ご夫君帰還.
あの元木すら空気が読めたのに安藤と仁志は… とはいえ,甲子園80周年の記念の日,ロードに出る直前,巨人戦,という舞台が用意されたのは天の配剤か.
まあ,完封だけは逃れたのだけれども,やっぱり勝ってお祝いしたかったなあ.でも,最後のセレモニーで井川や福原など,本来今日ベンチには入っていなさそうな選手までいて祝福していたのはよかった.地上波は試合終了直前に中継終了.この試合を録画するためだけに,今朝スカイAに入った甲斐があったというものだよ.というわけで22時からのリピート放送を録画.
普通の状態だったら「これからもどんどん記録を伸ばしてください!」と言いたいところだが,岩瀬のアホにぶつけられて… とりあえず手首だけでもゆっくり治してください.明日抹消でも仕方がないです.ロードだけどさ…
セレモニー終了後に記者会見が用意されていたんだけど,兄貴は「痛くてしゃべられへんから,ちょっと待って」と言ってたよ…
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大学の事務が一斉休業&午後から研究室のエアコンが入らない&隣の建設中の建物とわれわれの建物をつなぐ渡り廊下工事のため大騒音が発生するという予告のある日なので,否応なく自宅作業.最後の「大騒音」は明日・明後日も続くらしいのだが,明日はいろいろ届け物もあるので出勤.明後日は自宅.明々後日からはほんとの休暇.
実は週末さぼっていたレポートの採点を一気に.気合いで全部終了.ほとんど落とさなかったのできっと「楽勝」科目に入れられるに違いない.「レポートを出していない」人は全員「放棄」と見なして「評価なし」にしたからそうなるだけだ.何せ出席+平常点で4割も見込んでいるのだから,それなりに出席して,しかもレポートを出して落ちた人は,相当なものだったと思っていただきたいものだ.
朝はとても涼しかった.但し,6時までの話.
7時出勤by car.大騒音の工事は私たちの研究棟の正面玄関へのアプローチを封鎖しておこなわれるので,裏に回らなければならない.裏に回るには坂をだいぶ下りて,しかる後に階段を上がらなければならない.これが9月末まで続く.だる.
諸般の事情で蛙原稿はお休みなので,ヒューマンインターフェースシンポジウムのスライド作りと,蛙論文の準備.あと情報処理実習の評価が終われば前期の成績評価はすべて終了である.→成績評価は終了!
今日は「大騒音がする」という予告があるわけだが,どの程度のものなんだろうか.
あ,耳栓忘れた…と思ったが,研究室でエアコンかけて立て籠もっている分には,特にうるさすぎるというほどのこともない.ドリルで穴を開けたりしているようなので,もちろん普段よりは随分うるさいが.
と思ったら午後はすごい.対抗して?槇原を大音量で流してみるが,果たしてこれは能率を上げることに有意に寄与しているといえるのであろうか(w
結局まあまあ仕事は進んだ.
帰宅したら旅行のための荷造りをしなければならない.しかしうちのご夫君は度重なる出張の経験ゆえに荷造りのプロなので「そんなの1時間もありゃすぐだ」と平気の平左な表情であった.今回の旅行では結構自炊モードに入るつもり満々なので,昨日の夕方に米やパスタ,カレーにソース類,みそ汁なども購入してきた.その辺は万全.ご夫君も鍋でご飯を炊くプロらしい.すげーな.キャンプに一人は必要な人材だ.
英国競馬の開催日程を調べたが,ロンドンのだいぶ郊外の競馬場しか開催がないらしいので,今回は断念.夏に行くとサッカーもやってないので悲しい.
いくら英語の勉強だからってその単語はまずいぞオッサン.というよりもオヘア発のUA機だってさご夫君乗ってなくてよかったよ.いや福耳さんじゃないからデイトン行きには乗らないだろうけどさ.
じゃあ社長に突撃! みたいな.
今年は夏が1ヶ月ほど前にずれたのではないのか.昨日ほんの少量雨が降ったせいもあってとても涼しい夜&朝.うっかりしていると風邪を引くほどだ.立秋前にこの夜の涼しさはあまり記憶にないことだ.
今日は自宅作業.昨日の資料作成の続き,旅行の準備(荷造り&機内でできる仕事の整理),夕方はnmさん&Hさんと北口で飲み.
ただいま16時過ぎ,HISの資料は昨日の骨組みにだいぶ肉付けして,あとは雑誌を読んでそっち系に対応する形にするだけっていうところまで到達.満足して,今から荷造り.
内容は飛ばし記事なのでどーでもよいのだが,フィオレンティーナを「フィオレ」と略するのはいかがなものか.確かにFiore=フィオーレ=花…の都だというのがフィレンツェの地名の由来ではあるけれども,フィオレンティーナはフィオだろうよ.
ビショップボブとモミジプリティの仔モミジプボブみたいだぞ(違 でもマリアジュダムールが「マリア(ー)ジュ・ダムール」だとはさっきまで気づかなかったよorz
昨日ご両親様がシンフォニーホールのPMFに行ってきた.秋のみならず今も日本にいるゲルギエフの指揮でチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲とショスタコーヴィッチの交響曲11番「1905年」.シンフォニーでSでも8000円,ウィーンフィルだとフェスでB席22000円.どっちが得って前者だよなあ.PMFも気になってたんだけど若いオケってたまにやらかすことがあるからリスキーかなって…うーん.悔しい.
特にショスタコーヴィッチの11番(2ch的には「タコ11」らしい)がとてもよかったとか,ゲルギエフが爪楊枝みたいなので指揮をしていたとか,2chクラ板PMFスレとまったく同じことをご父君が言って寄越すので,思わず書き込みしているのかと疑ってしまった.しかし「コンマスがウクライナ人女性で美人」といういかにも2ch的なネタは,彼からのメイルにしか書いていなかった.
ウィーンフィルの来日大阪公演,読売が仕切っているらしい.URLがバカ丸出しなのはどうにかならないか.うぇーん:https://www.osaka-event.com/event/ween/index.htm
そういえば最近飲み会がなかった…蛙研究打ち合わせの後の飲み会以来,外で酒を飲む.20時までというつもりがあっという間に時間が経って気がつけば21時半.非常に楽しかった.
昨日は飲んで帰ってみたら熱低が台風に化けていて,おまけに上陸して結構な雨に降られた.一夜明けると雨もやみ,まだ涼しい.
8:20の空港バスで伊丹へ.羽田経由で成田から…何時のフライトかよく知らない(笑 空港に着いたのがフライト25分前,座席指定もしていなかったので,羽田便は最近乗ったことないくらい後方座席だった.久しぶりに「飛行機って長細いんだ」ということを思い出した.
羽田から成田はバス.いつも通る道路が「ひどく渋滞」しているとのことで東京湾アクアラインを使った.海だった.
成田ではまず免税店でご母君リクエストのDior口紅を買った後,いつものようにラウンジでまったり.フライトは14:40らしい.多分.
…と思ったら搭乗が13:50というアナウンスがあった.もっと早いのか.あぶないあぶない.アサヒコムでこのニュースを見て,成田便にしてDVD(=宮本主将のことである)やフジモン,そしてアンドちゃんを見たかったとちょっと残念に思った.
今回のCシートはシェルフラットシート.何せこれに座りたいがためにわざわざロンドン経由を選んだのである.本当ならパリ経由にしたかった(現時点で毎日シェルフラットの機材を飛ばしている欧州路線は成田発のロンドンかパリ行きしかない)のだが「庶民の味方」アップグレードの席が予約の時点で既になかったので仕方がない.この便は,機材そのものが777とコンパクトなこともあってか,F設定のないシートコンフィグだったが,Cはかなり埋まっていた.Yがどのくらいの混みようだったかは分からないが,それなりに埋まっていたのではないかと予想.
シェルフラットシートは確かにこれまで乗っていたボロCシートよりは快適だ.特にその最大の売りである「ほとんどフラット」なシートは確かに寝心地がよく,寝ている間にどんどん下の方にずり落ちてしまう(やっぱり若干斜度があるからだろう)こと以外は,安眠の助けにはなった.シート以外にも機内エンタテインメントシステムが新しい(MAGIC III)だったりしてそれも便利.具体的に何が便利かというと,音楽の頭出しがディスプレイで選択できたりすること…くらいだけど.ナビゲーションマップは日本語・英語・中国語・韓国語の4カ国語が順番に表示された.中国語はまだ字的にfamiliarityが高いものの(といってもほとんど分からない),ハングルは何一つ分からないので情報として役立たない.それなのに表示時間は日英と同じだけあるので,必定「見たいときは常に意味不明な表示」という錯覚が起こってしまう.これはせめて「英語+α」の選択式にできないものかと思った.
今回の機内での過ごし方は,搭乗→メインの食事(牛フィレステーキを選択)→「全員集合!」ベストセレクションを見ながら途中で飽きて雑誌を読む→映画「バーバー吉野」を見る→「そばですかい」を食べる→HIS講習会資料作成&蛙原稿書く→「スタスキー&ハッチ」を見ながらイントロ部分で眠くなって寝る→(3時間ちょっと睡眠?)→起床→夕食(和食を選択)→日記書き,といったところ.ご夫君はロンドンガイドブックを読んで,大体何をしたいかを決めたらしい.よかよか.なお,斜め前のセンターの3席に2人の子供連れ(一人は3歳くらい?もう一人は1歳くらい?)夫婦がいたのだが,子供さんたちがとてもおとなしいので感心.別に薬で眠らせているわけでもなく,普通にしていた.よく子供が大騒ぎして飛行機の中で大迷惑!という話を聞くしたまにその迷惑も被ったりしているが,ちゃんとした家族はちゃんとしている,ってことだ.当たり前だけど.
やや遅れてヒースロー空港到着.小雨の後で,やや蒸し暑い.パスポートコントロールはやや行列だが10分ほどで通過.地下鉄に乗って,一路Hyde Park Cornerへ.今回の宿泊はHotel Intercontinental Londonだ.
ホテルは駅のすぐ斜め向かいなのだが,地下道を通らないと行けない(もしくはそういう経路をたどってしまった)ので荷物を持って階段を上り下りする羽目になったが,それ以外は順調にチェックイン完了.大体21時でした.部屋はクラブフロアのクイーンベッドルームで,あんまり広くはない.30平米くらいかな?まあ,ロンドンだし,こんなもんでいいでしょう.夕食は早速自炊でパスタを消費.私はたらこで,ご夫君は鮭とキノコ?まぜるだけの一番簡単バージョンで,とりあえず胃を落ち着かせる.
やっぱり測ったかのようにぴったり午前4時に起きてしまった.ぬははは(笑うしかない).
スケジュールは,ご近所のバッキンガム宮殿からスタートして,ビッグベン・ウェストミンスター寺院・トラファルガー広場・ピカデリー付近などを巡った後に,船に乗ってテムズ川を下ってタワーブリッジ・ロンドン塔を見て,引き返す.ハイドパークは早朝のお散歩もいいかもね.午後はハロッズでお買い物をして,アフタヌーンティーして,19時からはロイヤルアルバートホールでPROMS,終演後は適当に…ビールが飲みたければパブですかね.
明日は7:30のフライトでフィンランドに発つので,本日ロンドンを堪能しようという次第.
外は快晴.さわやかな天気・.8時にホテルを出て,グリーンパーク沿いにしばらく歩き,日本大使館あたりから公園の中を突っ切ってバッキンガム宮殿へ.ユニオンジャックがはためいていたので女王様はご在宅なのであろう.まだ朝早いので観光客は少なかった.衛兵は微動だにせず…かと思いきや結構うろうろしていた.そんなもんだ.
セントジェームズパークのそばを歩いてウェストミンスター寺院&ビッグベン前へ到着.まだ内部に入れないので,先に船に乗ろうかとウェストミンスターピアに行ったが,やっぱりこちらも出航までかなり時間があるようだった.そこで天気もいいし行ってみるかということで対岸のロンドン・アイへ.橋から眺めるテムズ川は,汚い.とにかく汚い.雨が降ったせいなのかもしれないが,こんなに汚い川は多分日本にはない.それくらい汚い.
ロンドン・アイとはBAがやっている大型観覧車である.ざっと見渡したところこれの最高点より高い建物はロンドン市内になさそうなので,眺望はききそうだ.これが9時からだったので,チケット買って,しばらく並んで乗車.一つ一つのブースが目の形をしていて,かなりの人数(15人くらいか)が入れる.BA運営の観覧車らしく「Enjoy your flight」なんだそうだ.期待に違わずセントポール寺院だのタワーブリッジの片方だのトラファルガー広場だの,いろいろ見えた.満足.
再び対岸に戻ってまずウェストミンスター寺院に入る.ツアーの客でいっぱい.昨年来たときは王室の誰かが来ていて一般人は入れなかったので,私もこれが初めての入場だ.中は王室関係者から政治家から軍人から著名作家に至るまで,墓々しいことこの上ない.床も壁も全部墓.大きな教会なんてどこでもそうだけど,気味悪かった.
寺院を出て向かいの国会議事堂(ビッグベン)に向かうが,ガイドツアーのチケットオフィスがぱっと見その辺になかったので,入るのをあっさりあきらめる.船に乗るのもついでにあきらめる.そこで,また歩いてトラファルガー広場方面へ.途中で騎馬隊の衛兵交代式をやっていたのでちょっと見学.トラファルガー広場では,ネルソン提督を眺めながら噴水のそばで「がーっ」と雄叫びをあげてみる.…いや,そうしたいって言うんですよ,ご夫君が.今日は太陽の光がまぶしくとても暑いので,たくさんの人が噴水の中に入って遊んでいた.
その次はピカデリー・サーカス.いわゆる繁華街の中心地だ.去年はタワーレコードだった店が今年はバージン・メガストアになっていたが中は一緒で,ヘンデルのCDを探すがあまりいいのがなかったので何も買わず.ちょうど12時過ぎでおなかも空いたのでマクドに入って昼食.去年食べられないほどまずい卵サンドイッチを食べたことと,ちょっと晩ご飯を食べたら二人で50ポンドもしたことがトラウマになっていて,ロンドンで外食することをなるべく忌避している私であった.本当にロンドンの物価は高い.感覚としては,1ポンド=100円だったらちょうどいいかなというくらい.例えばミネラルウォーターのボトルが1ポンドだし,地下鉄の初乗りは2ポンドだ.現実のレートは1ポンド=210円くらいなので,倍くらい高い気がするわけだ.
ここまで歩き続けてきたが,次は地下鉄に乗りましょうということで,ワンデイ・チケット4.3ポンドを買って(今思えばファミリーカードを買えばよかった.後悔),キングスブリッジへ.何をしに行ったかというと「ハリー・ポッター」の魔法学校へ行くホーム「キングスブリッジ駅・9 3/4番」を見るためである.私は「ハリー・ポッター」を見たこともないし原作を読んだこともないのだが,ご夫君は英語の勉強代わりに全作読破していて,しかも映画も全部見ているので,出かけたのは彼のリクエストによる.行ってみるとあったあった,「9 3/4番」ホーム(への入り口;映画中でも普通の人は入れない)9番ホームに行く手前の壁にプレートがかかっていた.ちゃんと日本人ツアー客も来ていた.しかし「ハリー・ポッター・ショップ」はなかった.残念(w
「ハリー・ポッター」と来たら映画シリーズということで今度はノッティング・ヒルへ.また地下鉄を乗り継いで出かけたが,地下鉄の車内が暑い! 外よりよっぽど暑い! というわけで歩き疲れていたのも重なってかなり消耗.ノッティング・ヒルでは,ヒュー・グラントが店長をしていた「トラベル・ブックショップ」を見たり,骨董品マーケットを歩いたり.落ち着いた雰囲気の街並みなのはいいのだが,暑い.とにかく,暑い.多分だいぶ日焼けしたなあ.
ナイツブリッジのハロッズに寄って帰るつもりだったが,ちょっと買い物するにはしんどくなったので,そのままホテルに帰還.しばらく休憩.15時過ぎにクラブラウンジに行ったらアフタヌーンティーをしていたので,いくつか菓子やらスコーンやらをぱくつき,エネルギー補給につとめる.スコーンwithクローテッドクリームはさすがになかなか素敵においしかった.今日の夕飯は炊き込みご飯に決定して,米をといで水につけておく.
17時前に再びホテルを出て今度こそはナイツブリッジへ.西日…というにはまだあまりにも高すぎる太陽が眩しいの何のって,日なたをまっすぐ前を向いて歩くなんてとてもじゃないけどできないくらい.日陰を選び選び歩いてハロッズに到着.ここまでどこに行ってもそれほどの人混みには遭わなかったのだが,ここだけは常に別世界であるようだ.日本人比率も増すのだが,それ以上に世界中からのおのぼりさんがわんわんとたかっている.私たち(そして多くの客)がハロッズショップに群がって,キャラクターグッズを見定める.ご夫君はガイドブックに載っていた「ちゃんさんのきょうだい」がいなくてものすごく残念そうだった.「ちゃんさん」というのは,今は亡き大阪の三越のハロッズショップで買った,熊の顔つきの小さなバッグ(はっきり言って幼児用だが愛用している)の熊の名前である.由来はバッグの製造国による.グッズショップの中を10周くらいうろうろした挙げ句に,にわとりのぬいぐるみ+テディベアのぬいぐるみ+αを購入した.にわとりのぬいぐるみのみが自宅用である.
ハロッズを出て今度はロイヤルアルバートホールまで歩く.疲れた足には結構つらいが,地下鉄を経由しても行きにくい場所にホールがあるから仕方がない.ハイドパークの中を,また西を向いてずんずん歩く.15分ほど一心不乱に歩いてようやく現地に到着した.ホテルでもらったチケットを握りしめて入り口に行ったら「中のインフォメーションに見せろ」と言われ,インフォメーションに見せたら「外のボックスオフィスに行け」と言われ,ボックスオフィスでチケットを出したら,私たちの名前のチケットが見つからずに,クレジットカードを見せろとかなんとかさんざ言われた挙げ句手書きのチケットをもらったり,いろいろあったがとりあえず入場することができた.
ホールはすり鉢状になっていて,底すなわちアリーナの部分の半分がオケの舞台,残り半分は「立ち見席」になっている.いす席は周りをぐるりと取り巻いてほとんど天井桟敷まである.立ち見席は当日発売で6ポンドくらいらしい.「立ち見でもクラシックを聴こうという人がおるんやなあ.文化やなあ」というのはご夫君の言.私たちはオケに向かって左手の,そう悪くない位置の席だった.今日のオケはBBCウェールズ響で,指揮は尾高忠明氏.
タケミツの小品から始まった演奏は,なかなか手堅い感じ.尾高氏もさすがこのオケの桂冠指揮者ということで慣れているというかよく息が合っている風のリラックスした棒振りだった.コンマスは女性.コンサート専用ホールではないので音響はどうかなと思っていたが,弦も管も結構鳴っていた.しかーし,4時起きでずっと日中歩き回っていたせいで,静かな曲になると,眠い(笑 ドボルザークのチェロコンチェルトでは,ちょっと寝てしまいました.20分の休憩時間中は,ホールの外に出てうろうろしてもかまわないようで,再入場も券の確認なし,とラフなものだった.ま,それがPROMSというものなのだろう.後半はラベルの「シェエラザード」…リムスキー・コルサコフのそれとは違って歌曲だった,とレスピーギの「ローマの松」でラストはにぎやかに.ローマの松のクライマックス部分は,大編成のオケが鳴りまくるわけだが,ほぼ球形なホールの構造がよい音響を生み出すようで,大変一体感のある盛り上がりになった.よかったよかった.これもまた恒例なのだと思うが(後ろに次のコンサートも控えていたし),アンコールはなし.こうやって手軽に,普段着で,お安くクラシックが聴ける環境があるのは,実にうらやましい文化である.PROMSの雰囲気の一端が味わえて,楽しい経験だった.
帰りはサウスケンジントンの駅まで歩いて(地下道に入ってからが長かったこと!),地下鉄で2駅のホテルに帰還.部屋に帰るやいなや鍋を火にかけて炊き込みご飯を製造.食う.ちょっとおこげがあってまたそれがウマー.ということで,いやはや,充実した一日でした.
昨日と同様4時に起床.今日はホテルをチェックアウトしてフィンランドに向かう.フライトが7:30なので,5時にはホテルを出ようと,てきぱき動いて,昨日の残りの炊き込みご飯を朝食にして,チェックアウト.パディントン駅までタクシーで行ってヒースロー・エクスプレスに乗るつもりが,タクシーの運ちゃんが「35ポンドで空港まで行ってやる」というのでそうすることに.もっと余裕のあるスケジュールなら鉄道の方が若干安いのだが,まあよかろう.まだ夜は明けない中をすっ飛ばすタクシーだが,案外交通量は多かった.ロンドンの朝は早いようだ.25分ほどで空港まで到着.メーターは45ポンドほどを指していたから,まあそこそこの値段で行ってくれたということになるのだろう.
空港は5時過ぎだというのにもう大混雑していた.こんな時間,関空や伊丹はそもそも開いてもいないのに… チェックインは結構な行列で,さらにヘルシンキからイヴァロまでバゲッジスルーをお願いしたり,フィンエアーのドメフライト(ヘルシンキ→イヴァロ)の手続きまでBAのカウンターで頼むことになったので,だいぶ時間がかかった.しかし無事手続きできたのでよいことにしよう.手荷物検査の後はパスポートコントロールもなく,従って「去る者は追わず」でスタンプも押されずにイギリスを出国.特にすることもないので,1ポンドで15分利用できるインターネット端末,しかしまったく日本語の読めない(書けないのは当然だが)環境でメイルチェックなどしてみたり.ロンドンの空は今日も快晴.フィンランドはどうかな.
ヘルシンキ行きの機材はエアバスA320で,3-3の座席配置.そこそこ乗客はいた.水平飛行になったらすぐに朝食が出た.ごく普通のイングリッシュブレックファスト(オムレツ・ソーセージ・豆煮込み+パン)だったが,おなかも空いていたせいでかなりおいしかった.
12時過ぎ(フィンランドの時差はイギリスから+2時間)にヘルシンキに到着.当然だがかなりのローカル空港という感じ.フィンエアー以外にはSASしかいなかった.飛行機を降りたらまずはパスポートコントロールだが,これがなかなか厳しくて,というよりも厳しいお兄さんの列に並んだので,みんないろいろ尋問されていた.私も「どこから来た」「次どこに行く」「何日いる」「いつ日本に帰る」くらいならまあ普通だが,「先月アムステルダムに来てるんだな」「その時は夫は一緒じゃないのか」などとスタンプを見ながら根掘り葉掘り.「随分厳しくチェックするんだね〜」と言ったら「それがオレの仕事だからさ」とおっしゃった.はい,おっしゃるとおりでございます.ご夫君は私より遙かにたくさんスタンプがあるので,さぞかしもっと尋問されるものかと楽しみにしていたのだが,まったくのスルー.どうやらEU以外には興味がなかったようだった.
そしてバゲージ.ちゃんとスルーしてくれるのかそれともここで受け取って預け直しなのか,今ひとつ分からなかったので一応待ってみる.でも荷物は出てこないので係員のおばさんに確認したら,イヴァロまでスルーとのことだった.そうか,イギリスってEUだったんだ… どうも,よくわからないんだよね.EC加盟かといわれたらそうだけど,通貨が違うし.シェンゲン条約にも加盟していないから,乗り継ぎにはパスポートコントロールが必要だし.
そしてドメスティックへの乗り継ぎ.ロンドンでもらったボーディングパスには搭乗口と座席番号が書いていなかったので,カウンターのおじさんに教えてもらう.搭乗口は12番と書いてくれて,座席は…
「Seat is free! You can seat anywhere you want!」
なんと,自由席でした(笑 今まで生きてきた中で,自由席の飛行機に乗るのはこれが初めて.なかなか貴重な経験をさせてくれるらしい.しかし,いくら小さな飛行機だからって,自由席って一体…
その後,TCをすべてEURの現金に両替して,またインターネットして(今度は50ユーロセント=4分だったが,ちゃんと日本語も見られた),タイガースが勝っている途中経過を見て盛り上がって後ろのフィンランド人(推定)に冷たい目で見られたり.あとは17時過ぎのフライトまでやることがないので,カフェテリアでサンドイッチをつまみながらまったり.しかしここのサンドイッチも,イギリスほどのひどさではないが,おいしくはない.1つ食べると2つ目には手が出ない,そんな感じ.
ロンドンからフィンランドに移動して,携帯を使っている人が飛躍的に増えた.ロンドンでは「ながら」携帯の人が非常に少なかったのだが,フィンランドは日本並みというほどのことはないがそこそこいるような感じだし,携帯メイルを打っている人も多い.やはり携帯先進国,ということなのだろうか.もう少し観察してみることにしよう.
まったりするのにも飽きたので荷物を転がしながら空港内を探検.国際線フライトのターミナルにも行くことができて,そちらは免税店なども軒を連ねていてにぎやかだった.お定まりのムーミングッズの他に,熊の肉の缶詰とか,熊のパテの缶詰とか,熊のスープの缶詰とかあった.
で,頑張って時間をつぶした後にようやく搭乗.自由席な飛行機は,どんなに狭い機材なのかと思ったら,実は普通のMD-82で,プロペラ機どころか全然まともなジェット機だった.座席は2−3配列だからロンドンからの飛行機よりやや幅は狭いが,細長いのでそんなに定員は変わらないはず.こんな飛行機を自由席にするなんて,フィンエアーのやることはよくわからない.当然搭乗前はよい席を求める?乗客で長い列ができていた.機内では飲み物と軽食のサービスあり.軽食といっても薄いハムを挟んだパン一つだけだが,それでも日本の国内線よりはよほどサービスがよい.イヴァロまでの距離は1000キロ弱で,大阪からなら札幌までくらいの計算か.そう考えてみると,同じフィンランド国内でもヘルシンキとは随分離れたところにあるということが実感できた.
イヴァロに近づくにつれてだんだん雲が厚くなってきて,重く低くたれ込めていた.いかにも北の果て!という感じだ.原野の中を切り開いたようなところが空港で,着陸後はタラップで地上に降りて歩いてターミナルビルへ.荷物がロスバケしていないかどうかが気がかりだったが,ちゃんと出てきた!よかった! 外にはサーリセルカ行きのマイクロバスが待ちかまえていて,ドイツ人らしいバックパッカーなカップルと一緒に乗り込んだ.料金は一人7ユーロなり.
25分ほどでホテルに到着.途中はちょっと緑なトドワラの中を延々走っているような感じだった.トナカイの群れもいた.
サーリセルカのホテルの話.泊まっているのはホリディ・クラブというフィンランド内にいくつかチェーンがあるリゾートホテルだ.リゾートホテルといえば聞こえはよいが要するに山小屋みたいなもので,おそらくこの地方に特徴的な三角錐のモニュメント(なのかきちんとした機能があるのかはよくわからない)があって,それ以外は平屋建ての建物が長い廊下で結ばれている.その他に長期滞在用のロッジもあったり,キャンピングカーを停めたりするスペースもある.サウナ(スパ)もあってこれが一つの売りらしい.
部屋は普通のものとスキーヤーズベッドがあるようで,私たちは前者のツインルーム.室内はフローリングで,バスタブはなくシャワーのみ.洗面スペースは床暖房が備えられている.簡素だが広さは十分(多分40平米くらい)なので,ドアの立て付けが悪くて鍵が妙に開け閉めしにくいことと,あんまり防音がよくない以外は,居心地は悪くない.これで1泊1万円ほど(アップルワールドで予約した)だからロンドンの恐ろしさ(1泊税サ込み5万円ほどもした!)に比べたら天国である.広く取られた二重窓は開けることができず,また道に面しているのでたまに人通りがある.別に見られたからといってどういうこともないのだが,なんとなく気になるのでカーテンを閉める.カーテンは普通のと遮光のがあって,夜…といっても夏はなかなか暮れずすぐ明ける…は遮光にして暗さを作るような感じになっていた.砂利道を挟んだ向こう側には立ち枯れも含めて白樺がところどころ生えていて(林というほどの群生ではない),ちょうど上高地の五千尺ホテルで宿泊した部屋のような(といってもかなり物悲しい雰囲気は増幅されているが)ところだった.
部屋に到着してほっと一息ついたら,すぐにスーパーマーケットへ.インフォも兼ねた街の中心地みたいな感じだと思う.サーリセルカの街…と言っていいのかどうかわからないがとにかく集落は,レストランやホテル,ロッジといったものが点在していて,宿泊客はバックパッカーも含めてかなりいるようだ.スーパーの中はごく普通の欧州スタイルで,品揃えもまあまあ.
食料や飲み物を若干仕入れてホテルまでぶらぶらと戻り,明日イナリ湖に行けるかどうかフロントに尋ねてみる.ガイドブックによればここから一日数本のバスがあるようだったのだが,明日はあいにく日曜日で,たった1本しか当日往復可能な便がなく,しかもそれだとイナリ湖に10分しか滞在できないらしい.それでは意味がない.タクシーで往復するのもあまり現実的ではない…ということでイナリ湖観光は今回は断念せざるを得なかった.まあ,こちらの国立公園のハイキング&サウナに入るのでじゅうぶん楽しめそうだからいいんだけど,最初にここに来るのを決めるきっかけはイナリ湖の存在だったので,そういう意味では残念.日曜日に観光スポットに行けないというのは,盲点だったな.
部屋に戻って夕食を製造.今日は白ご飯を炊いてカレーだ.ご飯を炊くために1リットルのミネラルウォーターを買ってきたが,それが見事にガス入り(笑 しゅわしゅわと泡を立てる水でご飯を炊くというのは,沸騰すれば炭酸は抜けると分かってはいても,非常に妙な気分がした.見事にサイダー味のご飯が炊けた…わけではなかった(当たり前だ)が,ちょっとおこげがいつもよりたくさんできたのは,炭酸の分は水の量が少なかったから…かもしれない.レトルトカレーを温めて,ご飯にかけてかきこむ.まあ食べられるというレベルの味であっても,自分で作るのと買うのでは気分が違うものだ.
食べ終わったら22時過ぎ.まだ外は明るいけど眠い眠い.すぐにでも寝たいのを「ご飯を食べてから1時間は寝てはいけない」というご夫君のしごくもっともな言によって制止され,10分起きくらいに起こされながらそれでも耐えきれずほとんどうとうと.1時間経ってようやく眠ってもよいというお許しが出たので,歯を磨いて本格的に就寝.今日もお疲れ様でした.
4時過ぎにやっぱり目が覚めた.外はもう白々として,夜が明けている…という感じでもないが明るい.さすが白夜の国だ.しかしそれほどひどいわけではないが,雨が降っている模様.窓の外の温度計は13度を指していた.今日は7時前まで二度寝.8時前に朝食.客はそれなりにいるようだが,日本人はいない.とはいえ日本人が全然来ないわけでもないはずで,スーベニアショップのポスターには「免税手続きします」とか日本語で書いてあって,やっぱり日本人は土産好きなのかと思ったり.朝食は普通にブフェで,味もそんなに悪くなかった.何より久しぶりに生野菜が食べられたのがうれしかった.
9時にホテルを出て,まずスーパーに行ってバンドエイドを買って(ちょっと靴擦れしていたので),トレッキングに出発した.目的地はウルホ・ケッコネン国立公園.ウルホ・ケッコネンというのはフィンランドの第8代大統領の名前で,国内で2番目に広い国立公園らしい.ホテルから歩いて5分ほどのところに入り口があり,そこから2.5kmか6kmのトレッキングルートが整備されている.せっかく来たのだからと,長い方の6kmコースを歩いてみることにした.フィンランドは全体的になだらかな地形で,トレッキングといってもほとんどきつい登りはない.緩やかに登っていく道のそばにはブルーベリー,ブラックベリーなどベリー類が実っていて,たまにキノコも生えている.もうすぐ紅葉の季節だということだが,それにはまだ早かったようだ.ぽくぽくと歩いていても,ほとんど人がいない.その他の動物もいない.たまに鳥の鳴き声がするが,ほとんど静寂の世界である.
最初の2kmほどは白樺や松の木が群生していたが,やがて森林限界を越えたらしく,丘の上の方は足元のベリー類以外背の高い木はまったくなくなってしまった.森の中を歩いている分には,木がある分風が遮られていて,長袖の綿シャツ+ババシャツだけでじゅうぶんなくらい暖かかったのだが,森林限界より上は吹きっさらしでかなり寒かった.といってもパーカーを重ねればがまんできるくらいだから,寒いとは言ってもそこは夏だということなのだろう.氷河期に作られたという地形は,専門的なことは分からないが,少なくとも珍しい光景ではあった.ところどころに英・仏・独語併記の説明板もあって,私たちの理解を助けてくれた.
ガイドブックにはトナカイやライチョウがいると書いてあるのに全然会えない.時間が悪いのかもなと思って丘を下り始めると,ようやく3頭のトナカイの親子連れを発見!と同時に向こうも我々を発見! かなり警戒心が強いらしく,すぐに遠くに行ってしまった.それでもなんとかカメラにその姿をおさめることができた.その後,遠目に3頭,そして間近に2頭の姿を見ることができた.間近にいた時はほんの5メートルほど先だったのだが,びっくりして声をあげてしまったので逃げられてしまった.残念.
6キロを2時間半ほどで歩ききってスタート地点に戻った.改めて案内板を見直してみると「ベリー類やきのこは自由に食べてください」「自然を味わおう!」などと書いてある.なんと,食べてよかったのか! ということで遅まきながら周りに生えているブルーベリーとブラックベリーを食べてみる.酸っぱかったがおいしかった.きのこは…さすがに食べてよしと言われてもそうする気にはなりませんでした.
12時頃にホテルに帰還.さっさと昼食を製造.今日のメニューはペンネ+レトルトのパスタソース,冷凍いんげんをゆでたものと,ソーセージをゆでたもの.後ろの2つは昨日スーパーで調達したものだ.いずれもおいしくいただいた.
しばらく部屋で「トリビアの泉」DVD-RAMを見てまったりした後,今度はホテル内のプール&ジャグジー&サウナへ.フロントでロッカーの鍵を借りて入るシステムで,外来客は10ユーロかかるらしい.プールは小さいながらもスライダーがあったり,波の出る時間帯があったりで,今は亡きスパウザ小田原のバーデ施設のような雰囲気だった.親子連れやカップルが結構いた.サウナはドライとミストがあり,ミストは男女共用.水着(フロントで借りた)は脱がなければならないのだとご夫君に言ったら「えーーーーっ」とかなり拒否反応(w 意外である.「人を見るのも見られるのもちょっと抵抗が…」だそうだ.別に気にしてないと思うよー,それにあんまり人入ってないしー,と説得して結局一緒にミストサウナに入った.汗がたくさん出て気持ちいい.
余談だが,実はこのホテルは朝日放送の「おはよう朝日です」の宮根氏と日本旅行の平田氏が「オーロラを見る」ツアーの紹介で今年の冬にロケに来ていたところである.ちなみに,彼らはドライサウナに入っていた.
部屋に戻って,またまったりの続き.ご夫君は買い物に出かけた.
17時にホテルのスーベニアショップが開いたのでひやかしに行った.が,予想通りとても高いので,ほんの数品のみ購入.40ユーロから免税が受けられるらしいが,そこまで買わず.その後ホテルの周囲をうろうろするが,特に収穫はなし.
部屋に戻って,またまったりの続き.ご夫君は買い物に出かけた.歩き疲れた上にサウナに入ったのでもう眠い眠い.夕食(炊き込みご飯&みそ汁)を作っている間もぐーがー,ようよう起き出して食べた後も,1時間耐えるのもまったく無理なくらい激しく眠く,眠気覚ましに見ていた「パペマペスペシャル」DVDも,必死で頑張っても半分も見られなかった.「1時間寝るな主義者」のご夫君もさすがに「もう寝ていいから,寝ていいから」と言って…いたような気がするので,推定20時過ぎに就寝.
5時起床.つまり9時間くらい寝た計算か.今まで睡眠不足だった分を一気に取り返したようなものだ.特に寝覚めのよさは変わりないのだが,体にとってはいいことだろう.
そうそう,ホテルの正面にある三角錐だが,サウナを模したものであった.しかし,このホテルではサウナは別の場所に,ほとんどスポーツクラブと同じようにあるので,実用に供されてはいない.つまりモニュメントだ.昨日トレッキングに出かけた国立公園の入り口のところには,炭を焼くようなにおいを充満させた三角錐があったので,こちらは今でもサウナをやっているのだろう.ガイドブック&大学時代の友人の談によれば,フィンランドではサウナに入った後,そばにある(藻の浮いた)湖に飛び込んで冷却するとのこと.ここは飛び込みたくても湖がないので,不可能だが.
今朝は昨日より若干天気がよいが,それでも青空は見えない.外気温は8度と少々.昨日はトナカイには大して会えなかったが,人があまりいない時間帯には,ホテル周辺もうろうろしているらしい.なぜなら,窓の外にも,街唯一の大通りにも,彼らの落とし物…つまり糞だ…がボロボロと落ちているから.クリスマスリースの飾りになるかなと思って松ぼっくりを拾って歩いているのだが,間違えて彼らの落とし物を拾いそうになったり(笑 また,昨日のスーベニアショップには,ビニール袋に入れられた,表にトナカイのイラストのシールが貼ってある,そして黒豆のようでさわるとほにょほにょと柔らかいブツが売られていた.フィンランド語が読めないので何かはっきりとは分からないが,多分奈良で言うところの「シカのフン」というやつではないだろうかと思われる.
今日は13時半のフライトでヘルシンキに移動する.ホテルの前にエアポートバスの停留所があり,12時過ぎに出るようなので,それまでは荷造りなどしつつ,ゆっくりするつもりだ.
6時過ぎに一人で散歩に出かけてみる.といってもホテルから国立公園入口までの間をぐるっと回る程度だが,車もたまにしか通らない,昼間にも増して静かな中を歩くのは気持ちのよいものだ.街でもっとも大きなホテルのあたりでウサギと遭遇.また松ぼっくりを拾いながら歩くが,よく見るとホテル周辺のあたりにもたくさんベリーが実っている.ブラックベリーとブルーベリーでは葉っぱの形が全然違うのが面白い.あと数週間もすればこれらの葉っぱが紅葉してとても美しいらしいが,いくつか深紅に色づきかけたものもあった.
7時くらいに部屋に帰り,ようやく起き出してきていたご夫君に「うさぎがいたよー」と写真を見せようとしたその瞬間,窓の外にトナカイ発見! とても立派な角をしたオスだ.しばらく窓から観察していたが,やっぱり直に見たくなって,カメラとビデオを抱えて外に飛び出した.国立公園内で会ったトナカイは警戒心が強かったが,さすが街中まで出てくる勇気のあるトナカイはそうでもないらしく,私たちがそばをずっとくっついて歩いても悠然としたもので,なにやらもぐもぐと食べながら歩き続けた.私たちはその後になり先になりしてずっと追いかける.まるで成田空港で芸能人を追いかけるレポーターのごとくである.10分くらいくっついて歩いたところで表通りに出た.トナカイは道の真ん中でじっと立ち止まり…おしっこしてから国立公園の方へと悠然と戻っていった.
トナカイの追っかけが終了したので満足して,朝食.昨日は発見できなかったワッフルメーカーを見つけて製造にトライ.普段私はベリー系の果物は食べないことが多いのだが,やはり土地の名物は食べるべき,とソースはベリーにしてみた.その後は部屋でゆっくりとシャワーを浴びたり荷物のパッキングをしたりして過ごし,早めの昼食(残り物食料)を食べてから12時にチェックアウト.エアポートバスがすぐに来たのでわさわさと乗り込み,25分ほどで空港へ.車窓をひたすら眺めてトナカイ探し.何頭か目撃した.
空港は時ならぬ中国人の団体旅行者で占拠されていた.反日教育が徹底していると聞いて反中国意識が一時的に高まっているので,緊張のひととき.…と思ったら話している言語が何となく違う.韓国語とも違うニダ.そしてご夫君が「なんだかすごくよく知ってる言葉がたまに出てくる」という.タイの団体旅行客でした.一体どこにいたのだろうか.サーリセルカではなかったと思うので,イナリだろうか.そしてやっぱり「自由席」なので今度は早めに列に並んで前の方の2列シートをゲット.
日曜日に滞在にしてしまったのでイナリ湖に行けなかったこと.田舎は公共交通機関が少ないのでやはりレンタカーにした方がよかったように思う.イヴァロの空港にハーツその他のオフィスはあったので,さくっと借りて縦横無尽に走り回るのがベターだろう.次の機会はそうするべし.でも次の機会にはもっと北に,具体的にはノルウェーのノールカップに行きたい.
なお今回の滞在では日本人にほとんど会わなかったが,冬は日本人だらけらしい.何でもオーロラを見にツアーを組んでやってくるのは(例:日本旅行・平田氏)日本人くらいのものらしい.なぜだろう.
1時間半程度のフライトでヘルシンキに到着.24度と結構暖かい.そしてまぶしい.どうしてこう太陽が眩しいのかヨーロッパ.空港からはバスで中央駅まで40分弱だった.空港の周りには郊外型のスーパーマーケットがたくさんあった.中央駅から宿泊するホテル・カンプまで荷物を引きずって10分弱の距離だった.繁華街のど真ん中の,多分ヘルシンキ大学までも近い距離にあるところ.アサインされた部屋は8階で,今回の旅行の中では一番豪華っぽい,重厚なヨーロピアンスタイルの内装だ.洗面所も2ボウルあるし,バスとシャワーブースは別になっている.インターネットは24時間20ユーロで,ロンドンのホテルのほぼ半額.1泊は200ユーロ.やすーい!(ただしこれはSPG-JALの50%オフプロモーション価格.とはいえロンドンのインターコンチもPriority Clubのレートではある) いろんな意味で,快適,快適.
夕方はホテルの近所を散歩.歩いて3分ほどでヘルシンキ大学.大学内は食肉科学の学会をやっているらしく,ポスター会場があったり,Elsevirの学会誌見本コーナーがそのまんま放置されていたりしていたが,全体的には夏休みということでとても静か.すぐ隣が大聖堂で,白亜の美しい建物だが,中身はプロテスタントなので至極あっさり.全景をカメラにおさめていたら,隣でビデオを回していた外国人(フィンランド人でも日本人でもない)が「これは何ですか」と尋ねてきた.君,何も知らずにビデオを回していたのかね.Cathedralですよ,と教えてあげた.
そしてトラムが行き交う通りを渡るとすぐに港.シリヤラインの巨大な船が何隻も停泊している.ちょうど観光船が出航時刻だったので,これは乗るべし!とさっさとチケットを買って乗り込んだ.かなり船好きな私は,この手の観光船にはどんどん乗ってしまうのだ.1時間半でぐるりとヘルシンキ沖…というのはおかしいな,湾内をぐるっと巡るツアーである.いくつもの島が点在している湾内だが,水際にはカラフルにペイントされた別荘+サウナのセットがある.サウナに入った人々はそのまま海にドボン…と飛び込むそうだ.それを聞いて目を輝かせたのはご夫君で,いつどのサウナからドボンと来るだろうかと目をランランと輝かせて観察.しかし,煙突から煙が出ている=使用中のサウナがそもそも少なく,残念ながら飛び込む現場を見ることはできなかった.子供が何人か裸で水浴びしてしてはいたけどね.1時間半かけて遊覧終了.ちょっと寒かったけど楽しかった.
いかにも東京の人っぽい発想だなあと思いました.いや,改めて錯誤と言われなくても私たちには日常そのものの行為なので…
破綻→業務停止になりそうな雰囲気.私の入っている学会でまだ事務センターに業務委託をしていたところは… GDは事務局は移管しているが学会誌バックナンバー取り扱いが移動していない.他はよくわからない学会もあるんだが,多分,ないのかな?
6時前.今日は比較的天気がよいらしい.部屋は東南向きなので,眩しい日の光が窓からいっぱいに射し込んでくる.
お部屋で朝食の後は,写真のアップロード作業.サーリセルカ編,ヘルシンキ編前半も完成した.
9時過ぎにホテルを出ると,ピーカンの青空.日陰は涼しいが,日なたはまぶしくて暑いくらい.街行く人は半袖が多い.まずシベリウス公園に行こうということで,わざわざ中央駅まで行って24時間チケットを買って,改めてバス乗り場に行って路線バスに乗り込む.バスの運ちゃん,目つき悪い.10分ほど乗って海際の公園に到着…というのはちょっと嘘で,どこが公園か分からなくて適当に降りたら,バス停2つ分くらい手前だった.公園の裏から入っていくと,向こうから来たおばあさんが話しかけてくる.アザミのような植物と,蓮みたいな植物の葉っぱを交互に指して何か言っているのだが,何せフィンランド語(推定)なので全然意味が分からない.仕方ないので「Kiitos」と言ってみました.
シベリウス公園は単にシベリウスとパイプオルガンのモニュメントがある公園.それだけと言えばそれだけ.観光客がバスを仕立ててたくさん来ていた.しばらく休憩してからまた引き返すバスに乗って中央駅付近まで戻る.
中央駅のそばに中央郵便局があって,ムーミンのはがきや切手などを売っていたので,ちょこちょことおみやげを購入.郵便博物館はガイドブックによれば無料なのに行ってみたら4ユーロもしたのでパス.しかし,何でもかんでもあっという間に数千円のオーダーになるのは何とかならないものだろうか.ならないね.
11時半を過ぎてお腹が空いたので,昨日通りがかりに感じが良さそうだった,公園沿いにある(そしてホテルの斜向かいでもある)フィンランド料理店「Kappeli」に向かった.A老師によればお薦めはラップランド料理の「Lappi」だったらしいのだが,まあよかろう.この店は帝政ロシア時代に建てられたらしく,なかなか重厚な雰囲気ながらも,セルフサービスのカフェやバーも併設していて気取りのないところだ.メニューはよくわからないので,安直にコースを頼む.シベリウス・コースと,なんたら(偉い人の名前)コース.前菜+メイン+デザートで,ランチにはちょうどいいくらいのポーションだった.味に全然期待していなかったことも功を奏したか,なかなかおいしかった.比較的都会的なアレンジなんだと思う.私の食べたメインはGooseのローストにベリーのソースをかけたもの.ご夫君はperch=スズキのムニエルにグリーンのソースをかけたもの.付け合わせはポテトが主流らしい.おいしかったよ,おいしかったけど二人でランチに85ユーロでおいしくなかったら悲劇だよねえ.
というわけでこの旅行おそらく最初で最後の「普通のレストランで食事」が終了.自炊にかなり味をしめたので,今後食べ物に期待できない地域に出かけるときはこの方法を多用することになると思われる.
お腹も満足したので港のマーケットをぶらつきながらロシア正教会(ウスペンスキー寺院)に行き,再び天気がとてもよくて青空に映えている大聖堂を眺めながらホテルに帰還.
1時間ほど休憩を取って再び外出.今度は今回の旅行で初めてのまともな買い物タイムである.ホテルのそばにほとんど行きたいショップが建ち並んでいるから便利.まずはMarimekkoへ.ここは元々は服飾のブランドだが,バッグや食器,文具系のものも売っている.ビビッドな色が印象的だ.自分用&おみやげに数点購入.次にAarikkaで小物をいくつか.とてもかわいらしいデザインのものが多いので,買う手が止まらなくなりそうなのを抑えるのに苦労する(w この辺りがフィンランドブランドの定番だろう.
次にデパートStockmanの地階にあるCDショップに行き,シベリウスのCDを2枚購入.欧州に出かけてその地の出身である作曲家のCDを買うのはもはや私にとって定番と化している.CDショップの隣は携帯ショップで,NOKIAを中心にいくつかのブランドの電話が売られていた.こちらの携帯は,圧倒的に形のスタイリッシュさを優先させた感じ.着メロ文化はいつまで経ってもまったく根付かないようだが(メロディ的なものはあるにはあるが,和音はない),持っていてカッコイものはたくさんあってうらやましい.日本だとせいぜいauのキューブ型のやつくらいだもんな.
そして別のデパートSokosの地階にあるスーパーへ行って食料品を仕入れる.野菜はたいてい量り売りで,自分で計量してシールを貼るタイプ.案外加工食品が安い.適当に魚のミートボール(…というのかな)と,そこらのマーケットでも目についたさやえんどうを買ってみた.後はビールとか水とか,そんな感じ.
いろいろと袋をぶら下げて,ホテルに帰還.今日は本当によく晴れて気持ちよい日和で,ホテルのそばの公園にも多くの人が出て日光浴をしている.暗く長い冬の分,今のうちにいっぺんに光合成しておけよ,って感じだ.
早速購入したシベリウスのCDを聴きながらなごむ.PCにつなぐDVDプレーヤーを持ってきていると何かと便利だ.ご夫君はせっせと夕食の準備をしている.ありがとう.
ヘルシンキ市内をうろうろしていて思うこと.アジア人旅行者はたくさんいるのだが,日本人は少ない.日本人にとってフィンランドは冬来るところなのかもしれない.
スーパーやキオスクなど至るところにスロットマシンがあって,多くの人々が買い物の途中に楽しんでいる.若い入れ墨をした兄ちゃんなど典型的だが,買い物袋抱えたおばさんがやおら始めたりもしている.調べてみると,どうやら公営ギャンブルの一環で,その売り上げは社会福祉事業に使われたりなんかもしているらしい.なるほどー.
そして当然街に溢れているのはフィンランド語.英独仏あるいは他の北欧系言語と比べても,組成が全然違う.完膚無きまでに分からない.何を意味しているのか類推することすら不可能な欧州言語もなかなかない.フィンランド語の歴史について記したウェブサイトを読むと,その特徴がよく分かる.
街で話す人は「よー」「よー」と言いまくっている.Jooはイエスの意味で軽い相づちのようだ.そして店に入ると「ヘイ!」と声をかけられるので誰何されているのかと思うがさにあらず,単に「Hello」なのであった.
昨日はまた眠くて眠くて21時半に寝てしまった.ぐがー.そして5時半起床.昇ったばかりの朝日が美しい.今日も快晴だ.…と思ったがちょっと黒い雲が出てきて暗くなってきた.あらら.
今日は14時過ぎのフライトなので,11時頃までホテル周辺でのんびりしてから空港に向かう予定.その後はロンドン経由で成田〜伊丹へ.
さっきから繰り返し,奈良で土砂崩れがあったが死者やけが人はなかった,というニュースを流しているのだが,これはこないだの台風での大台ヶ原辺りの話だろうか.確か私たちが成田にいた時も似たような映像が流れていたが,なぜ今頃?
荷造り完了後,朝のヘルシンキ市街を港までぶらつく.市場や屋台をうろうろする.フィンランド産のキャビアがあるという話だったのだが,市場でキャビアを売っていた店は1軒だけでしかも「RUSSIA」と書いてあったのでパス(ちなみに39ユーロ).レッドキャビアと称してイクラは売られていた.屋台は野菜が中心で,特に昨日食べたサヤエンドウが山盛り山積み.タマネギのにおいが充満していて臭い.端っこの方にはおみやげ系のものの屋台も出ていたのだが,ハンドメイドの…あれはなんていうのだろう,とにかく釉薬をかけて焼く系の器や壁掛けの店が出ていた.女性が店主で本人が作ったという.かわいい犬の壁掛けと黒地に線画で牛模様のカフェオレボウルを購入.後者は飯椀にするつもりだ.
名残惜しいがフィンランドを離れる時間になった.ホテル・カンプは居心地がよくてとても気に入った.しかも税サ込で2泊400ユーロなんて,安い.安すぎる! よって,来年からは夏休みの1ヶ月くらいここに長期滞在したい.したい,したいよう.
11時にホテルをチェックアウトして,荷物をガラガラ引きずって中央駅そばのバスターミナルまで歩き,ちょうど来ていたエアポートバスに乗車.2日前は40分かかった道を25分ほどで空港に到着した.国際線ターミナルは,ヒースローのそれとは違って,昼前でも閑散としていた.一般客よりむしろ目についたのは Finland Deployment Force の面々.これってどこに所属する軍人になるんだろう? チェックイン,手荷物検査を経てターミナル内へ.軽く昼食をとってから,免税店をうろうろ.2日前にさんざん探索したところだったが,ヘルシンキ市内でいろんな店を見た後で眺めるとまた感じが違うものだ.とは言ってももう買いたいものはそうあるわけではないので,ご夫君がコーヒーの粉(街中でやたらと見かけたRobert's Coffeeというのを試してみることにしたのだ)買ったりしたのみ.免税スタンプはイギリスを出るときに押してもらうことを確認して,パスポートコントロールでは今度は何も質問されることもなく(出国の時はそんなものだ),搭乗口へ.イギリスはシェンゲン条約に加盟していないので,EU外の諸国(旧ソ連邦系の国や,日本,アジア,アメリカなど)へのフライトと同居となる.どうやらサンクトペテルスブルグから来たらしい日本のツアー客がいたが,彼らはさてどこへ乗り継ぐのだろうか.
ヒースローには定刻よりやや早く到着.着陸直前はロンドン市街の真上を通ったので,ちょっとした観光気分が味わえてラッキーだった(逆方向からの着陸でもウィンザー城とか見えて楽しいのだが).タミ1はオリンピック・エアーのカウンターに長い行列ができていたりして,やはりアテネに向かう人は多そうだ.タミ1からタミ3へは,バスに乗せられて移動.免税書類にスタンプを押してもらうCustum Officeは固く固く鍵が閉まっていて「電話で係員を呼べ」とか言われる.しかし内線電話があるわけでもなし,携帯で呼んだっていいんだろうけど,たかだか2000円程度のことでまあいいか,とあきらめる.多分欧州連合もそれを狙ってるんだと思う.高いんだよ,税金.
タミ3のJALカウンターはYとそれ以外が分かれていなくて行列していたが,ラウンジでチェックインできることが分かったのでそのまま移動.前回ヒースローではあんなに探してもよく分からなかったラウンジは,今度はすぐ見つかった.つまりあまり遠くに行きすぎないうちに探せばよかったのだな.インターネットのホットスポットは1時間5ポンド,3時間10ポンド.ご夫君が後者にしなさいというのでそうしてみました.
3時間ほど暇なので,1時間ほどラウンジで過ごしてから免税店に行こうかと思って外に出たら,不可逆だったorz まあそれならそれでいいのだが,傍目から見て分かるくらいご夫君ががっかりしていた.買い物がしたいわけではなく,退屈しのぎがないかららしい.かくしてビールを飲みまくる彼であった.
ソファに座っていると,時間があっても原稿書いたりする気になれない.ビジネスコーナーがあるのも気づかなかったし(大体私は視線上方にあるサインは見逃してしまう).いろいろ酒が揃っているので,M君なら泥酔しちゃうかも.どうせ搭乗したらすぐ食べさせられ飲まされるのだから「ですかい」シリーズ制覇とかしても空しいし.
さっきKIX行きのフライトの搭乗案内があったので,あと1時間弱の我慢だ.次のアクセスは約半日後の成田ラウンジの予定.
旅の途中にリアルタイムでウェブ日記を更新する人ってあんまりいないいような気がするな.これほど書く事柄と暇のある時もないような気がするんだけど.不思議だ.
使用機材の到着遅れで,搭乗は少々遅延.ラウンジから32番ゲートはかなり遠かった.結局,離陸渋滞もあってフライトは1時間遅れだったが,機長氏(後で分かったことだが合コン仲間小川キャプテンらのお友達だった由)の説明によれば上空でなんとか取り返すらしかった.今回の機材は行きと異なり747で,Fもある仕様.FとCとの間はカーテンで仕切られた上で「入ってくるな!」というプレートまで掛けられて,とっても越えられない壁な気分である.この便も少なくともCはかなり埋まっていた.Fに乗ったのは,ラウンジにいた音楽評論家風情(黒のノーカラーシャツに黒ジャケット,髪の毛は総髪風になでつけている.ちなみに「University of Tokyo」というわかりやすすぎるロゴの入った手提げカバンを持ち,お付きらしいおじさん(このひとはCだった)に「会長」と呼ばれていた)の夫婦など数名.まあもともと数名しか座れないのだから当然か.FAは男性&ベテラン女性が多かった.エンタテインメントシステムがMAGIC Iでちょっと使いでが悪かった.その他は行きと特に変わりなし.しかしJENのクラシックチャネルのNR熊本マリには未だに慣れない.っていうかいつまで経っても下手ではないか.プリーズカムバック黒田恭一氏.
行きに途中で寝てしまったスタスキー&ハッチを見ながら夕食を食べた後,睡眠.いつものことで帰りはよく眠れる.シベリア上空を半分くらい通過したところまで寝ることができた.その後は雑誌を読み尽くしたり,音楽を聴いたりで時間をつぶす.ご夫君は安定剤を飲んで寝ていたようで,さすが出張慣れしておられると感心した.すごくよく効いたらしく,ほっぺたを殴っても鼻を握りつぶしても起きませんでした.
この便のフライトマップは,行きと異なり,英語と日本語表示しかなかった.日本の地名の中で「Zaozan」というのがあって,一体このザオザンという日本ではないような地名は何だろうかと思っていたが,どうやら蔵王山ということだったらしい.札幌・蔵王山・東京・大阪・佐賀・鹿児島と,地名の選び方が(素人にとっては)意味不明である.猪苗代湖と磐梯山系がきれいに見えた.ロンドンも北欧もとてものっぺりした眼下の景色だったので,日本に帰ってくると改めて山国なんだなあと思う.そしてゴルフ場が多いぞ.
成田には定刻に到着.今日は危惧していたほど暑くない様子.
それにしてもロンドンだろうが成田だろうが,ラウンジ内で携帯で,しかも声を落とす配慮もせず話すおバカ様は排除してほしい.
LOギリギリのかつくらに滑り込んでトンカツエネルギーを補給した後で帰宅.お疲れさまでした…というのは避暑旅行には似合わないな.
というわけで,7時に起きて8時に出勤し,9時過ぎに大学到着.大学は夏休みだしと思ったが免許試験場は今こそかき入れ時で,バスはめちゃくちゃ行列してた.鬱.実は今日はご夫君がその方面に用事があったので,途中まで一緒だった.
長らく大学でメイルを受信していなかったので,Spam自動判定削除ツールを使っていてもかなりの割合で判定ミスが生じる.いちいちチェックしていると,Spamに振り分けられたものの中に再査読依頼を発見.旅先でも同様のツールを使っていた(ちなみに昨夜自宅でも使った)のだが,その時はそのままSpamとして捨ててしまっていたようだ.危ない危ない.しかも〆切が23日までとか書いてあるし.はやっ!
ヨーロッパの日射しは本当に眩しい.湿度は低いので温度が高くても体感温度は(相対的には)それほど暑くないのだが,とにかく眩しくて日中はサングラスなしでは前を見て歩くのが困難なくらいだ.サングラスなど持っていない私はまいっちんぐ(死語)である.なぜこんなに眩しいのかについて「ヨーロッパ 太陽 まぶしい」で検索するとこのような解釈があった.
ヨーロッパは緯度が高くて太陽を見上げる角度が小さいために、太陽の光が直接目に飛び込んで来る割合が高いのだということなのである。そのため太陽の光を非常にまぶしく感じるのだとのこと。なるほど、そう考えてみると日本では、特に夏だったら太陽の位置は高いので、まぶしいというよりも暑い方が先に来るわけだ。
なるほどー(と言ってみたものの,実はよく分かっていない).
10〜18日は大学事務が休業中である.某T大のように「誰も入れない」わけではないが,いろんなところが閉まっている.バス停前の門以外には鍵がかかっているし,メイルボックスのある部屋も閉まっている(まあセキュリティを考えれば当然か).ローソンに行きたいと思って外に出たのだが,ローソンの真正面にある門(これが正門)は閉まっていたので,イヤになって戻ってきた.もちろん学内売店は閉まっている.食料飲料はあらかじめ買って持ち込めということだな.エアコンが切れてしまう大学もあるそうだが,そんなことはないらしい.
あ,来客用駐車場が空いているかどうか確かめるのを忘れた.
調べてみたところ,フィンランド航空は国内線すべてが自由席だそうだ.
何を今更(んなこと今までしてなかったとは誰一人として信じない)というようなとってつけたような「事件」を自分たちで公表して一斉辞任,というのはどういう意味なんだろうな.単にプロ野球に嫌気がさしただけとも思えないし,今わざわざこういう「慣習」を表沙汰にする意味は.
実況を聞いていると「谷選手」「谷選手」と男女区別なく言うので難しい.女選手は柔道をやっているときは当然のことながらすごくいいんだよなあ.さすがって感じなんだよなあ.
野村選手は引退してサンフランシスコに行っている間,著名な文化心理学者David Matsumotoさんのところにいたそうです.ちなみにDavidも柔道の公式審判員の資格を持っていて,お嬢さんは世界柔道にも出場するような柔道の猛者であります.
寝過ぎで体が痛くなるくらい寝てしまった.やっぱり時差ボケは不可避らしい.
いやはや,ドメ打て〜とか言っちゃうとか,高橋由伸がホームインするので拍手するなんて,今だけですわ.どー見てもこの球場,滑走路のど真ん中って感じだよなあ,と思ったらやはり空港の再利用だそうだ.
横沢選手は準決勝の残り1秒の投げには感動!したのに決勝では押さえ込まれて残念!
内柴選手の抱きつきには感動!というかやや笑! アテネ五輪公式サイト(ちなみに少なくとも本日はぐぐるのロゴを押すと最初に出てきます)に行くと,試合結果速報などももちろん充実しているが,公式プレス用のインタビューコメントが出ている.美人の通訳ちゃんが訳したであろう内柴選手のコメントは→"I cannot believe this. It was still not my best day, in June my baby was born, this was my best day. Today is my second best day."
男子体操を見たいんだが,日本選手はメダルが結構狙えそうなのにも関わらず,予選はダイジェスト放送しかなかった(リアルタイム放送はあまりにも夜だったので寝ていた).しかも日本選手の競技しかやらない.女子は…なんだか直視してはいけないような絵が続いたので5分と見ていられなかった.昔あんなにエロかったでしたっけ?
今日から生活を通常モードに戻すため,強引に12時にテレビを消して寝た.ご夫君は何度か起きていたようだが,ここで起きては元も子もないと頑張って寝た.そしたら,体操男子団体金メダルとフジモンのHRという,そう何度も見られない(前者はモントリオール五輪で見たのだと思うがほとんど記憶なし)貴重なシーンを見逃した orz
フジモンは去年の後半からあのバッティングができるようになって伸びたよね.なんで二岡じゃないんだとか何とか,なんだか代表チームの「ごまめ」扱いだったけれど,これで少しは変わるんじゃないだろうか.
オーストラリアチームではジェフがちょっとだけ投げたようだ.阪神はアンドとフジモン「しか」出してないとよく言われるが,押さえの大黒柱のジェフを出していることをお忘れにならないでいただきたい(なお,台湾代表に林も出しているので,代表選手は合計4人).
休暇明けは授業準備あたりのマイルドな仕事から始めてみる.後期の「現代の社会II」は少人数授業を想定して,メディア・リテラシー系のワークショップ的な内容を構想していたのだが,どうやら受講者はそう減らなさそうなので,改めて仕切り直し.メディア・コミュニケーション系の概論になりそうだ.レクチャー一辺倒の講義はあまり好きじゃないのだが,受講生がン百人とかになるとそうも言っていられない.数に任せてまたちょっとデータなど取ってみたいところ.
専修大学ネットワーク情報学部三年次演習科目「プロジェクトI」のみなさんが実施しているアンケート調査です.2004/9/4までの実施だそうです.
男子体操は11時からのBS再放送をしっかり録画.この張りつめた空気を夜明けに味わったらそりゃあ興奮して寝付けまい.13時過ぎからの地上は再放送はハイビジョン中継の方の実況+解説だったのでちとバージョンが違うが,放映している中身はBS再放送より詳しそうだった.と言ってもこちらは仕事しながら音声だけ聴いたのであるが.
しかしやはりNHKスポーツアナは基本が違うのだろうか.民放アナの民度の低さと比べると.
それ以外にも民放はCMの多さ,一区切りするたびにスタジオに戻ってわけのわからないトーク等々と,観戦する楽しみを削ぐことこの上ない.テレビというメディアは着々と制作者ら自身の手によって破滅に向かっている,そんな感覚が強まる作りだ.それともこれが「大衆」に受ける手法だとでもいうのだろうか? …と,説教好きな中年親父か日刊ゲンダイのようなことを言ってみる.
いやだから,基本的にはBS見てるんですが,寝室のテレビにはBSチューナーがついていないんですよ.意志的に寝るためには寝室にこもらないとね.
夕方は長い間雷が轟き,また強い雨が降った.ちょうどご夫君の帰宅は一番激しい雨の時と重なり,気の毒にもびしょ濡れになっていた.
その後一度だけだが近所に激しい落雷があって瞬停が.サーバにつないだUPSが初めてその役割を果たしたかもしれない(少なくともピーというブザーは鳴った)瞬間だった.
日本チームの前半日程における好調ぶり.昨日の柔道も圧勝で金メダルだわ,今朝も起きてみたら野球はキューバに勝ってるわ,すずダンナは銀だわで,きっとまた徹夜組を量産したに違いない.
今回は(もちろん今回に限ったことではないが)球技が全体的に不振だ.出場している種目が多いから目立つだけかもしれないが,女子ソフトなんて前評判と比較するともう目を覆うばかり.まあ私は彼女らの普段の「強さ」を知るものさしを持ち合わせぬので,単に実力として弱かっただけなのかもしれない.女子バレーはメディア(テレビと広告代理店)がバカ丸出しに煽動しているだけで普通に弱いのでこんなもんだ.その点で野球がコテンパンにやられていないのは精神衛生上よい.
フジモン確変中!
この間柔道会場の通訳がやたらかわいいということを書いたのだが,アサヒコムにこんな記事(誤訳頻発、内柴や姚明の言葉が「引退宣言」に変わる)が.確かにIOCのサイトを見ると引退宣言みたくなっている(後日修正の可能性あり).これもかわい子ちゃんが訳したのか??
学会事務センター,正式に破産のようだ(ヨミウリ・オンライン記事).しかも債権回収はほぼ不可能の見込みとか.会費運用をセンターに任せっきりにしていた学会は青くなるどころの騒ぎではないだろう.たとえば何かと話題らしいという噂のこことか.下手すると今年の年次総会はできないということになるのかも.
野球オーストラリア戦でジェフが出てきて好投すること.たとえば先発完封とか.んなわけないか.(20:50追記)せいぜいロングリリーフでばっちり抑えられるくらいだよな.
それより自国のピッチャーのことを心配すべきだった orz
ええと,なんかテレビつけたら野球やってて,オ−日ってなってるんですが,オリックス対日本ハムですか? ゴールデンタイムにパリーグの試合の全国放送なんて,珍しい.
またしても金銀とめでたい結果を見届けて,私は寝るとしよう.ご夫君は今から居間で(私が寝室はやめてくれと言ったから)寝て,北島で起きて,寝て,体操男子個人総合で起きて,また寝て,出勤するそうだ.朝起きたらorzじゃないといいですね.しかも体操はCXの独占中継(BS1もやらない)なんですぞ.悲しいことに.
結局ギリシャバレーチームの水着に魅入られてあんまり早く寝られなかった.あれ,下着つけてないよね多分.
しかし6時に起きて督促仕事を片づける.週明けまでの〆切がいきなり昨日メイルで「督促」されて「できれば20日までに」とか言われるのはちょっと当惑する.もちろん急ぐ事情そのものは理解できるが,督促される覚えはないぞと.
とか言ってえらそうだが,実は13日以来この仕事のことを失念していたので,リマインダにはなったのである.
朝は東からの強烈な日射しが入り込むため,書斎は暑い.
旅行のおみやげを渡し&植物さんを引き取りに実家へ.出かけたときは「ちょっと強い風」だったのが到着後まもなく「強い風」に変化.これから西に向かうのになんてこった.
阪神高速を西に向かうと,西宮入口からまもなく渋滞.しかも「脇見」だという.多くの場合(例外:淀川花火大会とか)こういう時は対向車線で事故である.事故車線でなかったことを喜ぶべきなのだろうし,事故なのだから楽しんではいけないが,「脇見」するべき要素がこの先にあると教示されると,なんとなくわくわくしてしまう.わくわく,わくわくしながら1時間ほど我慢してようやく「脇見」発生地点付近へ.…しかし,もう何の「脇見」の要素もなかったのだった.
残念!
大学に着いたらものすんごい風だった.横風注意なんてもんじゃなかった.
BSJは学会事務センターだったのね.なんたること.いや,私は会員じゃないですが,大変だろうなあと.会員はせいぜい学会費3年分改めて納めろと言われる(そしてプンプン怒る)くらいでしょうが,上層部はいろいろあるでしょうから.
盲点だった!蛇は学会事務センターだったか!!ど,どうするんだろう.学会誌の印刷は国際文献印刷社でやっていたので,気がつかなかった…
日本テレビ&空気読めない明石家さんま*キャスター*なのかも.こないだも柔道負け負けの日だった.
さんま氏は決して嫌いなお笑い芸人ではないんだが,こういう「真剣勝負を存分に楽しみたい」時に彼の戯れ言は完全にノイズである.セレブ・ノリカの人形ぶりのようなキャスターぶりもバカっぽいが,それでもノイズというよりは無意味くらいのレベルではないか.
阿武の決勝を前にして,2ch「五輪実況(男)」板では,井上康生国賊説が跋扈…しているわけもなく(この辺り2chは実に素直というか健全だと思う),アーチェリーの山本先生の応援で盛り上がっている.おそらく井上が決勝に残っていれば決してなかっただろう盛り上がりだ.アーチェリーは当然テレビ中継などないので,実況サイトが頼りだ.準決勝は正規の試射は同点だったのでタイブレーク.当然アーチェリーのルールを知っている者はほとんどいないので(いたらいたで神扱いだろうが),いきなり1試射目で山本先生が10点,相手が9点で終了したので面食らっていた.つまりゴールデンショット?方式だったらしい.
地味だけど山本先生のメダルも確定! と言ってたら放映するものがなくて「さんまの爆笑トーク」などという醜態をさらしていた日テレが上記試合VTRを放映し,いきなり疫病神から真の神に昇格していた(w
しかし結局決勝を,阿武の決勝が終わってからNHKがVTRでつっこんだのだが,放映が始まった途端に速報で「銀メダル」というニュースが… そのタイミングはひどくないか?
本日は日帰り東京出張で,普段あまりやることのない営業活動.
オリンピックですっかり生活リズムを乱しているので,6時に起きてもやや重い気分だ.よろしくない.7時10分の空港バスで伊丹に行って8:30のフライト.東北地方への便は軒並みディレイ&出発しても引き返すかもしれない条件つきになっていた.台風が東京に進路を取っていなくて今回ばかりはよかった.嵐を呼ぶ女ではないらしい.
昨日チケットレスをしたら,クラスJの最前列通路側が取れた(多分直前開放;数日前までは指定できなかった)ので,わーい広いぞと喜んでいたら,ドアが閉まる直前にFAに丁重に案内された男性が通路を挟んで隣の隣(つまり最前列右方窓際)に座った.その時は何とも思わなかったのだが,しばらくして何の気なしに視線を送ると「塩川正十郎」氏であった.道理でFAたちが至れり尽くせりなはずである.しかしまあテレビのイメージ通りの恬淡とした雰囲気の人で,ご高齢にはとても見えないピシッとした姿勢と若々しい雰囲気をもっていた.政治家な人や大企業の社長などは,得てしてギラギラしすぎていて近寄りがたいものだが,塩爺くらいになって初めていいくらいに枯れてくるのかもしれない.周囲に秘書などは乗っていないようで,着陸後飛行機がスポットに着いて停止するやいなや,すっくと立って出口に向かわれた.ベルトサインは消えてないですなんて言うのは野暮な感じ.どうせ一番最初に出すんだから,お迎え&先頭に誘導&他の客を待たせるというような手続きじゃない方が,こちらとしても楽だ.きっとゲートにお迎え東京秘書などおられたのであろう.
私はもちろんお迎えなどいないので,ああICOCA持ってくればよかったと思いつつモノレールに乗り,浜松町で大江戸線に乗り換えて六本木へ.BSさんとOKDさんとの待ち合わせは日比谷線六本木駅出口前のスタバである.大江戸線のホームで電話したら「ちょっと遠いけど頑張ってね〜」とのことなので,どれくらい遠いのかと思っていたら,
むちゃくちゃ遠かった
です.空間定位のできないことにかけては自信があるので,間違った道を進んでいるのではないかと思いながら10分歩くのはつらい.阪急梅田から地下鉄西梅田くらい遠いような気がする(そこまでではない?).しかも「到着地の気温は摂氏33度」なんて事前情報を仕入れていてたいがいげんなりしているのに,同じ名前の駅間移動に地上を通らされるし(通らない方法があるのだろうか).でも,結局多分かなり正しい道をたどって,現地に到着して,2氏と合流.コーヒーフラペチーノ飲んで一息つく.ここのスタバはカップなどを捨てるときすべて分別させられたが,OKDさんによると「中は一緒みたい」ということなので,これは「私は分別している意識」を高めるための方策なのかと考える.
で,スタバから地上に上がって本日の営業先へ.しかし大変ものものしい警備で,オフィスフロアに立ち入るエレベータに乗るためには,セキュリティを通らなければならない.セキュリティでBSさんが目的地と氏名を告げるが,担当男性は端末を叩いた挙げ句「登録がないのでお通しできない.約束しているなら相手に迎えに来てもらえ」とのたまう.じゃあ相手の会社と名前を告げて内線で呼び出してくれというと,それはできないという.では会社の電話番号を教えろというと,それもできないという.いやはや国家の中枢組織に来たかのような厳重ぶりである.
仕方がないので一旦引き下がって,PCつけてメイルログを漁って相手のメールを探し出す.1通だけ電話番号つきの署名があったのでその番号にかける.しかし「この電話は現在使われておりません」メッセージが空しく流れるだけだ.050から始まる番号なんて聞き覚えないから,きっと普通の電話からはかからないのだということは推測できたが,現時点では連絡できないとどうしようもないので困るのだ.
ここで普段の私ならぶち切れるところだが,今日は先にOKDさんがぶち切れかけてくださったので,逆に私は冷静に(w BSさんがもう一度セキュリティに掛け合ってくれて,代表番号を何とかゲット.電話に出た受付嬢に
「11時から++様とお約束しておりますあさりんちゃんですが,登録がないと言われて入れません」
と訴えると,にこやかに彼女がおっしゃるには
「それはきっと++が登録を忘れたものと思いますので,もう一度お名前をお願いできますか?」
とのこと.にこやかにあっさりおっしゃるところが素晴らしい.ニュートラルなコメントであることを付記しておいて,感想は「企業風土があらわれているなあ」
で,なんとか炭疽菌入場パスを持ってオフィスフロアに侵入することに成功.さっきの受付嬢に来意を告げると,今度は「すみません」と言ってくださった.企業風(ry
ミーティングルームに案内されて,しばし待つ.事前に「担当者一人しか来なかったら目がないかなー」とか言っていたのだが,ミーティングルームが小さいので「こりゃたくさんは入れない部屋だね.見込みないかもね」なんて気分もしてくる.しかしまあ,妙な緊張をしないというか,肩の力が抜けたという気もする.ここダメだったらおみやげ(いろいろ論文)を取り返して他のところにいこうねー,なんて言っているうちに担当者がこられた.
まあ営業の中身は日記では省略するとして,経緯的にめっちゃとんがった雰囲気で推移させてしまったらどうしよー(例えばOKD武器弾薬庫が暴発するとか,八紘一宇主義の私が大演説をぶつとか)と危惧していたのだが,随分関心をもってくださったようで,途中からはかなり互いに熱心なやりとりがおこなわれたのであった.ちゃんと準備しておいてよかった(といっても,資料を作ってくださったのはBSさんとOKDさんなのだった.感謝!) 結果論だが,担当者が変な先入観を持たずに白に近い状態で話を聞いてくださったのが,よかったのかもしれない.
ちなみに,なぜセキュリティで事前登録されていなかったかというと,担当者が「来週の月曜日だと思っていた」からだそうだ.ご自身で20日11時と指定されたのですよ,という証拠のメイルログをお見せしようかと思って準備もしていたのが,その機会はなかった.多分,よかったと思う.
さて,また頑張らなくちゃ.
ヒルズのレストランフロアの,スープストック東京というお店に行った.健康志向で悪くない感じだった.おいしかったし.ただし食べている途中で海産物が焦げるにおいと,続けて有機化合物が焦げるにおいがしたのは,ちょっとよくなかった.ま,たまたまだろうけど.
ちなみにやっぱり大阪など,首都圏+成田空港以外には店はないようだ(上記リンクページより;見にくいインタフェース).
14時に解散,空港に直行してラウンジでチャットしながら仕事.途中で向かいのハゲが常置のPCでオリンピック放送を見始めた.しかも,ヘッドフォンをかけずに音を出して.アホですか?っていうか,なぜ注意されないですか? 塩爺ですか?
東京から大阪のフライトで,夏に「ああ,帰ってきたら涼しいなあ」とうれしい気持ちになることなんて珍しい.
ただし帰りの飛行機では,前のハゲ1がFAにやたらとクレイムをつけ.事情はわからぬが「まあ後でおたくの会社にメイルするよ.何度もやってんだよ」とか「私はJGCだから」とか言っているのが尊大でイヤだった.それと私の真ん前のハゲ2が,ベルトサインが消えたらいきなりシートをすごい勢いでmaxに倒したのも不快だった.maxに倒してもいいからゆっくりと操作する気遣いがほしいものだ.びっくりするやん,おまけにちょっと飛行機に酔った.珍しい.uglyな論文を読んでコメントを書いていたせいかもしれない.
ヒルズの入り口でBSさんが「あそこで記念写真撮ってる人がいる」と指さした.見ると確かに中年女性2人がヒルズをバックに写真に収まっている.私は最初「おのぼりさんだな〜」としか思わなかったのだが,BSさんが
ほら,あの事故の場所だよ
とおっしゃった.入れないように周りを囲われた回転ドア….意図してやってたわけじゃないよね,単に入り口だったからだよね,おばさん.
いよいよ柔道最終日.女子78kg超級になると,いきなり選手の活動性が落ちる.一クラス上がっただけ…ではないのだな.考えてみれば.しかし今回の五輪では少し動きが緩慢だとすぐ指導が来るのに慣れていたので,こんな「ゆったりした」動きを見ているとドキドキしてしまう.
プロ野球を除いて他の球技は総倒れに近い.もちろん前評判からさほよくないのだから結果について意外性は低いが,これは長く続く不景気によって企業スポーツの体力が奪われたゆえのことだろうか.柔道や水泳,体操も日本黄金期の後(女子柔道はそもそも歴史が浅いからそういうのはなかったかもしれないが)それなりに長い地道な強化期間を経て再び強くなってきたのだろう.それと同じことを今団体競技はできているのか.バレーは少なくともできていない.女子サッカーもどうだろう.なぜこの二つをやり玉に挙げたかというと,マスコミとメディアのプッシュがうざすぎるから.あいつらには叩かれているくらいがちょうどいいのでは.
なんか勢いで水泳を見ていたら,女子800自で金メダルなんて…200背で銅でもすごいと思ったのに.
しかしなんだかこれが「落日前の最後の輝き」みたいな悪い予感もちらつく.まるで阪神のような(笑 もちろん次の北京五輪は今回よりも絶対何があろうともむちゃくちゃに成績が下がるだろうから,スポーツ界のどうこうというのではなくて,この国の,という意味で.
もちろん個々の試合を見るときは,運動会を楽しみ,選手に声援を送り,勝利を喜んでいます.
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学会のため高松へ.
7時半過ぎに西宮北口を出て,三宮〜新神戸と経由して新幹線に乗車.西ノ宮からJRでつないでも結局新神戸は地下鉄でしか行けないので不便なだけだ.ぶつぶつ.
岡山からはマリンライナーで瀬戸内海を渡る.JR西日本のe5489で席をとるときに,グリーンが安価であったので取ってみたら「1号車1番A席」だった.指定席車両は1号車のみで,普通の指定席は二階建て,後ろの方の番号が下で,若い番号は上の階らしい.入ってみると2番からしかない.そう,1番の4席「だけ」は他と隔絶された本当に先頭(つまり運転席の真後ろ)なのだった.この列車での乗客は私ひとりだけらしい.運転手2名がいちいち指差し呼称確認しながら運転している風景がじっくり観察できる.つまりこれ,マニアのための席じゃん! とはいえ私も「電車でGo!」くらいはやったことがあるので,面白く眺める.でも,ちょっとうるさい.特に駅に停車する前は30分秒くらいチャイムが鳴り続けるのだ.やっぱ,マニア席だ.ちなみに岡山から高松までのグリーン券は950円,普通の指定券だと510円.所要時間は1時間弱.
10時に高松駅に到着.駅から出たところがとても明るく開放的な空間なのがこの駅のいいところだと思う.今日はなぜかそこに大行列が.レジャーに出かけるっぽい,そしてそれほど際だった属性の集中はない人たちがずらりと列をつくっている.なんだなんだ,と思ってタクシーの運ちゃんに尋ねてみると「なにやら野外コンサートがある」らしく,多分駅からバスが出ているからそれに乗るための行列ではないか,ということらしい.野外コンサートと言えば大体夕方から始まるものなのに,この時間からこの大行列とは,よほどすごいアーティストが来るのであろうか.例えば…TUBEとか(古),サザンとか,GLAYとか.後で調べてみよう.→多分これっぽいが,さっぱりわからん.
5分ほどで会場に到着.香川大学はいくつかのキャンパスに分かれているようだが,ここは教育学部があるところ.非常に「地方の国立大学」らしいところだ.午前中はM君が出場するセッションに…出たのだが,彼の発表は終わった後でした.スマン.
午後のセッションは,座長,そしてあにの発表の2ndであった.午前中のセッションでは気がつかなかったのだが,M君によれば無線LANが使えるということで早速接続.さすが情報システム系の学会ということで,ユビキタス環境が整備されているのは素晴らしい.心理系の学会も早くそうなってほしいものだ.もう一人の座長先生がものなれておられたので,私は後半3つについてオーガナイズすればよかったので楽だった.Sophia大学のいかにも初めて発表しますという雰囲気の,ちょっと小林@敵君に似たイケメン(死語)が,いきなりPPTが凍ってしまって気の毒にもぱにくっていた.しかも質問が出ないもんだから私の質問を浴びる羽目になってしまい.あに曰く「あんな真面目な質問しなくてもええのにー,かわいそうにー」という状況に追い込んでしまった.だってだって「被験者はどういう人でしょうか」って聞いたら「周りにいる知り合いとかに頼んで」なんて言うんだもん.自分から私の尻尾を踏んじゃだめだってば.その後のXMLとかUMLとかがどうのこうのという発表とか,スキル学習がなんたらという発表は,別にいいとか悪いとかじゃなく,私の興味と合わないので,受けねらいの質問しか思いつかなくて途方に暮れていたが,フロアから質問が出たので助かった.あにの発表は,まあまあ.でも,まだちょっとデータそのものがやわいので,もう少しがっちりやってから,もうちょっとレベルの高いところを狙いたいところだ.午前のセッションは,質問をたくさんする人がいたので随分場が盛り上がっていたが,こちらのセッションはまあそれなりという感じだった.15時にセッション終了.
セッション終了と共に私の学会もちょっぱやで終了.車で来ていたあにに,M君と共に高松駅まで送ってもらい,15:30に大学時代の同期同ゼミの友人と待ち合わせた.最初は高松駅のそばにあるシンボルタワーの最上階(30F)にあるクイーンアリス(このタワーにあるのはあと中村孝明の店とかで,鉄人好きらしい.わかりやすいシンボルを持ってくるのは地方都市ならではだ)でお茶をしようと思ったのだが,行ってみたら披露宴で貸し切り,仕方がないので全日空ホテルのロビーラウンジでのハイティーに変更.駅の周りの長蛇の列は解消していたが,今度はどぎつい黄色いTシャツを着た若者たちがボキンボキンとうるさかった.誰が巨人テレビなどに金をくれてやるもんかってんだ.
ハイティーしながらおしゃべりを2時間ほど.思えば会うのは彼女の結婚披露宴以来だったので,話ははずんだ.お医者さんと結婚しているのだが,なかなか幸せにやっているようだった.スポーツや芸能のトリビアネタが好きなご夫君らしく,今度は是非一緒におしゃべりしたいものだと思った.
しゃべっているうちにエアコンが効きすぎで底冷えしてきたので,移動.埠頭の方にある赤燈台まで散歩した.ちゃんと遊歩道が整備してあって,おしゃれ風なカフェレストランなどもあり,高松の若者たちのデートスポットらしい.海にはヨットが浮かんでいたり,フェリーが頻繁に行き交っていて,それもまたそんなに飽きない風景だった.往復1キロくらい歩いて,思わぬよい運動になった.
19時24分のマリンライナーに乗って本州へ帰還.今度はふつうの指定席に乗った.どうやらグリーン席は行きに乗った最前列と,指定席の上階部分らしい.な,なぜ上階部分を割り当ててくれなかったのか… ま,面白かったからいいか.
毎日毎日メダルラッシュで,もう大会初日など遠い昔のことのよう.
しかしほんとにこれって去年のタイガース状態じゃん.となると,もうこれから二度とないことと思ってこの日々を楽しまなくては損だということだね!
対してこれで感動した人は負け組(笑
伊藤敦規って,ロス五輪金メダリストだったのね.毎日放送・朝のローカル番組で「アテネ大明神」の象徴として祀られております.
やっぱり今のオランダ代表監督は,ファンバステンですよ.
パソコン通信サービス・ニフティサーブ上で運用され始め,心理学コミュニティの元祖的存在だった「@nifty心理学フォーラム(FPSY)」が来月をもって閉鎖されることになったそうだ.
私が9600bpsを買って初めて入ったパソコン通信サービスがニフティで(当時はASCII-netとPC-VANにも入会したが,この2つはすぐやめた.確かニフティには5年くらい入っていたと思う),中でも最初に覗いたフォーラムがFPSYだった.私は一度たりとも書き込みをしたことがない典型的なROMだった(当時まだ大学院の学生だった私は「大学の先生がこうやってフランクに話し合う場所ってあるんだなあ」と素直に感動しながらも,「でもこれはきっと仲良しさんたちの掛け合いみたいなもんだから,部外者が入り込める雰囲気じゃないな」とも感じていた)のだが,カアラ先生やちはるさん,そして川上パパさんや池田謙一先生のお名前(ハンドルネーム)を知ったのはここである.また,現在に至るまで長くシスオペを務められている黒岩さんとも後年お知り合いになれた.「ネットワーキング・コミュニティ」(東京大学出版会)などCMCに関する「よい」社会心理学的研究の起源となったのも,まさにこのフォーラムである.
ちはるさんが日記に書いておられるように,電子コミュニティが現在の自分を作り上げ,人生を決めているという感覚は私にもあるし(なかったらびっくりだよな),それがなくなったことによる名状しがたい喪失感も,多分共有できていると思う.私にとって,それがFPSYではなく,うにネットだというだけのことだ.
もちろん,これで心理学に関する電子コミュニティが消失してしまうわけではない.黒岩さんも新たな心理学ポータルサイトを構想中とのことだし,FPSYにその起源を持つといっても過言ではない多くのネットワークが,既にさまざまな心理学分野において大きな役割を果たしているのだから.
今日は大学のオープンキャンパスデー(8月初旬に2回やっているので,3回目).私は「心理学科棟ミニツアー」を担当した.学科棟の中を何十人か引き連れて歩くだけだから簡単…かといえばさにあらず,まず最初に学科棟の中の実験室だの準備室だの実習室だのの鍵を全部開けてエアコンかけて換気扇を回す作業をするだけでも,かなり大変.大体なんでも事務がやってくれるうちの大学だが,このミニツアーは学科所轄だから自分たちでやるしかない.ホルムアルデヒド臭がまだまだきつい部屋も残っているので,私は割と耐性がある方だが,それでもしんどい.参加者は2回興行×50名弱で,数組の親子連れもいた.1Fから6Fまで歩いて,最後は6Fの大実習室でプロモーションビデオを見せるという行程.急ぎもせず牛歩もせずで,ちょうど持ち時間40分ぴったりで終了した.えらいぞあさりん,自画自賛.マジックミラーのある行動観察室,砂場のある臨床心理学の実習室などは,やはりアイキャッチーで受けがよい.しかし「それだけじゃないよ」ということを知ってもらわなければならないのである.
終わってやれ疲れたと思いながらもう一人の先生と順々に部屋を閉めて行っていたら「岩手から来たのだがミニツアーに間に合わなかった」という母娘が.岩手と言われると弱い.というわけで追加公演.なかなか意欲の高い人たちだったので話していてこちらも勉強になった.岩手県葛巻町の「森と風のがっこう」という廃校再利用プロジェクトに参加しているそうだ.他にも演劇とか絵とかやっているそうで,情操教育に対する感度の高いお母様だという印象.子どものためにアンテナを張っている親というのは,いいね.
このプロジェクト代表の吉成信夫氏というのは,なかなか興味深い人物のようだ.ウェブで検索すると,いろいろ出てくる.娘さんはSFCだとか.
一応報酬としてお弁当が出る(あ,多分お手当も出る).少なくともお弁当は前任校より豪華であることが分かった.まあ,あの「うお七」のお弁当よりまずいお弁当は,既に食中毒の域しかないとは思うが.
ちょっと久しぶりに大学に行ったら,ツクツクボウシが鳴いていたよ.秋だね.
自分でもあまり自覚がなかったのだが,今回の野球日本代表には割と入れ込んでいたらしく,とてもがっかり.もちろん長嶋ファンなわけはないし,中畑もどうかと思うけど,選手たちの雰囲気が楽しそうで一生懸命そうで好きだったのかなあ.去年の同大シンポ&オフのTV番組のせいでDVD宮本好きになってたし,フジモンはすごく頑張ってたし(アンドは無視!).
しかし抑えられたのがジェフだからややこしい.これが見ず知らずの外国人選手なら「クソーアホバカマヌケー!」と絶叫すればすむのだが,ジェフではそうもいかないし.「ジェフぅ,勘弁してくれよう」って感じになってしまう.
だからがっくりの処理方法がなくて,なおさらがっくり.阪神がサヨナラ勝ちしたことだけが,唯一の慰め.
そろそろ日本のメダル獲得も途切れがちになってきそうで,ご夫君のめちゃくちゃ生活も昨日限り,らしい.
明日未明の男子板飛び込み決勝に出場する寺内健君は,甲子園大学大学院人間文化研究科に在籍中で,私の初ボス白樫三四郎先生のゼミ生です!というわけで先生からも「応援してね♪」メイルが到着.さすがにライブを見るのはつらい午前3時過ぎからのプログラムだが,起きたらメダル,だったらいいな.
1ヶ月ぶりくらいに5時に起きた.暗かった.
白樫先生にメイルを送っておいた.しかしあれかね.陸上や重量挙げでドーピングによる金メダル剥奪が相次いでいるのは「ドーピングしてでもとりあえず勝てば,後でばれて剥奪されてもそれなりに評価される」という仕組みがその国にあるからかね.
今日は7:30のフライトで東京.2泊.
いつものように西宮北口から空港バスに乗って行ったのだが,バス乗り場でチケットを売っているおじさんが,思わずはっとするような朗々とした美声の持ち主だった.昔は東宝ニューフェースだった,ってこたぁないだろうな.
鯖味噌煮,コンビーフ(どっちも食べたことがない)
お昼は,缶詰ではなく,和風ハンバーグと,野菜炒めと,みそ汁と,ごはん.カアラ先生のアドバイスに従い,野菜もたっぷり摂りました.
久しぶりに使った.というか主体的に使うのは初めてだ.なぜならインタフェースが嫌いだから,使いたくなかったのだ.しかし今や背に腹は代えられない.というわけで,我が共著書と首っ引きでなんとかぐりぐり回してみる.相変わらず気持ち悪いが,EQSよりは遙かに動作が安定している.多分EQSならもう3回くらいは黙って落ちてくれていると思う.気持ち悪くても,結果は一応出ているからいいことにする.「そして,待望の[分析の命令を出すアイコン]です」とか書いてある.かわいーい!
モデルがでかいので,Interlinkのウィンドウの中に収まりきらないような気がするのが今の悩み.半分ずつ作って合成すればよいところまできたが,そこまでで飽きて,文章を書く方に移行.ま,そうひどい結果にはならなさそうな気がするわけよ.ほんまかいな.
今夜はこばちとお食事デートの予定.お店を決めるとき,彼女の勤務先でAさんとかHHMさんとか秘書さんとかの英知を結集してくれたそうで,決まったお店は
伊太利亜市場BAR
でした(笑 いや,英知を結集した結果をくさしているわけではなく,私と好みが合いそうな方々なので,他のお薦めの店もまた行ってみようと思うことができてよかったです.でもこばち君,君には確かグルダイの時にこの店の京都店で奢ってやったよねえ(笑
新宿はわからん! とカンニングの太った人みたいに怒ってみたくなった.
今朝のテレビを見ていたら「日本の金メダル獲得数は現在4位!昨日2個獲得したオーストラリアに抜かれました!大会も終盤ですが金メダルの可能性がある競技がまだまだあります!応援しましょう!」などと言っていた.そんな風に煽るから,どんな大会も最後には「ああ,ちょっといまいちだったなあ」感が残るんだぞ.
宿泊は京王プラザホテルサウスタワー.昨夜は中国人ツアー客が大量にチェックインしていた.ちょうどどこかから成田に夜便が着いたところだったのだろう.部屋は28Fのダブルで,ロンドンで泊まったインターコンチより一回り広いくらい.一人なら十分.ライティングデスクがしっかり「教授室」くらいのもの(ホテルカンプのそれくらい)なので,仕事はしやすい.窓からは都庁が正面に見える.
インターネット接続は無料.日本ではこういったサービスの嚆矢的存在らしい.LANケーブル突っ込んだらOK.
廊下のプレートを見たら,エグゼクティブフロアだった.じゃあ前に泊まったときと同じだ.調べてみたら「南館コーナーダブル40平米」というカテゴリーのようである.割とマシな方だってことか.
AMOSはマック版あるんだっけ?EQSとSASはないよね.バーチャルのウィンドウズとかで使うんだろうか.そう考えてみると,結構不自由だねえ.でも最近周囲に案外マカーが多いことを知って驚く私.今までは,こばち夫けいん君くらいしかいなくて,前任校所属系では絶滅危惧種だったんだ.
…という話ではなく,今朝は新宿駅西口のマクドナルドでソーセージエッグマフィンセットを食べた.レシートに大きく「SEM」と書いてあった.確かにそうだ.
SEMは,Search Engine Marketingとかsemanticとか業界によりいろんな発想があるようだが,心理学者としてはやっぱり Structural Equation Modeling でしょ.と思う.
新宿から缶詰工場までは小田急線で一本.急行で21分とあるが,どう見てももっとよけいにかかっている.しかし当然のことだが「箱根湯本行き」だの「湘南急行」だのに乗るわけで,こちとらリゾートに行くわけじゃないんだぜと思ってしまう.箱根なんて地の果てなイメージがある(多分一度だけS台の合宿セミナーで行ったときに途中で大荒天になり,山奥に閉じこめられるかもという印象が強烈に残ったからだ)のだが,要するに東京からはもっとも近場の別天地なわけだ.
今日は9時から22時までひたすら頑張った.が,まだ缶詰は完成に至らず.明日ももうちょっと頑張って,でもまだ「完成」というのは無理っぽい.モデルの方は,とりあえずもうちょっと適合度を上げる努力をしなくては… 14時くらいまでやって大枠はできたけど,まだもうちょっと,もうちょっと…
しかしこの後の末日までの仕事をやる時間は死守しなければならないので,勢い休日をつぶすことになるのであった.
モデルはいろいろ頑張っても(基本の枠組みをぶっつぶさなければ)適合度はそう変わらないことが分かった.片方ずつの小さなモデルにすれば全然問題ない適合度になるが,それだと意味がない.総合的にしたところに意味があるんだ.ってことで,いいや,確定で.
今朝になって,関係効用と自己効用のラベルを付け間違っていたことが判明(笑 ラベルが違うだけだから,中身は同じだけど.
今日は10時半くらいまでホテルで作業して(こういうときに大きくて奥行きの深いライティングデスクがあるのはありがたい)から,代官山へ.KNDさんたちとパワーランチの後,多分どこかホットスポットのあるカフェあたりで缶詰の続き.代官山駅の近くの「ラ・ボエーム」という店にホットスポットあるらしいっす>おきよどん
白浜って関西のワイキキなんや…(特ダネ!でそう紹介していた)
代官山の「創作イタリア料理店」にて.イタリアンから創作された料理がポークカツやキーマカレーだったことは気にしない.おいしければよし.パワーランチだと日記に書いたことをおきよどんにばらされて,カアラさんに「ぷっ」と笑われた.ごめん,かっこつけてみたかってん!!
その後渋谷まで坂を下りて,モスバで缶詰.
代官がいた山か,代官のもってる山か,あんまりはっきりしないみたい>ここ
渋谷が何とも言えないイヤな雰囲気を醸し出す雑然とした街なのに,ちょっと坂を上がっただけでこんなに静かな住宅街があるとは,と驚いた.はてなは,めちゃくちゃNTTらしい巨大電波塔のふもとの,小さなオフィスビル(と言えるのだろうか?)のワンフロアに移転していた.KRPの時とは違って,隣のフロアとの間が仕切りではなく,壁があった! 近藤さんが「木綿のハンカチーフ」みたく変わってしまっていたらどうしようと思っていた(こないだの「はてなの本」を読んでちょっと危惧していたのだ)が,少なくとも私たちと話す分には全然変わってなくて,とってもほっとした.本にサインをいただいた.わぁい.
やりたいことであり,かつ,やらなければならないことがある時は,一瞬たりとも時間を無駄にしたくない.飛行機に乗るために搭乗口で並んでいる時(今日はラウンジに行く時間がなかった)も,機内でベルトサインが消えている間も.さすがに阪急電車の中で立ってるときは,PC落としそうな気がしてやめた.
明日は頑張るのだ.うきー!
久しぶりに甲子園に戻ってきた阪神.久しぶりに試合見てみた.久しぶりに秀太見た.面構え変わってた.
朝はマクドで3時間弱作業.北口のマクドはレジ前が仕切つきの個人用スペースになっていて,勉強や作業にはとても向いている.電源はないだろうと思って行ったら,ちゃんと各スペースごとに1つあった.あとこれでネットワーク使えたら完璧なんだけどな.
昼になってうるさくなってきたので一旦区切りをつけ,ご夫君に来てもらってお好み焼き食べて買い物してから帰宅.コーヒー飲んで続きは自宅で.頑張ってモデルをいじりまくる.効用→満足→継続意向だけじゃなく,効用→継続意向も入れてみたら,ちょっとましになった.おきよどんのおっしゃるとおり,このあたり継続年数も入れて4分類でやったらもうちょっとはっきり見てくるかもしれないが,今のサンプル数で4分類にすると,割ときれいには分かれたのだが1群250くらいになってしまうので,そこまでやるとちょっとやりすぎかなあと.データのあてはあるのだから,次の宿題を残すのも悪くない(っていうことにさせて!お願い!).
一応日付が変わるまでというリミットで,書けるだけ書いた.が,まだ完成ではない.本当なら明日一日かけて限りなく完成に近い状態まで持って行きたいところなのだが,既に次の仕事が「磯野家で夕飯をごちそうになりながら待つのでは辛抱ならなくなり,伊佐坂なん物先生のお宅の書斎まで乗り込んできたノリスケさん」状態な編集者様ににこにこ見守られている状態なので,とりあえずそっちに移行しなくては.
常石JKが小倉障害で落馬,意識不明の重体の模様.彼は私が一番競馬を見ていた頃の新人君(福永祐一らと同期)なので,割合愛着がある.前にもかなり大きな落馬事故をやったのに,頑張って復活してきているのだ.しかし,脳挫傷,外傷性くも膜下出血,頭蓋内血腫のトリプルコンボで意識不明ときては,ちょっと…
洋文…じゃなくて.
陸上男子,400リレーもマイルリレーも4位は過去最高だそうだ.すごいすごい.結局寝る機会を失ったので,論文を書きながら実況を聴いてしまった(書斎にはテレビがないので,ラジオでテレビ音声を).
5時前に寝て10時に起床.自宅でほとんどコーヒーを飲まない私が昨日と今日はドーピングに頼って目を覚ましている.キリの付けどころが難しくて,まだ論文原稿から離れられない.でも,サザエさんが始まる頃にはさすがにそっちに行かないと,まずいっす.超まずい.
15時前になんとか片づけて,昼寝して夜に備えるくらいの余裕はあった.まだ完成というには遠いけれど,一応「書けてない」部分はなくなった.よしよし.
一昨日の搭乗で,今年のFLY ONポイント合計が30000ptを突破した.これで「ご搭乗の多いお客様」認定最低ラインのクリスタル資格を満たしたことになる.これで来年はクラスJアップグレード券が4枚もらえるので,4000円分のお得というわけだ.恥ずかしながら人生初.
しかし,JGC入会資格を取得できるサファイヤ資格に到達するためにはFLY ONポイント50000pt以上か搭乗50回以上が必要なので,あと1回欧州出張を入れるとか,やたらと東京出張を入れるとかしないとちょっと難しい.自力JGC,狙いたい気はするけれど.
夕方から夜はまた暴風域に入りそうな様相なので,また大学周辺はものすごいことになりそうな予感.やることやって,はよかえろ.
午後になったが,まだ大したことがない.どうも中国地方から海に出てしまうらしい.ちょっと落胆.でもまあ,はよかえろ.
隣の新校舎建築工事のため,現在学科の建物は裏口からしか入れなくなっている.裏口に入るためには,建物脇の坂をずうっと下がった後に,もう一度階段を上がっていかなければならない.およそ2分のタイムロスがある.
さらに,9/1からの10日間は,その「ずぅっと下がる坂」すら通行止めになるので,大回りしてさらに階段を上がったり下ったりした挙げ句,隣の建物のロビーを通って裏口に到達しなければならないらしい.
というわけで,どうしても出勤しなければならない9/1を除いて,出張に出かける日まで大学に行かないことに決定.
こんなに〆切直前なのに22時に寝てしまうなんて,なんて私はダメ人間なんでしょう.
台風は結局深夜にやってきて,だいぶ強風が吹き荒れていた.姫路では確か同窓会の帰りに行ったことがある「アメリカ村」(あまりにも名称が悲しい)付近で火事があったようで,強風に煽られてものすごいことになっていた.西宮でも停電とかあったらしい.でも寝てたから知らない.
朝,ご夫君と一緒に家を出てマクドナルドに直行.電源つき一人席に陣取って11時まで作業.うーん,これで今日中にできるのだろうか.激しく不安.午後からは家に戻って続き.しかし激しく頭痛がしてきた.仕方がないのでバファリンを飲んで,書斎の床に転がって寝る(ベッドに入ってしまうときっと夕方まで寝てしまうからヤバい).寝ても収まらないので,起きて続き.これが今日までの〆切でなかったら,さっさと寝るところだ.
しかし,〆切に間に合わないというのは,私の美学に合わないのだ.他の人はどうなんだとか,ちょっと遅れたくらい後で取り返せるよとか,そのくらい分かっているが,できるといって請け負ったことをできませんでしたとは言えない.そもそも,私のせいで年末までに本が出なかったら,あの人に刺されて死ぬ前に自分で腹でも刺して死にたいぐらいだ(大げさ).せいぜい,ここはアメリカだと言い張って17時間くらい引き延ばすのが関の山だ(w
15時過ぎに頭痛は解消.よかった…
ええと,蛇足ですが,決して皮肉を言いたいわけじゃないので,気にしないでくださいね.ものごとを処理するスタイルにはさまざまあって,私はこういうのしかできない,ってことなので.
突然だが,ご夫君は勉強好きだ.私が努力嫌いなのとは対照的に「継続は力なり」を地でいくような人だ.大体いつも,なんしか勉強している.情報系の資格を取る勉強(今はシステムアナリストの勉強をしているらしい)か,英語の勉強か,どっちかだ.こないだTOEICのスコアが返ってきて,思うようにヒアリングの得点が上がらないのを苦にしたのか,最近新しくヒアリング能力を向上させる勉強を始めたらしい.それがなんだか妙ちきりんなもので,特製のヘッドフォンをして,ただ1時間心静かに音楽を聴く,それだけのものらしい.いつも,
「修行してくる」
と言って出て行くので,鶴の恩返しの若者のような気分で見送っていたのだが,昨日修行中の寝室を覗いてみたら,あぐらをかいてなんだか目を半開きにして,空中浮遊修行でもしているような雰囲気だった.ヘッドフォンから漏れる音は「威風堂々」だった.クラシックを聴くとヒアリング能力が向上する…らしい.じゃあ私がヒアリング能力ないのは徹底的にバカなせい!? 本人も「怪しげな教材」だと言っていたが「マジックリスニング」で検索するとそれがよく分かる.怪しすぎてリンク張れません.
しかし何か目標を持って勉強するのはいいことである.願わくばそれが有形で我が家に還元されれば,もっといいのだが.
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