NHK-FMで14-18時に生放送されたもの。母にメイルで教えてもらって知ったのはラッキーだったが、同僚先生からお茶にお呼ばれしたので最後のブラームスを聴き逃したのは残念だった。以下曲名リスト。
R.シュトラウス 交響詩「ドンファン」 1964年11月東京文化会館でのN響ライブ（初共演） ワーグナー タンホイザー序曲 バイロイト祝祭管 1962年バイロイト音楽祭でのライブ． シューマン 交響曲第2番（第1・2楽章） ドレスデン室内管 1972年録音 シューマン 「異境にて」等の歌曲 バリトン：フィッシャー=ディースカウ，ピアノ：サヴァリッシュ 1975年ザルツブルグ音楽祭 メンデルスゾーン オラトリオ「エリヤ」から 1986年 N響第1000回定期演奏会 R.シュトラウス 「影のない女」から第3幕後半 1988年バイエルン放送響 ドヴォルザーク交響曲第8番第3,4楽章 1989年フィラデルフィア管 ベートーヴェン 交響曲8番第1，4楽章 1993年RCO ブラームス 交響曲3番 1961年ウィーン交響楽団
メンデルスゾーンのオラトリオ、初めて聴いたのだがとてもよかった。サヴァリッシュはこの曲をライフワークの1つとしていて、1000回記念定期の曲目として強く推奨し、86年の60周年記念演奏会でも取り上げたのだそうだ。買っとくか。
午後に会議があるので休日出勤。
お昼は4月から東大の人文社会系研究科に転出する同僚の送別ランチ。同僚といっても学部の女性教員ソサエティの方で、ご専門は日本文学である。
東大出身だし東京にご両親と住まわれるということなので何よりですよねえ、という話になったのだが、研究環境に関する様々な情報をお伺いすると、驚くようなことがたくさんあった。日本文学の研究室では初めての女性専任教員だとか、大学院に進学する女性は基本的に修士を終えたら高校教員になるのがデフォルトだったとか、博士後期課程に進学する際は「君は結婚しないの？」的な質問をされたとかいうのは今更驚かない（ただし、私はそんな性蔑視的扱いを受けたことはまったくない）が、今度行く先では「個人研究室がない」というお話には驚いた。研究科全体がそうだというわけではない（思えば東大（社会）心理の先生方の研究室にお邪魔したことは一度もないのだが、普段のおしゃべりから類推するにたぶん個人研究室をお持ちのはず）のだが、国文は長年そういうものなのだそうだ。院生たちも出入りする共同研究室的な運用の部屋がいくつかあって、そこで同僚とお二方で机を並べるのだそうだ。関係者が集う部屋があるのはよいことだが、それは個人研究室があることが前提の話だろう。それだとゲストをお迎えする際はどうするのですか？と伺うと「部屋には招かない。外の喫茶店などで会う」のだそうだ。そりゃそうなるだろう（だから本郷界隈は飲食店が充実しているのか！？）。また、膨大な資料をお持ちのはずだがそれはどこに保管するのか、というと、これまた当然自宅（ないしは自前の書庫スペース）ということになるらしい。だから「通勤に2〜3時間かかる郊外に大きな家を建てている人が多く、授業や会議がないと大学に来ない」のだそうだ。考えようによってはそれも悪くはない、かもしれないが、大学が研究者を遇する基本的姿勢としてはいかがなものかと思った。
昨日は昼食会→3階建て会議4時間コース（博論審査＋卒業判定等々）→読書会（本体は会議のために欠席）の懇親会に遅参という慌ただしい午後だったので、今日は何もしなかった。
特記事項は初めてお昼に「焼肉」を食べに行ったことくらい。いつも夜にお邪魔する美味肉家能勢の開店11時に駆けつけて、切り落としランチ＋ロースランチをいただいた。肉の量はさすがにそんなに多くないけど、この店の売り（有機野菜）を生かしたサラダはしっかり大盛りだし、テールスープとご飯もついて1100円（切り落とし）は安い。夜に焼肉だとついつい食べ過ぎ＋ビールも進んでしまうので、あまりそうしたくない時は「食べた気分」を味わうだけのためにお昼というのもありだね。
先だって取材につきあった朝日新聞の記事がついに夕刊の社会面に掲載された。大阪本社版社会面だからひっそり新聞購読者にのみ流通する情報に違いないと思っていたら、ほどなく朝日新聞デジタルにも登場し、しかも19時頃にはトップ5記事の中に入るという驚きの大きな扱い。その後も「社会」カテゴリのトップには長らく居座っていた。ヤフーニュースにも転載されたし、au携帯ニュースでも大きく扱われていたらしい。完全にローカルなネタなのに、ユニークさが受けたのだろうか。着想（本人の原初的アイディアをじゃあこうしたらどうよと言った）と指導をした本人としては、当然ながら（一般受けするという意味での）ユニークさをほとんど感じないので、不思議な気分だ。しかし、写真を入れるなら是非これをとお願いした本人の売り子風景の1枚（何度見てもとてもよく撮れているのだ）がばっちり入って印象的な構成になっていた。
アサヒコム：http://www.asahi.com/national/update/0304/OSK201303040030.html
ヤフーニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130304-00000030-asahi-base
新聞で記事になるときは（寄稿の場合を除く）いつもそうだが、事前に記事確認をすることはできない。見せてと言ってもたいていは見せてくれない。今回も見せてもらっていない。今回は詳細な資料提供＋分析結果の読み取り方法のレクチャーはさせていただいたので、記事内容に間違いがあるかと言われると、特にはない。ただし、巨人戦かどうかの変数の影響は有意ではないのであまり強調してほしくなく、「1点で1.12杯」と「巨人戦で4.25杯」だと単純に杯数だけ見て後者の影響力を過大に見積もるのが素人的には当たり前だろうから、そういった誤解を招くのはちょっと不本意ではある（これらの数値は偏回帰係数Βに基づいて語っているが、両者の影響力の比較という観点からは標準化係数βを見る必要がある）。取材した記者やデスクの主観的解釈がどれだけ入り込むかで、記事内容の方向性は大きく変わる。社会的現実と現実は違う、ということを改めて考えさせられる。
また、朝日新聞デジタルには記事ごとにツイートやFB「いいね！」ボタンがつけられていて、ソーシャルメディアでどのような反応があったかをリアルタイムで観察することができる。
http://www.asahi.com/national/update/0304/OSK201303040030.html に関するツイート
大学や学部・学科名のみならず、本人の氏名・顔写真が出た記事なので、変な反響があったりすると卒論生自身が傷つくことになる。マスメディアの記事をソーシャルメディア利用者としてインクルードする行為は日常的にしているけれど、自分が（いや、この場合は私は隠れ蓑になっているのだが）インクルードされる立場になるのは珍しく、ここまで大きく扱われた記事では初めて。かなり気にして確認しているが、今のところほほえましいネタとして扱われているようでほっと安心。
指導教員あるいは研究者としてのこの研究の売りは、すべて実データであること。つまり、質問紙調査や実験によるある意味アーティフィシャルに「作られた」データはまったく含まれていないということだ。もちろんそうであるがゆえに分析結果には不可避の誤差が多く含まれている。しかしこのテーマを活かすためには質問紙調査や実験は絶対に「ダメ」だと思うので、この手法を採った。2年間にわたる売り子別の売り上げデータを提供してくださった業者の方に、心より御礼申し上げます。是非この知見を活用して売り上げアップを！
先だってロケのあった「おはよう朝日です」の放映があった．今朝はそれに先立ち昨日の新聞記事についてよみうりテレビの「すまたん！」でも紹介があったので，まるでメディアの寵児のようｗ 以下，番組サイトのダイジェストに沿って多少のコメントを補足．ただし番組は見ていないので，そちらで使われた素材とは被っているかもしれません．
★「SNS疲れ」 ☆リポーター:おちあやこ、川﨑美千江(Vのみ)
◎ＳＮＳ( ソーシャル・ネットワーキング・サービス)とは・・・ パソコンやスマートフォンから写真や日記を投稿したり 他のユーザーと交流したりできるサイトのこと
SNS⇒人間関係の集約された場所。度が過ぎれば疲れて当たり前 やめれば解決?⇒日常の人間関係と繋がっているからやめにくい
◎SNSお悩みファイル ○その1 ・・・望まない友達の輪 ・職場の先輩に「友達申請」をされ断れない ⇒解決策:こちらから出す情報を節約する、「活発にやっていない」ことをアピール ☆付き合いのある人の友だち申請を「断りにくいが断りたい」なら， プロフィールに「完全プライベートです．会社関係の方はリアルで交流しましょ♪」と書くなどして， 「あなただけを断るんじゃないのよ」感を醸し出しまくるというのはどうでしょう． そんなの無理！気ぃ悪い！というなら，知り合いはみんなウェルカムにして， その代わりに，書く内容も「みんながウェルカムだろう」と少なくとも自分が思えるものにすればよいのでは． ★ちなみに私は，リアルで知り合いでもFBでの交流はお断りしたい人は申請スルーしてます． てゆーか皆さん，リアルの知り合いを見つけたら必ず友達申請してるってこと？自分が申請されたら断りにくいってことはそゆことなの？ そんなことしたら疲れるの当たり前やんと思うのです．
・まったく面識のない人からの友達申請 ⇒解決策:個人情報が満載なのでむやみに知らない人を受け入れない方が無難 ☆無難も何も，商売目的ならともかくなんでそんなのOKするのか理解に苦しみます． 玄関のインターホンが鳴って出たら見知らぬ人がいたら，家に上げますか？居座らせますか？
○その2 写真にまつわるトラブル ・プライベートな写真が勝手に広まるトラブルも・・・ ⇒解決策:写真を載せる時は相手の了解を得ること 過去の行動がわかると相手に迷惑がかかるケースもある ☆自分の写真にうつってる他人を勝手にタグ付けするのは相当に注意を払った方がよいです． SNSは友だちの友だちはみな友だちと見なされる世界ですし，あなたの設定によっては 全利用者に向けて他人の日常を大公開してしまうことになるのですよ〜． ★誰もが「脛に傷もたず」に清廉潔白な日常を送っているとは限らないｗ
○その3 「いいね!」地獄 ・友達の投稿に「いいね!」を押すことが義務化して疲れる ⇒解決策:相手は自分が「いいね!」を押したかどうかこちらが思うほど気にしてない ☆「いいね！」を押した人を確認はしても「自分の友だちの中で「いいね！」を押さなかった」人を特定したりします？ ★バカじゃないかと思うくらいなんでも「いいね！」を押す人．むしろ，うざい．
○その4 「いいね!」が押してもらえない ⇒愚痴や不満に対しては「いいね!」を押しづらい この話で引用したのはこの研究でした：Forest & Wood (2012) When Social Networking Is Not Working. PSS. ★受けを狙う（「いいね！」を押してもらいたいっていうのはそういうことでしょ）ならちゃんとネタ繰れ！ってこと．
何にせよFBのようなSNSは「社交の場」と心得た方が何かとトラブルなく＋疲れず利用できるのではないかと思います．じゃあどのくらいの規模＋近接したネットワークの人と「社交」したいのか？これには個人差があると思われます．例えば自分の結婚披露宴にどんな人を呼びたいか/呼んだかを考えてみてはどうでしょうか．かすかな繋がりのあるセレブを呼びたい人もいれば，家族や自分たちだけでやりたい人もいる．SNSという場とそこで展開されるやりとりは，披露宴のゲストやそこで（表向きに）交わされるコミュニケーションに近いように思います．そして，もうちょっと言えば，その披露宴会場の扉は決して閉ざされておらず，思いもよらない人も見ているかもしれないし，参加してくるかもしれないのです．
春学期の講義が終わって50日ほど、慌ただしい一連の入試関連業務や卒論・修論口頭試問などが終わって（厳密に言うと入試はまだ終わっていないが）20日ほど経った。ほぼ毎日あれやこれやとスケジュールは入っていて忙しくはあるのだけれど、授業関連のそれが入っていないとなると非常にストレスフリーな気分になれる。つかの間の研究サンクチュアリといったところか。
同業者もおそらく似たような状況なのだろう。年度末に異動（とそれに伴う移動）を控えた方々は送別会や荷造りで忙しそうだが、そうでないわれわれはあれやこれやと情報を交換し合い、ネタを溜め、来るべき新年度を生き抜くための準備を進めている。ツイッターのタイムラインには朝から晩までその手がかりとなりそうな情報が溢れていてかなりのインプット刺激過多状態である。おかげで目の前にあるデータの分析＝アウトプットがなかなか進まないという弊害も。
今日の帰り道、こんなありがたい生活ができるのはあと3週間くらいだということにふと気がついてとても悲しくなった。私は花粉症ではないので、この季節が永遠に続いてくれてもよいのだが。。。
午後に所用があったので午前中は書斎仕事。なんだかへんてこりんな結果に苦しめられていた部分が解消できて、かなり進んだ。これでなんとかストーリーは作れそうである。が、それにしてもこの調査の項目数はtoo muchだ。早く仕上げてしまって月末のKSP400回記念シンポジウムの準備に移行しなければならない。シンポの準備が進まないばっかりに、逃避行動として研究会そのもののWebサイトの作成や過去の資料整理に力を入れてしまった。
所用を済ませた後は梅田へ。コートを着ず、ストールを巻くだけで十分暖かかった。茶屋町あたりを歩くとたいていすれ違うのは若者だが、ショッピングを楽しむ人々に混ざってリクルートスーツ姿も目立つ。勤務先の梅田キャンパス（就活前線基地のような使われ方をしている）があるので、その中には教え子も多く混じっているに違いない。彼らが我々の思う「大学生らしい」生活に戻れるのはいつのことだろうか。
現任校に異動した年に訳もわからないままに申請に関わり、どうせダメだろうと思ったら採択され、後でよく話し合ってみたら申請メンバーの中でも「インタラクション」の定義がまるきり違っていたというまったく笑えないエピソードから始まった研究プロジェクト3年目の成果報告会が開催された。前半はRAとPDによる発表会。私が指導するayaさんと戸部ちゃんもそれぞれが実施した実験の結果を発表した。それぞれ大学という枠内にとどまらない協同が必要なテーマなので、コネクション作りには相応の時間がかかったが、きちんと成果を出してくれている。何よりである。
第2部はシンポジウムという名の応用系のメンバー3名による研究成果の紹介。それぞれの研究がどうわれわれの成果と連携していけるのかは今ひとつ見えなかった。コラボしたいですね、と言うは易し行うは難しだ。ほんとにコラボするならば（そうするのがプロジェクトの目標であるわけだが）、もっと本音でガツンガツンやり合う必要がありそうだ。
夕刻は報告会の打ち上げに行くという男子組と袂を分かって、ゼミの納会のため茨木のインド料理「タージマハル・エベレスト」へ。ゼミの宴会といえばこれまで甲東園近辺か西宮北口、梅田がほとんどだったが、帰りに相応の時間がかかって大変なのだ。というわけでたまには、と私とayaさん愛好＋自宅まで徒歩圏のこの店で開催することにした。
座敷に陣取って3時間あまり。ベジタブルパコラやタンドリーチキン、そしてカロリー爆弾の甘い誘惑チーズナンやカレーをインドラムとともに大いに楽しみ、大いに語った。4月から一緒に週2回のゼミをメインにポスドクが2名とM1が2名と私でやってきたが、人数は多すぎず少なすぎず、年齢間隔もそれぞれほどほどに離れていて、しかも同じ立場で競い合う仲間がいて、よいバランスだった。ポスドク2名はもちろんのこと、最初は英語論文がちっとも読めずにリアルに泣きながらそれでも歯を食いしばって乗り越えてきたM1ちゃんも、別の大学からやってきて乏しい外向性を振り絞ってゼロからのネットワーク構築に励んできたM1君も、それぞれよく頑張ったと思う。二人とも今のところ進学希望。目の前にDC1申請からの修論作成が迫っていて息を抜く暇がないが、それをよい刺激にしてどんどんパワーアップしていってほしいものだ。
朝から黄砂と花粉がひどいようなので、買い物に出かけた以外は外出せずに書斎で仕事したり、昼寝したり。私は今のところ花粉症の症状はほとんど出ていないが、それでもやや目が痒かったりくしゃみが出たりするのだから相当な状況なのだろう。はびーは「花粉グラス」をご購入。大枚1000円をはたいたのだが効果はいかほどのものだろうか。
仕事の方は、ここ数日取り組んでいた研究分担者の方の科研費研究の分析がようやくまとまった。ややこしいことを考えるのをやめて、自分なりのアイディアに沿って（つまり先行研究の気に入らない点を甘受するのをやめて）大幅に変数を整理したので、個人的にはすっきり。重回帰分析における交互作用効果の検討＠SPSSもこれまで実際自分でトレースしたことがなかったのを、ようやく試す機会にもなった。来週に第3波目の調査を実施するので、それを入れたら何とか論文になるだろうか。いつ書けるのかという大きな問題はあるが。。。
京都の街中は大概歩き尽くした感があるので、今年のウォーキングではこれを踏破することを目標にした。京北コース以外は京都市街をぐるっと外周している山を巡るハイキングコースである。まずは近場から、ということで今回は西山コースを選択した。道標はしっかり整備されているが山道が多いのでマップを購入することにしたが、販売場所が限られていてわれわれが活動を開始するような時間帯に営業しているところがなかなかない。苦慮した結果、阪急茨木市→阪急大宮→近くのセブンイレブンでマップ購入→阪急大宮→阪急桂→阪急上桂という異動ルートを選択した。セブンイレブンでは販売棚に西山コースのマップが置かれておらず暴れそうになったが、在庫があって一安心。桂では嵐山線の接続で10分以上待たされてまた暴れそうになったが、なんとか8時半過ぎにスタートできた。
コースは阪急上桂から苔寺の横を通り、松尾山に入って嵐山に抜ける、というものだったのだが、松尾山に入るところの標識がはっきりせず（戻って見るとああそうか、だったのだが、初見だとわかりにくかった）川沿いのなだらかな山道を進んでしまい、2キロほどロスしてしまった。慌てて戻った本当のコースは結構急な上り坂で、200メートルほどを一気に登り下った。頭上には京都マラソンを取材するらしいヘリコプターが舞っており、眼下に広がる京都市街は残念ながら黄砂か煙霧か花粉かによってかすんでいた。阪急嵐山駅あたりに出る直前に天候が急変して激しい雨風に襲われるも、何とか8キロのウォーキングを完了。
帰りはJR嵯峨嵐山駅から山陰線で京都駅に戻り、いつものようにはしたてでランチをしてから帰宅。はしたてでほっこりしている間にぐんぐんと気温が下がっていてびっくりした。
そろそろちゃんと成果を出さねば、と決意を新たにした日。共同研究者を「不謹慎」と誹ったという誰か知らぬ人物を見返すためにも。
というフレーズが流行っているらしい。
個人的には、ごく当たり前のことを言っているだけのフレーズにしか思えないこの言葉。何でそんなに受けるんだろうと思う一方で、こんな言葉にグッと来る人々がこの世に多ければ多いほど、私にとってはありがたい状況なのかもしれない。なぜならその人々は、先送りを常としているからこそ「今でしょ！」と言われてハタと我が身を振り返るのであり、かといってすぐに実際すべきことを「そうだ、今だ！」と実行できないからこそ茶化す方向に走るのであり、つまるところ…皆さん、どうぞそのままごゆっくり。
今週の報告会×2とラウンドテーブル×1の準備をようやく片付け、ラスボスKSPに取りかかれるところまできた。しかしまだ、ストーリーを頭の中で組み立てている段階。例によって最後は丸1日ちょっとで作ることになるはずなのだが、唯一の懸念はこれから〆切20日までの間のスケジュールが詰まりすぎていることだ。
地元のスタバで共同研究者とMTG。店内で使えるフリーのWi-Fi「at_STARBUCKS_Wi2」が利用可能になっていて大変便利だった。とりあえず今後の発表・論文作成方針のだいたいのところを決めたが、実際のところは科研の採否が今後の鍵を握っているわけで。帰宅後は遂にKSPに手をつけ…られず！（笑
ご近所インド料理店「タージマハル・エベレスト」で絶品と大変お気に入りのベジタブルパコラ。ブロッコリーやピーマン、サツマイモなどにひよこ豆（チャナ豆）の粉をまぶして揚げたもので、衣がさくさくしてとてもおいしい。
たぶん日本で売ってる唯一のものと思われるミックス粉を購入して、早速夕食に作ってみた。揚げたのは、ブロッコリー・ピーマン・にんじん・アスパラガス、そして鶏むね肉。元来揚げ物が苦手な私であることと、水で溶いたミックス粉の量に比して具材が若干多かったので、見た目にはやや不細工な感じになったが、味と歯ごたえの方はほぼ思った通りの仕上がりだった。時間をかけてゆっくり揚げると、さっくり衣とほくほく野菜のバランスがとてもよい。小さなパックしか市販されていないようなので、次はある程度まとめ買いをしよう。
今日自由に使える時間は朝7時前から9時半前まで。これまで頭の中で練ってきたKSPシンポジウムのネタを形にしていく作業。経験的には、ここまでの作業になかなか手をつけられないネタであればあるほど、形にするという作業に着手できさえすればできあがりは早い。まさに今日がそんな日で、特に田河水泡の「のらくろ」方式（数ページ立ての漫画で、最初のコマ（のらくろが勢いよく歩いている）と最後のコマ（のらくろがぎゃふんといわされて目から星が飛んでいる）を決めてから間をどんどん埋めていく）がうまく働き、後はストーリーの骨組みに手持ちデータを各所にちりばめながら肉付けしていけばよいという形を早めに作ることができた。
シンポジストの依頼をいただいたのが昨年の7月末。ご指名が嬉しくも光栄すぎて「ともかく失敗したくない」という気持ちが強く、なかなか何をどう話すかを決めることができなかったが、今日の数時間で気持ちは大きく入れ替わった。たぶん少しは面白い話をさせていただけそうな気がしてきて、自分で自分の状況にわくわくしている。
9時半からの会議に引き続いて学科関連を中心とした細かい仕事を我ながら驚異的なスピードで猛烈な量こなした後、19時からは西宮北口のお魚系居酒屋さんにてKGツイッターズの親睦会へ。メンバー12名のうち残念ながら来年度執行部の顔合わせ会と重なって欠席の@nobuyasato君を除く11名と、花の会計担当@namieiさんのベターハーフで準会員（少なくともKGの卒業生ではある）の@ryuhei_tsujiさんが集まった。種々の重要な役職をこなす多忙なメンバーばかりなのに、出席率がよくて大変結構。会は4月から2年間コーネル大学に留学する@namieiさんと@ryuhei_tsujiさんにあれやこれやを根掘り葉掘り聞いちゃう「新婚さん いらっしゃい！」状態だった。新婚さんのアツアツぶりに当てられっぱなしだったが、チャーリー@kskszkさんの話題の引き出し方が実に巧みで、さすがはメディアの寵児（であり、もちろん優秀な研究者であり大学人でもある）と感心することしきり。宴会でこんなに楽しく心からたくさん笑ったのは久しぶりだった。メンバー一同からのバカラのペアグラスとWeb寄せ書きを贈り、和やかにお開き。
午前と午後に1つずつ，いずれも西新宿（午前の仕事が後で入ったので場所を考慮していただいた）にて．新宿特に西側の地理のわからなさ加減が大変苦手な私だが，充分な時間を取って目を三角にしてGoogle Mapsを眺めながら歩いたら何とか迷わず現地に辿り着けた．しかしビルの中が複合構造になっており，目当ての会議室がどこにあるか分からず迷った．がっかりしたが，その場に集まった5名全員（東京の超有名広告代理店の方々）も迷っておられたので，ちょっとだけ溜飲を下げた．午後は研究成果報告＋パネルディスカッションに登壇．久しぶりに面白すぎた．
大学教育研究フォーラムというイベントと、それと連動して開催される科研費の成果報告会（研究分担者をさせていただいている）のため京大吉田南キャンパスへ。フォーラムには初めて参加したのだがなかなか大がかりなイベントで、私が参加する自主企画ラウンドテーブルも多くの聴衆がいてびっくりした。京大の高等教育なんたらセンターの肝いりで開催しているようだが、今年の参加費は1000円。しかし受付で「来年度からは5000円になります」との案内が。どうやらどこかからの補助金が切れてしまうらしい。世知辛い話だ。
成果報告は10分、フォーラムの自主企画ラウンドテーブルでは20分の報告で、特段の問題なく終えることができたと思う。恥ずかしながら、トークの前に緊張せずほぼ普段通りほぼ時間通りに話せるようになったのは最近のことだ。
しかし…科研費の研究チームの中でメインストリームではない箇所を分担しているからかもしれないが、どうも違和感がある。私はこの研究の文脈で従属変数として扱っている情報信頼性評価について「リテラシーを教育すれば何とか（正しく）なる」と考えているだろうか。そもそもそこに正しさなどあるのだろうか。情報にも、信頼にも。
もやもやした気持ちを抱えたまますっかり暗くなった外に出ると、お皿のような三日月が美しく輝いていた。
昨夜帰宅して久しぶりに自宅でご飯を作っておいしく食べ、ごく普通に就寝したのだが、午前1時と午前3時に目が覚めた。こういうときはたいてい体調が悪い。特に午前3時に起きたときはただならぬ感じの腹部膨満感があり、その後寝られず。胃腸の機能が停止している様子だ。
今日は博士・修士の学位授与式→昼食会→歓送迎会、明日は中高時代の友人と姫路でランチ、予定が入っている週末なのにタイミングが悪い。しかし吐き気も下痢もいっこうに治まらないのでどうしようもない。熱はないが式典の最中に「宮中晩餐会のブッシュ大統領」になってはたまらないので、8時頃に学位授与式と一連の行事を欠席する連絡を入れて、ひたすら寝る。
とはいえずっと寝ているわけにもいかない。なぜなら寝すぎると体が痛くなるのだ。昼頃には少し気分が快復したので起き出してみたが、何か食べようという気力はなく、水分だけは切らさないようにしたがお腹の調子は相変わらず。しかも午後になって熱が出てきて38度ほどに。布団をかぶっているのに寒気がしてきたのでロキソニンを飲み、明日の予定もキャンセルの連絡を入れる。ううう、ノロだろうか。だとすると木曜日の立食パーティのカルパッチョが怪しい…
夜にはロキソニンの効用が切れるだろうからそこで再度熱が上がったらいよいよ面倒だな、と思っていたが、幸いにもそうはならず、寝る前も平熱。出るものが出てしまったせいか、吐き気とお腹の調子も良くはないが悪化はしなくなった。これなら明日一日ゆっくりすればなんとかなるかも、とちょっと安心して就寝。
心配した中途覚醒もなく、熱もなく、体調はほぼ快復したので、午前中はゆっくりごろごろ休養した後、午後は車で阪神競馬場に出かけた。元々指定席をとってあって、はびーが先乗りしているところに私が姫路でのランチを終えてから駆けつけるつもりだったのだが、結果的にはそれよりやや早めに到着。
今日はゴールドシップの2013年緒戦。この後天皇賞・春→宝塚記念に向かうための前哨戦である。調教の調子もよさそうだし、メンバーも強くないので楽勝ムードだが、去年のオルフェーヴル「世紀の逸走」なんてこともあるので気は抜けない。相変わらず舌をべろんべろん出してパドックを周回している姿を見守り、これまでとは違ってヒャッハー！とロデオ状態にはならなかった本馬場入場を見て、初めてゲート入りを多少嫌がるそぶりを見せるに多少驚きつつ、レースへ。こちらはまっっっっったくこれまでと変わらず、のそっとゲートを出て最後方を追走し、3角過ぎてエンジンかかったらもう止められません、ゴール前では力を抜くくらいの余裕で大楽勝のゴール。観客席でもいつもは気合いをつける大声や怒号が響き渡るゴール前が妙に静かで、その後は拍手がきこえるという状況だった。ともかく、よかった。怪我などしていませんように。
今にも泣き出しそうな空の下で，2012年度卒業式が挙行された．大学全体を2つに分けて午前・午後2回にわたって開催されるのだが，文学部はいつも午前の部．卒業式では総代にしか卒業証書（学士学位記）は授与されないので，その後に学科や専修，あるいはゼミごとにまとまって授与式をおこなうのが通例であるあ．私の所属する総合心理科学科では今年度「心理科学専修」としての初めての授与式となった．これまでは心理学専修と教育心理学専修（と臨床教育学専修→教育学部に移管された）に分かれて実施していたものが1つになり，150名を超える学生に「それなりに式典風の重みは失わずに」授与をしなければならないのだ．この壮大なプロジェクトを完遂せんがため，われわれとしては特設ワーキンググループを結成して1年以上にわたって議論を重ね，また当日朝4時まで助手を酷使して準備にあたったのである．秘策は名付けて…
AKB48握手会方式
つまりまず総代1名に壇上（結局教壇のない教室だったので前方）で授与した後は，前方に指導教員が立ち，そのゼミの学生が階段教室の通路にずらっと並んで順番に証書を受け取るという方式だ．心理学専修では壇上で各ゼミ順番に1名ずつ授与していたのだが，写真を撮ったりなんだりするのも含めると1人1分ほどはかかってしまう．心を込めて，とはいえ授与だけに2時間半を費やすのはあまりにもあまり．なので心苦しいが流れ作業方式を採用したというわけ．
わぁきゃぁ言いながらもなんとかほぼ予定通りの時間で授与が終了した後は，全員で記念写真．これもずらりと並んでというわけにはとてもじゃないがいかないので，1ブロックごとに撮影するものと，iPhoneのパノラマ機能を使って俯瞰的な絵を撮影するものを併用した．その場の思いつきであったがこれがなかなかうまくいき，われながら（って撮影したのはM1ちゃんだが，アイディアは私が出した！どや！）いい写真になった．
今年から心理学専修の伝統であった「ハミル鍋」（3年生が4年生を送るイベント）はなくなったが，夜はリッツカールトン大阪で開催された謝恩会にお招きいただき，とても楽しい時を過ごした．卒業生の皆さん，これまでの卒業生と同様，いつまでもお元気で，そして，お幸せに．
卒業式が終わり、2012年度も残りわずかとなった。明日から休暇につき、年度内に〆切のある仕事をお片付け。秘書ちゃんにも手伝ってもらいながら、KSPの余興用資料の整理と印刷依頼などを済ませる。トークの内容にももちろん力を入れたが、余興も入魂の力作なので参加される皆様には是非楽しみにしていただきたい。それにしても、40年前に始まった研究会の発表資料が、2名の（もちろん中心的な、ではあるが）参加者によって実に98.5％も保管されていたというのはすごいことだ。現在のように電子化されているならともかく、すべてが紙資料なのだ。なんとかこれを電子アーカイブ化して後世に残すというのが、今の私のささやかな（しかし先立つものがないのですぐには実現できない）夢。
18時17分JR西宮発の空港バスで関西空港へ。スーツケースとはびーは勤務先から車で。19時半前に無事合流して、デルタ航空のホノルル便にチェックイン。しばらく乗らない間にシートはフルフラットになっていた。当然、BAあたりと比べるとショボい感じは否めないが、太平洋路線だし、仕方がないだろう。JALのおんぼろシーズンズシートよりはずっと良い。通路を挟んだ2列シートだが、最前列なので割と距離は近く、声は聞こえるくらいだった。結構揺れたのでサービスは遅れ気味だったが、たらふく機内食をいただいて、おやすみなさい。。。
お腹いっぱいのまま現地時間9時過ぎにホノルル空港到着。入国審査を終えて荷物をいったんピックアップして預け直し、ハワイアン航空に乗り継いでカウアイ島のリフエへ。カウアイはオアフの北隣の島なのでフライトは40分とごく短い。乗り継ぎ時間は2時間、入国審査に割と時間がかかったために荷物は間に合わず、次の便に乗せられるというのでコンドミニアムまで送ってもらうことになった。
身軽なままでレンタカーを借りに行き（これはハーツのNo.1クラブ・ゴールドを使うと手続きが一瞬！で終わるのでとても便利）、まずは買い出しへ。車は赤い日産のエクスペディション（ナビなし）。ナビはiPhoneのGoogleMapで代用しようという算段だが、おかげでだいぶ古い車で外部入力端子がついていなかった。おかげで音楽を聴くのが多少不自由することになったが、地元ラジオ局のハワイアンも悪くないだろう。
まずは買い出し、ということでいずれも会員証を持っているコスコとセーフウェイへ。アメリカというところはどこのどんな田舎町にも同じような店舗構成同じようなレイアウトのショッピングモールがあって「どこに行っても寂しくないよ♪」仕様になっているという話があるが、もちろんカウアイでもそれは同様である。ワインや米、生鮮食料品、そしてバラマキ系のお土産などを購入。
カウアイの町並みはオアフやマウイより若干オールドタウン的な雰囲気だが、特徴的なのはそこら中に鶏がいること。白色レグホンではなく派手派手な色合いで、ショッピングモールの駐車場や道端、あるいはコンドミニアムの敷地内などを家族連れで我が物顔をして歩いている。放し飼いをしているのか？と思ったらさにあらず、なんと野生らしい。調べてみると1992年にハワイ諸島を襲って特にカウアイに壊滅的な被害を与えたハリケーンが鶏小屋を吹き飛ばし、その際に逃げ出した鶏たちが野生化したのだという。野生の鶏、というのはなんだかしっくりこないが、人間に対する警戒心はケッコー強いようで、逃げ足は早かった。
15時にポイプビーチの端にある滞在先のコンドミニアムに行くと、チェックインは16時なのだという。部屋の準備がまだだというから仕方なく隣町のコロアに行って日系スーパーをうろうろ。ここにも大量の鶏がうろうろ。ここは完全にローカルの雰囲気を保ったストアだが、品揃えはなかなか充実していた。コロアという街はハワイで初めてさとうきびプランテーションが作られたところなのだそうだ。
16時にようやくチェックイン。部屋は2ベッドルーム（が一番小さいのだ）でとても広い。声はすれども姿は見えずといったところだ。滞在初日恒例のステーキを夕食とし、コスコで買ったカイルアラムを3センチほど飲んだら、とっても気持ちよく酔っ払って寝てしまった。
ハワイ諸島を旅行する際に毎回お世話になっているのがHawaii Revealedのシリーズ。著者であるAndrew Doughty氏の視点が他のガイドブックには決してないユニークさときめ細かい行き届き感の両方を持ち合わせていてとても素晴らしく、単にガイドブックというよりも読み物としても楽しめる本である。今回ももちろんカウアイ版を参考にしているのだが、なんと日本語の訳書が出ているのだ。しかも、カウアイ版が第1巻というマニアックなスタート。おそらく他の島のものもすべて訳して出して行く予定なのだろうが、うれしいような、これを見て観光する日本人が増えるのはちょっと困るような、微妙な気持ち。でもハワイを自分なりにどんどん楽しもうとする方（は当然このガイドブックのことは先刻ご承知の方が多いと思いますが）は是非ご参考に。
なお、Amazon書評にもあるとおり原書は現在8th edだが訳書は7thをベースとしている（大きな変更については8thを参照してはいるらしいが）ため、情報が若干古いことには注意が必要。原書Webの更新情報やアプリを平行して参考にするのもよいかも。
一日中あいにくの雨。ハワイの雨はたいてい降ったりやんだり晴れたり虹が出たりという感じだが、珍しくしっかり雨の時間が多かった。風も比較的強く、おとなしくホテル近辺で過ごす。
今日のお天気はまあまあ。8時半に滞在先をチェックアウト、11時前のフライトでリフエtoホノルル。ホノルルからの帰りは行きより時間がかかるのがな〜。そして一日損するしｗ
大量の野鶏。そしてまったく時間を選ばないコケコッコーの声が響き渡る。
小さな島だが街がまばらにしかないので案外距離がある気分になる。
アメリカらしいショッピングセンターはほぼすべてあり、ローカルには日系のストアがたくさん。ただし、ローカル以外のブランドショップは、ない。
山の自然も海の自然も、いずれもほどほど。びっくりするようなものはないが、それなりに楽しめる、という感じ。
…というわけで私はやっぱりマウイが好き、かなｗ
この日はほとんどないも同然だった。前日午後便でハワイ・ホノルル国際空港を発ち、9時間弱をひたすら飛んで関空に降り立ったら当日の午後6時前だったのだから。
飛行機は、行きも帰りも結構揺れた。行きの機内食の量が破壊的だったので、帰りは迷わず和食をオーダー。まだしも適量（それでも食べ残す）である。フルフラットシートは若干調整が難しいが、若干頭と背中を上げ加減にするのがベストだろうか。ともあれ姿勢のオプションが多様になるだけでありがたい。
関空からは車で帰宅。阪神高速ならどこまで乗っても900円、だそうで、複雑な経路を駆使して何とか安く帰ろうとするはびーの努力には脱帽。
カウアイで、滞在3日目にノースショアの海岸の岩場を散歩していたら、急にそれまでとは違う波が来て、すっころんで顔面（とかいろんなところに）怪我をした。
骨が折れたり脳内出血したりということはなさそうだけど、切り傷はなかなか血が止まらないし、海の怪我は感染症などいろいろやばいし、というので念のため病院の救急に行くと、フルインシュアランスであることを確認の上で種々の検査をされた。X線検査もなぜか3種類もしたりして至れり尽くせり。いちいちやってくる病院スタッフたちが必ずまずは自分の役割と名前を名乗った上で「何があった？」と聞くのでしまいにはいちいち説明するのが鬱陶しくなったり。左目のまぶたのところの裂傷が特にひどい感じだったのだが、それまでとは違ってはっきり医師だとわかるおじいさんがやってきて消毒したなーと思ったらニードルがどーとかこーとか言いだし、あれ？まさか？と思ったら、
縫われた。麻酔なしで。
おいおい、と思ったがそれが適切な治療なのだろうから仕方があるまい。実際問題、そうすることで血は止まったし、痛みもかなりましになった。なお、ハワイ滞在中に子どもが熱性けいれんを起こして救急搬送された経験を持つ我がポスドクAyaさんによれば、アメリカの病院は保険診療できるかどうかで対応がまっっっったく異なるらしい。保険があるとわかればここまでやるか、というくらい至れり尽くせりになるとのこと。日本で無保険診療を受けたことがないから判然とはしないが、きっとそこまでの違いはないだろう。海外での事故や疾病には保険がとっても大切。これ強調します。うちはアメックスのカードに自動付帯の保険で何とかなる、予定。
なお、処方された抗生物質は病院の隣のウォルマートのファーマシーでもらえと言われてはびーが取りに行ってくれたのだが、結局1時間もかかってしまい、その間私はずーっと車の中。外に出るのもためらわれるのでじっとしていたが、ずっとドアを閉めていると暑いのでたまに開けて空気の入れ換え。そのたびに「見た目傷だらけだからDVと勘違いされて通報されるんじゃないか。無実の罪で夫逮捕かガクブル」と思っていたのだが、幸いなのか何なのか、誰何されることは一度もなかった（笑
縫い目があって半分くらいまぶたが閉じた状態の左目を晒して歩くのはあまりにも憚られたので、アイパッチも購入。日本のいわゆる医療用眼帯のようなものはなく、昭和期のタモリか柳生十兵衛かという黒いやつしかなかったのだが、これをしているとなんとか（異形ではあるが）見られる風体になったので、その姿で帰国。通りすがりの人は少なくとも表面的にぎょっとしたりはしない。みんなよく社会化されていて素晴らしいと思った。
で，午前中に近所の総合病院に出かけてフォローアップをお願いした．遠い記憶では弁天さんの近くのごちゃっとしたところにある古びた病院だったのだが，ちょっと移転してとても新しくきれいな空間になっていた．
当初受付で「首から上は脳神経外科で…でも今日は脳神経外科は予約診療しかなくて…」などと言われたため「外科は脳神経外科の上位カテゴリではないのか！それなら頭より下外科と改称したらどうだ！」…とは返さずに「ではドクターに聞いていただいて，もし診られないということであれば今日診てもらえるまともな他の外科をご紹介ください」と申告．ほどなく医師からOKが出たとのことで（いや，当然でしょ？）さほどの待ち時間なく診療してもらえた．
外科では状況説明した後に患部をパッと見て「あ，ちゃんと縫合してありますね〜，抗生物質飲んでます？と聞かれ，ハイと答えて薬を見せたら「あ〜この薬？ウォルマートでもらうんや，すごいなあ．僕英語読まれへん．あーでもこれはそうやね」とのこと．その後，ちょいちょいと消毒されて，「金曜日に抜糸しましょう．念のため眼科行っときます？」と言われて終了．次に訪れた眼科では視力検査→眼球表面の視認検査→眼底検査でいずれも異常なし．眼科の検査技師さんでかっこいいニューバランスのシューズを履いた人がやたらツンケンしていたのが気になったけど，待ち時間もひどく長いわけではなく（会計処理は随分時間がかかったけど），まずは安心．
メモ(@etlovesLGさんに教えていただいた）：医師法第19条「診療に従事する医師は、診察治療の求があつた場合には、正当な事由がなければ、これを拒んではならない。」
というか、書斎仕事。
同僚やポスドクたちと開催していた早朝の読書会KGBは今日が最終回だったが残念ながら欠席した。神経科学、知覚心理学、学習心理学といったこれまで馴染みが薄かった（表面的な情報は知っていてもちゃんと論文を読んだことはほとんどなかった）領域の最新の研究成果に週に1回だが触れることができて、とても面白かった。逆にかれらにとって社会心理学の最新知見を紹介したことにも意味があったのであれば幸いだが…。
来年度は新たに同様の座組で月曜1限にアカデミック/リサーチスキル養成のための講義を共同開講する予定。開けっぴろげでまとまりがつきにくい学部教育とは対照的に、大学院はどうしてもタコツボ的になりがちなので、教員・ポスドク・院生という少しずつ世代の違うメンバーが心理科学の中の専門領域にこだわらずに一堂に会し、切磋琢磨できる場になればと願っている。まずは学振申請書の合評会から．秋には面接練習，となってればいいんだけど．
目の上を縫っているので左目だけはまぶたが重く，まっすぐ前を見るのがなかなかに困難を伴う．擦り傷切り傷はもう痛みもなく，各所の打ち身は日にち薬で毎日色を変えつつ快方に向かっているようだ．
今日も特にスケジュールがないので自宅にて書斎仕事。
傷になったところのかさぶたは徐々に乾燥して剥がれ落ちてきて、無理に引っぺがしさえしなければ特にひどい痕にはなっていなさそうだ。最近は消毒→乾燥ではなくむしろ患部を水分（特に体液）で保護する方が良いという湿潤療法なるものがあり、そのための絆創膏なども市販されているのだそうだ。しかし、知ったときにはもう乾いてきちゃってたので今回は適用せず。次に怪我をすることがあったら（もちろん、ない方が望ましいが）ということで。
左まぶたはまだ縫ってあり重たく垂れ下がっているため、まっすぐ正面を見るのが普段より大変だ。しかしそうなってみるとわかるが、日常生活でどうしてもまっすぐ正面を見なければならないことというのはあまり多くないらしい。だからそれほど生活に不自由はない。ただし、個人的にはいつもまっすぐ正面を向くことを愛好しているので、それがしにくいというのはストレスではある。
久しぶりに定時に出勤。さすがに駅から大学までの道のりを自転車に乗るのはやめておいた。学園花通りの桜は徐々に咲きそろい始めており、今週末から来週にかけてが一番の見頃だろうか。新年度や入学式とタイミングが合っていてよろしい。
お昼は今年度で退職される教務補佐Yさんの送別会ランチ。本学の臨時職員は雇用期間が4年と定められていて、その年限を超えた再雇用はない（そのことで労働争議が起こっている組織もあるようだ）。Yさんは私と同じ2009年4月に採用されたので、今年度末で任期満了となるわけだ。4月からは神戸の公立高校で家庭/福祉の教員として新たな道に踏み出されるとのこと。明るく元気で、しかもきっぱりとした態度が取れる素敵な女性なので、きっと新しい職場でも活躍されることと思う。お世話になりました。ありがとうございました。
午後はリサミ。新B4の実験計画を揉んだり、M1sの相談事について議論したりで、17時頃までの3時間半コース。これからしばらくは学振申請書作成に忙殺されることになるだろう。
午前中，一番乗り9時の予約で病院に行き，抜糸をしていただいた．月曜日に診てくださったのとは違う医師だったが，傷を一目見て，
「おお〜微妙な位置やな〜」
とおっしゃり，麻酔なしで縫われました〜と言ったら
「おお〜アメリカ人器用やな〜」
とおっしゃった．ベッドに仰臥した状態でライトをあてられ，ハサミ（眼下用の小さいのを準備したけどそれでもやや大きいというくらい細かい仕事だったようだ）で糸をプツプツとカットしておしまい…だが，ちょっと痛くて涙が出た．結局5針縫ってあったとのこと．まだ腫れはひいていないし見た目には完全に目がぱっちり状態にすぐ戻るわけではないが，糸の重みがなくなったのでかなり楽になった．
2012年度の実質的な最終日．
個人研究費の使用状況を整理してみたら，2万円弱使い切れていないことが分かった．日曜日に有意義な買い物をしなければ，また「一旦頂戴したものを返納しに出頭する」という結構な恥辱プレイをしなければならない．イヤダイヤダ．
昨年夏に吉野先生に「400回記念にシンポやることにしたから，あなた，話してくれない？」と突然お声がけをいただいて以来，私なんぞが話していいのか？と懐疑的になった時もありつつ，しかし「今一番威勢のいい人たちに」と言われて後に引くわけにもいかず，なシンポジウム『社会を測る』当日が遂にやってきた．前日の開幕戦で阪神が快勝し，勝率10割というおそらく1年にもう2度とないかもしれない最良の日になってよかった．
↓シンポジウムの話題提供資料
↓400回記念の配布資料
無事終わった．よかった… そして予想通りデーゲームで阪神はあっさり負けて，勝率10割の特異日にもなってしまったのであった．
昨日の研究会はさすがにハードだったので，心身ともに若干疲れの残る日曜の朝．
かといって旅行から帰国以降買い物ひとつ行けていないのでのんべんだらりとしているわけにもいかず，イオン＋梅田を行脚．アップルのクイックガレージで2時間待たされたのがかなりつらかったが，結果的にあの周辺にしてはランチする甲斐がある店を見つけることができたのは収穫だった．花様という店で，滋賀県産の野菜や米などを使ったヘルシーなランチメニューがかなりお安くいただける．サラダ＋メインディッシュ＋一口ずつのおばんざい＋ごはんで850円．卵かけご飯用の生卵がついて+50円．いかにも女子向けメニューだが，サラダとごはんはおかわり自由なので，そこそこがっつり食べたい男性でも満足できるのではないだろうか．一つだけ残念なのは喫煙可であること．ざっと調べた限り滋賀県が運営しているアンテナショップというわけではなさそうだが，安価なのに野菜をたっぷり食べた感が得られる（生野菜だと山盛り1杯でも実際は大した量ではないわけだが）のはうれしいことだ．ついでに実験刺激に使う若者たちの行き交う街中の雑踏風景の撮影など．
帰宅後，オルフェーヴルが圧勝というわけではないが危なげなく勝った大阪杯を見た後，昼寝というか夕寝．晩ご飯前に起こすのをためらうほどよく寝ていたらしい．
Before...
_ black cyber monday michael kors [http://www.carboncounty.com/documents/act72/specials-for-c..]
_ jewelry black friday sales michael kors [http://www.carboncounty.com/documents/act72/specials-for-c..]
_ cyber monday deals kids michael kors [http://www.lcalawfirm.com/images/best-buy-deals-black-frid..]