風邪の方はまずまずひどくはならずにいるのだが,今朝は起床時から,
早く帰りたい
という気持ちが横溢しており,秘書ちゃん在勤日+彼女に仕事をしてもらわないと来週の授業が順調に進められないのでようよう大学には出たが,彼女が退勤した13時を過ぎたらもう…というわけで,早々に帰宅した.昼寝してやろう,という気持ちが強すぎたのか,快速の車中で新大阪から寝てしまい,茨木を乗り過ごしたり(笑
結局ほとんど寝ることはなかっのだが,15時〜18時まで寝室でゴロゴロ.帰宅したはびーとうどんを食べに行って,ビール買って帰って,飲んで,寝た.
昨日は結局ダラダラしたままで,6/1〆切の査読をすっかり忘れたままで寝てしまった.目覚めると当然督促メイルが来ていたので,よっこらしょと一仕事.査読といってもそれほどシビアなものではないのを幸い,さらっとやってさらっと提出.そんなことなら早くやっておけばよかったのにところだけど,ごめんなさい.なお,それと意識していたわけではなかったのだが,提出ボタンをクリックした直後に時計を見たら9時だったので,協定世界時UTCでは期限内だったということにする.
後は,先週行き逃した買い物に行き,お昼はご近所にカレー(日替わりがブロッコリカレーだったのではびーは渋い顔)を食べに行き,夕方は突如の雷雨の中をやはりご近所に焼肉(は付け合わせで,メインはサラダ)を食べに行き,さらに帰った後はビールで晩酌.スタミナ補給には好適であった.
風邪はほぼ全快.喉の奥の方まで進行する前に追い払えたのは幸い.
今日は梅田に出かける予定…だったはずなのだが,はびーが朝の一斉清掃を済ませた後に二度寝して,結局昼近くまで寝ていたこともあって取りやめ.出かけるなら出かけるで朝からそのつもりで動いていないとどうにも調子が出ないのだ.そんなわけで,ソファに転がって漫画を読みながら時々昼寝,の一日だった.
こないだ東京行きの飛行機で機内通販誌に掲載されていた×はびーが「これいいね」と言っていたロケーションフリーの「インターネット映像転送システム」Sling Boxが我が家にやってきた.
ご多分に漏れず,家のブルーレイHDDレコーダに録り溜めた番組群を見られる暇というのは日常的にはあまりなく,休暇旅行中に見ることが多い.これまではいちいちディスクに焼いて持参していたのだが,これを使えばネットがつながる環境ならその必要がなくなる(残念ながら飛行機内という最大に暇つぶしが必要名空間では利用不可だが).映像転送システムというよりも,遠隔操作可能なレコーダのリモコンだというのがぴったりくるようなインタフェースだった.実際に画面にリモコンが表示されて,それをタッチすることによってレコーダを操作するのだから.
自宅×iPadで試す分にはスムーズだったが,外からだとどの程度使い物になるだろうか.
院ゼミを終えた夕刻,JKや生理系の院生たちに頼んで,ネコミミを装着した状態で脳波計測を行って,耳の動きと脳波がどのように同期してるかを調べてもらった.
装着状況写真から分かるとおり,ネコミミのセンサは額1点と耳たぶ1点なので,同様に額に2点ともう片方の耳たぶに1点電極を貼って,脳波を計測.なかなか耳を自在に操るのが難しく,リラックス状態とされるもの(垂れ耳)と集中状態とされるもの(立ち耳)は比較的よく出現させられるのだが,両者が同時に生じている状態とされる「ゾーン」(両耳が互い違いにひょこひょこ動く)はなかなか出すことができず,私はほとんど無理だった.人によってはそれが出まくるともあるようだが,院生2人につけてもらっても,そのタイミングはよく分からなかった.
結論から言うと,電極を貼って測定している方の脳波にはほとんど変化がないのに耳はかなり激しく動いていて,両者は同期していない印象.しかしJKによればそもそも前頭に電極を貼っても大して大きな変化は取れないはずとのことなので,どちらかといえば耳の動きの方に不審がある,というところだろうか.
今後は,リラックスの指標とよく言われるα波をより正確に検出できるようにするために,後頭部に電極を貼ってもうちょっと本格的に計測を行う,あるいはネコミミを2つ同時に装着して,両者が同じように動くかどうかを確認する(ひょっとしたらかなりランダムに動くしくみなのでは?という疑いを検証するため)ことなどが必要だと思われるが,私は20年ぶりに脳波を取ってもらって満足したので,次は誰かにやってもらおう.
午後に科研莫高窟研究の打ち合わせ@北新宿を入れていたので早朝に上京。
9時前に東京駅に着き、まずは上野へ。東京国立博物館に「ボストン美術館 日本美術の至宝」展を見に行った。新幹線の中で「ああ、会期終了間際なんだから、前売券を買っておけばよかった」と思ったが後の祭り。さすがにスマホを「かざすだけ」のチケットはなく、自宅でプリントして持参するタイプしかなかったので仕方がない。9時半開場のところを9時15分頃にチケット売場に到着したが、すでにかなりの行列ができていた。チケット持参の人の方が圧倒的に多く、みな私より年かさの方々ばかりなのでやや敗北感に打ちのめされる。が、どうしようもないのでチケットブースに並び、購入後に改めて入館待ちの列の最後尾に並ぶ。数百人規模の列にはなっていたが、それほど待つことはなく、15分待ち程度で入場できた。
入場後は、イヤホンガイドを借りずに、最初の仏画や仏像を超早足で通過し、絵巻物×2はガラスケース張り付きではなくやや後方から眺めてこれまた早足で通過すると、そのあとはほとんどガラガラで、あっという間に先頭集団にたどり着いてしまった。興味があったのは後半の長谷川等伯の竜虎図や曽我蕭白の雲龍図だったので、むしろ好都合だった。先だって鑑賞したはびーが「所要1時間」だったということなので私はきっとその半分くらいしかかからないに違いない、と睨んでいたのだが、全くその予想通り30分で終了。もう少し人がいなければあまり関心のない作品についてもガイドを聞きながら「ほぉ、へぇ」と眺めて新たな発見を得てもよいと思うが、混雑した中を我慢して見る、ほどのことはなかった。
その後、六本木の新美術館に行こうかと思っていたのだが、薄曇りで薄ら寒いという天気だったので、予定変更して青山霊園に向かった。墓めぐりである。同地に出かけたのはおそらくもう10年ほど前で、明治維新の功労者×その後新政府で出世した連中のびっくりするくらいでかい墓などに感動したものだったが、久しぶりの再訪となった。特に何を見つけるでもなく、だだっ広い霊園の中を無目的にうろうろ。それでも頻繁に「あ、この人知ってる」という墓に行き当たるから面白い。今日は市川中車(九代目)襲名披露公演初日ということで、七代目の墓に行き当たったのは収穫だった。
ひたすら歩き回って疲れたが、午後はもちろんちゃんとMTGをした。夕刻17時前ののぞみ、しかもおそらく初めての自由席で帰宅。
今日は会議日ではないが,人文学会(学部で運営し,紀要を発行している学術団体)の総会が行われ,その後恒例の懇親会が行われた.例年春にある教員組合の懇親会と並んで,甲山の文学部に着任した際にMTM先生に,
「是非,ご参加なさいね☆」
と言われたイベントである.もちろん,毎年参加している.
このイベントは,研究室のある建物から歩いて5秒だが大学の敷地ではない関西学院会館の宴会場で行われ,同会館のレストラン(某ホテル経営)から料理が提供される.これが昨年度に「大変なもの」であったがために,今年は冒頭に料理長が挨拶に立って料理の内容を一つ一つ説明するわ,明らかに普段は見かけない年代のスタッフ数名がフロアをうろうろしているわ,名誉回復に必死のご様子であった.大変といっても食中毒が出たとかそういう類ではなかったのだが,親会社である酸素某社の偉いさんが学会長に調査結果持参で詫びに来るような「やらかし」であったことは間違いがない.事情を知るわれわれは皆,「いやあ,去年はひどかったですよねえ」と語り合いながら,ニヤニヤ.
料理よりメインはワイン.今年はアマローネとラトゥールの1997がちょっとした目玉だったが,前者の方が味わいがありおいしかった.ラトゥールはヴィンテージが個人的にうれしいものだったので,空きボトルとコルクをお持ち帰りさせていただいたが,味わいはどちらかといえば平板で,よく言えば「完成された」もの.先にアマローネを飲まなければよかったと若干後悔した.カリフォルニアのシラーも供されたのだが,これがスパイシーという想像からほど遠く,よく言えば華やかでフルーティ…いや何だかへんてこりんな味だった.
なお,今年のシェフ(挨拶した料理長ではなく,去年やらかした当人らしいが)渾身のフルコースであるが,まあ,普通だった.満足というのには今ひとつ達さないが,きっと素材はよいものを使っていたのだろう.去年のように参加者が異口同音に「なんじゃこりゃあ!」とその場で言い出すようなレベルではなかったので,進歩だということにしておきたい.
今回は全員心理のメンツなテーブルだったが,最後は酒を飲まない限りは絶対出てこないだろうというむちゃくちゃな話題で超盛り上がった.ジェンダー差の深淵を見た思いであった.
木曜1限の「心理科学各論B」で,2004年以来講義系のほぼすべての科目で運用してきた「大福帳」,つまりコメントペーパ兼コミュニケーションシートをやりとりするシステムを,初めて中止した.理由は,代筆事案が発見されたから.今までにもないわけではなかったし,予想もしないような事態ではもちろんないのだが,正直に言えば,バカバカしくなってしまい,そういうことならやめてやれ,と思ってしまったのだ.
「1人で3人分を書いている学生がいた.しかもご丁寧にどれもかなりの量を書いていた」という受講生からの知らせがあり,調べてみたらおそらくそれに該当するだろう事案の他にも,いくつか疑わしいものが見つかった.それらを本人たちに突きつけて「どうなんだ?」と質しても詮無いし,かといってそういう「工夫」を凝らしている受講生が少ないとは言え確実に混ざっていることが明らかな集団との間で,決して少なくはない時間と手間をかけて大福帳をやりとりしようという気持ちはすっかり萎えてしまった.というわけで大福帳は「なかった」ことに.もともと出席点はほぼ評価と無関係なので,受講者に実質的に不利があるわけではない.
しかし大福帳のやりとりを多少なりとも楽しみにしていた学生もいたようだし,ただでさえ少ない学生とのコミュニケーションの手段をぶった切ってしまうのもよくなかろう,ということでA4用紙で6分割の折り目が薄くつけられていている(簡単に切り離せる)ものを配布して,言いたいことや質問がある人はこれに書いて出してくれれば必要なことには返信する,ということにした.30名ほどから提出があった.
18名のB4が卒論研究を今どの段階まで進めているのかまとめてみようと思い,毎回の卒論ゼミでつけているブログを見たのだがとっちらかってよく分からなくなり,結局名簿を印刷して一人一人状況を書き出してみることに.個別の進捗管理はなんとかできているはずなのだが,全体像はつかみにくいものだw
ざっと見て,★が調査をするつもりだが計画がはっきり決まっていないとか質問紙がまだ形になってない,☆が実験をするつもりだがまだ準備が途中段階という,いずれにせよ「10月以降持ち越し確定」案件である.相当に頑張っても半分は確実に持ち越しなのだ,ということが分かった.ガッカリした.
日帰り出張があったり親睦会という名の宴会があったりして疲弊したが,なんとかかんとか週末まで到達.しかし待ってましたの梅雨入りで雨な本日も宴会@三宮.
といっても気の向かない宴会ではない.先日ポスドクayaさん担当の「総合B」講義にゲストスピーカとしておいでいただいた弁護士Aさんとそのお仲間の皆さんとの親睦会だ.Aさんからの指定が「JR三宮西口マクドナルド前」で待ち合わせです!と断言するayaさんにへいへいとそうでっかとくっついて行ったら実は「阪急三宮西口マクドナルド前」だったという驚愕の事実はあったが,幸い10分少々お待たせした先様は少なくとも表面的にはお怒りではなく,歩いて数分のところにある寿司割烹のお店「とっと也」に連れて行っていただいた.カウンターとテーブルが数席.カウンターの先客にはペールピンクのスーツをお召しのおじ(い)さんが.んー,いかにもな客層(笑
弁護士業界の方々とはこれまでほとんどご縁がなく,大学の研究室の後輩で大学院進学後に進路を華麗にチェンジしたK君と,我が家のお向かいに家を建てたご近所さんだが特に日常の付き合いはないOさんくらいが「身近な弁護士」という状況だったが,今日はいきなり4名もの方々と知り合いになることができた.しかも裁判員裁判を既に20件近くも手がけられた方や,数年前に兵庫県内で起きた大規模な事故に関わる指定弁護士の方など,経歴もユニーク.話を「へぇ」「ほう」と聞いているだけでもじゅうぶんに面白かった.また,多くの弁護士さんは何度も司法試験にチャレンジした経験を持っておられるため,優秀なエリート軍団というよりも,人生紆余曲折いろいろ経験してきた+分散のとてつもなく大きないろいろな人々を相手にしてきた百戦錬磨の方々,という印象を強く受けた.大学教員との共通点は,医師もそうだが,お互いを「**センセイ」と呼び合うところだろうか.もちろん人生経験においては,われわれの方が圧倒的にひよっこであろう.
料理もおいしく(まあ,それなりにお高いんですけども),大満足して門限ギリギリセーフで帰宅.
幸い昨日の酒はあまり後を引くことはなかったが,千代の富士的な理由でへたれていたので,(1)2ヶ月後のJAL特典航空券の予約変更,(2)週末の買い物,(3)ビーフンランチ@健民ダイニング,(4)ハーバーランドのユニクロで夏の普段着の買い物,を完遂するのみで,後はぼんやり過ごした.
へたれているのは運動不足なことも一因であろう,ということで久しぶりにご近所ウォークに出かけた.6時頃は出よう,と言って寝ても,はびーが起きられずに「早く!早く!」とイライラすることが多いのだが,今日はEURO2012のドイツ-ポルトガル戦をライブ観戦するために4時起きされたようで,5時半には出かけることができた.試合は1-0でドイツが幸先良く勝利.今年はエジル推しなのでドイツに勝ち進んでもらえるとうれしい.いかにも負けん気の強そうなところが前面に出ているところがいい.
昨日は晩ご飯をまともに作るのも食べに出るのもできずに素麺でごまかしたのだが,一晩寝てもあまり消化されずに胃の中をごろごろするのを感じながら歩く.歩き始めて5キロほどは帰ったらガスター10を飲まなきゃならんなと思っていたのだが,歩いたことで胃が起きてくれたのか,その後はめきめきと快復.あと2キロほどのところまで戻って来たところでは朝ご飯を食べたいと思うまでに調子が戻った.ぶいえいとでモーニング(トースト+サラダ+アイスコーヒー)を食べてから帰宅.歩行距離はほぼ11キロ,所要時間は2時間であった.
雨がちだった週末から一転,晴れ上がった気持ちの良い週明け.まだこの時期この時間だと早朝は過ごしやすい気候である.このショットは大学までの途上,上ヶ原小学校前から甲山方向を撮ったものだが,田植えが終わった田んぼに映える景色がとても美しい.朝からこういう写真が撮れるとうれしいね.
午前中は卒論個人面談×2,午後は輪読ゼミを半分で終わらせて,社学の社会心理学実験室を見学に行った.新しい建物の広々した空間はただそれだけでとてもうらやましい.ただ,幸いというかなんというか,実験施設としては大きくこちらがひけをとるようなものではなかったので,ちょっとだけ安心.
数年ぶりに人工知能学会の全国大会に出かけることになった.自分の発表があるわけではなく,まちかねM君(現在はスタンフォード大学に研究留学中)たち肝いりの「仕掛学」セッションの評者というのを頼まれたことによるもの.評者というのはあらかじめ提出された論文原稿を読んで速報論文への推薦の可否に関してコメントしたり,当日の発表を評価したり,積極的にセッション進行をサポートしたり,といったお役目のようで,今回はあるもあ君と2人がご指名を受けた.人工知能学会のセッションなのに社会心理学者2名が評者,かまわないんだけど,ちょっと偏ってんじゃね?という気もしたのだけれど.
会場は山口市.通過したことはあるが訪れたことはない未知の土地.広島のちょい先,ではあるのだが,新幹線停車駅は新山口駅(昔は小郡駅と言っていたような気がする)で,のぞみはまれにしか停まらず,またそこから山口駅までは在来線で20分ほどかかる.典型的な地方都市の新幹線行政である.お役をほいほいと引き受けたまではよかったが,翌日に9時から会議を入れてしまった.休もうにも私が議長である.なんとかその日のうちに戻ろうと画策したが,セッションの終了予定時刻が20時.理論上は帰れるのだが,そのためには猛烈に的確にtracerouteしなければならない.そのことが分かった時点で日帰りを敢行しようとする心は折れた.しかし,では山口に一泊できるかというとさにあらず.新山口駅の「始発」新幹線に乗ったのでは,9時に職場にはたどり着けないのだ!というわけで,当日は広島まで引き返して泊まり,翌朝広島6時発ののぞみに乗る,という計画となった.
新大阪と新山口の間自体は,のぞみであれば2時間弱の所要時間ですむ.セッション開始は15時半なので,朝は大学に行かず自宅発にすると,11時過ぎまでのんびりしていられた.そこで優雅にブランチなんぞ食べていたのだが,実はうっかり電車の時間を勘違いしていて,乗ることを想定していた快速に乗ったのでは新大阪で予定の新幹線に間に合わないことに気がついたのが出かける3分ほど前.顔色変えて必死に駅まで走って1本前の普通に乗る羽目になった.新大阪での乗り継ぎも3分.これまた必死に走って間に合ったが,新山口に停まるのぞみは当然稀なので,これを逃すとおそらくセッションに間に合わなかったろう.危ないところだった.
新山口からはディーゼルカーに乗って山口へ.そして無料循環バスに乗って会場へ.ここいらはスムーズ.帰りは夜に駅を通過することになり,地方都市のことゆえ売店等閉まっている危険性を考慮して,お土産も新山口駅で在来線を待つ間にすべて購入.これは賢明な判断で,帰りは本当にすべての店が閉まっていた.
メイン会場で受付を済ませてから,さてセッション会場まで歩くかと外に出ると,会場間を結ぶマイクロバスに乗って出発待ちをしていたあるもあ君に声を掛けてもらい,そのまま同乗.歩いても10分ほどの距離だったようだが,お土産も含めて既に荷物が重くなっていたのでありがたい.セッション会場は「ふるさと伝承センター」というちょっと雰囲気のよい民家様の建物で,セッションが行われたのも和室.みな座布団を敷いて座る形式.趣向がユニークでよいのだが,座りっぱなしは腰痛持ちにはなかなかつらかった.
セッションは1つの招待講演と9つの一般発表によって構成されており,招待講演は谷雅徳先生.今回のセッションの評者を快く引き受けた理由の大きな1つはこの方に会えることで,谷先生は以前「越前屋俵太」として芸能活動をしておられた方なのである.俵太氏といえば一般的にはナイトスクープの探偵だが,それより何より私が大学〜大学院時代に大好きだったのが「モーレツ!科学教室」という今や伝説の深夜番組で,これの出演者「とんち博士とポンチ君」のポンチ君が俵太氏なのであった(ちなみにとんち博士は国会議員になっちゃった).この番組には当時結構入れ込んでいて,公開録画にも出かけたほどだった.会場に着いたら既に谷先生はお見えになっていて,公開録画に行きました!と申し上げたら意外なくらい喜んでくださった.何が残念って,行きがけのバタバタで名刺入れを忘れてきていて,谷先生のそれは頂戴はしたものの,自分のものを渡せなかったこと.くぅ.そして,招待講演の内容はご自身の実践してきた30年来の「仕掛け」の懐かしいビデオが満載で,面白いという以上にあまりにも懐かしくて涙が出そうだった.しかもそれらの事例はコミュニケーションやインタラクションというものの本質を考える上でとても示唆的で,その意味では非常に面白かった.
一般発表については,質疑が沈滞するようなら積極的に声をあげよ,というのが評者に課された義務だったのだが,あるもあ君がいつものとおり頑張りまくってくれたし,他にもあれこれと質問やコメントが富んだので,私はほとんど出番なし.随分楽をさせていただいた.しかしそうなると実はちょっと面白くないのも事実で,全体をラップアップする時間は取られていなかったこともあり,やや消化不良な思いは残ったかもしれない.やっぱりただの質問よりも指定討論させてもらえる方が,メタな観点からの議論ができるので,特にこの手のセッションでは楽しい.
セッションはほぼ予定通りに終了し,湯田温泉(秋保温泉や有馬温泉のような郊外を想像していたら山口駅からたったの一駅だったのでとてもびっくりした)での懇親会に参加するという面々とは別れて広島へ移動.結局オーガナイザの皆さん等々には何のご挨拶もせず失礼してしまったが,大変お世話になりました.
普段と同じ4:50に起床し,普段と同じ5:30にホテルをチェックアウトして,普段とは異なり広島駅のマクドで朝マクドを食べて,6:00広島始発ののぞみに乗車して,新神戸経由で8時前には西宮着.そこからはまた普段に復してチャリで職場へ.9時からの会議には余裕で間に合った.それにしても山陽新幹線のトンネルの多さには辟易した.いや,トンネルでも安定した接続を提供するWiFiさえ提供してくれれば,文句はないのだけれど.
しかし早朝の長距離移動はじわじわと体に堪えてくるもので,会議→ゼミ→授業→会議の流れを乗り越えるのには多少の苦痛が伴った.さすがに夕刻からの会議の後はへとへとして即帰宅としたが,ゼミや授業は特に不十分な内容とはならなかった,はず.
5人でワイガヤの大学院リサミもだいぶ板についてきた.毎回全員がWeekly Report(今週やったことと来週やる予定のこと)を報告し,数名の希望者は実験計画だの投稿論文や年次大会発表論文集の原稿だのを持ち込んでもっと突っ込んだ議論をするというので大体3時間くらいやっている.
M1たちは自分たちの卒論を振り返りつつ修論に向けての研究計画を立てようと試行錯誤する中で,二人とも似たようなタイミングで「本当に自分が知りたいことは何なのか」という疑問にぶち当たり,少々苦労している様子.しかしその苦労がなければ研究らしい研究はできないので,頑張って乗り越えてもらいたい.幸い,二人ともそのきっかけとなりそうな手がかりはつかみかけていると思う.
PDたちは次の実験計画を立てつつこれまでの成果をpublishすることに勤しんでいる.かれらには非常勤や外部での講師など,スポットの仕事もちらほらあるが,それらは最低限にすることで研究業績の蓄積に努めてもらいたいと思っている.先の期限が切られている分,その間は研究に専念してもらわないと,来てもらった意味がない.
で,今日は1名分しか突っ込んだ議論ネタがなかったので,このところ考えあぐねていた卒論について相談を持ちかけてみた.私がしばらく考えあぐねていたものだからそうそうすぐに突破口は開けなかったが,1時間ほどでちょっと面白いかもしれにないと思えるアイディアが出た.5人寄れば釈迦如来並みの知恵が出ることもたまにある.
昨日酒を控えた効果で,あまり疲労を感じないで金曜日を迎えることができた.午前中は学科代表的な細々とした業務や,学生の卒論研究計画書の添削など.3限は総合Bの講義.それでもまだ割と元気だったが無理をせず早々に帰宅し,ゆっくり休んだ.
午後一で4月に第1回を開催したR講習会KG.R(くゎんがかーる)を開催するため,ほぼ普段通りに出勤.
土日に車で行くと諸行事時でなければ事前の届けがなくてもキャンパス内に入構させてもらえることが多いのだが,6月から正門含め警備員さんが一新した(どうやら業者ごと入れ替えになったらしい)ので,しばらくは顔パスだったのがイチからの関係構築のやり直しを迫られている.当然あまり状況が分かっておられないだろうと想定できていたので,名乗りから始めて丁寧に説明した.誰何はされたが,入ること自体には問題なく,よかった.午前中は来週の科研費周回のための分析…の準備.まだ準備をやっているというのは我ながら情けない状況だ.
講習会は13時から17時半まで.上記リンク先にもあるように参加者によるケース発表×2と招待講演×3(グラフ作成,重回帰分析,テキストマイニング)という内容にした.参加者は前回よりやや減って30名強だったろうか.no-showの学内関係者が数名いたのは残念だった.参加費を取るようなものではない(お茶代は徴収)からそれほど厳密に出欠を云々しなければならないわけではないが,欠席の場合はご連絡をと何度も案内しているのだから一言くらいあってもよいのではないか.まあ,そういう人のことは以後そういう目で見ればよいだけで,私個人が痛痒を感じるわけではないけれど.
ケース発表はうちのM1と,学習心理学を専門としているがくしんDC2の両kei君に自主的に担当してもらった.二人とも前回講習会からRを本格的に使い始めたほぼ初心者とのことだが,内容もプレゼンもしっかりと落ち着いたもので,人選は上々であった.特にうちのM1がなかなかプレゼンが上手だということが分かったのはうれしい.分かりやすいプレゼンができるというのは話の内容をしっかり把握できているということに他ならず,さらにそれを人にきちんと説明できるというのは研究者にとって重要なスキルである.何より,彼にはこの件について手取り足取りくどくどと指導しなくてすむと思うとうれしい(笑
招待講演ではそれぞれのテーマについてひたすら実習.多彩なグラフを描いたのは始めてだったので,スクリプトを実行するたびに「おお」と感動の声を上げてしまった.Rのテキスト出力は市販ソフトにどうしてもわかりやすさの点で劣るが,グラフは自由度も高そうだし使いでがありそうだ.ただ,時間が1時間ずつと限られていたこともあり,操作に不慣れな参加者にとっては冒頭から躓いてしまいその後何もできなかった,というケースもあったようだ.ある意味仕方がないっていうか,事前に資料は渡してるんだからその場で対応できる自信がないなら予習して来てよっていうか,まあ,頑張ってください.
前回は終了後に懇親会を開催したが,今回は千代の富士的理由により回避.皆様,お疲れ様でした.次回の予定は未定ですが,PDinoue君が何か企画してくれるそうです.
午前中一仕事終えた後,夢打庵で鴨南蛮食べてから,梅田へ.いろいろと修理するものがあったのだ.
まずうめだ阪急へ行き,長らく仮の部品で留めてあったメガネのレンズとつるの接続部分を正規の(つまり柄のちゃんと合った)ものに変えてもらうべくお預け.すぐに隣の時計売場のメンテナンスコーナーで最近進みすぎで困っている私のロレさんを見てもらう.確かに進み過ぎのきらいがあるようですねというご託宣であったが,阪急で預けると手数料15%と送料が余計にかかるとのこと.総額見込額を聞いて15%がそれなりに大きい金額だと分かり,心斎橋にある大阪支店に直接行く方がよい,という判断となった.保証書はあるのでなんとかならないかなあ…フィレンツェの店が発行したものだけど.次はメンズ館のバーバリーへ.はびーのコートの袖口のベルトがどこかに行ってしまったので,それだけ買えますかとお願いした.廃番になっていなければ少々時間はかかるが大丈夫そうで,数千円で済みそうなのでよかよか.
無事修理を終えたメガネを受け取り,阪神スナックパークでソフトクリームを食べた後,TOUSとヴィトンを経由して,梅田徘徊を終了.同時間帯に同様に梅田にいたらしいO君とは,メンズ館でニアミスしたものの捕まることはなく,リアル鬼ごっこは終了した.
ポスドク+卒論生の共同研究で去年から展開を試みている表情研究の一環で,金沢工業大学やつかほリサーチキャンパス(石川県白山市)にある感動デザイン工学研究所・渡邊伸行さんの研究室を訪問させていただいた.去年からこの研究をメインでやってくれているAyaさんに加えて,戸部ちゃんにも同様のスキルを身につけてもらうべき同行してもらった.キャンパスはいわゆる「リサーチパーク」的なところにあり,金沢からそれほど離れていないようだったが,田んぼや畑に囲まれたのどかな場所だった.
渡邊さんは多彩な表情研究を手がけており,顔画像データベースの作成にも実地で関わった方.刺激映像撮影のコツについて,実際のスタジオで機器の配置からモデルが自然な表情を作るための効果的な声かけに至るまで,実際的なアドバイスを惜しみなく教えていただいた.FACSのアクションユニットを自在に動かせるというご自身の表情筋スキルにの高さ,そして,お茶やお菓子をさまざまにご用意くださったお気遣いの細やかさにも感動した.おしゃべりも思わず盛り上がってしまい,私は2回目,ポスドクたちは初対面とは思えないくらいで,時間を忘れるほどだった.
最後に近所のお店でおいしいジェラートを食べて,16時過ぎに辞去.大変お世話になりました.ありがとうございました!
昨朝まで,台風が接近しているとは知っていたが近畿直撃予想,しかも勢力がかなり強いということを知らなかったのだが,出張から戻る頃には既に実習科目の担当教員たちが「暴風警報→休校ほぼ確定だからどうしようか」と相談するような状況になっていた.このところこの進路予測の台風はほとんど間違いなくやや東に触れて東海道を突き進むので,今回もきっとそうなるに違いない,と思いつつも,警報は不可避だろうな,とも.
そして予想よりは少し遅くなったが10時前に兵庫県全域に暴風警報発令.2限目以降休校となり,3限の卒論ゼミが休講に.大学近辺では風雨はさほど激しくなかったものの,県西部では浸水した地域もあり,その辺りから通っているゼミ生もいたので,下手に来させることにならなくてよかった.しかしゼミをまったく流会にしてしまうのも嫌なので,全員にメーリングリストで各自の進行状況と今後の予定を報告させた.かっこよく言えば,オンラインゼミだ.
大体の仕事を片付けて,13時過ぎには私も帰宅.はびーも15時前に帰宅指令が出たとのことで,風雨がやや台風らしく強まる直前に帰宅した.しかし予想通り進路予想は東に振れ,さほどひどい状況にはならないまま,台風は東に足早に駆け去って行ったのであった.
休講は何かと面倒なので,なるべくもうこれ以上なければよいのだが.
卒論生たちに,ちょうど卒論提出半年前に提出を求めている「卒論研究計画諸」の〆切が本日16時50分.去年までは所定のフォーマットに書き込んだものを事務室に提出させていたのだが,処理コストの低減のため,今年からオンラインのLMS経由でExcelファイルを提出させる形式に変更した.変更したのはよいが,うまく提出できずにトラブル続出になったら嫌だなあ,と思っていたのだが,助手さんが作ってくれたマニュアルがとても詳しく分かりやすかったことによるものと思うが,少なくとも私の耳に達するような案件は発生せず,またギリギリまで提出しないで気を揉ませる学生もほとんどおらず,前日に8割,当日朝(〆切12時間前)には9割以上が提出を完了していた.最後の30分まで出していなかったのは1名.それもギリギリだったが無事提出して,「遅延したら最後,学科代表から大説教を食らうだけではなく許してもらえるとは限らない」犠牲者,いや不埒な輩は一人もいなかった.オンラインにしたことはまずはポジティブな効果を持っていたようだ.よかよか.
今日は月1回の学科会議日.学科代表になって3回目.かなり報告・協議事項共に多かったが,なんとか無事やりおおせた.学科会議を受けた後始末の作業も空きコマの3限でほぼ片付けられた.朝からギッチリ作業したので疲れはしたけど,よかよか.
心理科学各論Bで大福帳の運用をやめてから3週間.自主的にコメントを提出してくる学生はほぼ同じメンツで,大体出席者の15〜20%程度だろうか.それらにはなかなか面白いことが書いてあることも多いのだが,やはり全体的な手応え(だと私が思い込みたいもの)が継時的に捕捉できないのは気持ちが悪い.かといって代筆を発見するのはもっと気持ちが悪い.お互いが気持ちよくやりとりできるシステム,何か名案はないだろうか.
ちなみにこの科目,来年度からより具体的な内容をあらわす名称へと変更する予定なのだが,なかなか妙案が思いつかない.社会心理学の基礎理論について話すのだからシンプルに「社会心理学」としたいところなのだが,社会学部に既に「社会心理学A/B」という科目があり,微妙にかぶるのはあまりうれしくない.しかもあちらさんには「応用社会心理学」だの「臨床社会心理学」だの「グループ・ダイナミックス」だの多様な名称の社会心理系科目が既に存在していて,間隙を突くのがかなり難しいのだ.変な間隙を突くと内容に制約がかかってしまうし.今のところ「対人・集団行動の社会心理学」という名称が最有力候補だが,なんだかもっさりしているような気がしないでもない.迷っている.こちらも名案が思いつけるとよいのだが.
最近Radikaというソフトを使ってNHK-FMのクラシック番組を聴いている.RadikoがPCからだとうまく接続できないで困っていたのだが,これを使うと聴ける(ということは設定をうまく変えればRadikoでもよいのだろうが,めんどくさいのでそのままにしている).木曜日は10時から吉田秀和氏の「名曲のたのしみ」を放送しているので,授業から戻ると彼の飄々たるナレーションが迎えてくれるという状況になっている.今日もそうで,ははぁ,ボロディンねえ,と思いながら聴き流していたら,突如調子っぱずれの甲高いオバハンのうなり声が聞こえてきて,びっくり.
「名曲のたのしみ」の後に「浪曲十八番」はちょっとどうかと思う.
卒論面談(ゼミ生1名と,突然の秘書ちゃんからのリクエストw)や,オムニバス講義担当回の合間を縫って,明日の科研費全体報告会の準備.
前回の全体報告会に大学院修了式のために参加できなかったということで,他の方より長い40分の時間を与えられてしまった.まあ絶対的には特に長いというわけではないが,雑務教務の間を縫ってネタを繰るのに相当に日にちを食ってしまい,配布資料やプレゼン資料の完成度は本日のお仕事開始時点で0%.普段この手の準備作業は大抵人より余裕をかましていて前日に完成していないというようなことは滅多にないので,過度に焦る.プレゼンスライドに凝ると時間を持って行かれすぎると判断して,細かいデータ情報を掲載する配布資料を先に作って,スライドの方は解釈つまり文章をメインにするという作戦をとった.2回にわたる一般市民(オンラインモニタ)対象のパネル調査データの分析だが,分かったことはほとんど「変化なし」であること.まあ,それはそれで1つの知見である.
量的には完成度85%くらいのところまで仕上げて,まとめや今後の展望を残して作業終了.もちろん,残りの15%は質的には85%くらいを占めている.これまでの経験から,もうちょっと追い込まれたら素敵なアイディアが出るだろうと信じる.
昨年度からの5年計画で展開している(私は研究分担者)科研費研究の第3回の全体会議.10名以上の研究者が関わって3つのプロジェクトが進行しており,それぞれのプロジェクト内ではもっと頻繁に連携を取っているのだが,1年に2度は全体で集まって状況報告をしましょう,という趣旨で行われている.代表者のksmさんは他にも基盤Aや基盤Sに分担者として関わっておられて,それらのテーマも少しずつ連携している.いやはや,私にはそんなに大きな複数のプロジェクトを運用できる気がしない.いろんな意味でタフすぎる.
かといって私自身の中でこの研究テーマがどメイン(not domain)だということではないので,ここ数日報告するためのネタの準備に汲々としていた次第.しかし昨夜仕上がらずじまいで終えたまとめの部分は無事今朝になってとあるアイディアを思いついた.既に進行中のある実験をそのまんま転用できることに思い至ったのである.いやはや,perspective changeというのは大事だね.というわけで発表はほどほどに落ち着いてほどほどに時間内に,多分無事終了.
夜は会場近くの日本料理店で懇親会.こちらも多様な収穫があり,有意義だった.やはりちょっとお酒を入れて対面コミュニケーションすることには大切な意味がある.日本酒リテラシーのとても高いIさんによれば,滋賀の日本酒は何でもとってもおいしいらしい.京都は「難しい」(≒あまり良くない)らしい.今度気をつけてみよう.
午前中は京都にて昨日の続きで科研全体会議に出席.昼前のセッションまで聞いてから途中離脱して,午後は読書会NASAに今度は途中参加するために奈良に移動.奈良大学というところに初めて行った.近鉄高の原駅から徒歩18分ただし上り坂,という情報だったので,甲東園〜KGみたいなもんかなと思っていたら,識者によるともうちょっと気力を奪う系の道だという追加情報があった.バスも頃合いのいい時間になかったので,さっくりと歩くのを諦めてタクシーにした.
3年目に入る有志の読書会,今年は下記の本を読んでいる.私は例年合宿開催の8月に発表する予定.今年は九州!
明けて月曜.アズーリの(というより,ピルロによる)劇的PK勝ちでテンションmaxで始まった.タイトな〆切を切り抜けた後というのは「やりたいこと」ができる喜びに溢れて始まる.と同時に「あまり学問的なことで頭を使いたくない」という気分も支配的なので,心理科学統計IIIのレポート課題の出題を考えるなど.春学期も残すところ3回というところまで来たので,試験問題もあと2科目分を考える必要があるが,今日はそこまで手がつけられず.
午後のいつもの輪読ゼミ(今日はなぜだか「こんなんでええんかい!」的な論文が2本もあった)の後,夕刻は最近お邪魔する頻度の高い甲東園の韓国料理店「こさり」にて院ゼミメンバーでの梅雨払い宴会を開催した.にくにくしいサムギョプサルのコースメニューをいただきつつ,自己開示の返報性が遺憾なく発揮される面白い会となった.週2回顔を合わせてはいるが主に研究の話ばかりしている(当然だ)で,出たとしても現在の日常生活のことくらいなので,それぞれのライフヒストリー(特に人間関係方面)の一端を知ることができる貴重な機会だった.個人的にはもういろいろあった若い頃には戻れないことを寂しく思ったり,いやそれもまたよしと思ったり.
今日の話をまとめると,世の中にはいろんな面白い人がいて,自分もそんな面白い人のひとりだが,悪としか括れない人は全力でスルーしないといけない,ということか(笑
22時前に帰宅してみると,はびーに今日は宴会(つまり夕飯なし)であることがうまく伝わっていなかったことが判明.昨夜寝る前に話題には出したのだが,カレンダーに書いていなかった(正確に言うと,書いてはいたのだが,彼と共有しているカレンダーではなくゼミのカレンダーに書いていた)のだ.申し訳ないことをしました.
今日撮った卒アル写真はこんな感じ.これくらいなら個人特定性は低く,状況は分かるかな. twitter.com/asarin/status/…
— MIURA Asakoさん (@asarin) 6月 26, 2012
3限の卒論ゼミ前に,卒業アルバム用の写真を撮った.卒業アルバム委員会という団体が学生により組織されていて,そのメンバーが撮影等々を担当してくれるのだが,今年はカメラ担当の1人が3年ゼミ生だった.幸い18名全員が参加できて(終了後すぐに面接や質問紙配布に飛んでいった学生もいたが),こんな写真が撮れました.中芝と時計台のフォトジェニックさときたらまったくもって半端ない.晴れて良かった.
ゼミ発表も2クール目があと2回で終了する.2クール目は質疑応答の管理も発表者に任せて,私はサボり放題(笑 いや,もちろん学生同士の議論ではどうしても足らないところや不正確なところが出てくるので,適宜フォローを入れる必要があるから,サボってはいるわけではない.今日の3つの発表のうち後ろの2つのテーマは「うわさの伝播」→「組織のコミュニケーションネットワーク」という流れだったのだが,前者の最後に「うわさが伝播する過程でどのように歪むかは,伝言ゲームを実際にやればすごくよく分かるよ」というコメントをしたら,後者の発表者がまさにその冒頭にコミュニケーションネットワーク内をどう情報が伝播するかの実例として伝言ゲームをやろうと準備していた,という偶然のリンクが発生した.「やったら面白いよ」というお話が「やったら面白かった」という体験に直結したので,とてもよかった.実際,15人の伝言リレーを経て,最初の情報は非常に気持ちいい感じに歪んでいた(笑
心理科学統計IIIは分散分析の3回目.あと1回で終了.交互作用についてめちゃくちゃ熱を込めて説明した.「私たち研究者は,自分のデータで交互作用が出ようもんなら,1日か,あるいは極端に言うと1週間くらい主観的幸福感が持続する」と言ったら
先生は最近いつそんな幸福を感じましたか
という質問が.ぎゃふん(笑
その他に済ませた作業としては,総合Bと心理科学各論Bの授業内試験の作成など.この調子なら金曜日と週末は月末〆切の某原稿の執筆作業に集中できそうである.
今朝はEURO2012準決勝イベリアダービー.起床してリビングに降りてみると,はびーがソファで丸太のようになって寝ているんだか観戦しているんだかキワキワな感じだった.今日明日,そして日曜日は同じ光景が繰り返されることになるのだろう.私はあまりこの対戦に関心がなく,どちらが勝っても特に感慨を持つことはないので,延長戦手前で出勤.結局バスの中でPK戦となったことを知り,いちぷぅ先生のツイートでスペインの勝利を知ることとなった.
さてこの講義もあと3回を残すのみとなった.最後の1回は授業内試験なので実質的にはあと2回で,リスクの社会心理学について講義する.今日はリスク評価とリスク認知のずれについて述べ,そこには人間の事象生起確率判断の歪みが影響していることを,プロスペクト理論の価値関数を引き合いに出して話した.個人的には,途中で喉がいがらっぽくなってゲンゲン咳き込んでしまったものの,内容や展開としては割とうまく話せた,ような気がする.しかし,こうすればいいんだよ,という処方箋を与えるのが難しいテーマなので,聞いている方はモヤモヤしたかもしれない.
なお,コメントを寄越す学生の数は,順調に減少している(笑
今日も賑やかに3時間.ポスドクayaさんのテキストマイニング事始めでTTMによる分析を実演したり,分析データをSPSSで対応分析するための方法を教えたり.あるいは春学期卒業予定のB4の口頭試問の予行演習をやったり,M1ちゃんのモヤモヤした問題意識をなるべくクリアにできそうなアドバイスをしたり.輪読ゼミとリサミは学期スケジュールとは関係なく休みは8月のみとする予定なので,夏休みから秋にかけていいデータを取るために,あと1ヶ月頑張ろう.
金曜3限の総合Bは第4回目の担当回.「総合科目」は専門科目や基礎科目のような他の科目とは違ってテーマを割と自由に設定することができる上に,ゲストスピーカーをお呼びする際に謝金をお支払いすることができる予算がついている.定額かつごく些少ではあるが,他の科目では自腹を切るしかないのと比べれば,格段の差である.
前半のayaさん担当回では兵庫県弁護士会に依頼して弁護士の方をお呼びしたが,私は莫高窟研究でお世話になっている田代光輝さんをお呼びした.田代さんは,個人としては学生時代の阪神大震災に始まり,東日本大震災に際しても情報支援に関わっておられ,社業としてはインターネットサービス事業に関わっておられる,公私両面で今回取り上げている「インターネット・コミュニケーションの社会心理学」の実地で活動している方だ.また「炎上」についてもお詳しいので,今回は大学生のソーシャルメディア利用のメリットとデメリットについて,特に具体的事例を豊富に交えつつお話をいただいた.なぜ大学生のソーシャルメディアでの発言が燃えやすいのか,どういった点に留意してソーシャルメディアを利用すべきか,1年生が主の受講生がよく考えるきっかけになっていればと思う.学生部が学生向けに発出している(学生向け)ソーシャルメディア利用についての注意喚起についても印刷配布し,関連付けながらお話しいただいた.
個人的には「ソーシャルメディアにプライベートな個人情報を出すことにメリットはない.出すならまずもって自分の(できれば研究的な)関心事とすべし」とおっしゃった点が一番心に響いた.情報縁という言葉を改めて考えさせられた.オンラインコミュニケーションに関する社会心理学的研究には,今も昔も,対人関係利用と情報的利用を区別して扱う研究が多すぎるよな,とも.
EURO2012はセミファイナル2試合目ドイツvsイタリア.このたびの大会は毎日の定刻に起きると試合は後半冒頭,家を出るタイミングで前後半が終了,という大変理想的な展開なのだが,まさか0-2というスコアを目にするとは思わなかった.ここまで全勝で来た「強い」ドイツがあんなにへなへなで,いつもの通りフラフラと決勝に進出してきたイタリアがあんなに雄々しい試合をするとは思わなかった.
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あっという間に6月も末日を迎えた.世間的には生レバーとの名残を惜しむ日であったようだが,由緒正しくは水無月を食して無事に夏を過ごせるように祈りたいところ.といっても私はどちらもしなかったが.
先週は仕事関連イベントが詰まっていて土日ともに休めなかったので,今週は普段どおりの気晴らし行動を敢行することにし,車を駆って滋賀の三井アウトレットパーク竜王に出かけた.前回出かけた時は腰痛が悪化途上でヨロヨロしており(今思えばどうしてそんな状態で出かけたのか疑問である)ほとんど何の記憶も残らなかったが,今日はまずまず楽しめた.雨も降らず,曇りがちで,比較的快適に歩き回れたのもよかった.
今日の一番の収穫は,トミーヒルフィガーでカントリーポロシャツトルコ版を見つけたこと.今年の5月に販売していたものがアウトレット落ちしているので,当然売れ筋の国のものはない.
中国・デンマーク・イングランド・フランス・ドイツ ギリシャ・オランダ・イタリア・日本・ポルトガル ロシア・スペイン・トルコ・アメリカ・ブラジル
残っていたのは太字の5カ国.非常に分かりやすい選択傾向である.しかし私は袖口に8のワッペンのあるトルコのポロシャツだからこそ欲しくなったので,半額で買えたのがうれしく,全然問題なかった.蛇足だが,エジルがトルコ系移民で,ドイツ代表での背番号が8であることに由来するものです.…と思っていたら実はワッペンは85だったことが判明.今,5だけをきれいに外すかどうか迷い中.
Before...
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