10月である.あと今年も3ヶ月.早いねえ.
午前中は買い物.ランチに唐庵のおうどん.1時間半くらい昼寝して,晩ご飯の仕込みを済ませてから,16時からの対人社会心理学フォーラム@阪大吹田に参加した.会場は東館.本来社会心理学の研究室群がある本館は絶賛耐震工事中で「ビフォーアフター」のリフォーム中のような,そう,あのよくある,
そこまで壊して柱だけにするんやったらもう一切合切建て替えたらええんちゃうの!
という状態になっているからである.当然研究室はその中に存在できているわけもなく,箕面キャンパスという名のへk,いや,以前の大阪外大キャンパスに間借りしておられる.
このフォーラム,実は第1回の講演者は私(の博論公聴会のリハーサル的な会)だったというのは豆知識だが,その内容が示すとおり最初は内部の研究会のちょっと拡大バージョンだったものが,年を経るごとに徐々に発展的な展開を見せてきており,今では外部の大物ゲストを頻繁に迎えて,対外的にも開催を告知するようなものになっている.もう48回目になるのだそうで,D先生ご退職前までに50回に達するのは間違いないだろう.
今日の講演者は北村英哉先生@東洋大学.つまり@pentaxさんである.説得的コミュニケーションにおける,特に自動的か意識的か,あるいは説得内容の文章表現に着目した実験についてご紹介くださった.特に後者はオンラインメディアでの個人発信情報の信頼性やリスコミに関する研究との結びつきが強そうで,とても興味深く聞けた.D研OB連中や大学院生たちが活発に質問をしていたので挙手する暇がなかったが,最後にD先生がご指名くださったのでコメントも言えた.よかよか.@pentaxさん,先だってから蓄えておられるあごひげが素敵であった.
帰りは遠路はるばる東京から参加し,この後,インタビュー調査のため岡山に移動するというカアラ先生を茨木駅までお送りした.この調査,私も今月末には協力者となる予定である.
医療コミュニケーションシンポジウムというところで代理発表(第1著者が海外出張のため参加できず)のため東大へ.
普段出勤しているのと同じ快速に乗って行こうと思っていたのだが,弁当を作らなくてよい分早めに準備ができたので,予約を変更して始発ののぞみに乗車.8時半前に東京に着き,東大に入ったのが8時50分頃.つまり1限には間に合うということだ.とても寒かったが,昨日から大阪も寒かったのであまり落差にはやられずに済んだ.
この会は,そもそもは3月に予定されていたAI学会の研究会だったのが延期されたためなのかそれともそもそもそういう予定だったのか,シンポジウムという名で開催された.シンポジウムというのがそもそもどういう体裁を取るものなのか今ひとつ分からないが,今回の会はいくつかの研究発表(20分)と招待講演(1時間)が組み合わさったもので,一応共通項としては広い意味での医療情報に関わるコミュニケーションをテーマとしているものたちが集められていた.
会場は福武ホールという赤門そばに比較的最近できた安藤忠雄設計の建物.その名の通りベネッセの創業者からの寄付金が主体で建てられたらしい.安藤忠雄の建物らしく,目立つようで目立たない.はてどこがホールなんだ,と思いながら前を完璧に通り過ぎてしまった,コンクリ打ちっ放しの建物の前に同じだけの高さの壁があって,そこにごく小さな金属プレートで「福武ホール」とあった.わからんで.
シンポジウムが開催されたのは地下2階のラーニングシアターというスペース.定員は180名ほどといういわゆる階段教室風のところだが,横に広がりが大きくあまり奥行きがない構造.なかなかしゃべりやすかったし,聞き手としても視界が大きく開けていて気持ちが良かった.特筆すべきはレーザーポインタが使いやすそうだったこと.LEDライトも兼ねたコクヨの製品だったが,持った感じと重さがちょうどしっくりきて,是非買いたいと思った.
研究発表は20分で,うっかり時計を外すのを忘れ,何時から話し始めたかもチェックし忘れ,最前列に座った方がタイムキープをしてくださっているのも見落として,タイムマネジメント絶滅だったが,結局ほぼ時間通り(やや短め)で終えられたらしい.とはいえ,代理だからということで気楽さが増したのか,普段の学会発表(も,最近は大して緊張してないが)よりリラックスして話せたので,自分的には満足度が高かった.大体,スライドに沿って話しつつも,ちょっとそこには書いてないプラスαなことをその場で思いついて随時織り込んでいけるようなときは調子がいい.etlovesLGさんをはじめ,何名かの方々からコメントをいただけてありがたかった.
午前中のセッションが終了した後,講演者には用意していただけた弁当をetlovesさんもご一緒していただいてホール内の部屋で食べて,さっくり今日のミッションは終了.13時30分東京発ののぞみで帰宅.
めでたくコバヒロから下柳に.昨日までは厄年だったのだろうかw 昨夜ははびーに「今日は僕がおごろう」ということで,前祝いで行きつけのイタリアンCalmaにていい調子で飲んで食ってをさせてもらった.ご馳走様でした☆ また,オンラインでもたくさんの方々からメッセージを頂戴しました.毎年な方も,たまにのかたも,今年初めてな方も,なんであろうと普段親しくさせていただいている方々からお祝いの言葉をかけていただくのはうれしいものです.ありがとうございました.
今度カアラさんの調査に協力させていただくこともあり,誕生日おめでとうメッセージをもらったついでに隣家の夫婦に私の名付けの経緯について改めて情報収集をした.大体私が覚えているつもりだったことと合っていたが,一部歪んでいたことも分かった.私にとって望ましい方向の記憶の歪め方というのはそういうものだったのだなあ,ということも改めて確認できた.
先ほど木公君からツッコミをいただいて気がついたのだが,調べてみるとこのtDiaryを書き始めたのは2001年10月1日からだったようだ.ブログというか日記を書き始めたのはさらに数年前なので,オンライン自開症記念日というわけではないのだが,なかなかいい区切りの年らしい.ツイートも昨日3万件を超えたのだった.今さらキリバンとかプッ(笑 という気はするが,なんでも続けるというのは悪いことではなかろうな.
急すぎるくらい急に朝夕の冷え込みが厳しくなった.昨日などは吐く息が白いくらいで,2週間前は名古屋で暑い暑いと汗をかいて学会会場を歩き回っていたのが嘘のようである.とはいえ,暑い時は暑すぎる,台風が来ると強すぎる,寒いとなると寒すぎる,と文句ばかり言う日本人(というか報道番組というか報道ステーション)はいかがなものかと思う.文句を言えば中庸になるとでもいうのか.いつもわざとらしく眉を潜めて「一体日本はどうなってるんでしょう」って,言うだけでじゃあ君はそれを何とかしようとしてるのか.
昨日出勤時にいつものウォーキングおじさんとすれ違いざまに「金木犀の匂いがいいねえ」と話しかけられた.「秋ですねえ」と答える私.個人研究室のあるF号館の玄関脇には大きな2本の金木犀の木があって,その香りは研究室にまで立ちこめているために,かえってハッと気付くようなことがないくらいだ.
さて今日は講義が2つあるし3年ゼミも卒論個別指導もある.自分の仕事ができるのは10時半まで.昨日まで取りかかっていたミッションは朝一で捌けたので,次のタスクのスタートである.せいぜい効率的に進めたいものだ.
今日は3年ゼミ.ゼミ生からの「サプライズ」で誕生日を祝ってもらった.まあ,その,予定調和と言うかw,何と言うかw とはいえ,彼らにとってそれはまったくmustな行為ではなく,代々引き継いでやろう!と思う雰囲気が各学年である程度醸成されていないことには実現されないことなので,毎度照れくさいが,うれしいことだ.たとえ,それがまだゼミが終わっていないのに終わったと勘違いした3年生が廊下で待ち構えていた4年生たちにキューを出してしまい,突入してきた4年生たちがハッピーバースデーを歌い始めてしまったのを,
まだゼミ終わってへんて!
と制止してしまったとしても.
で,さっきのはナシよ,にしてw,ともかくちゃんとゼミを終わらせてから,改めて思う存分「祝う」行為をしていただいた.さすがに30名ほどもいると壮観である.その分,こちらとしても事前に彼らが滲み出させてくれちゃういろんな雰囲気をスルーする力が必要となるのだが.
プレゼントは何と「じゃがポックル100袋」であった.いろんな方がじゃがポックルをお土産に下さるたびに感激のツイートをしていた成果がこんなところでこんな形で発揮されようとは.10袋入り10箱,ではなく,サンタさんが担ぐような布の袋に100袋を詰め込んだものにリボンをかけていただいた.とりあえずその場にいたゼミ生全員に1袋ずつ内祝いとしてお返ししてもまだ70袋.賞味期限は12月末なので,なんとか食べきれるだろうか.家に帰ってはびーに報告すると,
「んーあれは10袋800円くらいやから8000円か?結構するな」
と即答された.君もどんだけ好きなんや.
秋学期の水曜日が授業と月半分の会議に押しつぶされるような日だとしたら,木曜日は「何もないわけではないが何があるわけでもない」ホッと一息な日にあたる.ずっと入っているスケジュールは大学院のリサーチミーティングしかなく,オムニバス科目の担当も今週と来週で終わりだ.オムニバス講義を終えての帰り道は,ああ,明日は金曜日だという喜びが徐々に体の奥底からあふれ出てきて,とても幸せなひとときである.金曜日は授業もゼミも何もないので,基本的に自分の使いたいように使える日なのだ.
オムニバス科目は初回140名,前回180名,今回200名という調子で始まってから人数が増え続け,連日資料が足らない事態に.上限が分からない+学生数が多すぎると何かと不自由を来す内容であることから,来年からは人数に履修制限をかける方向で検討中である.
便利に使えるのはよいのだが,だんだん共有するカレンダーが増えてきて,自分が動かなければならないスケジュールとそうでないスケジュールが混在し,見た目わけがわからなくなってきた…
私はApple社の製品に特段の愛着を持たずに生活してきて,いわゆる「PC」的なものは使ったことがない(正確に言えばMacintosh Classicを多少操作してみたことはある)ので,彼が亡くなったと聞いても特段の感慨はない.というわけでタイムラインを興味深く眺めていた.
実は私は10代半ばのJCだかJKだかの頃に月刊ASCIIに駄文を投稿して掲載されたことがあるのだが,そのネタは「マッキントッシュってなんだかかっこよさげじゃね?」というものだった.じゃね?と思っただけで,以来もう30年近く経過しているわけですな.
ちょっと慌ただしい数日になりそう.とはいえ,平日に慌ただしくしなければならないよりずっとずっと好都合.いや,私の都合で決め(ま)ることではないのですが,それだけに,なおさらありがたいわけで.
最近,大学の行き帰りに遅まきながら安藤寿康『遺伝マインド』(有斐閣)を読んでいる.以前から何かと親しくさせていただいている編集者のSさんが関わられたという.「遺伝」というものの仕組みやそれをどう人間の心理(こころのことわり)と結びつけるべきかについて,著者の議論が精緻かつ丁寧に書かれている.平易でありながら薄っぺらではない,そんな文章力が素晴らしいと思った.ふたご研究,面白そうだ!
こちらの書評もよい.さすがはMRK先生である.
一昨日や昨日は「まるで生きているみたい」だった故人の顔が,今日に至るとまるで仏様のようなおもむきになっていて,そういうもんなんだなあ,と興味深かった.
葬儀→精進落とし→骨あげ→初七日まで終えて,夕方に帰宅.祖母にとっては4年ぶりに我が家(の隣)に戻ってきたことになる.
ここ数日普段とは別の資源を消費する出来事が多くてやや慌ただしかったので,今日は大学院ゼミをお休みにさせてもらって,午前中は休養に充てた.
まずは京都市立美術館へワシントンナショナルギャラリー展を見に行った.こないだはびーが一人で出かけて「ものすごくよかった!」というので,印象派には興味がない(控えめな表現)私なのだが,とりあえず出かけてみた.なんせ複製ポスターだの図録だの買って帰ってくるくらいのいれこみぶりだったのである.建物の両翼で2つの展覧会が並び立っていて,隣は数ヶ月前に見たフェルメールからのラブレター展が開催あと残り1週間.9時過ぎだというのに既に入場制限をしており,長蛇の列で30分待ちとのこと.かたやワシントンナショナルギャラリー展は待ちなし.
待ち行列はなかったが中は結構混み合っていた.フェルメールからのラブレター展が「メイン」のフェルメール作品3点を最後の最後に持って来ているのとは違って,こちらはところどころにポイントがありつつ,最後はゴッホ作品3点(オーラスは自画像)で〆るという展示の仕方だった.はびーは前回来たとき2時間くらい見ていたそうで,ほとんどどこに何が展示されているかを覚えていて,イヤホンガイドよりよっぽど適切に説明してくれた.私はルノワールのポンヌフが一番気に入ったが,シスレーの川岸もよかった.また,スーラの点描画やラトゥールの桃の緻密さにも驚いた.こういうのはポストカードやデジタル画像ではその良さが伝わらないということがよくわかった.
昼食は適当に探した北山大宮のおがわにて鴨南蛮(はびーは鴨せいろ).そばもだしも悪くなかったし,鴨肉もいいのをふんだんに使っていたが,だからといって2500円(鴨の価格が最近高騰したそうで値上げしたそうなのだが)は少々お高く感じた.あさりん的そば屋ランキングでは3番手集団か.なお,お箸はそばをつまみやすいとても秀逸なつくりだった.
今年から始まった3年生のサブゼミ的な位置づけの科目.公式には選択科目+ゼミでも「卒論で実験やりたいとちらとでも思っている人は取るように」とアドバイスしたので結局受講生は8名/18名だった.残り10名は自動的に「実験をしない」グループになるわけだが,今の研究室規模では実験で卒論を書く学生が片手を超えると正直シンドイ.というわけで,当該科目運用的にも将来的にもいい感じの人数におさまった,ことにしておく.
何をしようかあれこれ迷った末に,上記のとおり現在実験室は卒論生で埋まりすぎているし,実験参加者の奪い合いに参加するのもぞっとしないために,彼ら自身に実験をさせるのではなく,既存のデータを渡して分析させることにした.その代わりデータの趣をちと変えて,テキストデータと非言語データ.まずは手始めにブログ記事とブログコメントの内容分類→書き手の個人属性と特性による違いを検討する分析という流れを体験させてみることにした.
先週までで内容分類が終わったので,さあこれまでに統計科目で教えてきた分析を,と思い,念のため彼らに,
相関係数って何?
分散分析って要するに何をする分析?
などと質問をぶつけてみたら,見事なまでにぽかーんと口を開けておしまいになった.まさかそんなことをここで聞かれるとは!という表情.こちらとしては,まさかも何も,今ここで聞かずにどこで聞くのだという感じなのだが,彼らとしては超意外だったらしい.これに限らず,カリキュラムに盛り込まれている科目群の横連携や縦連携を意識できない学生はとても多い.個々の科目の単位を取ることには一定の熱心さを示すのだが,何のためにそれらの科目たちを自分たちが学んで(学ばされて)いるのかについてはほとんど意識が及ばないらしい.
まあ,今ぽかーんとしている自分に気づき,それをある程度情けないことだと思っていただく方が,卒論時に気付いて泣かされるよりは幾分マシだろう.かくして今週で終わる予定だったテキストデータの分析実習はそれなりに彼らが口を閉じて事に当たれるようになるまで続けることにした.
現在13日の夕刻18時になろうとするところ.もう昨日何があったかなど忘れてしまった,かもしれないw
学科会議→3年ゼミ→(昼食かっこみ)→心理科学基礎統計→心理科学統計IV→教授会という一日.せめてもと思い6時半に来ても自分のやりたい作業に費やせる時間はほとんどなく,授業の後始末と準備に追われるのだった.
ああ一つだけ思い出した.心理科学統計IVの授業で「ダミー変数」について説明したのだが,今までで一番クリアに分かりやすく説明できた.かなりの達成感.ビデオに録画して残しておきたいくらいだった.来年度同じことが再現できるかどうかは…分からない.
もう一つ思い出した.心理科学基礎統計で散布度の説明をするとき,偏差の符号を取るときに(1)絶対値をとる,(2)2乗するのどちらが素敵かをうまく説明できなかった.なんで2乗がより素敵なんだっけ?後で調べておかないといけないが,それを私が仮に理解したとして,1年生にも分かるように説明できるかどうかは分からない.彼らの中には,
平方根を見ただけでパニックになりました
という人が少なからずいるからなあ.うら若き女子の心をそこまでかき乱すなんて,罪なヤツだね,平方根.
ようやく卒論生の実験が花盛りの時期を迎えた.昨年はそもそも実験をする学生が少なく,また一人が春学期中にほぼデータを取り終えるという素晴らしい成果を挙げてくれていたのだが,今年は着手の早い学生がいなくてこの時期に(実験室を使うものだけで)5件が集中する事態になってしまった.少人数グループを対象にして映像刺激を見せて評定させるだけの比較的ライトなものもあれば,アイカメラを使う実験,あるいは4名集団による実験(うち1名は外部からアルバイトで来ていただく方,残り3名が参加者)というヘヴィなものもある.
アイカメラ実験ではなかなかキャリブレーションがうまくいかないやら,それだけかと思いきやビデオカメラからPCへのデータ取り込みがうまくいかない(ことがある)やらで大変.フランスに旅立ったFさんがスカイプMTGでフォローしてくれてはいるものの,先週末から週明けにかけては卒論生が半ばパニックになってしまい,大変だった.実験なんてそんなもの,アイカメラなんてそんなもの,とこちらは分かっているけれど,卒論生がパニックになるのは無理からぬ話である.キャリブレーションは慣れてきたらだんだんうまくいくようになるよ,となだめたり,バックアップの機材を借りたり買ったり,スカイプMTGがiPhoneではうまくいかないと言われればウェブカメラを提供したり.あるいは最悪データがまともに取れなければどんな卒論にさせるべきかを考えたり,と忙しい.
集団実験はポスドクがメインでやってくれているので幾分マシである.しかし参加にあたってかなりの長文を読むことを伴う質問紙調査に答えていただく必要があるため,参加応諾率が悪い.それをクリアしてくれた3人の参加者が誰もドタキャンせず時間を守って来るという確率も,これまたあまり高く見積もるわけにはいかない.どうしても,同じ学科の学生たちに「君達は心理学科の学生なんだから先輩の実験には積極的かつ誠実に参加しなければなりません.情けは人のためならずなのです」とよくよく諭して(言い方を変えると脅迫して)参加依頼をすることになる.それに応えてくれる真面目な学生がどれだけいるかが勝負である.
社会心理学の醍醐味は実験であると思っているので,みんながみんな(安直に大学生を対象とした)調査をするという事態は避けたいと思っているのだが,さまざまなコストを考えると,現状ではあまり実験にチャレンジする学生を増やすわけにもいかないというのが正直なところだ.
来週火曜日の他大学での「公開授業」と水曜日のオムニバス講義の準備がほとんどできていないという私にしては随分ギリギリ状況だったので,久しぶりに始発のバスで大学に行き,黙々と準備.ゼミ分属全体説明会やら同僚とのランチを挟みつつ,夕方には両方ともほぼ完成.後は来週日曜日の読書会のレジュメがまだ完成度20%くらいなのが気になるところだ,
夜は梅田.個人(大学生)の男性性/女性性と対人魅力の関わりについて質問紙調査をした卒論生のデータ分析について,関連研究をしているhusの先輩Tさんにアドバイスをいただく機会を設けたので,私もその場につきあった.なぜアドバイスを求めたかというと,私が「ジェンダー」というものについて研究レベルでも概念レベルでもちっとも興味を持てないので,「仮説通りではないがなんだか面白そうな結果」を考察する手がかりを考えあぐねたからである.
Tさんにお目にかかるのは数年ぶりだったが,特にお変わりもなく,通勤片道3時間という激しい状況ではあるものの,そこそこ元気にお過ごしのようだった.愛用の阪急ターミナルビル「里山dining」にて,食べ放題タイム2時間のうち前半1時間ちょっとを議論に充てた.卒論生は痛いほど緊張していたものの,何とか頑張って言いたいことを言い,聞きたいことを聞いていた.なるほどと思えて,なおかつもう1回調査を打つと面白い展開が見込めそうなアドバイスをいただけたので,大変ありがたかった.
6時起きでいくつか仕事を片付けてから,9時半からの京都での科研MTGに出張った.2時間半ほどの打ち合わせ終了後,伊勢丹で粗供養やらお昼ごはんのひさごのお寿司やらを買って急いで帰宅.昼食後,再度車で外出して,満月の阿闍梨餅+京納言なので正直お渡しするのが惜しい気持ちさえする粗供養wを無事お届けし,週末のお買い物を済ませて,帰宅.
少々喉の調子がよろしくない.風邪気味である.
午前中,亡祖母が最後の5年ほどを過ごした介護付有料老人ホームの部屋を片付けに出かけた.既に一度両親が片付けた後なので,アルバム,布団や毛布などをまとめて縛ったり,本棚を分解したり,それらを車で運ぶべく台車に乗せて駐車場まで持って行ったり.
ついこの間まで祖母が使っていたものを処分するのだから心理的には重たいが,物理的にはとても簡単な作業で,特に重すぎる荷物を持ったりしたわけでもなかったのだが,作業を始めて数十分で,
ピキピキ
と腰に違和感(--;) 立ち上がれないようなぎっくり腰ではないが,黄信号が点灯だ.ここのところちょっと調子が良くないなあと思ってはいたのだが,自分で後押しをしてしまった感じだ.このままひどくなると激痛絶叫+何日か寝込むといういつものパタンに陥る危険性が大なので,何とかごまかさなくてはなるまい.
よって,帰宅後はひたすらせんべい布団(はびーの信念により腰痛に効くとされる,ベッドからマットレスを抜いた状態)に横たわって静養に努めた.
先日ふとしたことで自宅周辺のストリートビュー画像を見る機会があった.
ストリートビュー撮影車が初めて自宅前を通過したとき,まだ拙宅は建築中で,ほぼ家は出来上がっているがまだ内装工事中で,外構はまだ全然何もできていないという無様な状態だった.せっかくストリートビュー対策(このサービスが導入された直後はまだ未撮影地域だったので余計なことを考える余裕があったのだ)で「家の中は写らないが高すぎない塀」の高さを一生懸命考えていたのにこれでは意味がない,とガッカリしたものだ.
で,今回見たのは多分数ヶ月ぶりだったのだが,写真が更新されていた.拙宅住所をご存じの方は検索してみるとよいが,家はすっかり出来上がっている.しかし映っているのは前のぷじょ君なので,撮影したのは1年は前だということが分かる.更新には結構な時間がかかるらしい.せっかく塀をリビングの窓を覗けないような高さにしたのだが撮影ポイントがずれていて,そのやや東の玄関は丸見えである.しかし外出中だったようでリビングはカーテンがひかれており,特に生活感はないのでまだよかった.
しかし自宅はいいとして,いろいろと問題を発見.まず隣家の両親宅の表札がぼかされておらず丸見え.自宅のは潰されていたのでチェック漏れらしい.これについては両親に通報し,父がGoogle苦情窓口に申告したところ,早速昨日のうちにぼかし処理がなされた.苦情への対応は早いらしい.しかし2軒隣のお宅もやはり表札がぼかされていないし,斜め向かいのお宅は車のナンバーが丸見えである.これは2階建て駐車場の上部に停めてあったために車と認識されなかったのかもしれない.
隣組の範囲をざっと見ただけでもこれだけ問題のある画像が含まれていたのから,かなり作業は粗っぽいと言えるだろう.誰がどこに居住しているかは住宅地図などを入手すれば分かる範囲の情報だろと言われればそうだが,アクセスの容易さを考えれば,あまり気持ちのよいものではなかろう.苦情が言える人以外は相手にしないなら,もう少し精密な処理をするべきではないだろうか.そのくらいGoogleの技術なら何とかなる(からこのサービスをやってるんじゃないのか).
2限ゼミを終えた後,午後から外出して追手門学院大学へ.貴公子君にお呼ばれして公開講義というのをさせていただくためである.外部講師をゲストスピーカとして呼んで,お話聞きましょうよ,というよくあるイベントだ.
追手門学院大学は茨木市内にあり,つまり私が住む市にある大学だ.大体の位置(安威川を越えて国道171号線よりさらに北に行ったあたり,というくらいのあいまいなものだが)は把握しており,過去に一度研究会で訪問したこともある.ただし,はびーに送ってもらって...
公共交通機関のアクセスはよくないので,朝から車で出勤して,直接現地に向かった.甲山も「いないち」は近いので,ほぼまっすぐその道を行けばよいのだ.しかし念のためカーナビに導いてもらうか,ということで「公共機関」→「大学」→「大阪府」→「追手門学院大学」と選択して,目的地を設定して,案内を開始させてさあスタート.
「いないち」を「なんや箕面市はエライ長いんやなあ.小さい市やのに.阪大豊中キャンパスの裏から阪大吹田キャンパスの裏までずーっと箕面やん.でも阪大箕面キャンパスはもっと山奥.ぷぷ」などとくだらないことを考えながら走り,茨木に入ってもうすぐ名神高速茨木ICだということころでカーナビがこういう.
まもなく左折です
あれ?安威川越えた先のところで曲がるんちゃうかったっけ?こんな手前でええんか?まあひょっとして抜け道なんかな?
とそのままその指示に従って左折.どんどん車は北に向かう.方向は正しい.しかし段々周囲の風景は寂しくなり,人家すらまばらになり,地図の示すラインは実線から点線(より細かな道を指す)になり…
辿り着いたのは立派な…墓場だった.地図を見ると,確かに追手門学院大学の建物に近い.実際見上げると高い大きなビルが見える.しかし,どう考えてもそこに辿り着くことはできない.藤原鎌足以来の古墳群の中に立つ,現代の墓場である(--;)
そして無事戻ってこられれば笑い話で済んだのだが,あまりにも狭隘かつまともに舗装されていない道を奥へ奥へと突っ込んでしまい,泣きながら方向転換した際に,320君の左前バンパー部分に派手な擦過傷を付けてしまった.なんということ.ショックで呆然として講義どころでは…とは社会人としてできないので,なんとかきちんと話終わったが…ショックや...
大学関係者の皆様に聞くと,たいていのカーナビでそこに連れて行かれるらしく,追手門学院大学に車でアプローチしようとした人が誰もが一度は通る道,らしい.住所を入れてそこへの道順を検索させたのならともかく,場所指定でこんなことになるとは思わなかった.何でも「追手門大学正門前ローソン」だかなんだかを指定すれば,ちゃんと駐車場に入れる道を案内してくれるらしい.そんなの知らんがな!!
家に帰って泣きながら事の経緯を報告したら,はびーは案外キレもせず(いやまあ彼がキレることはそもそもほとんどないわけだが),
形あるものはいつか壊れるから
とムーミンパパのようなことを言って慰めてくれたのだった.
今日は2〜4限に授業がある日だが,3限はいつもの1年必修の統計科目ではなく3年選択のオムニバス科目「心理科学研究法」の担当回に当たっていた.必修の裏にそういう科目を当てるのはやめてよ,と思うがいろんな事情を鑑みるとやむなきところもあるのでがまん.統計科目の方は助手さんと教学補佐さんにお願いしてテストの実施等をしてもらい,私は心理3年生を対象に講義をした.2限は3年ゼミで,4限は3年選択の統計科目なので,ずーっと私のワンマンショーを見せられる学生が少なからずいたというわけだ.
「心理科学研究法」では専門的に各領域の心理学を学び始めた学生たちにそれぞれの領域についてより詳しく知ってもらおうという趣旨の科目で,1年生のオムニバス科目「行動科学入門」の発展系に当たる(と,少なくとも私は認識している).行動科学入門では古典的な社会心理学の実験を紹介して「社会心理学とは何か」を平易に解説しようと努めているので,心理科学研究法では最新の研究動向のうち私が最近面白いと思っているトピックを取り上げて話した.具体的には,社会神経科学と行動経済学について概説した後に,ミルグラムの服従実験の追試研究と,認知的不協和を手洗いで解消という例の研究を紹介した.久しぶりに90分がっちり話したら,なかなか疲れた.
この科目は各担当者が思い思いのレポート課題を出題し,そのうち2本を提出することによって単位認定が行われる.私の出した課題は「あなたが面白いと思う社会心理学の雑誌論文を1本選んで,その書誌情報と要約を示すと共に,何がどう面白いのかについてコメントせよ」というもの.英語論文を探した方が当たりはよいと思うが,そこまでチャレンジできる学生がどの程度いるだろうか.意欲的な学生のレポートは是非読みたい一方で,やっつけレポートなんぞ読みたくないし,という両睨みの内容を出題したつもりなのだが,はてさて.
3年ゼミでは「卒論とは何か」の入門レクチャーをした.よくわかる卒論の書き方 (やわらかアカデミズム・「わかる」シリーズ)の冒頭章からいくつかのテーマを選んであらかじめ読ませてきた上で,こちらが言いたいことをしゃべりつつ,学生から質問を受け付ける(例によって全員質問しなければならないルール)という形式にしたら,かなり盛り上がった.こちらが滔々と説明するより具体的で彼らが知りたい情報を提供できたのではないだろうか.次からのこの形式でやってみよう.
日曜日に迫った読書会のレジュメがまだできていない.週末以降まったく時間の余裕がなく手を付けることすらできていなかった.もうお尻に火がついているので今日は朝からこの作業にほぼ専心.甲山では本日が科研費申請書類の学内〆切だが,今年度はまだ研究計画を具体化しなくてもよい計画研究代表者+分担者+ポスドクの申請書類のチェックだけなのでこちらに時間を割くことができたのだ(もし代表者のがあればドボンだったと思われる).
あらかじめざっと読むことすらしていないので,オンデマンドでレジュメに落としていく.まあ普段から「全訳→レジュメ化」なんてめんどくさいことはしていないのだが,がっつりみっしり書かれたハンドブック30ページ分のレジュメを作る経験は片手で数えるほどしかないので,果たしてあと2日で何とかなるのかと不安ではあった.
完成度30%弱(対総量比)でスタートして,19時の時点で60%程度まで進捗した.午後の大学院リサミはちゃんとやったので実働8時間程度でこれだから,明日一日でできるだろう,と見込んで作業終了.帰りのバスと電車の中でまだ手を付けていない分をざっと読んでみたが,だいぶ章の言わんとするところが頭に入ってきているから,それほど難しそうではなかった.
というわけで金曜日は午前中に完成させちゃうぞ,の勢いで頑張ります.
一日フリーの今日があった甲斐あって,16時過ぎには読書会のレジュメが完成.A4にびっしり15ページの力作なり.全面的にとは言いがたいが,自分の研究に役に立つところや考えさせられるところもいくつかあった.議論するのが楽しみだ.
目下の懸案が片付いた(もちろんすぐに別の懸案に立ち向かわなければならないのだが)ので,夜は久しぶりにヒルトンプラザの民生へ.19時前に入ったので予約なしでもスムーズだった.アサヒプレミアム生ビール「熟撰」と青島ビールをちびちびやりつつおいしい中華で満足,満足.
毎年春秋2回の阪神百貨店主催のワイン祭にこの秋も参戦.大阪の百貨店でのワインの扱いは阪神が図抜けて優秀である.
B1西側入口に到着したのが開店20分前.既に6〜7人の先客がいた.開店時には30名ほどはいただろうか.扉が開くと一斉にみな走り出してエレベータへ.「走らないで下さい!」と言われて聞く訳もなく,西宮えびすの福男選び状態である.1台目のエレベータに詰め込まれたのはよかったが,なんとこのエレベータには不思議なことに先客がいて,しかも会場の11F到達前に数階停止する始末.ああ負けた,と思って確かに負けていたのだが,それでも「訳ありセール」会場には整理券なし(つまり第一陣)で入ることができた.この第一陣に入れないと整理券による入場制限になり,結構待たされるのである.実は参戦4回目にして初めての初回ゲット.
この訳ありセール,要は品質には問題はないがラベルが剥がれたり汚れたりといった事情で普通に販売できなくなったワインを格安で売りさばこうというもので,狭い狭い部屋の中に並べられたワインをガンガン買いまくる人たちで強烈な混雑となる.買い物かごにごろごろとワインを放り込んだものを持ち歩く人もいるし,持ちきれないレベルで買う人は床にかごを放置してその中に放り込みまくる(折りたたみ傘とかストールとか目印になるものが一緒に放り込んである).よってなかなか身動きも取れない.多分あの人たちは業者に違いない…と思うが業者でない私たちですらこれくらい買うのだから,素人なのかもしれない.クレールミロンとかダルマイヤックとか,お気に入りだがちょっとだけ値の張る銘柄も含まれているのだが,それでも21本で33000円.冷静に吟味する暇などないのだが,冷製に吟味したとて大して変わるものではないのでかまわない.
1時間弱を戦って心身共に疲れ果てたので,一旦離脱してブルディガラでランチ.再び戻ってからは試飲コーナーを攻めた.多分一般的にはこちらがメインで喧伝されていて人だかりもかなりのものなのだが,こちらはもう単なる娯楽と申しますか,どうでもいい感満載だった.せっかくなので各ブースで一番値段の高いものを飲んでみました.
宇宙を研究する会ではなく「西日本なんたらかんたら連合」という名称を無理矢理作って略称を分かりやすいものにしたという,社会心理学のハンドブック読書会の第5回目を甲山にて開催した.一昨日までぎゃーすか言いながら準備していたのはこれで発表するためのレジュメだったのだ.
11時に夢打庵で鴨南蛮を食べてから12時前に研究室に到着.ぼちぼちと準備を始めていたら,12時過ぎにはキムや学長,貴公子君が手伝いに来てくれた.ありがとう.「How to get to KG campus」という,これさえ読めばアホの子でも会場までたどり着けますよというパワポスライドまで作ってお送りしたのに,相変わらず西宮北口で今津行きに乗るというミスをやらかす方が出現したのは,スライド制作者としては大変残念であった.せっかく作ったんやから,見てよ(´・ω・`)
それでも何とか予定の13時を10分ほど過ぎて参加予定の13名が全員揃い,会を開始することができた.はるばる信州から来たHase君,husのNさん,それに私が発表.いろいろと議論ができてよかよか.途中で貴公子君がすっと会場を離脱したので何をしに行ったのかと思ったら,戻って来た後に休憩時間に入るなり
圧勝でしたよ
と言ったのには笑った.もちろんこれの話であった.
17時20分頃に終了.そのまま梅田に移動して懇親会.久しぶりに東通りあたりに行ったが,怪しさは以前と比べてもいや増すばかりという印象だった.
先週半ばからぎゃーすぎゃーすと騒いでいた読書会は終わった.今度は今週末の研究会の討論資料の作成と,微に入り細にわたってご指摘を頂戴した依頼原稿の修正と,英語論文の修正を,今週中に片付けなければならない.しかし週明け月曜日はまだ心の余裕があるせいか,あるいは単なる逃避行動か,朝から院ゼミで報告する論文サマリの作成に打ち込んでしまい,数本を片付けるという始末.自分で読みたい論文を読むことの何と楽しいことよ.
しかしこれではいけないと反省して,依頼原稿の修正だけは午前中に終わらせた.討論資料の作成のためには,そもそも発表者の資料を読まなければならないし,自分がなぜここにいるのかを説明する資料も必要だし,そもそも理系の研究会で自分の領域ぴったりのものではないだけに,あまり気分が乗ってこない(嫌だということもないが,発想が思うように活性化しない).かといって気が乗らないものでギリギリまで苦しめられるのもバカらしい.本当は週の前半で片付けたいところだが,おそらく多忙日な水曜を越えた木曜以降になるだろう.
これらのタスクが終わると,次は12月の業務出張関連の資料を作らなければならない.これも理系のイベントに無理矢理紛れ込まされているものなので,研究会資料を援用できるとよいのだが.
またしてもやるべき仕事をやらず,読みたい論文を読んだり探したりしてしまった.こんな時期にSAGEがフリーダウンロードキャンペーンなんかするからいけないんだw
4限の研究実習を終える頃になって急に秋らしいうろこ雲の下に灰色の厚い雲が忍び込んできて,それと同時に強い北風が吹き始めた.気象庁がどう言うかは知らないが「木枯らし一号」という趣だった.薄い綿の長袖シャツにウールの7分丈カーディガンを羽織ったきりでは些か寒い.自身もそうだが,こういう時は学生たちが次々と体調不良で倒れるので,特に卒論生たちには気をつけてもらいたいものだ(空しい願い).
来週11/2(水)の午後から大学祭期間に入り,授業が休講になる.私が学期を通して担当しているレクチャー科目は水曜午後だけなので,今日が終われば次は11/9までない.一人でしゃべりっぱなし(+書きっぱなし)は肉体的疲労を伴う(ただし風邪気味の時は有効な有酸素運動ともなる)のでありがたい.
今日は心理科学基礎統計で標準化について,心理科学統計IVで因子分析について説明した.いずれも数理的な説明はすっ飛ばして(なぜなら私にそれをできる能力がない),何をするためのどんな手続きや分析なのかを理解してもらおうと頑張ってみた.テキストにはどうしても抽象的な表現が多くなってしまうのだが,それを示しつつも口頭ではなるべく具体的な例と関連づけて言い換えることに心を砕いた.どちらも我ながら結構うまくいって,だからといって学生の理解が超進んだかというとそうでもなさそうな気もするが,達成感あり.文に書き下すのは難しいので,またやれと言われるとできるかどうか若干自信がないのだが,記憶の薄れてしまわないうちにトリガーになるネタだけでもメモしておこう.
いや,もちろんここにではなく,テキストの空欄に.このレベルの経験知となるとちょっと誰とでも社会的に共有しまっせという気にはならない.かといって,本にして売る気もないが.
動物実験をしている研究室の院生さんから,研究室でルンバを購入しようかどうか迷っているという相談を受けた.そこで,彼女の懸念していた「ペレット(動物の餌)にルンバがどう立ち向かうか」を検証してみた.関口さんとは我が家のルンバの名前である.
結論としては,すべてのペレットを雄々しく蹴散らし,大勝利(映像では最後に6粒しか回収していないが,後に靴の中からもう1粒発見された)?悲しいほどに狭苦しい我が家の玄関フロアでも,8分もかかって掃除するのだが.
週末の研究会用の発表資料は未だ出来上がらず,というか,「かたちにする作業」には取り組めず.テキストファイルにごそごそとメモを書き連ねてロジックは整理してみたが,まだところどころに穴がある.
こんな時に無理してもろくなものはできないのは分かっているので,授業準備等々いつでもできることを先々の分まで片付けた.
16時頃まで院生tobeB4ちゃんのデータ分析.ホンボシの社会人データは未だ回収中なので,ほぼ同じ内容で調査した学生データを先乗りで検討中である.
メディア接触と政治意識に関する調査なのだが,おおむね彼女が想定していたような結果にはなっておらず,なかなか意気が上がらない様子で,顔に縦線が入りまくったちびまる子ちゃんのような顔をしていた.いい加減に計画した調査でもないし,先行研究は(論文誌に載ってる時点でそうなってるのがある意味前提になってしまうのだが)バシっと結果が出ているので,がっかりなのは仕方あるまい.しかし,むしろそこに今後の発展を生むチャンスが転がっていると思ってもらいたいものだ.
午前中のうちに明日の研究会での発表スライドを完成させ,昼ご飯を済ませてすぐに英語論文の修正加筆もやっつけた.そのごほうびに?15時過ぎには帰宅して,のたくたした.明日は東京日帰り出張.
しばらく前に「来年から可能になる」という人を介した情報は聞いていたのだが,きちんと図書館の担当者に確認した.2012年1月1日から契約が開始され,これまでは発刊後1年以上経ったものしか読めないという「読むな」と同じ状況だったNatureとScienceが,カレント(つまり最新号)から読めるようになる.こんな話をしたのが1年ちょっと前.これの効果に違いない,と思うほどおめでたい人間ではないが,いろんな人がいろんな場所やいろんな手段で「読めるようにしてくれ!」と表明したことの成果とは言ってもよいのではないだろうか.
そのほかでは,心理系のジャーナルは比較的充実しているのだが,神経科学系はまだまだイマイチ.なぜ必要なのか,今後も粘り強く声を上げ続けることが必要なのだろう.
6:23ののぞみ100号で東京へ.とてもよい天気で富士山が美しく見えた.東西線に乗り継いで早稲田へ.新幹線の東京駅からは16号車付近のものさびしい階段を下りて日本橋口を出て,スタバの裏側にある階段をトントンと下りて地下街をしばらく歩くととてもスムーズに,しかも結構早く東西線大手町駅に出る.ということを学習(でも次に行くまでにおそらく失念).
今日のアポは2件で,まず1件目はにのじさんの「名付け研究」のインタビュイーとなるというもの.研究に協力を求めることは日常的にあるが,他の方の研究に協力するというのはなかなかないので楽しみにしていた.待ち合わせ場所のユニカフェの場所がよく分からず若干わたわたしたが,結局大隈講堂のすぐそばにあった.よくある話だが,食べログの地図がむちゃくちゃなのだ.インタビューは1時間ほどで,普段は考えもしないようなことをいろいろと尋ねられるのは面白くて楽しかった.私で11人目,まだまだ飽和に達さないとのこと.語ったことが少しでも研究成果にお役に立てればと思う.
11時に早大の11号館に移動して電子情報通信学会・通信行動工学研究会の第1回研究会に参加.企画者にも講演者にも聴講者にも普段からTLでやりとりしている方々がたくさんいらして,領域的にはアウェイなのだが気楽にしていられた.個人的にはNTT研の柏野先生にお目にかかってご挨拶できて懇親会で割とたくさんお話しできたのが一番の収穫だった.私は指定討論的なお役目を割り当てられていたのだが,金曜朝に作った+現場で1枚足した資料は下記の通り.SlideShareにアップロードするとフォントが変わり若干改行位置がずれるのはご了承下さい.
今日は気の合う連中との宴会で,雨模様の中を夕方から梅田へ.本当はメンバーの1人(まだ唯一自宅を荒らしに行っていないメンバー)の自宅でBBQという予定だったのだが,直前になってご夫君が出張をダブルブッキングしていることが分かり,急遽外での開催となった.しかし結局は1日中雨がちでchillyな天候だったので,そんな中無理矢理BBQをやるよりもよかったかもしれない.
メンバーとは全員先週の研究会で会っていたし,学会シーズンにもしょっちゅう顔を合わせていたから懐かしさだの何だのがあるわけではないが,やはりこのメンツで集まる時とそうでない時では出す話題が若干違う.要するに他の人がいると話しにくいことも話せるというわけだ.18時半過ぎから始めて次に時計を見たらもう22時前でびっくり.あっという間に時間が経っていた.結局23時前までおしゃべりして,解散.近日中に複数の慶事がありそうで,楽しみ.次はそれのお祝い宴会かな?
お店はウェスティンそばにある創作料理「なかの家」さん.おまかせコースを頼んだが,値段の割に品数も量も多くてびっくりした.お野菜が自慢だそうで,多いながらもヘルシーに楽しめた.
普段より3時間も遅く,8時起床.メイルを読むとB4ちゃんが胃腸風邪で院ゼミを休みたいとのことだったので流会にして,9時出勤,ゼミ生との個人面談を2つして,出張関連の書類を出して,さっさと帰宅.
昨日食べすぎたらしくちっともお腹がすかないので,夜までみかん3つしか食べずじまい.特にそれ以上コンディションが悪いというわけではないのだが,週末の二日に立て続けで飲酒+遅く帰るというのは常とはまったく異なる行動パタンなので,休養できるスケジュールの時は遠慮なくそうしましょうということにした.思い返してみれば金曜日も似たようなことを考えて早帰りしたのだったが,まあいいやw
今週のノルマは,いずれも12月初旬にあるこのイベントのためのスライド作成(JSTに出すために早めに必要なのだそうだ.まったく…)と,このワークショップのための論文作成.
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