毎年恒例でこの時期に開催される職場系宴会@KG会館.お食事はものすごく「披露宴風」にやる気のない内容で大変にイマイチであった(周囲の先生もクレイムつけまくりで,急遽レストランスタッフによるカスタマーリサーチ状態になっていた)が,それとは別会計で,いいワインをほどほどの分量でさまざまな種類を飲めるのは何よりも素晴らしい.写真は飲んだうちの「いい方」4種類.ソムリエさんは私が写真を撮りまくっているのを知っているので,ちゃんと最後にボトルを持って来て下さるのです.
「ビールはいかがですか」などと勧めてくるウェイターに「は?今何をって?いりません!」とか,黙ってワインを注ごうとするウェイトレスに「そのワインは何?説明して?は?裏のラベル読め?そういうこと聞いてんじゃねーよ!」とか,いろいろ乱暴狼藉を働いてすみませんでした.あ,あと酔った勢いで同僚を蹴飛ばしました.3回ほど.
まあそんな感じで(笑 朝は「あー,まだ完全に酔ってるなあ」という雰囲気で,頭がややぐらりとする感じは夕方まで残っていた.
だからといって特に仕事の能率が落ちるわけでもなく(つまり普段から二日酔い並みの仕事率でしかないのかもしれない),例の原稿の草稿は無事完成した.ただし講義でしゃべるのは普段よりちょっとだるかった.特に低学年の講義では「そ う と う て い ね い か つ め い か く に」しゃべるのだけれど,それがやや普段モードに近づいていたかもしれない.リサミは普段通りに.卒論で政治行動をテーマにする学生がいるので,すわ解散総選挙か,それなら前後でデータを取るしかない,と少々泡を食ったのだが,結局否決の茶番劇で,ほっとするやら気が抜けるやら.あと,お昼休みに某理工の先生とお目にかかって,ちょっと面白そうな研究計画のお話を聞いた.もう既に頭がいくつあれば足りるのかしら状態なのではあるが,面白そうだとつい首を突っ込んでしまうのだった.
明日はベルギービールウィークエンド(リンク先は音が出ます)に出撃なので,体調を整えるべく早めに帰宅し,22時前に就寝.
早々に仕事を片付けて,予定通り18時過ぎから本イベントに参戦…の前に,まずは会場と同じ新梅田シティにあるウェスティン大阪にチェックイン.飲み疲れてから帰宅するため電車に乗るのはとても鬱陶しいので,現地出張所を設けることにしたのである.あくまでも荷物を置いて寝られればいいので一番安いカテゴリの部屋を予約したのだが,SPG会員特典なのだろうか,いつもの「部屋のやりくりがつきませんで」というフレーズと共にコーナースイートにアップグレードされた.といってもこの部屋,角部屋という立地上スイート的構造にせざるを得なかったようなもので,あまり使いではない.多分,スイートに泊まるつもりでこれだと怒るだろうというレベル.とはいえ,われわれは別にどうでもよい.
荷物を置いて,さあ出撃.まずレセプションで前売券と引き替えにグラスとチップ(1枚250円)をもらい,会場内へ.まだ薄明るい中だが,かなりの混雑ぶりだった.瓶からそのまま提供するタイプのものもあれば,生タイプのものもあり,エールやピルスナーといったノーマルなものからフルーツビールやトラピストビール(当然ウェストフレテレンはないんだけど)など,専門店でないとお目にかかりにくいものまで様々.たいていのビールはグラス1杯(多分350mlくらいだろうか)がチップ2枚で,希少価値の高いものは3/4枚.他に料理やつまみもあれこれと提供されており,これは1〜4枚までとさまざまだ.最初にもらえるチップは11枚(前売だと1枚余計にもらえた)なので,3杯+食べ物2種がぎりぎりである.たくさんの人数で行けば全種類をちびちびと制覇も可能だろうが,我々は2人なので「これぞ」とそれぞれが思うものを代わる代わる飲み合うといった感じだった.最初に「買った」グラスをずっと使い回すシステムで,客が自分で「グラスリンサー」で中身を洗浄してから次のビールを注いでもらうようになっていた.
いったん20時前に出張所に撤収して,眠り込んでしまわないように頑張りつつ休憩して,21時に再出撃.当然チップは足らなくなるので2000円分買い足した.21時半がラストオーダー.食べ物が足らなかったので,グラスをぶら下げたまんま,その足で福島界隈のラーメン屋へ.こんな時は食べログの「現在地周辺」検索が便利だ.適当に選んだラーメン人生JETで煮干し塩ラーメンを食し,〆とした.
ビールというのは飲んだらすぐに水分は排泄されるしアルコール度数も高くないので,二日酔いにはならない.というわけで5時にはすっきりとお目覚め.11時までは出張所でごろごろ.普段は決してやらないがホテルに来るとやりたくなる「朝食にグラノーラを食べる」とか「大きな湯船にゆったり浸かる」などの行為をエンジョイした後,11時にチェックアウト.そのまままたグラスを持ってベルギービールウィークエンド会場へ.3度目でございます.また2000円分のチップを買って,二人で3種類.最後の1杯はプレミアムだという触れ込みのGOUDEN CAROLUS CUVEE VAN DE KEIZER BLUE(2008年)をいただいた.ビールというよりウイスキーというかラム酒というか,ともかく洋酒の味がした.
ほんのりいい機嫌になって,ルクアの三省堂に寄ってから帰宅.しかしやはり朝から腑抜けた行動をすると午後から立ち直るというわけにもいかず,買い物に出かけた以外は読書をしたり昼寝をしたりで,ろくに晩ご飯も作らずにぼんやりと過ごしたのだった.
三省堂(専門書は全然ない,拡大版町の本屋さん)でなんとなく購入した2冊のうちの1冊.タイトルはやや媚びた感じだが(だから三省堂にもあったし,何より私の目についたわけだが),史料としてもちゃんとした内容で,とても楽しく興味深く読めた.今や失われた,そしてその前後と相対して見ると非常にユニークだった明治〜終戦までの「日本的なもの」をこうして残しておくことはとても価値のあることだと思う.
と思っていたら,隣家から同様の本の差し入れがあってこれまた面白かった.といってもこちらはまだ読み切れていない.私の父の母の祖父の3回忌に編まれた,その人物(直木政之介…ぐぐるといろいろ情報が出てくる)に関する本で,バイオグラフィー,亡くなる直前1ヶ月ほどの記録(そばで看病していた者による実に克明な日記),親族をはじめとする近しい者たちによる追悼文によって成り立っている.亡くなったのが昭和13年なので,70年ほど前の本だ.先だっては私の父の父の本家で同様に(これはごく最近に)編まれた,ほぼ同時代の生活に関するオーラルヒストリー(私家版)も読んでいたので,両者を比べながら読み進めて行くつもり.
ちなみに昭和13年は,阪神大水害のあった年なのだが,神戸周辺に住んでいた人々にとっては阪神大震災に匹敵する衝撃的な出来事だったようである.
午前中は仕事をしよう!と思ったが起床した時点で書斎にどっかり座れなかったためあきらめて(スタートダッシュが切れないといくら頑張ろうとしてもダメなことは経験的に分かっているので見切りは早い),ぼやっとしたり町内一斉清掃で溝掃除をしたり,昨日の本の続きを読んだり.これって神戸弁の記録としても一級品じゃね?と思いつつ.
午後はあまりにものたくたするのもいかがなものかと思って,はびーがすぽくらに行くというのにつきあった.以前西宮で作っていたはずの都度会員のカードが家中ひっくり返してもないのであきらめて新規作成.やや時間を食ったが日曜日の昼時は比較的利用者が少ないらしく,いつも混雑しているというランニングマシンも15分ほど待ったら使えた.筋トレをして,30分走って,お風呂にゆっくり(当人内比)浸かって終了.最近ウォーキングにもなんだかんだで行けてないので,久しぶりに体を動かしてすっきり.
ところで,ロッカールームや風呂場は当然男女でスペースが分かれている.私にとっては大変稀な「女子だけの空間」に身を置く経験である(例外:女性専用車両).考えてみれば20年以上こういう環境を滅多に経験しないので,とても違和感がある.周囲の人々の話に耳を傾けるが,どうもついて行ける気がしない.そういえば女子校に通っていた頃から周囲の友人と話を合わせるのはだるかった,と思い返しながら,自分の女子力の低さをつくづくと感じるのであった.
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今日も「面白い」論文があった.
1つは以前オンラインニュースでも話題になった「M&Msを食べる行為を繰り返し想像すると,事後に「どうぞ」と差し出されたM&Msを食べる量が減る.コインランドリーの洗濯機にコインを入れることや,M&Msをボウルに移すことや,チェダーチーズを食べることを想像しても,そうはならない」ことを示した論文.実験が5つもあって,4つめまでは簡単だったのだが,5つめがばりばりに学習心理学な感じで,そのあたりの知識が絶対的に足らない私としてはなかなか歯ごたえがあった.
Morewedge, C. K., Young, E, H., Vosgerau, J. (2010). Thought for food: Imagined consumption reduces actual consumption. Science, 330, 1530-1533. doi: 10.1126/science.1195701.
もう1本は最近PDの一人が「はまって」いる,2D-4D ratio(人差し指と薬指の長さの比率)に関する研究.facial attractivenessとはそもそも関連が指摘されているそうなのだが(「ほんまでっかTV」並みだがちゃんと研究論文はあるのだ…),今回は体臭や声との関連を見たという.リバプール大学の男子学生数十名に,シャワーを浴びて無臭石けんで体を洗ってもらってから,脇にコットンを挟み,24時間後に回収.それを同様の年代の女性にかがせて「魅力度」と「男性性」を評定させたという.聞いているだけでおえっとなりそうな研究であった.ちなみに,関連はあまりなかった.ただ一つ救いだったのは,この実験は冬に行われていたことであった.
Ferdenzi, C., Lemaitre, J. F., Leongomez, J. D., & Roberts, S. C. (2011). Digit ratio (2D:4D) predicts facial, but not voice or body odour, attractiveness in men. Proceedings. Biological sciences / The Royal Society. doi: 10.1098/rspb.2011.0544.
今年度に入って,これまで数年より明らかに有意にいろんなことに頭を使うことになった.東日本大震災が起きたことと,新年度からPDが入ってきて協働するプロジェクトが増えたことがその主たる原因である.今のところ,どちらも「広く浅く」いろんなことを常に考え,常に前に進めるための推進力にはなっているのだが,狭く深く,一つのことをじっくり考える時間は増えているとは言えない気がする.両者は決して独立ではなく,うまくやれば相乗効果が見込める行為なのだが,ともすればお互いに食い合ってしまう(というよりも,広く浅くが狭く深くを食い散らかす)ことが多いので,気をつけなければならないと思っている.
しかし,両者のもっとも異なる点は,広く浅くを処理するのにはさほどの時間的コストを要しないし細切れでもなんとかなるのだけれど,狭く深くはそうはいかないことなのだねえ.
というわけで今日もあまり狭く深くできなかった.明日も明後日も無理だ.っていうか授業and/or会議があると厳しい.早く金曜日が来て欲しい.
去年の今頃「なんでうちではScienceやNatureのカレント電子版が読めへんのや!」という話題で随分熱くなっていた.周辺大学の状況を調べたり,図書館の知り合いの職員さんにアプローチしたり,学科代表の先生に図書館の担当者と懇談してもらったり,ARGカフェのライトニングトークで「ふざけてんの?」プレゼンをしたり,いろいろ.
しかしその後何がどうなるわけでもなく結局今まで状況が変わっていない.また今年も「今年度の図書費でジャーナルを…云々」という話題が会議で出てきたので,再びこの話を投げかけてみた.自分との直接の利害関係の濃い薄いはあるとしても「いやしくもResearch Instituteとしてはゆゆしき事態である」という認識ではほぼ一致したので,再度いろんなアプローチを試してみることになった.同じことをしても仕方がなさそうなので,波状攻撃である.
そして,まあ当然の成り行きではあるのだけれど,言い出しっぺが文書のたたき台を作る羽目になった.だいぶボルテージが上がっていたので20分ほどで檄文を書いてみたのだが,某同僚によれば「まだ足らんな」ということらしい.それなら君が足せよ,というくらい自分的には限界まで頑張ったのだが,はてさて.
水曜日は2限に3年ゼミ,4限にSPSS実習がある.4限は15:10〜なのだが,昼ご飯を食べた後あれこれ夢中になって作業していたら,すっかり時計を見るのを忘れていた.再来週の研究会のポスターをPDが作ってくれたのをチェックして,んーここがもうちょっと,とか思いながら自分で修正していて,はっとPCの時計を見ると
15:15
あれ?4限っていつから?あれ?あれれ???
研究室付近は講義棟と緩やかに仕切られているため,チャイムの音がほとんど聞こえないのだ.まだしも5分後に時計を見てよかった.慌てて出かけて10分遅刻で教室へ.危ない危ない.申し訳ない.
西宮北口のイタリアン「ラディーチェ」に数年ぶりに行って来た.内輪の飲み会でここ数ヶ月「行こう」と言っていたのになかなか予約が取れなくて,今回ようやく実現した次第.19時前から22時半過ぎまで,相変わらず長っ尻な奴らである.
以前行った頃は大してワインを飲むことを愛好していなかったし,そもそもランチだったので飲む気もなかったので,ワインリストはまったく見ていなかったのだが,今回眺めてみると随分リーズナブルだったことが分かった.イタリアワインのみのラインアップで,一番高いボトル(バローロ)でも5桁に達さない.リースリングとカベルネソーヴィニョンと…あと1本飲んだはずだが何だったか忘れてしまった.料理は前菜3種,パスタ2種,メイン(豚のグリルと鯛のポワレ?)だったか.特にどれも強い印象を残すものではなかったが,それはおそらくずーっとしゃべりまくっていたからでもあるだろう.ただ,シェフは善良そうな雰囲気ではあったがやや当意即妙感には欠けていた.ウェイトレスのお嬢さんは並み以下(いや,容姿の話ではないよ).
様々な議題に関してディスカッションが行われ,大変有意義であった.酔っ払うとお金のことが普段に輪をかけてどうでもよくなるため,うっかり安田記念の三連複(5頭BOX×100円だったそうな)を当てた男に余計に払わせるのを忘れたばかりかそいつが結局一番安い払いになってしまったのは痛恨であった.
やはり二日酔いにて朝は眠いし昼間もなんとなくぼんやりしていて,ちゃんと覚醒したのは18時頃.できうるならば飲むのは週末にしたいものだ.
とはいえ,ちょっと論文を投稿したりはしました.
午前中は自宅でのんびりごろごろ.
お昼に素麺を食べてから雨も上がりそうだったのでりんくう方面へ.プレミアムアウトレットがハウスカード購入だと5%オフになるというので久しぶりに出かけてみた.ローカルモーション(がここにあるのを忘れていた!)でシャツやパンツ,リーガルで夏用サンダルとパンプスを購入.ラルフローレンではガールズの160cmサイズがほとんどなくて残念.まあ,ここは日本だ.
帰りにイオンりんくう泉南ショッピングモールでお買い物.随分と混雑していて駐車場で空きスペースを見つけるのに少々難儀した.ご愛用のセルフレジだが,マネージしている女性店員が「とても親切」で,かえって腹立たしかった.
team1mile.com宛のメイルが大変届きにくい状況になっています.DNSが引けないエラーが出ているようですが,全面的にダメというわけでもなく,ここも多分アクセスできているし,どういうことなのやら.今のところ対処方法がよく分かりません.とりあえず,メイルは大学宛にお送りください.
→このエントリを書いた直後に,原因が判明.なんとレンタルドメインの契約が5月末で切れていた…よくもここまで保ったものだ.早速更新丼.
先週と同様に,今日もすぽくらに出かけた.先週は昼過ぎで結構空いていたが,11時前に行くとかなりの混雑で,ランニングマシンは30分ほど待たなければならなかった.しかし,ランニングが超苦手(ともかく飽きる.同様にスキーも飽きる.あまりにも刺激がなさすぎて,私はなんでこんなことをやってるんだ,と懐疑的になるのだ)な私としては筋トレの時間が長く取れたのでよかった.ガマンしてガマンして25分歩いたり走ったりした後は,お風呂でのんびり.こちらはかなり空いていたので周囲のおばさんたちのくだらない話に耳を傾ける必要もなく,快適であった.
適度にお腹もすいたので,ランチは富田の「ほの香」にて鴨せいろ.相変わらず一定レベルの味を保っているのだが,同じく相変わらずフロアマネージャ(要はそばを打っている店主のおそらくは妻)の要領の悪さも一定レベル以上である.ここまで「いつまで経っても仕事に慣れない」というのは一種の特殊技能ではないかと思うほどだ.いつ来ても,彼女の一生懸命な気持ちは存分に伝わってくるのだが,ともかく無駄な動きが多くて鈍くさくて,多分すごく疲れるだろうと思う.ほんとうに一生懸命なだけに「ダメな店だ!」と言い切れなくて痛々しい.それさえガマンできれば,いいお店.
帰宅後は心地よくお昼寝.
私はScienceに掲載されたこのニュースの論文を紹介.日本文化のTightnessスコアが世界で8番目というのは確かにこの研究で得られた結果の一部ではあるが,本質ではない.実験ではない心理学の研究がScienceに掲載される稀なケースとして,そのスケールの大きさに圧倒された.なお,山口先生や外山先生の貢献を貶める意図はまったくないが,このプロジェクトを彼らが中心のチームであるかのように報道するのは偏向しているのではないだろうか.少なくとも著者の並び順を見る限りでは,データ収集協力者という位置づけが濃いと思われる.
その他には「ラブラブなパートナーの写真を見ると痛みが軽減する」研究や「自分のことや近くの他人のことを考えるより,遠くの他者のことを考える時の方がクリエイティブになれる」研究など.それぞれで前提になっている,熱愛感情が脳内の報酬系システムを活性化させるとか,心理的距離の遠いターゲットについて考える時の思考は抽象的になる(解釈レベル理論),といった理論については了解できるのだが,いずれも検証している(と主張しているもの)はその「先」のプロセス(だけ)なので,ざっと読んだだけではなかなか納得できなかった.
甲山心理ではこの時期に卒論生から「卒論計画書」の提出を求めている.卒業要件を満たすための義務(つまり提出しなければ卒業論文を提出する視覚を失う)というわけではなく心理学専修内で緩やかに進行状況を共有しておきましょうという意味と,「あんたらちゃんとやらんとあかんのやで」という指導を強化するために中〆を設けているという意味での行事である.その〆切が20日に迫ってきたのでゼミ生たちに原稿提出を求め,コメントをつけまくり,修正を求めまくった.
私にとっては,それなりに日本語が書けることが分かった学生についてちょっぴり安心し,一方で「ああ,この子は無理なんやな…」と悲愴な覚悟を決める行事の一環でもある.最近,ええとこ半々か.
Twitterでよくお話しさせていただいていて,社会心理学会の震災関連サイトで大変お世話になっている信州大学の辻竜平さんからご恵送いただいた.これまでのご自身による中越地震被災地研究の成果にもとづいてまとめられた,「被災地」で暮らす人々の中で生じるさまざまな問題をどのように解決していけばよいかに関する提言の書.震災から1ヶ月で原稿を書き上げられたという入魂の内容である.被災からの経過時間に応じて期間をいくつか区切り,それぞれのフェーズで起こりがちな問題とその解決策について平易かつ明解な文章で論じられているし,阪神大震災よりも直近かつ地域特性が似た被災地での研究に基づいているので,現に東日本大震災で被災している方々にとってとても有用なアドバイスになりえているのではないだろうか.小さな出版社から出ているのでやや目立ちにくいのだが,是非多くの方に手にとっていただきたいものだ.
現時点でAmazonには登録されていないようなので,やむなく(個人的に好きじゃないのですが)楽天ブックスへのリンクしています.
PDがB3ゼミに来て実験参加者を募集.実は先週に引き続いて二度目.ちゃんと時間をとって全員に対して参加可能時間の記入方法を説明して紙を回したのに,「やらないで」と言ったはずの記入の重複が非常に多く見られたからだという.今回も改めて全体に対して説明をし,一部は個別にも補足に回っていたのだが,用紙を回収してみるとやはり重複が一件.カレンダー形式の予定表の空きコマを埋めていくというだけなのだが,伝わらないらしい.
B4とB3で情報処理能力にあまりの格差があることに驚いた,とPDは言う.確かにそうかもしれない.そして彼らの間にある差を考えてみると,おそらくB4の情報処理能力を急速度で発達させたのは就職活動という経験なのだろう.学業を数ヶ月にわたってほったらかしにさせることを強要するような活動なのだから,それくらいの副産物的成果があっても相当か.
私はB3の情報処理能力の低さを嘆いているわけではない.あ,いや,嘆いてはいるが,だからダメだと言いたいわけではない.彼らもちゃんと状況(まちかねM君風に言えば「仕掛け」)さえ整える努力をすれば,ある程度きちんと応対することができるようになる.ちゃんとこちらに注目させてから,ゆっくり大きな声で話をする,といったごく小さな努力をするかどうかだけでも,まったく違う.あきらめるのは,それからでいい.
しかし,そうやって頑張れるB4を見ていると…ねえ.実はあきらめているものもあったりするわけだ.
水曜日が講義+会議によるあまりありがたくない多忙日だとすれば,木曜日は別の意味での多忙日である.特に今日は,
1限 各論B(情報伝播の社会心理学) 2限 卒論指導〜PDたちとのBBミーティング 昼休み 理工某先生と作戦会議 3限〜 リサミ(4時間コース)
だったので,ほぼずっと頭がフル回転.楽しいからいいんだけど,頭の回転に少々体がついてこなくなることがある...
リサミ後半は,NACの方に来ていただいて久しぶりに非接触型のアイカメラの使用方法を思い出す機会をもった.卒論実験に使おうというもくろみである.かれこれ5年間死蔵していた(いや,ちゃんと当時は研究したんですよ,念のため)国民の血税を使わせていただいた機器に,もう一度陽の目を見させることができそうでうれしい限りだ.NACから来て下さった2名の方がいずれもとても優秀かつ親切な方だったので,やりとりもスムーズかつ和やかだった.
震災以降初めて愛知県より東に行った.といっても2時間ほどの会議→懇親会に2時間程度参加しただけ,しかも会場は東京駅の目の前の八重洲付近だったので,特段何かを感じることはなかった.駅が暗いとも感じなかったし,エレベータを使いたくなる機会もなかったし,肌寒かったのでエアコンが切られてるからどうこうということもなかったし.会議のあったビルの1Fが福島県のアンテナショップで,立ち寄りたかったのに時間がなかったのが残念.すぐそばに北海道の大きなショップもあって,これもまた時間があれば見たいなと思った.ま,大抵時間はないんだけどね.
今回のお仕事は,電子情報通信学会の通信行動工学という時限研究会の専門委員というお役目.こんなに工学系から遠い人間なのに,工学系のお仕事はいろいろとお声がけをいただく.しかし年々はっきりしてきたこととして,私は自分の研究成果を技術開発に還元させるということに関心がない(技術開発に有為な貢献ができるという気がまったくしない,というか,人間の行動を技術が技術の思う方向に動かせるかも,という技術者の方々のピュアな人間観および思想が合わない?)ので,どういう関わり方をするのが研究会&私にとってベストなのか,いろいろ考えていきたいと思う.あ,もちろん「使ってくれるな」という意味ではないのです.念のため.
ところで専門委員のお一人に,昔昔に「うにネット」でご一緒だった(オフ会で何度かお目にかかったこともある)kameさんと同姓同名の方がいらした.ぐぐると京大数理工出身だし年齢も多分記憶にあるのと近くて,ひょっとしてビンゴ?!と思ったのだが,記憶にあるお顔と昨日拝見したお顔がまったくといっていいほど整合しなかったので,「えーと,ひょっとして…」と言えなかった.
雨がちな中,関西大学千里山キャンパスで開催された社心学会の公開シンポジウムに参加した.公開シンポは既に55回を数えているのだが,毎年この時期に開催される,学会年次大会とは別にこの学会が開催しているほとんど唯一といってよい一般市民向けのイベントだ.今年のテーマは「消費の病理」ということで,ギャンブル依存やクレーマーなど「ふつうではない」消費行動をターゲットにした臨床・社会・生理心理学的な観点からの話題提供がなされた.研究紹介を全面に押し出すのではなく,事例を出してその解釈を語るという形式が(おそらく意識して)取られていたので,心理学が素人の方でも比較的分かりやすかったのではないかと思う(ただし,私自身が素人ではないので本当にそうだったかどうかは分からない).私は広報委員としてカメラ小僧を務めた.
自分自身も以前に公開シンポを企画したことがあるので,反省も込めてまた性懲りもなく言うのだが,せっかくこうした企画をしても,話題提供者が努力して平易な内容を話しても,けっきょく聴衆のほとんどは会員だという状況は,何とかならないものなのだろうか.是非,何とかしていただきたいものだ.
雨がやむのかやまないのかはっきりしない天気だったので,ウォーキングをあきらめてドライブへ.はびーの提案により福知山の観音寺が目的地となった.今日が高速1000円最終日だということは知っていたが,舞鶴若狭道は「無料」の最終日だったようだ.それでも渋滞するほどの混雑ではなく,1時間弱で現地に到着.アジサイは真っ盛りとまではいかなかったが,雨上がりの色鮮やかなところを見られてよかった.
帰りに先だって吉田寿夫先生にお勧めいただいた丹波のそば屋「一眞坊」へ.私たちが鴨南蛮好きだということをお話ししたらご提案くださったところなので,かけ・もり以外は鴨南蛮かつけとろしかなく,一品料理には鴨を使ったものがたくさん.15分ほど待って鴨南蛮をいただいた.そばと出汁は結構好みだったのだが,肝心の鴨はちょっと脂っぽくてやや食傷した.次はシンプルなかけそばと一品あるいは鴨ごはんをいただく方がよいかもしれない.
14時過ぎに茨木に戻り,すぽくらで運動してから帰宅.今日は「勝っている阪神の試合」を見ながら走ったので,あまり飽きずにすんだ.
月曜恒例講読ゼミは,15:10からの研究会のために1時間強の超ショートバージョンだったため,あまり進まず.B4が紹介したのは「重いもの」を持つと「重々しく」なり,「ざらついたものを」を触ると「心がざらつく」と言いたげなScience掲載論文.実験が6つあるうち4つめまでしか読み進められず,したがって考察まで辿り着いていないので,コメントは来週.とりあえずいつも思うのは「アメリカ人って実験操作効き過ぎじゃね?」ってこと.
研究会は後輩おっつ君をお招きしてDyadicデータの分析方法に関するレクチャーを受ける.お招きして,と言っても,開始直前に講演者が自らファミマにお茶のペットボトルを買いに走る(むろん自費)というものであった.先輩後輩関係って素敵だ.阪大時代に一緒に勉強会をしていた内容を久しぶりに思い出したが,当時から彼が一生懸命作っていたExcelマクロもいろいろ進化しているようだ.こりゃペアデータなんか取るもんじゃないなと思った(笑
というのは半分冗談だが,もちろん最新の情報にアンテナを張っておくことは重要なことだし,年をとったら情報弱者になる,というのではつまらない(研究者としての価値がない).かといって,それらをすべて「自分で」消化して,「自分で」できるようになっておく必要はかならずしもないわけで,うまくいろんなところにアサインできるような体制を整えることが,多分これからの自分に求められている活動だと思うのである.と,言い訳してみた(ドヤ顔).
2限の4年ゼミで久しぶりに「お説教」をした.
昨日が専修での卒論計画書(A4×1枚にどんな内容で卒論研究がしたいか,目的と計画等々を書くという実にラフなもの)の提出〆切だったのだが,ゼミの1名が提出できなかった.朝までに素案を仕上げてDropBoxに置いた上で,午前中に個研に来て修正してから提出するように,と連絡してあったのに,顔を出さず連絡もなく,で経過し,私は15時から研究会で別の建物に出かけるために研究室を留守にした.本人から「今北産業.研究室に戻られますか」なメイルがあったのは16:35(〆切は16:50!)で,DropBoxを覗いてみるととっっっっても不完全な素案以前のものが16時過ぎのタイムスタンプでぽとりと置かれていた.メイルを見たのが16:40過ぎ.今から戻っても到底出せる状態のものは仕上がるわけがない.というわけで私は〆切までには個研に戻らず,そのまま彼の卒論計画書は時間切れで提出されなかった(提出には指導教員の捺印が必要).
その後も本人にも会わず,で一日が経過.本日のゼミに現れた本人をゼミ参加者全員の前でこんこんと説諭して,やるべきことをきちんとやらないことがどういう結果を生むのかをおわかりいただくよう努力した.今回の計画書は専修レベルで提出を求めているものなので,私が専修会議に諮れば遅延もやむなし,ということになるかもしれない(ならないかもしれない).しかし卒論は学部レベルで〆切日時が定められていて,どっかのhusのように〆切時刻を過ぎても結局延々受け付けている(今はどうか知らないが,私が卒論生だった頃は1時間くらい遅れても,出すという意志を示していれば受け付けられていた.個人的にはバカじゃないのと思っていたが,実際そうだった)わけではない.〆切時刻までに手続きが完了していなければ,アウトである.1分いや1秒も許されず,私が頼んでもどうなるものでもない.そのことをちゃんと分かってもらえた…ならよいのだが.
春学期もそろそろ終わりに近づいてきて,大体どの授業も「あと3回」である.他の学科や専修のことは分からないが,KG心理の学生たちは4回生を除いて日々実習レポートに追いまくられているのに加えて一般の科目でもレポートだのテストだのが課されるために,学期末は特に青息吐息になる様子だ.そこで私の担当科目では,大抵の課題は「授業中にやって授業中に提出」ということにしている.それはそれで受講生たちは「たくさん書いて手が疲れた」とか「PCのモニタを見つめっぱなしで目が疲れた」とか言うのだが,彼らをこれ以上の苦境に陥らせることがないよう,少しでも手助けしてやろうという私の心優しさに気がついて欲しいものである.
今日の心理科学統計IIIは被験者間2要因分散分析をSPSSで実行する方法を解説した.交互作用が有意だった場合に単純主効果の検定を行うのだが,これまでまったく紹介して来なかった「シンタックスを書く」という新しい手続きが登場する.ボタンをぽちぽち押すだけでできますよ〜的なSPSSの「売り」とは逆行するものであるだけにどういう反応があるか心配していたのだが,「実はこれを覚えると超便利なんだよ〜」と何度も言い続けたのがよかったのか,「結構面白そう!」というコメントが少なからず(少なくとも「難しそう」というコメントよりもたくさん)あり,安堵した.ちゃんと時間をとって,具体的にどういう場面で便利なのかを説明するようにしよう.
どこの大学でも最近はおなじみなこの調査.なんだそれは,と思われる昔の大学生の皆さんはぐぐってみると分かるだろう.前任校では毎年毎学期に同じ形式でやっていたのだが,甲山はやや様相が異なっていて,同一形式による「must」は数年に1度襲来するようである.そして今年がそれにあたり,私が着任後は初めての実施となる.
…ということは,そういえば数週間前にメイルと文書で通達があったのだが,すっかり忘れていた.今日の1限に講義室で準備をしていたら,教育系の事務の方が段ボールを抱えて現れて「先生,これ」とおっしゃる.評価用のマークシートと自由記述用紙が入ったものだった.ああそうでしたっけ,今週でしたっけ,ということで誠実に調査は遂行した.
どうやら授業評価を行うためには,まず講義担当者が事務室に出頭して調査用紙を受け取り,遂行後にまとめて返却する,というシステムになっているらしい.事務室は文学部本館にあり,私の研究室はF号館にあり,私の担当する科目で文学部本館で実施しているものはなく,またF号館から講義室に行くまでの動線に文学部本館を含むものは1つもない.ゼミなどは直近の階段をのぼって上に行くだけだ.人間,習慣化している行動はほとんど自動的にこなしているので,そこに「文学部本館に立ち寄る」というイレギュラーな行動を挿入するのはとても難しい.要するに,忘れる.
もちろん,事務の方に毎度走らせるのはとても申し訳ないので,なるべく覚えていたい.今は覚えておこうと思っている.しかし,確信を持って言うが,来週それをしなければならないその瞬間には,私はそのことを想起しない.
というわけで,今日遂行した調査結果を提出に行った際に「残りのも今受け取っていきます」と言ってみた.が,しかーし「来週の分はまだこちらに届いていないんです」とおっしゃる.「教務補佐さんや教学補佐さんに頼んで学科や専修毎に配布することはできないんですか」と聞いてみたが,できないという.その他にも各教員のレターケースに配布することもできそうな気がするが,多分何らかの理由で「できない」んだろう.
しかし,すべての講義科目での確実な遂行を求めるのであれば,もう少し考えた「仕掛け」(C)まちかねM君を考慮することも必要ではないだろうか.今の体制派lose-loseではないのか.事務の方は「先生,忘れないでください」「来週は直前に電話します」とおっしゃったが,1時間前にされても忘れるし,5分前にされても間に合わないのだよ.
久々の金曜ディナー.ブルディガラの予約が取れなかった(19時からがいいと言うと,小団体×2が入っているので料理のサーブが遅くなってしまうとのことだったのでやめたのだ.しかしそういうことをちゃんと説明するところは誠実でよいことだと思う)ために,もう一つ前々から注目していた(食べログレビュアーRedFiveさんに教えていただいた)この店を予約して出かけてみた.
桜橋のビジネス街,ブリーゼブリーゼのすぐ隣のビルという好立地で,店は狭いが典型的なトラットリアの雰囲気.オーナーはイタリア人で元ジョカトーレらしい.キタのど真ん中(やや西)だというのにワインはボトルオール2000円を謳っており(バルバレスコは5000円だと言われた.飲まなかったw),料理もとても良心的価格.わいわい食べて飲んで下さい,ということのようだ.ゆえに,デートにはあまり向かないが,気楽な職場仲間の宴会にはもってこいの店だと言えそう.デートというのにはだいぶとうがたった二人は,2時間ちょっとと,われわれにしてはゆっくりと過ごしたのだった.
今度企画しているPDの歓迎宴会あたりに是非使いたい店である.ここならやったらめったら空気を読まずに飲む輩がいても,財布があまり痛まないからね.
今日も猛暑だった.アスファルトからの照り返しのもわんとした熱気と,にょきにょきと立ちのぼる積乱雲,もうこれは真夏だと認めざるを得ない.まだ6月だけど,台風ももう5号らしいし,いいんじゃないの.
明日が科研関連のMTGなのでお休みは今日だけ,ということで近所でいくつも研究会が開催されているのをすべてぶっ飛ばしてショッピングに行った.ハーバーランドのユニクロ→(健民ダイニング経由)→ポートアイランドのIKEAという神戸湾岸コースである.ユニクロではサラファイン系のものを中心に夏物普段着をまとめ買い.ハーバーランド店は無駄なまでにフロアが広くて客が少なくてゆったり買い物ができるから好きだ.ハーバーランドは神戸阪急をはじめテナント撤退が相次いでいて「ザ・不景気」という雰囲気だが,この際ファストファッション天国にしてしまえばよいのに,と思う.
ランチはおきまりの健民ダイニング.既にユニクロに行ったから健民ダイニングで食べるのか,健民ダイニングで食べるためにユニクロに行くのか,よく分からなくなってきている.今日は私がピリ辛ビーフンのランチ,はびーが八宝菜のホリデーランチ.ごはんが美味しいのだが,やっぱりケンミンなのにビーフン食べないのもいかがなものかと思うよなあ,ということでいつもこの折衷案になるのだった.隣のテーブルに座った関東者らしき夫婦は,観光旅行で狙いをつけてここに来たらしく,「やっと食べられた!」と感激の体だった.
IKEAではダイニング照明のシェードやグラス,クッション,その他小物をあれこれと購入.いつも家具にはほとんど目もくれず,キッズもの売場とマーケットプレイスと食品売場での滞留時間が長い.そして最後の50円のソフトクリームを食べて帰るのだった.
家に帰る前に日常の買い物をしたのだが,生まれて初めて「ケンミンのビーフン」を買った.1袋98円なり.来週の晩ご飯にピリ辛焼きビーフン,作ってみるかな.
今年から5年間の予定で始まった楠見先生@京大が代表者の科研研究のキックオフミーティングで京都へ.会場がキャンパスプラザ京都でビックカメラの真ん前なので,ビッグカメラ直結出口(西洞院口)を使ってみた.関空特急のホームの「はるか」先にあって駅の中を延々と歩かなければならないのだが,ビッグカメラ2F売場に直接入れて,後はエスカレータを降りて外に出ればよいということが分かった.
どうも寝起きに失敗したのか急な暑さにやられたのか,ぼんやりと眠くてテンションが上がらず,一番手だったプレゼンはややバタバタとしてしまった.しかし他のメンバーの発表を聴くうちにさすがに覚醒してきて,それなりに議論にも参加できたし,刺激もたくさん受けたのでよかったことにしよう.せっかく幅広い領域のトップクラスの先生方と同じプロジェクトに参加できるのだから,大いに情報収集もできる機会にしたいものだ.東北大の先生がお二方おられたので,震災後の状況などもあれこれと伺った.
早速,次の課題別MTGの日程も決めて,18時前に帰宅.やはり京都(のJR近辺)は近くてよい.
週明けの午前中,週末の科研費MTGの出張処理などもろもろの会計関連書類を作っていたらびっくりするくらい時間を食ってしまい,あっという間に昼前になっていた.これまでため込んでいたのが悪いといえば悪いのだが,4月に内定が来た科研費なのにまだ公式には「使える」状態になっていない(「使える」状態だと見なしてもらえたのがようやく先週)というのも問題ではないだろうか.代表者と所属の異なる分担者にお金が落ちてくるまでには随分手間がかかるらしく,私が代表者の科研の分担者の方々にもご迷惑をかけている次第なのであった.
午後は講読ゼミ.17時過ぎまでかかった.
その割に内容はあまり印象に残っていない.先週から引き続きのScience論文は結局あまり考察にしどころがなく,これからなぜ直接的な触覚と隠喩的な対人印象などが連動するのかを明らかにしていくと面白いよね,といったまとめであった.「ものはためし」とやってみたら案外いい感じの結果になったのでまとめてみました,という段階か.それでもScienceに載るんだからねえ...
最後の方は疲れてしまって,到来物の「生もみじ」の2つめをいただかないとやってられない気分だった.もやもや.
「血液型と性格は関連があるか」というテーマで2種類の調査を計画・実施し,見事に「それは「そんな気がする」だけ」という結果をたたき出した(ここでは非常に簡単に書いているが,ちゃんとまともに設計した調査をやって,まともに結果を導き出したのである)ので,両者の因果関係を信じていた学生はモヤモヤしているかもしれないが,担当教員としては非常にすっきりとした気分でレポート作成に着手させた.
といっても必ずしも心理学を専攻しない文学部1年生に,心理の実験実習のような形でレポートをガッツリ書かせるのは気が向かないし,彼らの「やりとげた感」をある程度達成させつつ心理学のレポートとはなんぞやということを緩やかに知ってもらいたい.というわけで私があらかたの「ひながた」を作り,彼らが埋められる部分(項目選定とデータ収集の際に自ら実践した部分と,集計データを表にまとめる部分)を埋めてもらうという形式を取ることにした.今日はまず結果まで書いてもらって,それの提出と引き換えに考察の注目ポイントを渡して「考えてくる」宿題とした.来週は考察と結論を書かせて,付録(既にこれまでのゼミ中に作らせたか,配布してある)を添付させたらレポート「らしきもの」が仕上がるという寸法だ.
これで春(受講生の母集団は文学部1年生全体)・秋(同・総合心理科学科1年生全体)ともにフレッシュマンゼミのネタが揃い,なおかつどちらも比較的うまくいったので,しばらくはブラッシュアップさせつつこの枠組みでやっていけそうだ.よかよか.
今日は間違いなく今年一番暑かった.びっくりするくらいのレベルだった.かろうじてエアコンを入れても何も言われない(もちろん設定温度は28度だよ.設定以上に冷えてもそれは私の責任じゃない)研究室から出るのが怖くなるくらいだった.
さて春学期は終わりに近づいている.心理科学統計IIIは4回に渡る分散分析の講義を終えて,来週と再来週はレポート強化週間となる.来週の冒頭にデータセットを渡し,課題を出すのだが,これが思案のしどころである.講義で使うデータは基本的にもうこの数年枠組みを変えないでいるのだが,レポート課題くらいは面白さを追求したネタにしたい.一昨年は新型インフルエンザ流行に際するリスク認知,昨年は参院選挙の投票行動をネタにして受講生自身から告示前後でデータを取ったものを使ったのだが,今年は同じ選挙でも
AKB48総選挙
にした.現在秘書ちゃんに依頼して鋭意データセットを作成中.我ながらいいネタを思いついたと自画自賛している私は,学生たちにドヤ顔でそれを予告したのであった.
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リスク認知に関するトピックの第2回講義で,リスクに対する態度の二重過程モデルと二分法的思考の関連,特に恐怖や不安が喚起された場合に閾値に関する認識が変化するという研究例を紹介した.これをもって本講の講義は終了.来週は「関西電力の節電要請」ネタで授業内レポート(2回目)を書いてもらい,再来週は総括とテスト問題の一部の出題を行う.
非常勤も含めて大学で教えるようになってからほとんど初めて経験する「準備がギリギリまでかかる」講義はプレッシャーも大きかったが,大震災とそれに伴うあまたの災害という,今私たちの目の前で起こっているものごとをどう考えればよいのか,これからどう生きていけばよいのか,という大きな問題に直面している学生たちに,少しでも新たな視点を提供できていればと思う.
しかし,木曜1限の講義準備が前日のうちにできないかも,なんてドキドキ感はもうあんまり経験したくないな(笑
午後はリサミで卒論実験計画の打ち合わせ×2.ポスドクさんたちもよく協力してくれるので,久しぶりに発掘してきたアイカメラも何とか使えそうでよかよか.
加えて「一体どうなん」案件もあったために,結局終わったのは18時半頃だった.さすがに疲れた.
Before...
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