6時に起きて一仕事して,テレビを見ながらダラダラして,お昼は外に食べに出て,午後は競馬を見ながら昼寝して,夕飯作って食べて,という普段通りの日曜日.明日早朝キックオフのEURO2012決勝戦を見るために,21時には就寝予定.
今日の収穫は,ファミリーマートにセイカ食品の南国白くまシリーズが多種類売られていることを確認できたこと.一昨年まではイオンで売られていたのが,昨年から丸永食品の白くま(鹿児島のメーカじゃない!)に代わり,値段はそのまま,味は全然おいしくなくて不満に思っていたのだ.カップアイス(大好き.1個を3日かけてちびちび食べる)やバータイプ(いまいち好きじゃない)の他に,より大きなサイズのパフェ風の白くまもあったので,近日中に挑戦したい.
5月末までの〆切→編者都合により1ヶ月順延となった,確か5月中には「〆切延ばされたってしかたねーや.もう書けちゃうもんね」とドヤ顔していた原稿が,実はまだ書き上がっていない.最上級土下座をしなければならない情けない状況だが,ともかく「週末には提出します」と編者先生に宣言して,心を入れ替えて書き進めることにした.4時前起きでスペイン無敵艦隊に撃沈されたアズーリを見て受けたショックを何とか引きずらずに午前中は6時半から卒論面談×1を挟んだもののほぼびっしり執筆に従事.今週は他にもいろいろ作成しなければならない資料が控えているので,何とか週の半ばまでに片をつけたいと思う.
昨夜は肉じゃがを作った.肉じゃがは鍋いっぱいにたくさん作った方が良いので,当然1日では食べきれない.かといって「昨日も肉じゃが,今日も肉じゃが」は面白くない.翌日はリメイクを試みるわけだが,
カレー:はびーがなんとなく微妙な表情をした
コロッケ:小麦粉→卵→パン粉のプロセスを想像するだけでめんどくさい
というわけで,何を作ろうか迷った挙げ句,ざっと潰して(しいたけは細かく刻んで)水で戻したライスペーパーに,1種類はスライスチーズを一緒に,もう1種類はカレー粉を混ぜ込んで,それぞれ包んで揚げ焼きしてみた.ライスペーパーをきっちり包まないと+穴が開いていると切腹してしまうのだが,なんとかその被害は1本だけに押さえることができた.中身は既に火が通っているから温かくなればそれでよい.見た目はあんまり美しくないが,食べてみたらなかなかいけた.そのようにツイートしたところ,etLovesLGさんが,
和風サモサですね!
とのコメントをくださった.そういえば確かにそんな気がする.そしてそう思って見直してみるとちょっと気の利いた料理な気もしてくる.次はどうにかして見た目もサモサに近く,三角に包んで揚げてみようか.
昨日以来心を新たに書き始めた原稿,今日も引き続いてまめまめしく努力した甲斐があって,夕方にはほぼ初稿を完成させることができた.
今回の執筆章は実例を豊富に盛り込みつつ社会心理学分野におけるテキストマイニングの意義について語るものなのだが,序論−実例レビュー−結論の3つのパートのうち,序論前半→実例レビューの順に書き進めて,レビューは切れ切れにいろんな研究について書くうちに大体の配置が決まってきたら,いっとう最後にそれらをまとめて言えることが見えてきたので,書き残した序論の後半すなわち頭,結論すなわちお尻をくっつけて一丁あがり.「見えてくる」までが苦しいのはいつものことで,「見えてきた」らすぐ書けるのもいつものことだ.
今回は大学院ゼミのメンバーにリサミでコメントを仰ぐことにした.前回ちょうどテキストマイニングのハウツーについて語ったばかりなので,時機としても悪くなかろう.
これで一息.今週は母校でのキャリア教育講座のプレゼン資料と,8月のオープンキャンパスのプレゼン資料と,社心WSの企画書と,来週の早朝ゲートボール用の文献を読んだら,週末を有意義な研究活動に使えよう.
私はいろんな場所でいろんなPCを使っているが,ここ数年来そのどこでもウェブブラウザの起動時初期画面はiGoogleにしていた.例えばこんな風に.
しかし今朝突然画面上部にメッセージが出て,2013年10月末限りでサービスを停止するという.Googleが提供している他のサービスを使えば十分だろ,と言いたいらしいのだが,不幸にして私の使い方をうまく代替できるサービスを知らない.こうした自分なりのカスタマイズを施したポータル的な画面からウェブブラウズをスタートするのはもう今時古くさいのだろうか.他の人たちはどんなページを表示させる設定にしているのか,そういえばしばらく調べていない.
Googleで便利だったのに突然なくなったサービスと言えばGoogleデスクトップもそうだ.バイナリファイルの中身まで検索できてとても便利だったのに,突然提供されなくなり,各所のPCにインストールされていたはずのものが根こそぎ消えていた.さすがGoogleさんは私たちのPCを実効支配しておられるようだ.ざっとしか探してはいないのだが,これまた代替かつ至便なサービスはない,ように思う.あればご是非教示いただきたい.
iGoogleを愛用していた理由はもう一つある.画像のようにテーマが数多く提供されていて,好みのものを選べる.私もはびーもスヌーピーのものを愛用していて,特に一番左の糸目の絵を偏愛しているのだ.これがなくなるのは悲しい.
昨日Googleデスクトップがなくなって不自由している,という件をツイート+ブログに書いたら,ポスドクAyaさんのご夫君たるkoh君がDeskTopHEというソフトがありますよ,使ったことはありませんが,という情報を教えてくれた.早速インストールして,デスクトップ上のファイルだけを対象にしてインデックスを作って試してみた.ふむ,確かに使える.ちゃんとdocやPDFファイルの中身のキーワードで検索できているようだ.
ただ,インストールしたものを素で使うと一部PDFでエラーが出て,いちいち表示されるアラートダイアログに続行命令を出さないと進まない(出すと進む).PC全体をクロールすると大変なことになるかも(イケケン先生が実際アラート地獄に陥っておられた),と思っていたら,
@asarin @ikekenzzz @asarin @aloha_koh HEが使っている xdoc2txt は結構はまるので bit.ly/ZyI2r の最新版に差し替えるか bit.ly/O8fwBb 等に差し替えた方がいいかも
— Masahiko Kuroiwaさん (@croiwa) 7月 5, 2012
なんて情報もいただいた.まだ差し替えまで試していないが,うまくいくといいな.
ともあれソーシャルメディアって素晴らしいってことですよ.いやほんとに.そう思い続けて十有余年な私でした.
昨日コメントをもらった書籍原稿は,それらに対応した修正をし,図を若干整形して別ファイルにもし,後の体裁は「執筆のしおり」を見てもどう対応すればよいのかよく分からなかったので,まあいいや,どうせ編者が全体を見て調整されるんだから,と思って,そのまま投げた.結果的に「最終」の〆切は7/17に再延長されたので,期限内に提出した,ということになった.よかよか.
オープンキャンパスの模擬講義(講義ライブ,と表現する大学もあるらしい.やってることは確かにそうとも表現できるが,途端にこっぱずかしい雰囲気が醸し出される)資料もいつもの「心理学とは何か」ネタと「ギリシャ彫刻は白くなかった」ネタをくっつけて作成完了.強引に,ではなく,それなりの流れを作ってくっつけることはできたと思うが,その分提出している(つまりパンフレットに掲載される)タイトルからは若干乖離してしまったかもしれない.まあ,そんなこともあろう.心理学の話をするのには変わりはない.
オムニバス科目「総合B」は,来週が授業内試験なので講義最終日.知識共有コミュニティに関するカアラさんとの共同研究について話した.ちょうど先週のゲスト講義が「どうせオンラインで人とつながるなら,知識や情報を介したコミュニケーションをしよう」という結びだったので,流れとしてはちょうどよかった.加えてヒッグス粒子の存在可能性を公表したCERNは,World Wide Webの原点となったシステムを開発した機関でもあるんだよ,という話をした.ヒッグス粒子を発見するまでの過程が,まさにインターネットの原点であり,究極の知識や情報を介したコミュニケーションの姿であると言えるはず.
早朝は雨が降っていなかったのだが,結果的に夕方まで強い雨と雷がなかなか収まらず,自転車は大学に置いて帰ることに.その後も驟雨が続いて,夜半過ぎまで大荒れの一日だった.
午後から一人で京都は五条にお出かけ.先日の人工知能学会「仕掛学WS」で招待講演をしてくださった関西大学総合情報学部客員教授の谷雅徳先生,すなわち書家の俵越山先生,あるいは越前屋俵太という芸名でタレントとして活躍していた男性,の隠れ家にWS関係者の皆さんと共にお招きにあずかり,「モーレツ!科学教室」の懐かしい映像を鑑賞しましょうという会に参加するためである.地下鉄駅から歩いて10分弱,いわゆる町家がたくさん残っている風情ある街の一角に目的地はあった.こんな表札がひとつかかった,ごく普通の2階建ての建物である.急な階段をのぼって2階に上がると,そこが書をしたり(書道教室も開催しているそうだ),テーブルを囲んで話ができそうなスペースになっている.プロジェクタが備え付けられていて,壁面に映像が投影できるしくみ.
「モーレツ!科学教室」のビデオやDVDは,何巻にもわたって市販されていたのだが,販売元が倒産の憂き目にあったそうで,今では入手困難になっている.もちろんご本人はお持ちで,コレクションの中から「幼児図式」「空間と行動」「分子間力」を観賞し,特典映像として番組企画の元となったパイロット版「タイラーマン伝説」と,関東でしか放映されなかったという「モーレツ!料理教室」も見せていただいた.料理教室は,2日履いた靴下で鍋の出汁を取るという強烈な内容だった.うまみを構成するイソシン酸だかグルタミン酸だかナトリウムと,足の裏の臭いの主成分であるイソ吉草酸ナトリウムは,とても組成が似ている(そしてその鍋は実際なかなかいけた)のだそうです…
また,鑑賞会の前には1枚だけだが書道もした.「自分の一番直したいところ」を書くというお題を与えられて,25年ぶりくらいに毛筆をとって,半紙に墨で字を書いた.中学の頃,書道がどうしても苦手で,どうしても10段階の7しか取れなくて,書道は私にとって圧倒的に成績の平均点を下げる悪しき存在,黒歴史だったのだが,思いついたことを自由に書いてよいとなると,楽しい気分になるものだ.以下にそれが「直したいところ」だったとしても.ちなみに私は,
他人と自分はちがう
と書いた.心の理論が構築されていないわけですね.
夜は1階に移動して交流会.何があるのかと思ったら本格的なバーコーナーもしつらえられた,手作りテーブルが2つ置かれたほの暗い空間.これこそ「隠れ家」といった趣だった.ここでもあれこれと懐かしい映像を見つつ,仕掛学について熱く議論した…ということにしておこう.
まだまだ交流会は盛り上がりそうだという雰囲気の中,22時頃に辞去.最後に越山先生と二人で写真を撮っていただいた.我ながら「どんだけうれしいねん」という顔で撮れていたのが可笑しかった.
(本当は7/8のできことなのだが,間違えて7/7の日記を8日にエントリしてしまったことにコメントまでいただいた後になってから気がついたので,日付を入れ替えてこちらに書いた)
週末のはびーリクエストディナー.タリアテッレがイオンで売られておらず,トマトソースと共に手作りになった.
といっても,パスタはホームベーカリーさんが打ってくれる.セモリナ粉200gと卵2個,それにオリーブオイルと塩をちょっとして,1時間ちょい.ピザ生地よりも堅めなので扱いやすく,めん棒で延ばすのも楽ちんでよかった.5分ほどゆでて食したが,大変もちもちしていた.
トマトソースはいつもより若干手をかけて,オリーブオイルを弱火で熱してにんにく(5分)→玉ねぎ(15分)のみじん切りを炒め,これまたみじん切りにしたアンチョビフィレを投入した後に,ざっと漉してなめらかにしたホールトマトを投入.8分ほど煮詰めて塩と砂糖で味を調えたもの.炒める手間をかけるだけ,ちょっと「らしい」味になる.
野菜たっぷり,の方は,夏野菜を適当な大きさに切ってごく少量のオリーブオイルと塩をなじませた後,オーブンで20分ほど焼いた.これはまったく手間がかからない一方で,味わいが凝縮されるのでおいしい.いい素材を使えばさらに良いのだろうが,今日はありもので.
野菜のオーブン焼きの残りと,のり佃煮わさびアボガドと共に,EURO2012優勝にちなんでスペインもののワインを.おいしゅうございました.
改めて調べてみると,どうやらフェットチーネとタリアテッレはほぼ同一のものらしい.フェットチーネは売っていたので,手打ちする必要はなかったのかもしれないが,セモリナ粉もあったわけだし,楽しかったからよいのだ.
からりと晴れ上がった週明け月曜.午前中は自宅書斎で一仕事して,午後は大学院ゼミの一環で大阪電気通信大学の小森政嗣さんの研究室にお邪魔して,実験室見学+研究会をした.そもそもは小森君が「勤続10年ようやく実験室ができた\(^o^)/」と言うのに「じゃあ見せてよ!」と食いついたのがきっかけなのだが,せっかくなら他のゼミもご一緒しませんかと声をかけたらS君ゼミご一同様+O君もやってきたという次第で,総勢10名で寝屋川くんだり(いや失礼.うちからは近い)まで押しかけさせていただいた.
寝屋川は淀川を渡って向こう側で,おそらく前を通ったことは一再ならずあるはずなのだが,失礼ながらこれまで電通大を意識したことがなかった.実は距離としては10キロ弱で,しかもほとんど(関西的な表現で言えば)まっすぐ行けば良いのだった.理工系の単科大学らしく,見た目にはかまってない感が横溢していて,ただ一つ言えることは「電波はよく飛びそう」な建物群だった.小森君の研究室はだだっ広い部屋をやや無理矢理めに仕切って教員研究室+学生用活動スペース+奴隷船の船底のごとき雑魚寝スペースを確保しており,訪問したときもたくさんの男子学生がいた.いかにも理系研究室である.しかし阪大の場合は理でもΣでも確か教員研究室は別にあった気がするので,そこは違うか.
13時過ぎからしばらくスタンフォードとつないでM君と3人でスカイプミーティングをした後,まずは実験室見学.モーションキャプチャ装置を備えた暗室でデモを見せていただいた.この装置はそれなりにお金がかかっているはずだが,小森君はそこまで高価ではない機器でも,あれこれと工夫してちゃんとしたデータを取るためのアイディアを豊富に持っていて,そちらのTIPSあれこれを聞くのも面白かった.お金と研究が今ほど密接にリンクしていなかった古き良き時代を思い出して,ねえ.
その後は研究会と称して小森君の「苦労を重ねて撮り溜めた子どもの顔写真から合成した平均顔がいかに可愛いか」を主たるポイントとする現在の研究テーマに関する話を聞き,KG勢も3件の発表をしてあれこれと議論.いずれも顔や表情についての研究だが,非常に幅広いアプローチがあることを実感できて面白かった.子どもの平均顔はぱっと見で確かにとても整っていて「きれいだな」と思ったが,小森君曰く「子どもを持っているかどうかで実感の度合いが違うかも」だそうで,確かに私はそんなに感情を動かされることはなかった.しかし素材となった方の顔群を眺めてびっくり.確かに平均顔は図抜けて可愛かった.均すってすごい.
ところで,電通大の建物で最大に衝撃だったのは男子トイレ.女子トイレは数は少ないのは致し方ないとして中に入ればごく普通だったのだが,こちらの(少なくとも小森君の研究室のある建物の)男子トイレは外側非常階段の踊り場に作り付けられていて,間仕切りも何もなく,吹きっさらしで小便器が並んでいるのだ.つまり,非常階段を使って移動すると,中にいる人とコンニチワしちゃうのである.ガラス張りの研究室同様,慣れちゃうとなんともない,という話だが,しかし,まあ,慣れるまでっていうか,イニシエーションとしてはどうだろうか… 学年に数名しか女子学生がいない理由がちょっと分かった気がした.
どうにかこうにかここまで到達する間にかなりの学生がデータ収集を終えることができ,未だ方向の定まらない学生は一人もいない,という状態で夏休みに突入することができたのをまずは喜んでおきたい.
しかしもちろんデータを取り終えてからが実質的なスタートなので,他のゼミより若干先行気味だからといって,ここで手綱を緩めるわけにはいかない.学生のうちほとんどは手綱を緩めたくて,馬から下りたくて仕方がないような気持ちでいる…ように見えるのである.夏休みをその格好の機会と捉えられては困るので,7月中に1回,9月に1回,少なくとも2回は個人面談の機会を持ち,進行状況を報告させることにした.定例の報告を聞くのと同時に1回目の面談スケジュールを確定させた.何せ相手は18人.あっというまに来週と再来週の予定が埋まっちまいましたとさ…
お茶菓子3種+手作り麦茶(笑 持参でゼミ.デリバリーのピザをとってパーティをしたり,レストランで会食したりするゼミもあるらしいが,うちは地味にさせていただいております.こんなことをするのも珍しい,くらいのレベル.要するに気まぐれである.
先週で学生のプレゼンはすべて予定通り終了しているので,今日はこれまでのまとめ+夏休みの予定に関するトークを全員にしてもらい,夏休みの宿題の予告をして終了.夏休みの宿題は図書館の情報データベース利用講習会の際に思い思いのキーワードで検索してもらったPsychScience論文のレジュメ作成と,テーマを設定した上での質問紙作成コンテストの2本立てにした.夏休みの宿題を明示的に出したのも,記憶にある限りではおそらく初めて.要するに気まぐれである,が,こちらは今後恒例にしたい.
最終レポート課題を出題→データと出題の内容を説明して,終了.来週の今日をオンライン提出の〆切とした.
これで春学期の講義はほぼ終了.明日と明後日は授業内試験である.終わった,終わった,終わった,終わった!
1限の総合Bは授業内試験.早朝から大雨で西宮市には大雨警報も発令されたため,電車の遅れなどによる延着が続出したら困るな,と思っていたが,最初に質問紙調査を実施するなどして開始を9時25分にしたところ,遅刻者は1名も出なかった.スムーズにできたのはまずはよかった.試験の方は,授業で紹介した社会心理学の用語や理論を理解しているかどうかを確認する設問が1つと,事前に予告した震災にまつわる社会現象と社会心理学の研究を結びつけて論じる設問が1つ.実施に際しては特に問題はなかったように思うが,提出時に不審な行動を取った学生が1名いたのは残念だった.幸いというか何というか,既に以前からcarefully monitoringの対象に入っていた学生だったので,不審であるということはすぐに特定できたのであるが,そんなものはあまり特定したくはないものだ.
この科目については特に私の目につくことはなかったが,特に試験やレポート〆切の時期になると,オンライン上で無防備な発言をする学生(であると思われるアカウント)が多いことには呆れるというより冷や冷やさせられる.あれは,自ら進んで酷い目に遭わんとする何らかの修行なのであろうか…
午後はリサミ.戸部ちゃんの実験計画はいよいよ大詰め.M1君は未だ迷走中なり.大学院は8月だけがお休みなのでまだあと2週やる.
このほど有斐閣から,分担執筆させていただいた書籍が刊行されました.
中谷内一也 編 リスクの社会心理学 2012年07月17日発売 A5判並製カバー付 , 306ページ 定価 3,150円(本体 3,000円) ISBN 978-4-641-17387-3 【内容】 人間が生み出してきた道具や科学技術には,ベネフィットとリスクがある. 道具や科学技術の扱いを考えるためには,ベネフィットやリスクの把握だけでなく, 人間の認知・感情や社会性への理解が必要となる. 社会心理学から,リスクと人間・社会について考える.
私はコラム「ソーシャルメディアと災害」を書かせていただきました.東日本大震災時にツイッターがどう使われたかについて述べ,リスクに瀕した際のソーシャルメディア利用について功罪を考察しました.東日本大震災の後に企画された書籍であり,私のものをはじめとしてほとんどの章やコラムでそれに言及されています.考えたくないことではありますが,われわれはいずれ次の大地震,あるいはそれ以外の大きなリスクに直面することになるでしょう.そのときに備えて,関連する心理学の知恵を形にしておき,災害の痛手を少しでも小さなものにできないか,という研究者たちの思いが込められています.
ところで編者の中谷内先生は大事なトラキチ仲間のお一人である.いつもメイルのやり取りにはそれが何を主旨とするものであろうが必ず最近の阪神に関する意見交換が付されるのが暗黙の了解である.一番最近のメイルには「振り逃げ逆転負け以来,今シーズンは全敗を願っています」とあった.そう,あの日あの時トラキチの心にはにわかには抜きがたい棘が突き刺さり,未だその傷は癒えていないのである.
土曜日だが9時に大学へ.昨日の夕方に〆切だった学科1年生主対象のオムニバス科目のレポートを事務で受け取り,仕分けをして採点者に渡すための作業を行った.なぜ私がやらなければならないかというと,学科代表=この科目の代表担当者だから,ということで,教務補佐さん(土曜日も半ドン出勤)にお手伝いをお願いした.例年は教学補佐あるいはTA(つまり学科のアシスタント業務をするために雇用されいてる大学院生)にも補助をお願いしているのだそうだが,今年は折悪しく午前中に大学院科目の補講が入っているとのことで,誰にも手伝ってもらうことができなかった.教務補佐さんにお手伝いをいただくのを断念して午後から大学院生に手伝ってもらう,という選択肢もあったかもしれないが,まあ,それよりは午前中にやった方が私としてはありがたいし,教務補佐さんに手伝ってもらう方が効率はよかろう,ということで.
しかし280名からの受講生が一人2本のレポートを出しており,その部数は結構なものになる.しかも,そのうち1本はこちらがランダムに(正確には,系統的に)割り当てていて,もう1本は自由選択なので,ちゃんと割り当てられたレポートが提出されているかどうかも確認しなければならない.手は一つでも多い方が良い,というわけで,ネコ…ならぬはびーにお手伝いを要請した.条件は「夢打庵で昼食のそばを奢る」ということで.
昨年度は規定から外れた提出の仕方をしたりなんだり,いくつかトラブルがあったそうなのだが,今年は1回目ガイダンス以降にも1度提出方法に関するリマインドを入れるなどできるだけの工夫をした甲斐があったかなかったか,特に問題はなかったようだ.見かけ上イレギュラーだったのは,割り当てを無視していた案件が1名分,題名に教員名を入れるというルールに違反していたものが数件,題名に入っている教員名が間違っている(2名の教員の名前が合体しており,まあ,うっかりさんならやってしまいそうなもの)のが1件.260名から520件の提出があったという状況の割には少ないといえるだろう.
さて割り当ては衡平に一人20件ほどなのだが,自由選択は「自由」なのでいろんな意味での学生たちの選好が反映される.あるいは講義順序の影響も受ける.レポート〆切のタイミングを鑑みて,講義最終日の前に割り当てレポートの告知を行ったため,当然最終日に講義したOさんを選択したものは少なかった.そもそも出席者が少なかったから当然のことで,選択者は「最終日しか講義に出ていない」というよくいる輩が多いかもしれない.それ以外の教員の選択状況はいつもあまり変わらない.基礎系のテーマは若干避けられる傾向にあるが,それだけでもない.私は初回担当だったので初頭効果がばりばりに出て,40名も選択してくれてしまった.1600字とはいえ,62本もレポートを読まなければならないかと思うといささか,いや,かなりげんなりである.それでも私は被選択数2位(もうお一方同じ方もおられた)で,輝く1位のnkjm先生はなんと60名以上が選択していた.「どんなコピペも100%見抜く自信がある」と豪語する(そして実際そうだと思われる)かれのレポートが多いことは,学科にとってはきっとよいことであろう.
成績評価シートを作る作業も含めて,2時間半ほどで終了.約束通りお昼は夢打庵で.私はいつもの鴨ざるを食したが,「せっかくだから」と天ざる1800円を食するはびーは大変愛らしかった.かつおのおにぎり150円をつけて,事務作業2時間分の謝金としては頃合いだろう.
九州地方の豪雨が酷い状況だと思ったら未明には京都市内で局地的集中豪雨があったとのこと.我が家近辺はまったくそれとは関係がなかったが,これはもう梅雨明けといってよい状況だろう.
そして朝からとても暑い一日.それでも頑張って午前中はエアコンを入れずに書斎に籠もり,論文を2本読む.しかしさすがに集中力がそう続かず,普段より有意に時間がかかってしまった.持ち帰ってきたテスト答案があったが,採点などする気にもなれない.
あまりに暑くて気力が削がれ,祇園祭の宵山には出かけられず.午後はごろごろしていた.夜は自宅焼肉+ビールでスタミナ補給.
すっかり夏の空.
大学業界の皆さんには周知の事実だが,海の日は多くの大学で無視される祝日の一つである.世界市民たれ,を標榜する我が勤務先としても,日本などという極東の島国が海を言祝ぐことなどに付き合っていられないので,断然今日から試験期間に突入した.電車やバスが休日ダイヤで,普段と乗客層が違うこと,NHK-FMが早朝からJ-POPを流していることなど,部分的に祝日らしさを感じる.
といっても私自身は特に業務があるわけではなく,午後の大学院輪読ゼミは休みにしてもよかったのだが,個人的には,週明けには家でごろごろするより大学でちゃんと仕事する方が好きなモードに入っている(もちろん木曜日くらいになると人格が変わる)ので,学事暦通りに実施.おかげで留守宅と3児をご夫君に任せたPD ayaさんは,その大胆かつフリーダムすぎる育児っぷりにかなり精神的にやられまくっていた.しかし輪読では行動レベルの従属変数測定の巧妙な例や,天国の存在を信じることの意外な効果や,SNSを使ったサポート授受の実験など,いくつかインスパイアされたり面白かったりする研究を知ることができて,楽しかった.
先週2つ実施した試験の採点には手をつけられなかったが,3年ゼミの宿題×2のセットアップは完了→学生に告知した.休暇まであと3週間ちょい.頑張ろう.
ようやく本日梅雨明け宣言.PD ayaさんが先週末に予測した通りの展開で,明けたらいきなり天気予報ががらっと変わった.夏の日射しは凶悪である.
昨日に引き続きかなりの時間を採点業務に割いた.講義した分野に関する基礎的な理解度を問う設問と,講義中に紹介した研究を震災に関わる事象と関連づけて論じる設問の2つがあり,後者は事前出題+下書き持込ありとした.どう採点しようか迷っていたのだが,行きの電車内で「そうだ,閾値を設けよう」と思い立ち,つまり基礎的な理解度を問う設問への解答が一定基準に満たないものには合格点を与えない,ということにした.さらに,その得点ごとに整理してまとめて点数をつけていくと,おおむね両問題の出来は相関していたので,かなり楽に採点を進めることができた.
しかし疲れることは疲れた.予定より早く終わったのでもう一つのレポート62本も採点しようかと思ったのだが,とてもその気力は出てこず.帰りの電車でも読もうと思って持ち帰ったが,結局手を着けずじまいであった.
本日の予定は会議→面談×2→会議→納会.
朝が大好きな学科代表=私は,講義が終わっても会議開始時間を遅くすることはなく,断然9時開始とした.それまでの時間で3つめの採点(土曜日に仕分けしたレポートが対象)に従事.62本あったが,「よい」「ふつう」「ダメ」に分けて「ダメ」「よい」「ふつう」の順に点数をつけた.大体多くのレポートや答案を採点するときはこの3分類と採点順を適用している.1枚1枚場当たり的に読んでいると,どんどん採点基準が揺れてくる(ことが気になってくる)のでよろしくないからだ.ほぼ1時間半でギリギリすべてExcelの成績表ファイルへの入力まで片付けることができた.
朝の会議は粛々と.1つちょっと大きめの問題があることが分かったが,華麗に領域代表に投げつけておいた.
面談は卒論生2名.今週から7月最終週にかけて18名をちぎっては投げちぎっては投げするつもりでいる.既にデータを取り終えた学生が多いので,データセットを整形して,これからどのような分析をするのかを本人に確認させつつ指示する.指示しなくてもある程度できる学生,指示すればある程度できる学生,指示されてもぽかーんとしている学生,など多士済々なので,それによって手心の加え方を変えなければならない.9月初めに中間発表会をするので,そのときに後輩に恥をさらさないよう夏休みもちょっとは頑張ってもらいたいものだ.論文作成に苦心惨憺する経験だって,もうこれからの人生で「したい」と思っても出来ない人が多いはずだし.ね,昔の人も「若いときの苦労は買ってでもしろ」って言ったわけだしさ(笑
夕方の会議はなんだか途中よくわかんないことがあったが,比較的あっさり終了.
夜は宝塚は逆瀬川のフレンチ「オーベルジーヌ」にて学科の納会.学科事務をしてくださっている教務補佐の方々や助手のお二人も一緒に楽しく美味しい食卓を囲んだ.12人と大人数だったせいか,2階のダイニングルームを貸し切りで,なおかつ店のドアには「定休日」という札がかかっていた.どうやら店ごと貸し切りだった模様.と思っていたが後で調べると水曜日は本当に定休日だったらしい.わざわざ開けてくれたんだ…ありがとうございます.
食事のメニューはオーセンティックなフレンチで,量は結構多め.前菜からして大きめのフォアグラのソテーが入ったサラダが供され,その後スープ,魚料理(イサキのポワレ),口直しのシャーベット,肉料理(牛フィレステーキ),デザートとフルコースを楽しんだ.私はいつもの「飲まないために車で行く」作戦を採ったのだが,他の面々は当然たっぷりワインを楽しんでいた.冒頭に「…たくさん飲まれます,か?」と尋ねられたが,例によって「たくさん飲むって,どのくらいですか?」と尋ね返す私たち.結局世間的には「非常にたくさん飲む」部類に入っていたようで,最後には「もう適温のワインがありません!」という状況になっていたようだった.
それでも会計は非常に良心的で,また是非ワイン付きで訪れたいものだ.3時間ほど歓談.諸事情あってやや教員の参加が少なかったのが残念だったが,年度末はもっと賑やかだとうれしい.
そして最後に控えしは,昨日16:50〆切の電子提出とした心理科学統計IIIのレポートの採点.自費で雇用しているTA(院生)に印刷してもらった120部をででんと積み上げて,片っ端から1問ずつ内容を確認.今年から統計量を単に答える部分については表をあらかじめ作って数値を穴埋めすればよいという形式にしたので,表すら彼らに作らせるよりも随分チェックはしやすくなった.もちろん穴埋めだけではなく,結果の解釈は文章で記述させる.
課題は,同じデータに依拠して同じ分析をさせる既定設問5つと,同じデータに依拠して自分で考えた問題を自分で分析する自由設問2つという構成にした.前者が合格かどうかの閾値で,後者が加点対象というつもり.まずは統計量を埋める部分を集中的に見て数値の間違いを確認し,同じ間違いをしているもの同士は他の部分も比べるという方略をとると,ノーマルな「協力」の域を踏み外してしまった事例を発見しやすい.踏み外した者たちになぜそうしたのかと理由を問うと,たいてい「協力したので文章が一緒になりました」と言うのだが,合作は当然印税も頭割りだということを考えれば,レポートでそれをしたら個人レベルでは合格点には達さないということに気がつくはずである.
明日が成績提出の〆切.まあなんとか間に合うだろう.
1件はちょっと雷を落とした,かもしれない.統計の基礎の基礎がてんで頭に入っていない,整理されていないという状態を,分かっていながら放置している学生と話をすると,自分が教えているだけに,本当に腹立たしいのだ.
朝から延々と卒論面談×6.一部はサポートに入っている院生にも参加してもらったりしつつ敢行.今日はこれからデータを取る学生が多かったので,ご近所の大学に調査+刺激撮影協力をお願いする要領を再確認したり,実験用の台本を検討したり,オンライン調査の質問紙調査項目を整理したり,2回目調査に際する項目の練り直しをしたり.
その合間には,秘書ちゃんにも手伝ってもらいながら,統計レポートの採点を続行.減点対象箇所には設問ごとに別の色の付箋を貼っていくので,色とりどりになればなるほど評価は低い,ということになる.あとは付箋の数に応じて仕分けしてから個別に点数をつけていく作業をすればよい,というところで時間切れ.本来試験をしない科目の成績提出〆切は今日なのだが(他の大学を多く知るわけではないが,相当早いタイミングだと思う),とても間に合わないので週明けに遅延提出することでお許しいただけるようお願いした.他の科目はすべて提出.
夕方は早めに帰って2ヶ月ちょっとぶりにびよういんへ.ちょっとだけ短くして,大きめのロットでくるくる巻いてみた.
早朝は昨日の採点の続き.まず付箋の数(max5枚)で仕分けをして,多い方から順番に点数をつけていく.こうすれば,終わりに近づくにしたがって出来の良いレポートが増えてくるはずなので,ポジティブ気分で終わることができる確率が高いというもくろみである.付箋2枚のところまで終えて一息.0/1枚のレポートがかなり多いのは,悪い話ではないが,まだゴールは遠いということを示してもいる.
天気が良くなりそうなので,8時過ぎに家を出てちょっとした長距離ドライブをすることにした.FBで幼なじみが教えてくれたおいしい蕎麦屋に行こう,ということで,目的地は赤穂.西宮〜宝塚辺りの渋滞を回避するのに多少の時間を要したが,そこから西はあっという間だった.紹介された店は昔の花岳寺通り商店街(今は拡幅されて当時の見る影もない.いい方への変化である)にあり,属性としては「土日にしか開店せず」「限定40食」「十割そばしか出さない」というもの.そういう店の大将は得てしてアレなことが多いのだが,予想に違わずとってもアレだった.ただし,おそばは美味しかったし,お腹いっぱいになるボリュームの天ざるセットが1100円と超良心的だったし,多分,アレな人じゃないとできない商売だと思うので,それはそれでかまわないではないかと思った(笑
後はいつもの通り,昔住んでいた家の辺りをぐるっと一周して,相生の道の駅で地物野菜やら湊水産のうまいかやら買って,部分的に驟雨の中をそれでもほぼ順調に15時前に帰宅.速攻で,二人とも昼寝(笑 雨のおかげで気温が下がって快適だった.
17時半頃にむくりと起き上がって,採点の続き.10部ごとくらいに休憩を入れながら付箋0/1枚のものをそれぞれ内容を精査して,点数をつけた.あまり歓迎できない協力ネットワークをもう一つ発見.完全コピペという方向ではなく,人によりいろいろなパタンで「劣化」しているという方向だが,協力する価値のあるお友達はきちんと選びましょうね,という気持ちになった.
20時前に採点をすべて終えたので,打ち上げと称して宅飲み.世界ふしぎ発見でドロミテ(最近は「ドロミーティ」と言うそうで…)に断然行きたくなりつつ,寝落ち.
最近買い物と言えばアウトレットモールやIKEA,コスコなど大型店舗に行くことが多かったが,今日は久しぶりに梅田に出てあちこちを歩き回った.人混みは好きではないが,目的があればなんとか.
まずはJR大阪伊勢丹でハワイアンフェアへ.開店直後に駆けつけるていになったが,リアルに駆けつけているおばさんがたくさんいてなんぞと思えば,会場の片隅にあるステージで一日に数回行われるフラショーの座席整理券をゲットせんがための争いであった.ハワイは好きだしフラを見るのも嫌いではないが,フラに入れあげる日本人女性とは決してお友達になれないと思う私は,会場の中でも「フラ衣料」ではなく「リゾート衣料」のショップを選びに選び,ワンピースを2着購入.会計をするとキャンペーンだとかで一人1本ハワイアンウォーターのペットボトルをくれた.ありがたいが,ずしりと持ちばかりがして重い.
次は阪神のTOUSへ.先だっていただいた新作ラインのお知らせにあったアフリカをイメージしたアクセサリーを見たくて訪れた.以前から顔なじみの店員さんだったので気楽におしゃべり.こういう人と話すのは断然オッケーだ.見せてもらうと,てっきりリングだと思っていたものはバングルで,指輪はかわいいと言えなくはないけどどちらといえばへんてこりんなデザインだった.というわけでクロとゴールドで微妙にくま模様の細めのバングルをお買い上げ.ゴールデンウイーク明けに入った傘は3日で売り切れたとか,8月から伊勢丹にも半年限定でショップがオープンするとか,あれこれ情報を仕入れてきた.傘は再度入荷するらしいので,その時は是非お取り置きをお願いしよう.
ランチは久しぶりにブルディガラへ.パスタランチのコースを頼んだが,単品の前菜で生うにのコンソメジュレ和えも.なんだか惹かれてしまったのだ.刺々しいうにの殻に入って供された一品を見ると,マウイの海でこいつらが体に刺さりまくった時のことを思い出さざるを得ない.あのときは,痛かったよなあ.
再び阪神に戻ってサンダルを2足購入し,最後にヨドバシカメラに寄ってウルトラモバイルPCの市場調査.8月下旬発売のNEC機の実機かモックがないかと探したが,既にコーナーはできていたものの値段とスペックが記されたチラシが置いてあるのみだった.そんなの先刻ご承知である.結局店員に問い合わせてもいつになったら入るかも不明とのことで,役に立つ情報は一切得られなかった.
暑い中だったが久々の例会をこのたびはランチ開催ということで甲東園のベリタへ.炎天下を片道15分,かなりの坂道を歩くのはさすがにきつい.お店は古き良き日本のイタリア料理店の王道を行くといった感じの雰囲気で,悪くはないが,見るからに関学生っぽいウェイター君のイレギュラー敬語が酷かった.何を話したかは,秘密.
帰り道,日傘をさしている同僚を見て,はっと気がついた.日傘には紫外線避け以前に直射日光を遮る効果もあるということに.そうか,日傘をさすと,多少は涼しくなるのか…なるほど,なるほど,そういうことか…と納得していたら,きっぱりと同僚たちに馬鹿にされた.
春学期最終の輪読ゼミ.最初はよれよれ低空飛行だったM1ちゃんも何とか踏みとどまって,最後には1週に1本読むことがなんとかできるようになったのでよかった.参加者5名でこの4ヶ月で60本を超える論文にざっとではあるが目を通すことができて,個人的にもよい勉強になった.
今日の白眉はayaさんの紹介してくれた表情研究で,6つの基本表情×視線(正面/目逸らし)の女性の顔写真を見せて,その人に「道を尋ねる際の接近可能性」と「写真を撮ってあげると言われてカメラを渡すかどうかの信頼性」を評定させるというもの.もちろん笑顔×正面顔の評価が一番高いわけだが,論文に掲載されている刺激写真の一例が,まるで斉木しげるの百面相みたいな表情で可笑しくて仕方がない.正直,笑顔でも不気味すぎてできれば近づきたくない.この手の表情研究をかなり読んだが,世の東西の違いなのか何なのか,違和感に溢れる刺激が多い.全員で爆笑に次ぐ爆笑だった.
昨夜帰宅がほぼ0時だったので,無理をせず6時起床→7時出発で新幹線で姫路へ.快速→新快速乗り継ぎだと6時半過ぎの電車に乗らなければならないので,たかが30分,されど30分だ.姫路到着は8時過ぎで,御幸通から幸いにもまだ陽射しのない間に大手前公園を抜け,8時20分には母校に到着.
既に5回を重ねているこの講座,私もほぼ毎回協力させていただいているが,必然的にだんだん年上の部類に入ってくるようになっていて,今回は9名の講師のうち上から2番目.一番下が私と一緒にトークをするようにと引っ張り出してきた戸部ちゃんで50回生(私の15歳下).一回り以上離れているし,初めて会う方々も毎度たくさんいるのだが,同じ中学高校で6年を過ごしたという共通点はなかなかに強固なもので,それぞれが思い出話をすると「ああそうそう,私もそうだった!」という声多数.懐かしい先生方も代わる代わる現れて,そのたびに盛り上がる.講座よりむしろ合間のおしゃべりが楽しくて参加していると言えるだろう.今回の講師の職業は,医師,大学教員,DJ(タレント),弁護士,助産師,新聞記者,服飾職人…多彩である.
私は戸部ちゃんとコンビで,「心理学とは何か,研究者とは何か」というテーマで話をした.最初に聴講するM3生たちに「心理学のイメージ」「研究者のイメージ」を自由に書いてもらい,まず私が「心理学とは何か」について,イメージとの共通点と相違点に触れながら話をし,その間に戸部ちゃんは「研究者のイメージ」自由記述を得意の絵で表現し,バトンタッチしてから自らの研究者としての生活について語る,という構成である.二人で頭をひねって考えた流れだったが,なかなかうまくいった.相変わらず生徒たちの反応は薄めだが,それはもう仕方がなかろう.
この講座,戸部ちゃんがめでたくポスドクを脱出してポストを得たら,完全に彼女にお任せしようと思っている.早くその日が来ればいいのにね.
今日はTY大で午後に会議.15時始まりなので出発するのは昼前でよい.というわけで午前中は自宅書斎で仕事.この酷暑の中,白山までのアクセスはさて何が最適だろう,とツイッターで呼びかけてみると,「東京駅からタクシー」を含めてあまりに多様なアクセス方法を教えていただく結果となり,むしろ困惑w 品川発のものまで含めると片手では足らなかった.どんだけ地下鉄網発達してるねん.
結局は東京駅を丸ノ内口から出て都営三田線大手町駅まで歩くというルートを採用した.東西線の大手町駅は東京駅とほぼ隣接しているのだが,三田線の大手町駅はそこからさらに400メートルほど離れている.しかしずっと地下なので溶ける心配はなかった.いやそれより面倒だったのは新幹線の東京駅ホームである.階段やエスカレータのところ以外に(たぶん)一切どう行けばどの出口があるのかの案内板がない.しかも,その案内板にあるのは八重洲なんたら口か日本橋口のみで,丸ノ内なんたら口は一切記載がない.丸ノ内口から出て…ということで頭がいっぱいだとどの階段を下りたらいいのかさっぱりわからないのである.またホームを一往復してしまった.とほほ.
白山からTY大までは以前学会で来たことがあったので覚えていて,白山神社の中を抜けてすぐに到着.都会にあって駅からすぐという環境は素晴らしい.1分くらい遅刻したが,なんとかほぼ定刻に優雅に?登場することができた.
会議は1時間半ほどで終わり,いくつか宿題を持ち帰ることに.ともあれ一杯やりましょう,ということで近所のインド+ネパール料理店「デウラリ」へ.一応店は開いていたがお客さんはおらず,エアコンは入っておらず,っていうかオーナーはいるがシェフもおらずw 当たり前だ.まだ17時前なのだから.しかしちっとも気にせず店に入るやいなや,
生中ね
とオーダーする会長.さすがである.そしてビールはそこそこにチキンティッカやシシカバブなどをつまみにネパールラムをいただく.ネパールでさとうきびがとれるのか!と思うのだが実は名産らしい.ラム酒をお酒として飲んだことがなく,もっぱらケーキを作る際に投入するだけだった私としては,飲むというだけでも珍しい経験だったのだが,それがなんともインド料理のスパイシーさに合うというのも驚きだった.結局,2時間ほどでTY大の方々でキープしていたボトルを飲み尽くしてしまったのであった.
19時前に店を出たが,まだ明るい.さくさく大手町まで戻り,多少涼しくなった地上を闊歩して東京駅へ舞い戻り,19時20分ののぞみにて帰宅.
灼熱である.個研では遠慮なくエアコンを稼働させ,なるべく日中は外に出ないようにしているが,そうするとやむを得ず外を歩かなければならない日にへたる度合いが大きいのは困ったものだ.
午前中はいずれもオンライン調査を予定している3名の卒論面談.ようやく項目がすべて整理できたのでお盆休み明けの実査を目指して最終調整に入った.それぞれの取りたいデータの特徴に応じて別の業者に委託するつもりで,片方は初めての利用なので,IDの登録など.
午後はリサミ.春学期最終でM1君の学会発表デビューの論文集原稿案にコメントしたり,M1ちゃんの修論構想についてみんなで話し合ったり参考情報を提供したり.二人とも,紆余曲折を経て卒論とは若干方向性の違うテーマをやることになりそうだが,その方がむしろ当初の志には近いものなのかもしれない.M1ちゃんはストレス解消にお菓子作りをするタイプのようで,今日は試験監督その他諸々の業務で感じたモヤモヤをぶつけた,おいしいビスコッティとおいしいバナナケーキを焼いてきてくれた.バターや砂糖が少なめで,自然なお味.お菓子作りは決まったことを決まったとおりにやればおいしいものができるので,決まったことを決まったとおりにやってもうまくいかないことによるモヤモヤをぶつけるには格好の対象なのかもしれない.というわけで,リサミも9月まで一旦お休み.
卒論生が4名来訪.ただし最初の学生はデータファイルをDropBoxにアップもUSBメモリでの持参もしてこなかったので,何もすることができず10分弱で終了.灼熱の日射しの中大変な無駄足であった.とはいえ,そんな準備しかしてこない学生に時間を割くほど私は「優しく」はない.次の学生は(最初の学生と一番仲の良い学生だが)自分なりに分析を進めてきていたので,さらにそれらをスマートにする方向での指示をしたり,シンタックスの書き方を教えたり.「ザ・目を白黒」といった体だったが,去年の講義プリントを見ながら自力で何とかしようとする意欲がある学生なら,時間をかければ消化してくれるだろう.午後の二人も,それぞれなりに,まずまず.
合間には社心大会の論文集原稿を書こう,と思っていたのだが,プロジェクト中間報告書作成のための調整や,来週に迫ったオープンキャンパス資料の確認など予定外の雑事が飛び込んできて,それらをちぎっては投げちぎっては投げしているうちに結局アサイチに開いた原稿フォーマットのファイルと資料ファイル群はほとんど放置のままで閉じることになった.かろうじてフォーマットファイルは「変更を保存して終了」だったからよかったけど,そういうことって,よくあるよね.
ふだん平日と同じ時間に起きて,ロンドン五輪の開会式の生中継を見る.開会式が開会宣言→選手団入場→聖火点灯の前に延々とした(若干田舎くさい)スペクタクルショーをともなうようになったのはいつ頃からだろうか.すっかりローワン・アトキンソンに主役を奪われたラトルだの,五輪旗を持って入場するバレンボイムだの,若干の見所はあったものの,総じて長ったらしいイベントだった.いや,もちろんそれはもとより想像がついていたので,ほとんどの時間は社心大会論文集原稿を書くことに費やし,聖火点灯直前にめでたく完成.早起きしたかいがあった.
どこか出かけたいけど屋外は無理だよね,ということで兵庫県立美術館にカミーユ・ピサロと印象派展覧会を見に行った.ピサロという人は印象派の代表的画家の一人なのだそうだが,あまりこれまで印象に残る人ではなかった.ピサロという名前からはインカ文明の破壊者がすぐに想起されるが,この人はカリブ海のセント・トーマス島生まれのユダヤ人で,絵が描きたいというので故郷を離れてパリに移住し,その後日常の風景を屋外で描くというごく正統派の印象派の風景画家として活躍したのだそうだ.ピサロの作品が,油絵もスケッチもエッチングもと豊富に集められていたが,それ以外にも彼と交友関係にあった画家としてモネやルノワールの作品も展示されていた.
一番印象に残ったのは,モネの「霧の中の太陽(ウォータールー橋)」という作品.ピサロじゃないしw(同じような感想を抱いた方のブログを発見) 印象派の風景画は雲の描き方がとても素敵だな,といつも思う.最近印象派の展覧会に行く機会が増えている(はびーがお気に入りらしい)ので,またパリの美術館巡りなどするのもよいかもしれない.ただし,絵画鑑賞が人より早すぎる特性をもつ私は,どちらかというとじっくり鑑賞タイプのはびーを待ちくたびれる(はびーははびーで私に気を遣ってじっくり鑑賞度が下がる)可能性が非常に高い.
帰宅→昼寝後にちょうどオリンピック競技が開幕しており,テレビ二画面+NHKライブストリーミングであれこれと視聴.ライブストリーミングは,馬場馬術やフェンシングなど,世間的には超マイナーな競技もリアルタイムで見られるのでとても面白いのだが,ただ会場映像を垂れ流すだけなので,ルールが理解できないとさっぱり状況が分からない.馬場馬術はテレンコテレンコ馬が走っているだけにしか見えない…とツイートしていたら馬術をなさる方が詳しく解説してくれた.それでも…よく分からなかったけどw
相変わらず朝から暑い.熱中症で倒れる人も多いようだが,これでもし計画停電が実施されていたらもっと大変なことになっていただろう.
暑い時は熱いものを食べていっそ汗を流そうじゃないか,ということでランチは近所のインド料理屋へ.いや,本当は朝ご飯をちゃんと食べるタイミングを逸したので10時半頃には腹ぺこになってしまって,11:30開店の店を待っていられなくなったのである.日替わりのタケノコカレー辛口を,汗をどかどかかきながら食する.先日白山でカレーを食べたとき,ikeken先生は「カレーの辛さは鼻翼の部分に,唐辛子の辛さは首筋に」汗をかくとおっしゃっていたが,私は辛い物に対する反応において進化レベルが低く未分化なので,顔中から汗が噴き出していた.
帰宅時に庭にある木にたくさんクマセミがとまっているのをしげしげと眺める.ぱっと見た感じでも10数匹はいるようだ.ちょうど曇っていて皆鳴くのをやめて静かにしていたが,よく見ると2匹が重なっているのがいる.なんとまあはしたない,と思って写真を撮ってよく見ると,両方に立派な発音器官がある.つまり,オス同士だった.セミが異種間や同性間で交尾をすることはよくあるらしい.なおこの記事に掲載した写真は倫理的な問題に配慮してごく普通の状況のものであるw
今日は遠路はるばる炎天下の中を表情研究の若手リーディングリサーチャーのお一人である渡邊伸行さん@金沢工業大学にお越しいただき,刺激映像の撮影を含むゼミ内クローズドの部門研究会と,公開のCAPSインタラクション研究会を開催した.
午前中は部門研究会.秋からayaさんと共同(戸部ちゃんもサポート)で表情とコミュニケーション関連の実験をするB4×2名も参加して,基本表情の適切な表出のさせ方のテクニックや撮影のコツなどを伝授していただいた.これまでにも2度にわたって同じモデルさん(B4のうち1名のお友達)に来てもらって撮影を試みていたのだが,そのときよりも有意によい映像が撮れた,ように思う.「先生」的な立場の人がその場に増えて緊張されてしまうかと思ったら,友達の方がスパルタで,先生の方が上手に褒めてくださるものだから,かえってリラックスした雰囲気と顔面筋になっていたのが目で見て事後的にも確認できるのが面白かった.
ランチを挟んで午後からはCAPSインタラクション研究会.テーマが比較的広い領域の人たちに関心を持たれやすかったのと,夏休みになったこともあり,教員・院生・学部生の多くの参加があり,確保していた教室はいっぱいに.「ユルい感じの研究会なんです〜」と予告していたのとは大違いとなり,渡邊さんにはちょっと申し訳ないことをしてしまった.でも,コメントがたくさん出て議論が活発に行われる研究会の方がお互いのために役立つことは間違いないので,結果的にはよかったと思う.まあ,私にかかると,どんなことでもたいていは「結果的にはよかった」と片付けてしまうのだけれども.
試験期間も終わり,大学構内の人影はまばらになった.と言っても私の出勤は春夏秋冬や学年暦を問わず人がほとんどいないし,今は日中に極力お外に出ないようにしているので,そのことを実感するのは夕刻の帰り際くらいである.人影はなくなっても,静謐な環境となるわけではない.クスノキなど背の高い木々が多くあるこのキャンパス,早朝から降り注いでくるクマゼミの大合唱はそれこそ学年暦とは無関係に猛烈なものである.
早朝はジャーナルクラブ.「実際より大きな自分の手を見つめていると手に与えられている痛覚(温覚)が鈍る」という研究をなんとなく釈然としない気持ちで読む.「そうなる」とは書いてあるが「なぜそうなるか」が議論されていないためにモヤモヤとしたのである.なお,急性の痛覚については自分の手を見つめている方がそうでないもの(例えばただの箱)を見つめている時よりも鈍るのだが,慢性痛については逆なのだそうだ.内容には釈然としなかったものの,メンバーで議論することは楽しいからよかろう.この会もだいぶ会を重ねてきたのでブログ形式で読んだ論文をまとめたサイトを作ることを提案してみた.
その後は卒論面談.「前回以来何もやってきてません…」と現れた学生に,ぶち切れて「そんなヤカラはとっとと帰れ!何かやったもの持ってもう一度来い!」と怒鳴りつける…のを思いとどまって,作りかけでほったらかしになっていた本調査の質問紙をその場で作成させた.Wordの余計なお世話的な機能に引っかかってやや時間を浪費したが,なんとかほぼ完成にこぎつけた.といっても実施は10月.
その他は,夏の旅行後すぐにある=旅行前にレジュメを作っておく必要がある読書会の文献を慌てて読み始めたり,ポスドクayaさんの大会論文集原稿や戸部ちゃんの投稿論文をチェック+コメントしたり.周囲には明日からゼミ合宿だという人たちが多いのだが,私は平穏に8月を迎える予定.
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