に虫や木の実などを食べ、花蜜を吸うことはめったにない。両種ともに春を告げる鳥として親しまれていたこともあってか、時期的・場所的に重なる両種は古くから混同されがちであった。古来絵画にある「梅に鶯」の主題を見ても、「梅に目白」を描いてしまっている日本画家も多い。また、そのウグイスとメジロの混同を示すものとして「鶯色」がある。ウグイス色と言った際に、ウグイスの灰褐色(オリーブ色に近い)を想像する人もいれば、メジロの緑色に近い色を想像する人もいる(旧国鉄の黄緑6号など)。
今日もずっと料理をしていた.実に楽しい.
初めて挑戦したのは,ケークサレ.区切るところを間違えて発音してはいけない.最近流行っているらしい,塩ケーキ,である.粉と卵と牛乳,それに塩こしょうを入れて,野菜とか豆とかベーコンとかソーセージとか,適当に混ぜ込んでパウンドケーキ型やマフィンカップに入れて焼く,というもの.今日は粉の一部にホットケーキミックスを使い,具は,じゃがいも・ドライトマト・塩ゆでグリンピース・ピーマン・ベーコンフレーク・プロセスチーズの6種.せっかくケーキなので彩りがなるべく豊かになるようにとは考えつつ,基本的には冷蔵庫の掃除でよいだろう.砂糖やバターが入らないのでカロリーはあまり高くない…はず.パウンドケーキ型を使ったので焼くのに多少時間がかかったものの,まずはランチにおいしくいただいた.レシピはこちらのアレンジ.
最近流行りで言うと,バーニャカウダも作りたいと思っているのだが,買い物のたびにアンチョビを買うのを忘れるのでまだ果たせていない.それに,せっかく作るなら野菜も新鮮なのがほしいし,そうすると山奥の朝市に行って買い出しなきゃと思うし,おいしいワインも一緒じゃないとと思うし,そうするとスケジュール調整が必要だし,なかなか大変なんである.
今朝方6時過ぎに家を出たら,なぜか雨.聞いてないよ?と思いつつ車で出勤.西の空には虹が出ていた.その後,まさかこんなに大荒れの天気になるとは思っても見なかった.暖冬ではないが雪はほとんどなかったこの冬で,一番降ったのが今日じゃないだろうか.TLを振り返ると…
@ishiik むっ!?と後ろを振り返りましたが,こちらは降ってないみたい.でも,雪空ちっくなのは確かです. @simizu706 今は太陽が出て,研究室にいると背中がじりじり熱いです(でも外は寒いかもしれん). @simizu706 1時間前と比べると,びっくりするくらいさわやかな青空と白雲です. 確かに,また甲山大学も雪っぽい空に. RT @iTomoyuqui: 苦楽園付近は霰が降っております。風も強くて寒い〜! Yahoo!天気の南部(神戸)の天気「みんなで実況」では,晴れ168,曇り113,雨106,雪144,なんともいろいろだ. そして今はまたまぶしい青空… RT @asarin: 確かに,また甲山大学も雪っぽい空に. RT @iTomoyuqui: 苦楽園付近は霰が降っております。風も強くて寒い〜! 雪降ってきた… @lonely_callas その後やんで晴れてまた降ってまた晴れました.. また雪だ…今日の天気はなんかわけわからん. 間違いなく今シーズン一番たくさん雪降ってますw @iTomoyuqui ですよね.突風に驚いて外を見ると雪,って感じです.明日三田sandaキャンパスに行くんですが,あんな北側豪雪ちゃうん,と思ったら,そうでもないなw 9時間ぶりくらいに外に出た.激烈寒い!
こういう天候,確かに春になる直前にままあるといえばそうなのだが,京滋地方では「比良の八講(荒) 荒れじまい」と称するそうだ.こちらによれば,「春も間近の3月下旬、旧暦でいえば2月24日に、比良大明神に、『法華八講』が修された。その頃、町や琵琶湖に、山から強い北西の季節風が吹き荒れることがある。この嵐が去れば、長い冬も終わり、待ちわびた春の訪れである。そのことが、いつしか、こんな風に言われるようになった。」そうな.
今日は「中に入ればスタンフォード」な本務校別キャンパスに理工学部の研究室見学でお邪魔する予定.自宅から電車で直行することにしたが,この地図を見ると車で中国道利用で行くのに比べて随分遠回りなことがよくわかる….
で,丹波路快速なるものに尼崎で乗り換えるつもりで京都線の快速に乗ったら,大阪駅到着前に「宝塚方面は丹波路快速丹南篠山口行き,ほにゃ番乗場…」というアナウンス.なんと宝塚線で大阪発の電車があるんだと驚き,ちょっと遊び心を出して大阪で下車.しかし「ほにゃ番」をちゃんと確認していなかったので,ホームに降り立ってからどこに行ったらよいかわからなくなり,ややうろうろ.危うく乗り遅れるところだった.この手の勘が鈍いのに乗換案内のおっしゃるとおりにしない私がよくないのはわかっている.
新三田で他のメンバーと合流してタクシーで現地へ.2000円以上かかった.なんという遠さ.キャンパスは気持ちのよい広大さ.なんというスタンフォード.ちなみに,今のところこのキャンパスにあるのは理工学部と総合政策学部である.学食(少々客が多かったのだが,厨房のおばちゃんがプチパニックを起こしていて処理速度がかなり鈍かった.カフェテリア形式の学食でそれはないやろというくらいに)昼食を理工学部人間システム工学科の先生方ととった後,かれらの研究室を見学.NIRSを使った実験デモを見せていただいたり,研究テーマをご説明いただいたり,こちらの研究内容をご説明したり.これまでも学科・専攻レベルで授業担当や学生のやりとりなど交流している相手先なので,多分,これから私自身も協同する機会が出てくることだろう.メイルのやりとりしかなかった共感覚のN先生とお目にかかれたのもよかった.
16時頃においとまして,さてまあこのまま家に帰るかぁ,と思っていたら,JK氏とS君は飲みに行くことになっていたらしく「当然あんたも来るやろ」と言われて,なんとなくそういうことにw 宝塚に着いた時点でまだ17時だというのに,なんとか開いている店を探して飲み始め,19時にはもう相当飲んでいるのに河岸を変え,結局22時半頃までやいのやいの言いながら時間を過ごしてしまった.まったくの想定外だったが,面白かったのでよしとしよう.最初の店は生パスタとニョッキの店Verde,2軒目はぶどう酒房HENRI(リンク先は読み方が違う).Verdeの生パスタやピザはなかなかおいしかった.
去年は午前中に前任校で研究室の引き継ぎをし,午後は甲山の研究室に来て荷物整理をしていた(そして案の定腰痛を起こしてよろよろしていた)のだったが,なんとか恙なく1年を乗り切り,今年は打って変わって平穏である.どのくらい平穏かというと,恙なかった同期入社の連中と飲んだくれて寝てしまったせいで,はびーに,
あんた,もう7時やで
と起こされてしまうくらいに.もちろん早く起きなければならない用事があったわけではないので実害は何もないが,目覚ましを仕掛けなくても6時台前半に目が覚めるのが普通の老人体質なので,どんだけ寝てんだかとびっくりした.
10時過ぎに研究室に重役出勤して,新3年生との個人面談を6名こなす.残りは明後日の1名.それぞれ膝詰めで話をすると面白い個性が見えてくるのだが,これがゼミというグループとなってどういうシナジーを生み出してくれるのか(はたまた,生み出されないのか)が楽しみでもあり,不安でもあり.もっとも問題なのは私自身に「彼らを引っ張っていこう!」という気概がまったく欠けているということであろう.
その合間を縫って新年度以降のさまざまなPJの調整.今日だけでかなりカレンダーが埋まった気がするが,まあ,いいことにしよう.
それにしても,私の日記でもっとも頻出する文は「まあ,いいことにしよう」ではないだろうか.誰か卒論生にテキストマイニングでもさせようかしら.
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