昨夜は例会.そもそもは西宮北口のラディーチェにしようと言っていたのだが,月曜定休で叶わず.たまには芦屋もいいでしょということでこちらのお店になった.店の名前は聞いたことがあったがメンバーは誰も行ったことがなく,調べてみたら食べログで4overのベスト500なお店.おやおや,否が応でも期待が高まるではないの.
ディナーコースは5500円/8000円/11000円の3つがあり,ボリュームはほぼ似通っているが食材が異なるとのこと.テーブルで全員同じにしてほしいというリクエストがあったのと,このメンツじゃワインもそこそこ飲むもんね,ということで5500円のコースにし,メインに+1000円のイベリコ豚のロースト/和牛の煮込みをチョイスした.ワインはソムリエールに「このリストの左側半分(つまり安い方だ)の中で,一番しっかりしたやつはどれですか!」と問うて,フリウリのなんたらという02年ヴィンテージ(覚えろよ>私)の赤を頼んでみた.
アミューズ→前菜→パスタ3品→メインと進むコースは,一皿一皿はこぢんまりしているけれど,品数が多いので食べ応えがあった.特にアミューズのにんじんのムースにうにが乗っててコンソメジュレがかかってるやつ(甘い人参のスプーマ 生うにとコンソメのゼラティーナと称する一品で,大人気につき定番らしい)が素敵においしくて一同感激.初頭効果が大きすぎたせいか他が「普通」に感じられたほどだった.ワインはメインに到達する寸前に空けてしまい,じゃー仕方ないよねということでもう1本をS君チョイスでカベルネソーヴィニョンを追加.こちらは右側ページ上部の掲載分であった.ワインは最初にいいやつを飲んでしまうと後々大変なことになるので,1本目を「そこそこお安い」ものにしておいた私は賢明であったと言えるだろう.メインからデザートの間にチーズ盛り合わせを追加して,2本目も空ける.我ながらよく飲む連中だ.
デザートは口直しのグラニテに続いてフォンダンショコラのアイスクリーム添え.見るからに鬼カロリーだ.グラニテはみかんを使ったものだったが,シャーベットの上に乗っかったメレンゲ様のものを口に含むとパチパチとはじけるような口当たりが.
「…これって,ドンパッチやんな」
「…そんなこと言うたら,シェフ泣くでぇ」
という会話が交わされたのだったが,その後挨拶に来られたシェフ自身にそう述べる蛮勇さはさすがになかった.だって,みかんのオレンジ色がこれまたそっくりだったんだもんなあ.
おなかはもういっぱいいっぱい,心地よく酔っ払って帰宅.飲むと店の善し悪しに対する感度がどうしても鈍ってしまうのだが,よく工夫された料理を出す店だとは思う.ただしサービスの男の子はいかにも不慣れでイマイチ.ソムリエールはごく普通.かな.
(2/2追記)レシートにもとづいて飲んだワインの情報を.1本目はREFOSCOという品種.2本目はMONTEVETLANOで,ラベルを見た途端にS君が「あ,これ飲んだことある!」と叫んでいたが,相当有名らしい.
今度集中講義に来て下さるW大のT先生を歓迎する宴会にYにも来てもらうことにした.JKさんとS君も呼んだ.T先生のおっしゃることには,
「asarinさんにY研でたこ焼きを焼いてもらったことが大変印象的だった.あの時,一般人がたこ焼きを役のを初めて見た」
とのことなのだが,どうにもそんな記憶が私にはない.この私がY研でたこ焼きを焼くなんてあり得るのか.そんなにあの研究室であの研究室的な振る舞いをしたはずはないじゃないか.と思ってYに聞いてみたら,しばらくして「5枚目を見ろ」とPPT資料(のPDF)が送られてきた.そこには確かにそんな印象的な振る舞いをしているらしい10年ほど前の私の姿が…orz
この15年ばかり,毎日ブログを書いたり,最近ならツイートしたりして一日一日の行動を外部に掃き出している私だが,そうした行為は,記録されたことどもを記憶することよりもむしろ忘却することを促進しているようである.
学科やプロジェクトのウェブサイト運用の件で,結局根っこは同じだがレベルの異なる案件の処理がややこしい.組織のウェブサイト運用のことで頭を悩ませるのはhusの時に腐るほど経験したのでもう懲り懲りなのだが,結局どこでも関わることになってしまう.
ウェブ上の行動に関する研究者でブログも書いてて自分のサイトも持ってるんだから「お前やれるだろうからやれよ」と人から言われるのは因果関係としては素直だから仕方がないことなのだと思うし,嫌だからやりませんという理屈は通用しないことも分かっているのだが,正直,すっごく嫌なんだ.
お仕事がお仕事だけに起こったことをここに詳しく書くわけにはいかないが,とりあえず大過なく平穏無事に終わった.去年はインフル対応でマスク着用義務だの症状確認ブースを設けるだのものものしかったが,今年は通常の対応のみ.
業務は,試験監督ではなく,「入試実行」に関わるバックヤードのお仕事である.受験生と張り詰めた空気を共有する緊張はないし,行動に関してかれらからクレイムをつけられる可能性もほぼゼロなので気楽ではあるのだが,準備と後始末をしなければならないので拘束時間は長いし,本質的にはそこでこそミスが許されないのである.そんなためか,メンバーには妙に心理の教員が多い.おそらくどこの大学でもそうだと思うが,文学部における心理というのはいろんな意味で他と異なる位置づけがなされており,この文脈では相対的に真面目でいい加減でない人間が多いと思われているようである.自分としては決してそんなことはないとも思うのだが,確かに「致命的なこと」をやらかす人材はいない,かもしれない.
また,こうした業務は,普段なかなか話すことのない他学科の教員と情報交換ができる貴重な機会ともなる.今日もちょっとそれが生かせたことがあった.よかよか.
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結局節分は巻寿司を目にすることもなく,母がくれた北野天満宮の福豆をぽりぽりかじるだけで終了.ひさご寿司の勇ましい鬼巻など食べてみたかったが残念であった.
そして今日は立春.朝はまだ寒いが,昼はまったく春の陽気となった.おかげさまで地方試験地での入試も滞りなく実行され,金沢からの答案も無事戻ってきた.この土日は採点業務に忙殺される同僚も多いようだ.一連の入試業務,受験生が減った今でもかなり大変だと感じるのだから,受験生が今のゆうに倍はあった頃はどんな状況だったのだろうか.業務を取り巻く諸環境も今よりは効率的でなかったはずだ.その作業量といったら想像を絶する.
かといって,この商売をやっているのが今でよかったかと言われると,そうでもないのが困ったところだ.
某スポーツ新聞社の記者を名乗る人物(おそらく比較的若い女性)から電話取材があった.内容はネットコミュニケーション絡みの些細なことだったのでどうでもいいが,気になったのは彼女の話の聞き方.私が彼女の質問に答えていると,
ふん,ふん.
と相づちを打つのだ.初めて電話する,当然親しくも何ともない相手が話しているのに対して「ふん」とは何だ.「ええ」とか「はい」とか言えんのか!と怒鳴りたくなったが,ばからしいので回答内容を相手の本意になるべく沿わない方向のものにする努力をするにとどめた.ちなみに,これまたよくある,
なるほどですね〜.
という相づちも好きじゃない.そういう輩に限って,相づち以外の反応を寄越さない.
にのじさんのツッコミを見て,某と略す配慮が不要に思えたので書いておこう.
スポーツニッポン
という新聞社だった.
お正月に玉造から河内花園までウォーキングした続き.今度は東花園駅から暗(くらがり)峠を越えて南生駒駅まで.
暗峠がすごいところだというのは話には聞いていたが,確かに強烈だった.枚岡から峠の頂上まで2キロ少々なのだが,息を入れるところがほとんどない急な上り坂なのだ.峠というと山道をうねうねと徐々に登っていくものが多いような気がするが,ここは「まっすぐ突っ込む」感じ.なめてかかってスキニージーンズなんかで行った私がいけない.はい.登り口のところには芭蕉の句碑があったが,昔の人はえらいなあ.
もちろん,頂上からの下りは天国だった.
昨夜は適当に作ったおつまみでワインを飲んで酔っ払ってたこ焼き食べて歯も磨かずに21時前に寝てしまった.この2品が簡単でおいしかったのでメモしておく.
お正月以来洗車せずにいたら,車が随分薄汚れてしまった.屋根付きとは言えカバーもかけずに野ざらしで駐車しているし,黒色にしたせいで目立つというのもあるだろうが,前に住んでいた西宮よりも今の付近の空気が汚染されているのかもしれない.決して「愛車をぴかぴかに磨き立てる」趣味はないのだが,そんなわれわれですら耐えられるレベルではなかったので,外出帰りに近所の洗車場に出かけた.3台の洗車機がフル稼働×3台ずつくらい並んでいる大盛況ぶり.周りで列をなしている車もご同様の状況であった.
大阪府の大気環境監視データというサイトで,近所の測定ポイントに関する情報を見てみたが,よく分からない.例えば「浮遊粒子状物質」の量がこの週末はそれまでに比べて増えているようではあったが,それが絶対的な意味で「多い」のかどうかは判断がつかなかった.
ともあれ,何とか一時的にはきれいな状態に戻ったので,なるべく長持ちして欲しい.今週は久しぶりに雨が降るようだが…
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午前中は水曜日の出張2件のための研究打ち合わせチャット+提案書のまとめ.いろいろいいデータをもらえたり取れたりしそうなのだが,いかんせん手と頭が絶対的に足らないというのが正直なところ.そうなると一発当てて雇うしかないという現状は何かが違うと思うのだが何が違うのかはっきりしない.でもとりあえず当てないとなのだ.
午後遅くからは「れぐれっしょん」なお仕事.4時間ほどかかり,帰るのは随分遅くなってしまったが,扱うデータには面白い要素がとてもたくさんあるので,基本的には楽しく分析を進めることができた.莫大な(部内比)予算をつぎ込んで新兵器を導入したことによって,手続きもだいぶ簡略化された.当てはめた予測式が正しければ,実際の残差は最小限にとどまる最善の成り行きとなるはずだが,はっきり言って正しさを保証しうる根拠はどこにもない.探しても仕方がない.こればっかりは運を天に任せて祈るしかない.
研究室の引越が間近である.今入っている「第1教授研究館本館」は1964年に建てられた由緒ある(しかし,甲山大学的には一番お金がない頃で他の建物と意匠が揃っていない)建物なのだが,このたび3月に取り壊しになり,跡地には社会学部(これまた同時期に建てられたために他の建物と意匠が揃っていない)が拡張された新校舎が建つからだ.
研究館本館の新館(既に新館があるのでややこしい)は少し北に斜面を下がった元はテニスコートがあったところに移動し,人間の引越は来週からの予定だが,今日は取り壊し前の周辺整理ということのようで,朝からジェイソンばりにチェーンソーを振り回す人が多数現れ,研究館を取り囲んでいたかなりの大木を切り倒しまくっている.うるさいのなんの.写真の中のまだ立っている木など,随分樹齢のあるものように思えるが,これも切り倒してしまうのだそうだ.ちょっとそれはいかがなものか,情緒も何もあったものじゃない,という意見が教授会でも懇談されたが,事務によれば何せどうにかする「お金も場所もない」のだそうだ.現代社会において常に優先されるのは効率性と経済性である :p
Wikipedia[学校法人関西学院]にもこうあった:西宮上ヶ原キャンパスには、国登録有形文化財の時計台(旧図書館)を始め、著名な建築家であったウィリアム・メレル・ヴォーリズの作品が多数残存し、また、約240種、約4万9千本に上る膨大な樹木(「樹木調査・数字で見る関学」関西学院通信ポプラ65号、2009年)が繁茂するなど、日本の大学というよりは、スタンフォード大学に代表される米国南東部の大学を思い起こさせる雰囲気があり、日本屈指の美しいキャンパスとして知られている。
話題がずれるが,このWikipediaの記述は随分センチメンタリズムに溢れていて「らしくない」ものだなあと思ったところ,こういうことらしい.
先だってもTLで話題になっていたフリーの文献管理・共通ツールMendeleyを導入してみた.
確かに,こ れ は ヤ バ い.
どれくらいヤバいかはぐぐるか実際に使うかで体感していただくのがよいが,整理の苦手な研究者がたいてい持っている「論文PDFを詰め込んだフォルダ」を読み込ませると,そこにある論文を全部自動的に整理してくれて,リストアップされたものから例えば任意の1本を右クリックして「Copy Citation」したら,
Miura, A., & Hida, M. (2004). Synergy between Diversity and Similarity in Group-Idea Generation. Small Group Research, 35(5), 540-564. doi: 10.1177/1046496404264942.
って吐いてくれるんやもんねえ.
出がけに天気予報を見ずに出かけたら,せっかく大阪では雨がやみかけていたのに,名古屋から先になるとどんどん天気が悪くなってきて,TLにも「何今さら雪って」的な東京方面の人々のつぶやきが増えてきて,傘を持っていない私はなんという負け組,と思ったのだが,最初の目的地大森では傘はささなくても耐えられるくらいの小雨,打ち合わせを終えて昼ご飯を食べて外に出たら雲一つない快晴だった.よかたよかた.
大森での打ち合わせは,とりあえず問題点は何かということを共有するというレベルにとどまったものの,一応その点はちゃんとできたはず,という成果が得られた.考古学を楽しめるように頑張ろう.
「大森ベルポート」ってどうしてベルなんだろう,カネボウの肝いりなのか,と思ったら,いすゞ自動車の本社があるからだそうだ.納得.ランチはビル2Fのインド料理店マサラに入ったのだが,Aランチ750円(ラッシープラス100円)がすごい量だった.ナンもライスもおかわり自由って書いてあったけど,食べきるだけで大変です.
午後は白金に移動してまた別件の打ち合わせ.こちらは大学の後輩が紹介してくれたご縁での初顔合わせで,これからうまくすりあわせていきましょうというキックオフな位置づけ.まだ乗り越えなければならない課題はいくつかあるが,とても前向きな姿勢で取り組んで下さっているのでありがたい.後輩のおかげだ,と感謝感謝.わたくしの研究はほぼすべてにおいて人的ネットワークに支えられております.
せっかく白金などというおハイソなところに来たのだから,ということで,明治学院大学のそばにあるア・コテ・パティスリーにてパウンドケーキとクッキーを購入.このお店,食べログの口コミを見る限りでは,接客が愛想よければ4点overなのだと思われるので,食べるのが楽しみだ.ちなみに私が買ったときは接客は「やや親切」くらいだったので,客が普通に振る舞えば全然問題ないと思われる.明学は入試だったようで疲れた顔した受験生たちがわらわらと歩いていた.
帰着は19時頃(の予定.まだこれを書いている時点では名古屋−京都間の新幹線乗車中)なので,はびーの言を借りれば,
東京行ってたとか,言われんとわからんね
である.
今年は6名と例年より随分少なめ.発表者によるプレゼン10分の後で,主査と副査2名による質疑20分が行われた.私は2名分の副査を務めた.さすがにプレゼンはしっかり準備してあるものが多く,時間もみなほぼぴったり.当たり前だが卒論とはまったくレベルが違うものがほとんどだった.多く,ほぼ,ほとんど,なので,すべてではない.
試問終了後,共同研究関連で解析ソフトを作ってくれているSEさんを交えて実験室で打ち合わせ.これにM1君も臨席.はてさて,かれは果たしてこの1年で今日審査された大半の修論レベルに近い研究をすることができるのだろうか.今の状況に危機意識を持て,と説教.言い方を変えると,雷を落とした.学部生なら相当極端な事例でなければ卒業していただくことの方が大事(この件については議論もあろうが,私は少なくとも本務校ではそちらを優先させている)だが,大学院はそうではないだろう.少なくとも,修論以上は「研究として体をなしている」ものでなければならない,という一線は譲りたくない.
昨夜遅くから降り始めた雪が,今朝には積もっていた.その後も大いに降り続き,ミニ雪だるまが作れるくらいになった.寒くて家から出る気がしない.ともかく入試実行の時期でなくてよかった.東京方面の私学は今週末の入試が多いはずなので,厳寒の中を走り回っている関係者も多いのではないだろうか.
午前中は快晴.はびーが,
天気予報で「変わりやすいお天気」って言うてたけど,これのどこがそうなん?
と言い放つくらいのクリアスカイだったが,その後は曇ったり雨が降ったり晴れたり曇ったり雨が降ったり…と北摂と大阪市内を車で往復する間にめまぐるしく状況が変わる,まさに変幻自在の空模様の一日だった.天気予報恐るべし.
ヨドバシカメラで研究室用の複合機を購入し,ユニクロ心斎橋店(世界的な旗艦店という位置づけらしいので社会見学として見に行った)のしょぼさにがっかりし,後はバレンタイン直前で賑わう阪急百貨店やらロフトやらを覗いてみた.誰が食べるか,誰に渡すかは別として,女性のチョコ熱にさほどの衰えはないようだ.はびー(我が家用)にはリサガスチョコ(8個入り)を購入.心斎橋ロフトには,ひどい面構えのミッフィーチョコ(リンク先中央)があった.思わず写真は撮ったが,とても買う気にはなれず.そして@aloha_ayaさんお勧めの呼吸チョコも購入した.
ユニクロ心斎橋店は,店の雰囲気は「うちは安売り衣料専門店ちゃいまっせ」的なものではあり,シンガポール店と近い感じではあった.あと,H&M渋谷店にも似ていた.そういう意味では旗艦店なのだろう.が,肝心の品揃えはイマイチで,ハーバーランド店とは比較にならないという印象.若者向けデザイナーとのコラボ商品はやたらとたくさんあったが,それに訴求力を感じなければごく普通のその辺のユニクロと何ら変わるところはないように思った.他にも久しぶりにミナミをぶらついたが,この街,何が魅力でこんなに人がいるんだろ.え?私が年を取っただけ?w
3連休最後の日曜は重要なお仕事のため出勤.
先週は3つで4時間,今日は2つで3時間.先週メンバー全員に心配されていた案件が無事良い方向に行って,一安心だった.昨年メンバー全員を驚かせ,また嘆かせていた案件は今年は発生せず,これまた一安心だった.
先週から進められている研究館周辺の樹木の伐採作業が,表側はすべて完了し,写真のように建物の外観が丸見えの状態になった.裏側にある巨大なヤマモモの木はまだ現存している(写真にはほとんど映り込んでいない.葉を落とした木は多分ユリノキ)が,あと数日の命だろう.
個人研究室の引越作業は順次始まっており,私の部屋の引越は木曜(荷造り)→金曜(搬出)の予定だそうだ.デスク周り以外はすべて業者任せだということもあって,まだ何も手を付けていない.さらに,ここ最近新しく買った機器類は「次の次」の定住地に行くまで開梱しないので,その辺の(ほとんどない)空きスペースに積み重ねてある.今月中にはすべての研究室の引越が終わり,3月中には建物そのものが解体されていったん更地になり,おそらくは新学期が始まる前に新しい社会学部棟が着工されるものと思われる.現社会学部棟も新棟竣工後に取り壊し→新棟となるそうなので,そうなると本キャンパス内で「ヴォーリズ的」でない外観をした建物(もっとも困窮していた頃の「負の遺産」)は第5別館だけとなる.
日本の心理学の歴史にとって記念碑的といえる出版物という言及もある,心理学をそれなりにきちんと学んだ経験がある人ならば誰でも目にしたことがあるだろう…と書きかけて「いや,若手は知らないかも」と思い直した,印象的なロッソネロ装丁のこの事典が,このたび改訂されることになった.現時点で「最新」のこの版が刊行されたのが1981年だから30年ぶりの企画なのだそうである.全16分野・約500項目の中〜大項目主義の事典で,今現行版が手元にないのできちんと比較できないが「生態」「進化」「脳科学」「法心理学」といったあたりが新設分野ではなかろうか.
ちょっとした経緯があって,私も1項目を(共著だが)執筆することになった.現行の〆切は5月末,来年4月には刊行予定とのことだが,さてどうなることやら.丸善の社会心理学事典(13分野・300項目だが)は1年で出たから,やってやれないことはないはずだが.
朝は上写真のようなただの曇天だったのが,午前の会議が終わって昼前に外に出ると雪がちらついていた.その後どんどんどんどん降り続けて,しかも大きな牡丹雪.午後の会議が終わる頃に一面の雪景色になっていた.夜になって交通手段にトラブルが起きていたら大変,と転ばないよう気をつけて早めに撤収したが,明日の朝はどうなることやら.
ブラックアイスバーンですっ転ぶのは避けたい,と普段より1時間半遅出の7時出勤.夜半には雪が雨に変わっていたことと,また今朝は比較的気温が高かったようで,日の出後には降り積もった雪は日の当たらない道路端歩道を除いてはあらかた溶けていた.出勤できないと困る日なので助かったが,心情的にはちょっと残念.昨日の写真に小さく写っている中央芝生の雪だるまも,ただの雪塊と化していた.
研究館も丸裸で,いよいよ退去の日が迫ってきた.木曜荷造り→金曜引越by業者なので,荷造りしてもらえる状況=ゴミを捨てる作業を秘書ちゃん2号の協力の下に実施し,さらには「これはどこかに紛れてしまっては困る」ものについてはラベルを貼った箱に自分で詰めた.ただし,あまり張り切って働くとまた腰に悪いのでそろそろと.
ゴミの方は「ざっとまとめてポイ」とできない資料もあるので,それらはシュレッダー送りにしたが,他は雑多な積年の分も含む廃棄物と共に研究館と心中してもらうことにしたい.後はデスク周りのものを一箱に詰めれば引越先でとりあえずの業務はできるだろう.
以前書いたとおり,今回の引越先は安住の地ではなく,新年度からは山羊先生のご退職後の部屋を使わせていただくことになっている.それに際しては今回の引越先を学内移動か新規採用の同僚に明け渡すことになるので,誰になるのかが気がかりだったのだが,候補者のうちでもっとも親しいOさんになったのは幸いだった.なぜなら,彼女は現在+来年度は産休→育休なので,「絶対に今年度末までに次の引越をしなければならない」という状況は回避されたのである.
ひみつ業務の会議→ICT委員会の会議→研究科委員会と各所を渡り歩く会議日.それぞれはそれほど時間を食うものではなかったのだが,細切れ過ぎる合間の時間に特にまとまったことはできようもない.いや,最初の会議の前の3時間で今年度の各種研究費の〆にほぼ目処をつけたのだった.ようやくこの件から解放されると思うとうれしくて仕方がない.
個研周辺も次々と引っ越し作業が入り,また外でも何やかやと作業をしていて落ち着かない.今日の連絡によれば,22日にすべての引っ越し作業が完了したら早速建物の取り壊しに入るそうだ.今いる部屋が来週の今頃にはもう跡形もなくなっているかもしれないなんて,なんだか信じられない思いである.
研究科委員会終了後は,外部講師を招いてのFD研修会.残念ながら,講演内容も講演スタイルも,とてもじゃないが論評にすら値しないものだった.
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第1回引越第1日.朝早くから荷造りの業者が来るだろうと思って待ち構えていたのに来る気配なく,責任者らしき人に問い合わせたら「先生のところは午後からの予定で…」とのこと.妙に間が空いてしまい,思わず自分であれこれ詰め込み始めてしまう.でも書籍や雑誌をやり始めたら気持ちではできても体(腰)がついてこないことは確定なので,ガマンガマン.
ランチミーティングを済ませた後に部屋に戻ってみると,ようやく人員がやってきていて,作業開始.本や雑誌はラベルシールの番号や巻号順に並んでいるからなるべくそれを維持してもらえるようにお願いした.
荷造り中は何の役にも立てず場所塞ぎなだけなので,JK研に行ったり学内を放浪したりで時間をつぶし,戻ってきたら作業は終わっていて,部屋の中はほとんど何もなく,明日の朝まで残しておくようお願いしたPC本体とモニタだけを残してがらんとしていた.段ボールは既に作業が終わった他の研究室に移動させていたようである.
「これは持っていきません」と指示したもの以外はあまりにきれいに荷造りしてあって,朝さしてきた傘まで姿を消しているのには参った.雨,降ってますけど…
ネットにつながらないPCでブラウザを立ち上げようとしたり,テープで塞がれている机の引き出しを開けようとしたり,ありがちな失敗をいくつもしつつ数時間を過ごした後,夜はゼミの追いコン@西宮北口.日程決めやら会計やらですったもんだしたが,なんとか無事に20名弱が集まった.
4年生はそれぞれの進路を前につかの間の気楽な時間を謳歌しているようだったが,就活真っ最中の3回生たちはやや悲愴である.しかし女子学生が揃いも揃って黒スーツに白の開襟ブラウスという出で立ちなのに対し,男子学生はそれぞれカジュアルな格好で,金髪までいた.この違いは何を表しているのだろうか…
今日こそは9時前から作業開始で,最後まで残したPCを梱包してもらう.さあ搬出だ,と思ったら梱包部隊と搬出部隊は別のようで,「では後ほど」と前者が退室してから後者がなかなか来ない.ドアを開けて待っていたら寒いし所在ないしで,あきらめて査読論文を読んでいたら40分後くらいに搬出部隊到着.にわか雨+強風の中を新室への移動がさくさくと行われた.とりあえずPCと必要最低限の身の回りのものだけ取り出して,後は梱包されたままでしばらく置いておく予定.新室は奥行が旧室よりぐんと広く,収納もその分豊富だ.しかし仮の滞在地なので,愛着を醸成しないようにしなくてはなるまい.早速JK氏が来訪し,引越そばならぬ引越U.S.S. Defiantフィギュアを持ってきてくれた.意味はよく分からない.
午後イチで早速次の引越の見積もりに来てもらう.しばらくは小さく生きよう.
午前中は京都大学 心の先端研究ユニット設置記念シンポジウム,午後は日本学術会議 心の先端研究と心理学専門教育分科会公開シンポジウム 「心の先端研究への期待」のUST中継を視聴.午後前半は所用があって見逃したものの,中の人である平石界さん(@kaihiraishi)などとチャットしながら楽しく興味深い話を聞くことができた.特に午後のシンポのトリを取った亀田先生のトーク「心の科学と社会科学のリンケージはどのように可能か?」が白眉であった.最近何かとモヤモヤしている心理学と社会科学(経済学)の関係と,心理学が社会科学に切り込んでいく方途について,いつもの明晰な切り口で語られた.なんともはや,お見事!の一言であった.
Togetterによるまとめはこちら.私はハッシュタグを付け忘れて呟くことが多かったのだが,うまいこと「敢えて付けなかった」ものを外してとぅぎゃってくださっているのがありがたい.ともかく是非ともオンラインアーカイブをお願いしたいものである.
夜はちょこちょこつまみを作って「うち飲み」で.レンコンが余っていたので適当に以下のように加工したらめっちゃおいしくて感動したのでメモ.
レンコンを薄切り(といっても1センチ弱くらいの幅;皮は剥かない) フライパンでオリーブオイルを入れて,アンチョビ(たたく)・にんにく(みじん)・赤唐辛子(輪切り)を温める 香りが出たらレンコンを投入して炒め,塩+黒こしょうで調味 耐熱皿に移し,溶けるチーズを適当に載せて,250度のオーブンで焦げ目をつける
2週間前にえらい目に遭った暗峠ウォークの続き.南生駒〜近鉄奈良.奈良まで来たんだから今日はなだらかだよ,と信じていたのが,最初の5キロほどは激しいアップダウンで裏切られた気分だったが,今日は用心深くショートデニムを履いていたので前回よりはきつくなかった.2つほど山を越えた後は正真正銘奈良盆地の平坦な道をただただまっすぐ平城京へ向かうコース.
途中の尼ヶ辻駅付近のきなこだんご たまうさぎにてだんごを購入.この店には4年ほど前に行ったことがあるのだが,前を通り過ぎたくらいで「あれ,ここ来たことあるよね」と思い出した次第.目的地到着はもくろみ通りお昼前だったので,奈良女子大近くのそば処 和で鴨せいろを賞味.なかなかの美味.大盛=1枚追加が300円という良心的価格で,蕎麦も3種類(田舎・常陸秋・三日月)から選べたので,全種類食べられたのもよかった.
昼食後はせっかくだし大仏でも見るか,と東大寺へ.大仏よりも大仏殿の半端ないでかさに「これで木造か!」と感動し,また南大門に鎮座する金剛力士像の隣の狛犬,いや中国獅子のご立派な持ち物にも感動した.そして大仏といえばこのポーズと決まってるんだよね,と一生懸命写真を撮った.昭和であり,わいわいサタデーである.
1分44秒あたりから.
東大寺への往復も含めて今日は18キロほど歩いたと思われる.頑張った.
これまでの研究館は部屋の鍵で建物全体の鍵を開けるシステムだったのだが,今度からは建物と部屋が別になり,部屋は鍵で,建物はIDカードによる認証で解錠されることになった.これまではキーホルダーさえ持っていればいつでも出入りできたのが,今度からはIDカードを持って出ないと締め出しの憂き目に遭うことになる.異なる2つのものを持ち歩かなければいけないという仕組みにすぐに適応できる自信はまったくないので,この1ヶ月のうちに何回かやらかしそうで怖い.
午前中は面倒な案件について上層部に相談を投げかける仕事をし,早速的確な対処をいただける旨のお返事をいただく.ほっと一息.午後にかけては,関大総合情報学部の松下研の卒研発表会をUSTで流し見しつつ,査読.卒研の方のレベルは大変高く,指導教員のお力に深く敬服した.
本日から4日間,早稲田大学の豊田秀樹先生をお迎えしての大学院の集中講義.私が「是非お呼びしたい」と提案したので,実現してうれしい.
今日の内容は,AHP(Analytic Hierarchy Process)概論→Rによる分析実習に引き続いて,「精読するテキストマイニング」と題して,質的データの分析について豊田先生が最近注力しておられる発展途上の研究をご紹介いただいた.AHPはおろかRも初めて,という学生がほとんどだったが,PC実習的なところも含めてとても丁寧にご指導いただいた.受講生はこれから自分でAHPを使った簡単な研究計画を立て,実際にデータを収集・分析して,金曜日にプレゼンをすることによって評価の対象となる.テキストマイニングについては「これから絶対に主流になる!」とお考えになっているとのこと.目の付け所が天下一品にシャープな豊田先生が目を付けたものに目を付けていた自分ってエライ,と勝手に自己高揚の材料にさせていただいたのであった.心理統計についてはもちろん,大学院生が目指すべきところとは,そのためのストラテジーとは,といった話も織り交ぜてくださり,ありがたい.きっと院生たちの刺激となるに違いない,と思うが,ひょっとするとそれはかつて院生だった私が今になってそう思うだけかもしれない.
夕刻からはごく内輪での懇親会@宝塚の串かつ「蔵」.うっきー先生お勧めの店だそうだが,こぎれいでリーズナブルなところでよかった.「先生のお話はとても面白く刺激的でユーモアもあるのですが,オチがありません!」という話題で異常に盛り上がった.
今日はSEM入門編.同僚2/3名が聴講中のはずだが,私は失礼させてもらうことにした.さ,さすがに,そ,それくらいは,た,たぶん,きかなくてもわかってる,はず….明日は応用編なので,時間が取れるところはちょくちょく拝聴するかもしれない.夜は院生主催の歓迎会.こちらも失礼する.
写真は,もう住人はほぼ全員退去した第1教授研究館・旧館.伐採されるという話だったヤマモモの木はまだ残っている.
大学の正門から新しい研究館へのルートは主に3つが考えられるのだが,実際に歩くだけではどれが一番近いのかよく分からないので,地図上でずるずると線を引いてみた.どうやら今朝歩いた関学会館とF号館の間を抜けて外国人住宅を眺めながら歩くルートは一番距離がありそうだということが分かったが,Fと文学部の間を抜けるのと旧研究館の辺りまで行くのとではどちらがよいのかよく分からないので,NikeGPS+でちゃんと測定してみよう.
4月からの研究室は,地図中●で示した場所になる.
早朝の1時間半ほどで一昨日から断続的にやっていた査読を終えることができたので,すっきりとした気分.午前の後半部分は来客のために中座したが,久しぶりに長時間を「インプット」に費やした.SEMのさまざまな応用モデルについて,ごく入口だけだが豊富に情報を確認・新規収集することができた.大満足.昨日に引き続き終日出席のS君は「目から鱗が何枚も落ちた」そうだ.実験系の人にそう言ってもらえると,なおのことお呼びした甲斐があるというものだ.
講義が終わって研究室に戻るべく歩いていると,ヤマモノの木が切られ始めていた.いっぺんには難しいようで,まず繁った葉のついた枝を落としてから幹を切るようだった.おそらく最後になるだろうと思いながら旧館に入り,部屋のネームプレートを外してきた.さすがにこれが建物と共に灰燼に帰すのはしのびない.
初日に理論と実践両方の概説をいただいたAHPモデルについて,受講生が自分でテーマを設定し,データを収集して,豊田先生お手製のRスクリプトで分析した結果について,15〜20分程度でプレゼンテーションを行った.私は午後の数名分しか聴けなかったが,AKB48の誰がいい?から来年度どこの学会で研究発表をすべきか?まで,硬軟取り混ぜて多彩なテーマによるプレゼンで,なかなか面白かった.ごくごく初歩的なところではあっても,受講前に「今日初めて聴きました」だったAHPモデルについて,集中講義終了時には「自分でできた」という経験ができたというのは,ひたすらレクチャーを聴くのとは明らかに異なる,よい成果を彼らにもたらしたことと思う.第一線の研究者のお話を親しく聞くというのは,単にその研究テーマ以外にも数多く得ることがあるものだ,ということを(今までにも何度も体験しているが)実感.
私自身も,夕方にようやく時間が取れたので,
テーマ:明日は何しよう?
観点:「所要時間」「費用」「疲労度」「楽しさ」
代替案:「伊勢神宮に行く」「映画を見る」「家でのんびり」「ウォーキング」「アウトレットに行く」
で一人分析実習を行った.果たしてAHPさんのお勧めは何だったか,結果は明日.
ちょうどはびーと帰宅のタイミングがほぼ合ったので,急に自宅で料理を作るのが面倒くさくなり,大阪駅で落ち合って外食.かなり中華な気分だったので民生に行ってみるも満席で1時間待ちと言われたので,しっぽを巻いて逃げ帰って無難にブルディガラへ.アラカルト(前菜+パスタ+リゾット+メイン)をシェアして,「マリアージュ」とかいうこっぱずかしい名前の付いた,ソムリエが料理に合わせてグラスワイン3杯を選びます,というお任せプランをつけてみた.当然とても「よい」ワインが供されるわけではないが,お遊びとしては面白い.珍しくデザートまでがっつり頂戴して,まさに暴飲暴食.
私から提供した主たる話題が「困ったバカをどうしてくれよう」だったのはやや残念だったが,その流れでホワイトデーに「正拳突きしたら凶器として機能しそうな指輪」をリクエストすることができたのは収穫であった.
という結果が,AHPモデルによる分析で出たので,はいそうですかと出かけてみた.分析前はKing's speechを見に行くつもりだったのだが,それは天気が崩れそうな日曜日でもいいか,と.ちなみに小学生時代に両親と夏休みの旅行で訪れたことがあるので,人生2回目.
はびーが歯医者から戻った10時過ぎに自宅を出発し,名神吹田IC→京滋バイパス→新名神→伊勢道経由で,途中で昼ご飯も食べて2時間半ほどで到着.ご存じの通り伊勢神宮には外宮と内宮があり,多くのガイドページによれば「外宮から行くのが王道」とのことだったが,既に時はお昼を過ぎていたし,内は外を兼ねるってことでいいでしょ,と内宮に向かった.パワースポットブームだかなんだか知らないが,最近観光客は増加傾向にあるようで,参道近くの駐車場はもちろん満車だったので,少し離れた五十鈴川の河川敷が臨時駐車場として開放されていて,そちらの川沿いギリギリのところになんとかスペースを確保した.整備員の一人もいないが,その代わり無料.
川沿いをしばらく歩いて内宮までの「おはらい町通り」に合流すると,そこが赤福本店.お土産用の赤福を買う人の行列が店の外まではみ出している.一折も買って帰ってもとても賞味期限内に食べられなさそうなので,私たちはお店で一皿(3個)をほうじ茶と共にいただいて,ほっと一息.通りには他にもいろいろなお土産やさんや食べ物やさんが軒を連ねていて,江戸時代のおかげ参りもかくやと思わせるような賑わいっぷりであった.特に「伊勢うどん」の店が目立ったが,食わず嫌いでトライせず.
内宮の敷地に入っても,相変わらずの人混みで,清涼な空気感は悪くないが,静謐感は残念ながら求めるべくもない.砂利道をショートブーツで歩いていると珍しいことに少々アキレス腱が痛んできて,いてて,いててと耐えながら歩く.いくつかの鳥居を抜け,狛犬いないんだねえ,と言いながら10分ほど歩いて本殿前に到着.階段を上ったところで参拝できるようになっているのだが,びっしりと行列になっていた.本殿,一般人の目に見える部分は大変地味なり.地味だから悪いというわけではないが,正直,出雲大社の方がででーんと分かりやすくて好みだった.
帰りは「おはらい町通り」の五十鈴茶屋で節気の生菓子(今は雨水で「椿餅」と「菜の花」)をお土産に購入.外宮には立ち寄らずに帰った.滞在は2時間程度であった.
昨日選ばれなかった週末レジャーのもう一つの有力選択肢「映画を見に行く」を実行.幸い天気の崩れるタイミングも遅くなったようで,ぽかぽかとした春の陽射しの中をチャリンコこぎこぎワーナーマイカル茨木へ.客席は比較的埋まっていて,前方ブロックを除けば半分弱くらいは座っていた気がする.普段私が見る映画は10人もいれば多い方なのだから,十分ポピュラー作品であろう.
主人公はジョージ6世.現女王の父で,「王冠を賭けた恋」で退位したウィンザー公の弟.競馬好きなら英国競馬の大レース「キング・ジョージ」を知らない人はいないだろうが,その由来となった人物でもある.派手な人物やエピソードに囲まれている割には本人はめっちゃ地味,という位置づけであるという印象しかなく,吃音を抱えていたとは知らなかった.と書くとやや不正確で,Wikipedia記事で目にしたことはあったが記憶になかった,ということになる.ストーリーは,吃音を何とか修正しようと努力する彼と,彼を「治療」する言語聴覚の専門家であるオーストラリア人ライオネル・ローグと,それを暖かく見守り励ます妻エリザベスを中心に展開する.第二次世界大戦前夜という緊迫した時代背景もあり,言語障害もなかなか克服できないし,重苦しくなりがちな展開なのだが,そこはそれ,英国映画らしいウィットとユーモアが溢れていて(って字幕でしか理解できない部分では理解に限界もあったと思うが),穏やかに楽しんで観ることができた.コリン・ファースの吃音演技は当然ながら迫真.単に言葉に詰まるというだけではない吃音傾向者の話し方の特徴を実にうまく捉えていた.これから観る方のために詳細は省くが,「Four Weddings and a Funeral」や「Love Actually」が好きな方には確実にお勧めである.
明日のアカデミー賞では最多部門ノミネートとのことだが,何か獲れるだろうか.…と思って今予想をあれこれ見ると主演男優・助演男優・助演女優が全部本命って,ほんまかいな.え?作品賞もなの?? そりゃ当初主演をオファーされて断ったというヒュー・グラントが悔しがるはずだな.
ジョージ6世の実際のスピーチがどのようなものであったかは,ネット上にたくさん動画が公開されているのでそちらを視聴すればよく分かる.
木曜日に大きな枝を伐採,金曜日に周囲を掘削し始めて,月曜日の朝でこんな感じ.後ろ右手の建物は研究館の新館で,このたびは取り壊されない.奥の建物は取り壊し予定.
今日は今週で唯一スケジュールのない日なので,自宅でのんびりアカデミー賞授賞式を見たいところなれど,それではあまりにグダグダなので,出勤してみた.いくつか書くべき原稿の目鼻を付けることにしよう.
高槻M君が師匠Y先生監修の元で編んだ社会心理学の入門書がようやく完成稿の入稿段階に至り,3/24発売が確定となったそうです(はやっ).不肖私も5項目執筆させていただきました.原稿執筆に際してご協力くださったkanegon_pさんには,出版社直送か私からかは分かりませんが,とにかく謹呈させていただきますのでしばらくお待ちを.
Before...
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