年度明けは日曜日.そしてエイプリルフール.IT企業はどこもこの行事が大好きらしく,今年もGoogleさんを筆頭にいろんなところが仕掛けを凝らしていた.とはいえ,やはりこの手の企画で一番面白かったのは年刊Ah!Skiだったよなあ,と前世紀を懐かしく思い出す私である.一方で,個人的には悪気やイヤミがなくても嘘をつくことはあまり好きではないし,気の利いたネタも思いつかないので,積極的に参加したことはない.
四月馬鹿情報が溢れる中,人事異動のお知らせもいろいろと.遠くなった方,新天地でなお一層のご活躍を.ご近所さんになった方,これまでより親しくさせていただけそうで楽しみです.私自身は甲山に勤め始めて4年目に入る.学科代表になっちゃったので,週明けからのガイダンスなどの行事では何かと登場機会が増えそうである.ゼミにはPDが1名,M1が2名,そしてB3が15名の新メンバーが加入する.皆さんどうぞよろしくお願いします.
さて,2012年度が始まった.幸先良くPDの投稿論文が「ほぼ採択」の段階に至ったとの通知あり.某知人の「プロポーズ成功」ネタも吹き飛ぶくらい喜ばしい話.いやもちろん,人生におけるさまざまな成功という意味では,どちらも非常に喜ばしい.
まず9時に新しく応用心理科学研究センターに着任したPD2名を事務等に案内する業務.とkろが集合場所を「F号館1F」と伝えていたのだが,いつまで経っても彼らが来ない.いきなり初手から遅刻とは大胆な人々だ.しかし2名とも来ないのはおかしくないか,と思って電話したら,横にながーいF号館の,われわれの個研があるのとは別の待合のようなところにいたことが判明した.心理メンバーという内集団的には「F号館1F」といえば学科事務室や教員の個研,そして地下にホールや院生室・実験室があるエリアと決まっているのだが,確かに一般的に見ればそれはF号館のごくごく片隅に過ぎないのだから,新しい方には大変不親切な案内であったと反省した.ことほど左様に,新しい人を迎える時は,迎える側に一片の悪意もなくてもひどい不親切をしでかしてしまうことがあるので気をつけなければならない.そして,迎えられる側にお願いしたいのは,気をつけても至らないことは多々あるに決まっているので,分からないことがあったらどしどし聞いて欲しい,ということだ.とはいえ聞いてと言われてはいはいと聞ける人もそういないので,個人的に異動当初に困ったことについては「こういうことで困ってない?」とお節介を焼くことにしている.おそらく経年により当時の記憶をどんどん忘れてしまうので,ここ数年限定のことになるだろうけれども.
10時からは新3年生のオリエンテーション.学科代表としての初仕事である.資料が大量にあってわたわたしたり,学生たちが久しぶりに会う友達とわーきゃーしゃべってうるさかったり,あんまりいい思いをしないことが多かったのだが,従来使っていた教室よりも横幅が広く奥行きが若干浅いところを使ったせいか,それとも学科代表のむやみやたらな迫力に気圧されたせいか,割合静かにスムーズに進行できた.ついでに今年度のゴールデンウィーク中止のお知らせもしておいた.4/30と5/3と5/4が授業実施日になったのだ.5/1と5/2はもともと平日なので,つまるところその週は月〜金に授業があるということで,明らかにこれはゴールデンウィークそのものが中止であるとしか言いようがない.学生はさぞがっかりだろうが,教員だって,がっかりなんだぞ.
午後は大学院のオリエンテーション.こちらは大学院の領域代表の差配の元で行われるので私は参加するのみ.新しい院生がたくさん入った.うちのゼミにも2名.みんな黒かった(服の話である,念のため).
行事の合間にあれこれと雑事を片付けまくる.普段に増して手綱をしごいてマクリをかけたので,夕方には少々頭がクラクラしてくるほどだった.私も大変だが,いろんなタスクを投げつけられた方も大変であろう.
夜になって,科研の採否通知が届いたようで,このところ連敗続きで毎年腐っていた同僚に遂に採択という朗報が入る.雑事400%で忙しくはあったが,最初と最後にいい知らせのある,大変ハッピーな一日だった.
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昨夜のニュースの時点で盛んに「明日はなるべく外を歩くな.できることなら家に籠もれ」的なインフォメーションが流されまくっていたので,ほんまかいなと思いつつも鉄道ダイヤが乱れることを危惧して車で出勤.
今日は入学式その3とその4があるのに,暴風警報が出たらどうするんだろうと思っていたら,午前中早々にそれが発令されてしまった.新入生「以外」には帰宅指示が出たようだが,入学式は決行.まあ,今日やらないで明日にしますというわけにもいかないスケジュールだし,仕方のない判断ではあろう.警報が出てから数時間は,雨は降るものの風は穏やか.なんだ,またクルクル詐欺か,と思っていたら14時過ぎに神大方面の知人から「暴風雨!」という情報があり,ふと窓の外を見るとびっくりするくらい真っ暗.ほどなく「たたきつけるような」というレベルではないくらいの雨が降り始めた.激しい降雨時間は20分くらいだと思われるが,確かに外に出るのはお控えなすった方がいいくらいであった.
その後も雷が鳴ったり,雹が降ったり,空は晴れているのに風だけ異様に強かったり,と大荒れ.文学部の新入生たちは折悪しく一番降雨が激しいタイミングで入学式を終えてしまったらしく,学部ガイダンスのための移動中にずぶ濡れになってしまった学生も多かったようだ.風邪をひかなければいいけれど.
そんな中,私はまたもや雑事400%の一日だった.なぜ次から次へとto doは湧いてくるのでしょうねえ.
昨日とは打って変わって爽やかに晴れわたった好天の一日.幸いまだちらほらと咲き始めたばかりだった桜は,枝がバキバキに折れることもなく,根こそぎ倒されることもなく,どうやらあと1週間くらいで美しく咲き誇りそうな気配である.
昨日ずぶ濡れの入学式を終えた1年生たちは,まだまだわけもわからぬ状態だろうがともかくあーだこーだとガイダンスを受けているようす.私も入学当時は右往左往したもので,様子が大体見えてきて自分の立ち位置が定まってくるまでにはまだしばらくかかるだろう.朝から連れ回された最後に15時前から1時間ほど学科でのオリエンテーションに参加してもらった.今年度の入学者は181名で定員から+6,学部全体も定員770名のところに776名という素晴らしい落としどころにて,ニーズとシーズがほぼ合致した状況が出現したようであった.あの推定アルゴリズムとそれを微調整する職人技,すげぇぜ.
新3年生のオリエンテーションでは「挨拶は抜き」だったが,今回は新入生相手なので教員+助手は1人ずつトーク.私も珍しくちょっと緊張して「こんなことを言う」を忘れないようにと手のひらにメモって言ったのだが,結局思い出すのを忘れて,いや,というよりもぶっつけでこっちを言おうと思いついて,まったくメモとは違うことを話した.とはいえ要約すると「入学おめでとう.われわれの仲間にようこそお入りくださった.これから一緒に頑張ろう」ということを伝えたという意味では同じだが.
そんなこんなの仕事もあったが,雑事に取り紛れる必要はほぼなかったので,このところサボっていた文献読みにかなりの時間を割くことができた.溜まっていた3本は読了→レジュメ作成までできたので,また新たな読みたい論文探しの旅に出かけなければならない.
今年度から地域の自治会の「組長」というものになった.正確に言えばはびーがなった.世帯主は私なのだが夫婦であれば自動的に夫がなるようだ.面白いルールだとは思うが,自分がなりたいわけじゃないことには敢えて異議を唱えることはしないというご都合主義を貫いている私である.
私の住まいする町は割と広域なので,町全体の自治会が3つの地区にわかれており,さらに地区ごとに10数組にわかれていて,そのうち「北地区4-2組」の組長である.組には7つの世帯があって,回覧板を回したり,自治会費等々の徴収をしたり,まあそのくらいしか仕事はない.学科代表と同じく,誰でもできる簡単なお仕事と言えるだろう.
年度初めに組長以上の役員が集まる会合があるというので,選挙の投票以外で足を踏み入れたことのない公民館に足を運んだ.しかも夫婦で.何と熱心な地域住民だろうか.いや少なくとも私については単に心理学者としての飽くなき探求心が足を運ばせたにすぎない.内容は想像したとおりのもので,議事進行もこれまた予想していたとおり若干gdgdで,そして,
みんな慣れてないんだ
ということが分かってちょっと安心した.
まだ春学期は始まっていないが,大学院は勝手にスタート.木曜午後はリサーチミーティング(略称:リサミ)である.今年度の参加者は,PD×2名とM1×2名,そして私の合計5名.さすがに個研のMTGスペースに5名が座ると混み合った感じがする.これ以上ラボの規模が大きくなったらゼミでも教室を確保しなければならなくなりそうだが,セッティングその他が面倒だなあ.ともかく今年はぎゅうぎゅうでも個研で実施することにして,去年と変わったのは「お茶菓子係」を決めたことくらいである.本日は不肖わたくしにて,さくさくぱんだとルマンドを提供せり.
新年度初回ということで,それぞれが自己紹介を兼ねつつ今年度の目標を発表.PDさんたちは「データを取って論文投稿」,M1は学会デビューを目指して卒論をまとめ,修論に向けてのデータを取ることが当面の目標となる.私→PD→M1とほどよく世代が空いていることを生かして,うまくモデリングと伝承ができる場を作ることができればいいなと思う.
久しぶりの3時間超えのMTGで,楽しかったが少々疲れた.朝から若干体調不良で,喉がうっすら痛いし節々も痛む.うーん,悪化しなければよいのだが.
今週はいろいろとやることがあって割と疲れていて,昨日は喉や関節が微妙に痛く,同僚には咽頭炎で発熱してお休みやらお腹の調子が悪いやらもいて,何となく自分もだいぶ体調が悪い気持ちになっていたのだが,朝方派手にあったらしい雷にもまったく気がつかないほどぐっすり眠って目覚めると喉の痛みは消えていて,そこそこ快調.
ただし激しく頭を使うことに従事する気にはなれなかったので,査読はやめておいて,来週からの講義の準備を最終的に確認したり,科研の報告書をe-Radで書いたり,数ヶ月後に刊行されるはずの本に書いたコラムの原稿を校正したり,と軽めのお仕事を片付けた.ああ「春休み」も終わりだねえ.
そんな中,とてもうれしいニュースととても面白いニュースが飛び込んできた.両者は比較的関連があるので,近い将来きっと酒の肴にしまくってやろう.
KGツイッターズのお仲間の一人F先生にご自身でお持ちの年間予約席を譲っていただいて,今季初の甲子園での野球観戦に出かけた.しかも,初めての巨人戦.去年学会のついでの東京ドームで「人生初の伝統の一戦」は体験済(ただしボロ負け)だったが,甲子園では負けるの怖さにこれまで一度も観戦したことがなかった.しかし今の巨人なら行けるかも?と思ったわけではない…と言えば嘘になるが,せっかくのチャンスだと思って勇気を奮って出かけることにした.場所はレフト外野でバックスクリーンのすぐ横あたり.ライトほど熱くはないがやはり外野は外野だ.横目に巨人ファンの一角があるのは気になるが,思い切り応援を楽しめる雰囲気.
試合の方は1回裏にヒットと敵失で得たランナーをぼてぼてサードゴロで返した先制点を結局守り抜いて1−0で勝利.阪神は3安打14三振,巨人は4安打13三振という絵に描いたような貧打戦で,2回以降の杉内の立ち直りぶりからしてラッキーな勝利だったと言えるだろう.とはいえ,巨人の方々も長野を除いて気のないスイングを繰り返しており,まったく打たれる気もしなかった.しんずりした試合だったし,寒くて大変だった(中京競馬場にも持ち込んだフリースのブランケット+カイロ貼りまくりでしのいだ)が,勝ちは勝ちだ.試合終了時の風船だの,六甲颪の斉唱だの,万歳三唱だの,久しぶりに完遂できて,大いに満足した.
周囲のファンは,年間予約席を買っている本人あるいはその知り合いが多いので,トラキチとしてのステイタスは高い.つまり割と野球をよく知っている人々である.そんな人々は試合展開に対するリアクションやコメントが非常に似通っていて,そのことがとても面白かった.何でもないように見えたサードファイルフライを落球した新井をボロカスに罵倒している…ように見えて「新井さん」と敬称をつけて呼んだり(彼の生真面目さは何だかそうさせるところを持っているのだ),金本のギリギリなレフトフライ捕球には「ほっとした」という以外はほとんどノーリアクションなのに大和のフライングキャッチは絶賛したり.なかなか居心地のよい空間であった.そして年間予約席オーナーだけが持っているらしいロゴ入りキャップがうらやましかった.うちも欲しいな…と思うが,値段はともかく実際に行けたり知り合いに渡せたりする機会がそんなに多くなさそうなので,現実にはやめておいた方がよさそうだ.
昨日より少し暖かくなり,好天の一日.
お昼頃から第2回「関関人科の会」ということで,@iTomoyuquiさんのお宅にお招きにあずかった.私たちが西宮北口在住時はご近所さんだったのだが,2年ほど前に夙川に引っ越された.駅から花見客で賑わう夙川公園を抜けて15分ほど(まっすぐ行けば10分ほど).閑静な住宅街の瀟洒なお宅,というのの見本のようであった.残念ながら,いくら豪邸を建てても(しかも我が家は豪邸じゃない)茨木ではひっくり返っても敵わない街並みの雰囲気がうらやましい.参加者は高槻M君と谷本さん,それに関大社学の小川先生も参加してくださり,今回は関大風味が強い会となった.
@iTomoyuquiシェフはソーメンチャンプルー,フーチャンプルーに腕をふるって下さったが,私が感動したのはそれらではなく(笑 完熟アボカドにノリの佃煮とわさびを乗せて食すというアペタイザーであった.これが随分素敵においしくて,しかも簡単.アボカドの熟し加減さえ正確に見定められれば,最強の酒のつまみになることを確信.ばくばく食べてしまった.いや,チャンプルーもおいしかったのだが,初めての出会いというのはほら,感動するものじゃないですか.
さらにはウッドデッキで火をおこしての焼肉も.着火剤がしけっていて当初は難儀したが,液体着火剤を追加購入してきていただくことで無事解決.松阪牛のランプ肉,大変おいしゅうございました.満腹になって17時頃帰宅.
早朝日が昇りかけた頃は「満開はまだかな?」という程度だった桜だが,朝のうちから一気に気温が上がったぽかぽか陽気で一斉に花開いた模様.この写真は昼休みに撮影したものだが,ほぼ満開だというのが分かるだろう.それにしてもいつ見ても桜が咲き誇る様は美しい.富士山と共に日本人にとっての絶対美のような存在なのではないだろうか.
午前中は論文を読んだりお遣いをすませたり.ようやく学会費を支払いに行った.午後は初回の輪読ゼミ.今日から発表者は5名に増えた.新しくメンバーになったM1君は英語を読むことにかけてはまったく不安がなさそうでよかった.PD戸部ちゃんもこれまでのメンバーとは専門領域が違うので,新風を吹き込んでくれそうである.3時間コース+αで17時頃終了.
昨日からの暖かさで桜はほぼ満開に.しかし明日は雨風共に強い荒天となり,花散らしになる可能性が高いらしい.ちょっと「花の命は短くて」が過ぎるのではないか.
春学期は昨日から始まっているが,私の春学期担当科目は火〜金なので実質的には今日からスタート.今年から3限に移した卒論ゼミは,18名中16名が集まった.早速明日第1回調査をする学生もある一方で,まだテーマもはっきりとは固まっていない学生もいる,という年度当初恒例のそれぞれ進度がバラバラな状況だが,何とか頑張っていただきたいもの.
なぜ卒論ゼミを3限に移動させたかといえば,これまで開講していた2限にある科目が入ったという事情による.2限はその今年度新設科目「心理学総論」を聴講に行った.担当は同僚のnkjm先生だ.勤務先では4年前に心理学専修と教育心理学専修という2つの専修が一緒になって心理科学専修という1専修になり,それに対応してカリキュラムが変更されたのだが,その際にこの総論科目が新設され,4年次履修指定(つまり4年生にならないと受講できない)というやや珍しい位置づけがなされた.つまりはそれまで3年にわたって学んで来た心理学の総仕上げをしようという意図が込められており,同時に心理学史を学ぶ科目であるという目的ももっている.これまで講義・実習・演習によって学んできた各種パーツを「心理学」という学問体系に組み上げて行くための背骨を提供する科目といえるだろう.
私はそういう確たる思想のある心理学教育を受けてこなかった(多分,むしろそんな思想は邪魔だという「ディシプリン」に当初は基づいていたと思われ,とりあえず「心理学」という言葉を「行動学」に置き換えてみましたが何か,という大学で育った)のでこうした科目を担当できる自信はない.残念ながらこれは謙遜ではなく,ほんとに(現状では)無理である.もちろん「では今から勉強させていただきます」というほどロウワーだと思っているわけでもないが,同僚がどう教えるか,それに学生がどうリアクションをするのかに興味があって聴講させていただいたという次第だ.ざっくりとした内容について関心のある方はツイログを参照していただくとして,総じて予復習を欠かさずガッツリ勉強する意欲のある学生にはうってつけのいい授業内容になりそうで期待している.
なんせシラバスがこの内容である.受講する側としては否が応でも「やってやるぜ」という意気を高めざるを得ないではないか.今年の秋以降の大学院入試が楽しみだ.いや,ほんとに.
週の真ん中水曜日は甲山に奉職して以来特異に忙しい曜日と決まっている.朝一と夕刻以降の会議に授業が挟まれるというサンドイッチ状態である.特に今年は学科代表になったので朝の会議が1つ増えて,しかもぼーっと聞いているわけにはいかなくなるのでフル稼働状態がますます亢進することになるわけだ.
今日はWG(学科会議のための学科執行部による打ち合わせ会)→3年ゼミ→オムニバス科目担当→3年統計と続き,幸い夕刻以降の会議はなかったのでそこまでで終了.ただしゼミも2つの講義科目も初回とはいえ「お試しガイダンス」だけで済ませるわけではなくガッツリ内容に入るものだったので,学生相手のテンションを延々と維持するのはなかなか大変だった.多くのご同輩もそうだろうが,学生相手だと,普段の200%くらい明瞭快活になる.普段から他者と比較すると若干明瞭快活気味な私なので,増量することにより割と体力を消耗する.
さすがに若干疲れて帰宅.雨がちだったので往復には久しぶりにバスを使ったが,確実に自転車の方が早いことを改めて確信した.
気持ちよく晴れた一日.幸い昨日の雨ニモマケズに桜はまだ満開状態を維持しており,キャンパス内外の各桜の名所は大変に美しかった.特にあまり知られていないお勧めは,応用心理科学研究センターCAPSのある全学共用棟から高等部方向を眺める風景だ.あんな環境で日々研究に勤しめるポスドクたちがうらやましい.
午後のリサミはいつものように3時間コース.新しくM1として弘前大学からやってきたT君の卒論について発表してもらい,あれやこれやと意見する.また,戸部ちゃんの申請書の内容も検討.茫漠としたところから始まった実験計画もだいぶ輪郭がはっきりしてきて,ちょっと面白いことも思いついたりして,まずは資金獲得をしなければいけないが,楽しみ,楽しみ.
5限は新築なった社会学部に学長君が今日から非常勤講師として出講するということで,院生が受講しに行くついでに見に行ってきた.社会学部の建物は当然とても美しいのだが,特にチャペルが美しく,プロテスタントらしくシンプルではあるが重厚さを感じさせる内装になっていた.いかにも「チャペル!」という感じで惚れ惚れ.文学部のチャペルは教室と兼用なので,あまり愛想がないのが残念だ.一方廊下は階段は「なぜこんなに?」と思うほど曲がりくねりまた狭隘で,事故が起こりやしないかと若干心配になった.次回は非常によい設備だという噂の実験室を見学させてもらいに行くことにしよう.
夜はJK氏の快気祝いと称して甲東園の駅から少し歩いたところにあるフレンチ「ラ ターブル ド モンクール」へ.周りに畑が広がっている中にぽつねんと建つお店で,シェフがたった一人で切り盛りしているらしい.そのため完全予約制で,夜は4人までが精一杯だそうだ.JK氏のスペシャルリクエストが「野菜」だったので,それ中心のメニューをお願いしたが,メインのお魚料理もとてもおいしく,大変満足した.「野菜」というリクエストは珍しいらしく「どんなお客さんが来られるのか」と緊張しておられたとのことだが,単に臓器に優しいものをという単純な発想であった.他には鴨料理などもお得意らしい.おいしい割に値段は比較的リーズナブルだったので,また是非再訪したいものだ.
これまで3年間,金曜日は授業を入れず研究室にこもって仕事ができる曜日にしていたのだが,この春学期は3限に総合科目を開講することになった.ただし,PDのayaさんと共同で担当するので,前半は彼女にお任せで,6月以降に出場すればよい.今日は第1回目なのでガイダンスをした.この科目は申込科目といって授業開始前に申請しないと受講できない仕組みになっていて,しかも定員を設定できる.教員側にとっては楽器当初の不確定要素が少ない便利な科目だ.複数担当者を置いてもよいし,ゲストスピーカーも3人まで呼べるので,その点でも柔軟性が高い.今年は定員を150名としたが実際の受講者は110名強となった.多くは1年生で,心理以外の学生も多い様子なので,その点には留意して専門的な話に暴走しないようにせねばならない.全体的なテーマは特に現代的な集団コミュニケーションに関する社会心理学研究ということで,ayaさんには裁判員制度などの評議コミュニケーションについて,私はオンラインコミュニケーションについて話す予定.ガイダンスとは言えじっくりゆっくりとあれこれを説明していたら時間がかかった.
4限は新2年生オリエンテーション.やはり1年生と比べたら格段にがやがやしている.先生方が一人一人壇上で話をしているのに途中でざわつく連中が少なからずいたので,くるりと振り向くとそこにTAのM1男子が2名ほど座っていた.
あんたら,黙らせてきーや.
と睨みをきかせてみた.ほとんど極道の何とやらである.きっと彼らも去年まではがやがやしていた方なのだろう.
週末の買い物と,お昼に夢打庵に出かけた以外は家でのんびり.最近グリーンチャンネルを契約したので朝から競馬を見られるのだが,オオタニジムチョウだのステキナシャチョウだの,馬ではないような馬が走っていた.中山グランドジャンプもあり,全馬完走したのはとてもよかった.
11時にハミル館集合で毎年恒例の大学院新入生歓迎の花見宴会@甲山森林公園.新入生歓迎のはずがなぜか今年はM1が幹事役だったようで,事前準備に随分と時間を割いたらしい.誠に気の毒なことではあるが,「なんであんたらがやってんの?」と言い続けてもそうなっていたので,仕方がなかろう.
ハミル館から甲山森林公園の桜スポットまでは,ゆっくりと上りの坂道を歩いて30分程度.森林公園は甲山山麓の緑に溢れた広大なゾーンだが,桜はシンボルゾーンのすぐ横の円形舞台風になった一隅にしかないので,あまり花見客はおらず,なかなかの穴場である.今日も出かけたのは昼前だったがその場所にいたのは数組で,20数名の団体でもたやすく場所を確保することができた.桜はまさに満開→散り始めといったところで,少し強い風が吹くと花びらがひらひらと舞い,子供たちがバトミントンのシャトルを引っかけると大いに花吹雪状態になっていた.そんな桜の木の下で食べたり飲んだりしゃべったりというのは,いかにも日本らしい悦楽のうちの1つだろう.
と,いつもは夕方まで居座るところだが,今日は皐月賞GIがあるので14時頃に中座して阪神競馬場へ.これも徒歩30分ほどだからご近所である.応援するのはもちろんゴールドシップ.昨年度の三冠馬オルフェーブルと同じステイゴールド×メジロマックイーン牝馬の血統で,こちらはマックと同じ芦毛なのでさらに愛着を持っているのだ.血統的に皐月賞よりダービーだから,皐月賞は「まあ馬券に絡めばいいんじゃない」と思っており,単複500円ずつの応援馬券を握りしめての観戦となったのだが,実際は敢えて芝が荒れているインをただ一頭だけ突くという見事な作戦で,直線に入ったところで力強く抜け出し,文句の付けどころのない圧勝となった.いつも悪いゲートはふわっと出たものの道中は3コーナーまでずっと最後方で,大丈夫なのかと思っていたら… もうちょっと余計に単複を買っていたはびーも先日の中京での負けを全部取り返すことができたらしい.種牡馬としては必ずしも成功したとは言えないままに亡くなったマックの血がステイゴールドとのニックスでここまでハイレベルな爆発を見せる,というのは正直まったく予想していなかった.驚き.
これでダービーはド本命で迎えることになるだろう.今度は単複ではとてもじゃないが儲からなさそうでうれしい悲鳴wである.
さすがにそろそろ桜も散り始めた.学園花通りは道路上に多くの花びらが散り敷いてそれはそれで美しい.ぽかぽか陽気に誘われてか,昼休み遅くに学内移動のため外に出ると,中央芝生にはたくさんの人々が集っていた.どう見ても大学生よりも幼稚園児やそれよりもっと幼い子どもを連れたママさん連中,あるいはビニールシートを敷いて座り込むおじさんおばさんたちが目につく.ここはほんまに大学かいな,といった光景だが,それもまたよかろう.残念なのは,肝心の住人たるわれわれは,そうした機会をほとんど作れていないことだが.
午前中は会計に関するMTG.この3年うっすらと分かろうとしてもよく分からなかったものが,ようやくちょっとだけ見えてきた感じはしてきた.学科単位となると使うべき人数も金額もそれなりに大きく,それは前任校でも同様の状況ではあった(むしろ予算規模は前の方が大きかった)のだが,こちらの方が以前より「きっちり決めないといけないこと」も「きっちり決めにくいこと」も,いずれも多い印象がある.まあ,なんとかなるでしょう…
午後は輪読ゼミ.途中に説教とかw,1年生のラボツアー案内とかを挟んだせいもあって,17時頃までかかってしまった.しかし論文を読んで議論することに午後一杯を使えるというのは幸せなことであるのには間違いがない.私が報告した論文は以前オンラインニュースメディアで話題になり,レジュメを作った当初にTLでもプチ反響を呼んだWhen Social Networking Is Not Workingという小洒落たタイトルのPSS論文.low self-esteem者にとっては涙なしでは読めないような「ちょ,そのあまりにも明らか過ぎる交互作用はなしにしといてや」的な結果が報告されていた.おもろ.
明日学科代表になって初めての学科会議があるので,議案だの資料だのをあれこれと準備.印刷準備などは助手さんがやってくれるので,ファイルをDropBoxに置けばよい.助手さんたちはこうしたクラウド化()サービスをこれまでご存じなかったそうだ.そのことには大変びっくりした.
議長として個人的には,なるべく当日話し合う事柄を少なくしたい.というのも9時から始めて10:30には終わらないと,10:40から3年生ゼミをやるのに不都合を来すのである.これまでの平参加者としての経験上,中座率は結構高かった.今年度はホナサイナラというわけにいかないので,ゆゆしき問題なのだ.日本的に根回しをするというよりも,きちんと議論すべきことには時間を取りたくて,そうではないんだけど対面で話すとgdgdしてしまうようなことはメイルで話をつけておきたいということだ.しかしそのための連絡をしていて気がついたのだが,当日の会議をシンプルにしようと思いすぎると,こちらの事前準備がシンプルでなくなるのだ.当たり前の話だが,これをあまりにやり込み過ぎると自分だけの時間が奪われすぎてしまう.なにぶん初回なので会議体の作り込みにも熱心になったせいもあるが,たいがいにしておけよ,と自分に言っておこう.
第2回.前回より欠席者多しだが,ぼつぼつ内定決定者も出始めて,震災直後だった去年よりは確実に出足が早いようだ.1週間に卒論関連の作業を進めていようがいまいが必ず出席者には報告をしてもらう.このやり方,下方比較が働いて全員でさぼられると困るのだが,最終的にはやらなければならないことが自明であるせいだろうが,今のところそうはなっていない.
しかし早速無断欠席が1名.事後に気付いた本人の申告によれば,昨年のゼミが水曜日だったので曜日が移動したことを失念していたものらしいが,無断であることには変わりない.実験実習のように1回でアウト,という制度は敷いていないが,スリーアウトチェンジにはならないように自戒してもらいたいものだ.
学科代表としての初めての会議.超ドキドキ☆というほど世慣れていないわけではないが,多少は緊張.考えてみれば中学・高校の6年間は万年クラス委員長だったのでいつも学級会でらしきものでは議長だった.振り返ってみると決して好ましい思い出ではないのだが,それなりにリーダーシップを実践的にトレーニングする場としては機能していたような気がする.しかし万年委員長にほとほと飽きたこともあり,大学入学以降は今まで一貫して,
闇指令
を目指していたので,表だって組織を引っ張るような立場には(敢えて)つかないでいた.久しぶりのリーダーなので,闇討ちされないように頑張りたい.しかし何かミスがあればいつでも潔く学科代表の職を返上する覚悟はできている.今やめさせてくれてもいい(笑
今日から学生たちによるプレゼンテーションの開始.今年も「よくわかる社会心理学」(ミネルヴァ書房)を素材にして,1名が2テーマについて調べてきてプレゼンするというお決まりのスタイル.今日はトップバッターズの3名がプレゼンを行った.何事もお初というのは緊張するものだろうと思うが,今年の3名はこれまでの学年とちょっと違っていて,いきなり相当「練った」プレゼンを披露してくれた.もちろん質的な作り込みという部分では「まだまだ」ではあったが,少なくとも聞かせよう,ゼミの仲間とインタラクションしよう,という気持ちは顕著にあらわれていた.質問する方もちゃんと予習をしてきているのがよく分かる学生が少なくなく,コメントもぎっしりで,スタートとしては上々以上のものであったと言えるだろう.これがベースラインになると,これからも相当みんな頑張るのではないか.期待したい.
本日も1限講義→PDsとのMTG×2→ランチMTG→リサミ→群青の貴公子による研究会という多忙日.しかも途中で妙でちょっと不快なイベントが紛れ込んできたりして,さらに忙しさの増した一日であった.できれば出来心レベルのことで私に余計なコストをかけさせないでほしいのだが.
夕刻からは西宮北口に出ていつものレミングスメンバー+2で懇親会.このたびキムが岡田山に研究室を移し,甲山にも戸部ちゃんが加わり,学長は社学で非常勤を始め,と,この辺りのhus密度が高まってきたので,ここは一つこれから何かやったろやないか…というほどのことではないが,ともかく懇親しようということで集まった次第.ことのついでに愛の貴公子も呼んだったった,という7人であった.レミングたちはいつものように振る舞っていたが,ayaさんは久しぶりの,戸部ちゃんは初めてのそのノリに多少面食らっていたようであった.
店はガーデンズ内のフレンチシノワーズ.フロアスタッフは大変いまいち.もう少ししっかりした人材を置く方がよいのではないか.料理は特に可もなく不可もなくだったが,再訪意欲は湧かなかった.
同じく開業15周年(私たちの結婚式+披露宴より1ヶ月くらい遅かったらしい)のリッツカールトン大阪「スプレンディード」にてディナー.量はミニマムだが美味なるイタリアンと1997年もののボルドーワインを楽しんだ.
CAPSで主催するR講習会「KG.R」の第1回目(基礎編)を開催.学内外から,また学部4年生から教員まで幅広い属性の30有余名の参加を得ることができた.Osaka.RやHiroshima.Rの開催情報やその様子を見ていて,いいないいな,うちでもやりたい!と思って始めた企画だ.パッケージのインストールなど多少ネットワーク環境によりうまくいっていないケースがあったようだが,おおむね順調に進めてもらうことができた,と思う.
しかしこの手のソフトの利用に関する講習会は,講師の指示通り,マニュアル通りに進めている分には問題がないのだが,さて家に帰って復習しよう,実際に自分のデータを扱おうと思うとうまくいかなくて,結局投げ出してしまう場合が少なくない.同様に,心理科学統計IIIのSPSS実習もまったく同じ経緯を辿る学生が多い.やらなきゃならん,とか,これしか使えん,という状況に追い込まれると多少違うのだが,今回はなるべくそういう参加者が少ないことを願いたい.そのためもあり,第2回は6月半ばに,今度は「分析ケース報告会」として開催することを予定している.
終了後の懇親会は甲東園の韓国料理店「こさり」にて.サムギョプサルなどをおいしくいただいた.講師を中心に,さすがの濃い話が多かった.
今日は奈良で西日本社会心理学読書会(略称NASA)の2012年度第1回会合が持たれる日だったのだが,このところ連日会議やらお出かけやら飲みやらが続いていたので休養日にとした.新しいメンバーも増えたのでご挨拶したかったのだが,無理をしないことを最優先に生きる私である.
で,天候はイマイチだったが午前中は結婚記念日恒例のプレゼント交換イベントを敢行するためりんくうプレミアムアウトレットへ.(1)予算は結婚継続年数×1000円(±10%の誤差まで許容),(2)相談せずにそれぞれ単独行動で探索・購入する,というルールが1年目から厳格に運用されている.金額が小さいのであれこれ探し回れることが購入場所には求められるため,いつも大きめショッピングモールを選ぶことが多い.去年はGWにハワイに出かけたためアラモアナショッピングセンターだったが,今年は特段の予定がないのでこちらで.
あれこれ探し回る,とは言っても普段のわれわれの購買行動にはさほどバリエーションがないため,アウトレットでも数多ある店のうち立ち入るところは片手かせいぜい両手で足りる程度である.今回も真っ先に出かけたのはラルフローレンで,はびーは先にお手洗いに立ち寄った分私よりタイミングが遅くなった.それぞれがここで1品購入したので,はびーはレジのお姉さんに,
あ,先ほど奥様がお見えになりました!
と言われたそうだ(笑 ええ,はぐれたわけではないのです.結局今年のプレゼントは,私→はびーが麻のシャツとネクタイ,はびー→私がポロシャツとサンダルという組み合わせとなった.
関空に立ち寄り,きれいになったという噂をゼミ生から聞いていたお手洗いを探検した後,ランチして帰宅.
雨上がりの朝.勤務先は2014年9月28日に創立125周年を迎えるそうで,新年度から正門を入ったところにカウントダウン電光掲示板が設置された.本日であと「888」日.他の多くの大学と同じように創立記念日は「休日」とされるはずなのだが,着任以来それが誠実に実行された試しはなく,いつも「授業実施日」となっている.法律で決められた祝日すら無視するこのご時世だから,たかだか一組織(自分のところだが)が勝手に決めた休日など無視されて相当なのだろう.しかしさすがに2014年9月28日は盛大にイベントの1つも行うのだろうから休みにするのだろうか,と調べてみたら.
日曜日でした
なるほど.世の中はうまくできているものだ.
で,日が昇ってからはどんどん暖かくなり,夏日も近いくらいのぽかぽか陽気.昼休み終わりかけのタイミングで,ゼミのために中央芝生をつっきって実験室棟に向かったのだが,芝生の上は車座になってランチしたりおしゃべりをしたり,きゃっきゃと騒ぐ学生たちのグループが山盛り.降り注ぐ太陽の光に照らされて,心物両方の意味で大変眩しい.私は,
20年前の大学生当時,これができる環境があったろうか.いや,ない.
と嘆息するだけで済むが,現に大学生な彼らの中でこの輪に(入りたくても)入れない辛さを感じる学生はいるだろうなあ,と思った.いやだからってキラキラするなって意味じゃないっすけどね.
幸い,今の私には中芝でおしゃべりするよりゼミで論文を輪読して議論する方がよほど楽しい.今日も4時間コースだった.しかしよく考えてみれば中芝でゼミをやれば一挙両得かもしれない.天気が良ければ,是非5月に.
ポスドクや院生たちに加えて,3年生15名がラボメンバーに加わって3週間.この時期恒例の新歓ゼミコン(タテコンとも呼ぶようである)が行われた.38名中31名となかなかの参加率.会場は西宮北口北西口からすぐの「ちろりんむら」というお店で,大きな2テーブルを貸し切り,それでもかなりぎゅう詰めだった.料理を大皿でどかんどかんと出した後は,飲み放題メニューのうちカクテルやソフトドリンクはセルフで作ってね,というシステムで,こうした飲み会には最適だろう.自己紹介をしたり,途中で席替えをしたり,と基本パターンを踏襲しながら思い思いに歓談.様子を観察する限りでは,タテの交流も結構盛んに行われていたようだった.
個人的には,出身中高のタテコンでもあったので面白かった.特に3年生は出身校にしては珍しく「事を荒立てる」タイプのようなので,うまい方向付けができてくれれば各所で活かせる人材となりそうだ.
第1クール第2回.今日も各自工夫が見られるプレゼンで,説明ぶりも落ち着いており,少なくとも見せ方という意味ではとてもよい出来だったし,質問もあらかじめ予習していることが窺えるものが多かった.
今後の発表者や第2クールに向けてまたハードルが上がったと言えそうだが,見せ方はこの辺りで十分なので,むしろプレゼン内容の向上のための文献渉猟・読み込みに時間をかけてほしいものだ.今のところ英語論文にチャレンジした例はないので,それが少しずつでも出てくればもっと面白くなる,はず.
ともかく,ハードルを私ではなく学生たちが自ら競い合いながら上げていっている,というのが大変好ましい今年度のゼミであった.
現時点で書影画像がない(シリーズ前作を見る限りまもなく提供されるはず)ので些か間抜けだが,分担執筆させていただいた書籍が発刊されるようで,出版社から献本をいただいた.執筆したのは青年期のケータイ・パソコン利用に関する章で,発達心理学的な視点というのは私には難しかったので,とりあえず白書データに基づく世代間+経年比較でごまかし…,いや,お茶を濁し,いや,ともかく論じてみた.ただ,良くある話だが,発刊スケジュールが予定より1年以上遅れたために,データは最新に更新したものの,考察はかなりold-fashionedなものになってしまった.その当時はこうでしたよ,ということで生温かく受け止めていただければ幸いです.
昨年と同様に,東日本大震災に関わる様々なエピソードを絡めながら社会心理学のいくつかのトピックについて論じている.第1回はガイダンス,第2回は社会心理学の基本について話したので,今回からが本格的な個別トピックの話になる.まずは認知的バイアスについて.正常化バイアスのみならず,人間の認知は必ずといっていいほど(現実を正確に投影していないという意味で)歪んでいることを知っておくことの重要さを語ったつもり.
1限なので「寝に来ているのか!」と言いたい受講態度の学生も残念ながら少なくない(特に今朝は大福帳を今さら取りに来た学生が明らかに酒臭かった)のだが,大福帳へのコメントを見ると熱心に聴き,そして考えを巡らせているらしい学生が多いことも確かだ.徐々に内容をアップデートさせながら,少なくとも数年はこのテーマで話すようにしたい.
いつものように賑やかに楽しく.今回はB4をゲストに迎えて実験計画についてディスカッション.個研に6名が参集すると1テーブルを囲むのはシンドイので,私は秘書ちゃん机に陣取って若干観察者的な立場で参加.1時間ほどの議論の末,結論は私が事前に想定していたのとまったく同じところに落ち着いた.
16時からは視覚認知処理の脳内機構に関するドマニアなfMRI研究の講演を拝聴.個人的には興味がないし,質疑応答になるとさっぱりよく分からなかったが,プレゼンはとても分かりやすく,実験もよく計画されたものであることがよくわかった.講演者は,後輩たちが次々とソーシャルなテーマに走るのを寂しく思っているそうだ.ソーシャルな研究しかしたことがない私だが,そのお気持ちはよく分かった.
金曜日は通常秘書ちゃん在勤日なのだが本日は都合により出勤せず代替日が30日となったので,在宅勤務とした.
昼前までに一仕事した後,あまりに空がクリアに晴れ渡っているので,今日からGW9連休(しなければならない,のだそうだ)のはびーと共に,散歩がてら唐庵に行ってランチした後,車で箕面方面にお出かけした.旧カルフールなイオンで週末の買い物を済ませた後,箕面大滝へ.たいていでかけるとすれば晩秋の紅葉の頃なのだが,今は一斉に若葉を芽吹かせていて,緑の美しさが際だって素晴らしかった.
その後は昼寝→二仕事と,のんびりした一日を満喫.写真は拙宅裏庭のハナミズキの下から眺めた空.
今年のGW(なんていうものは学年暦上存在しない大学に勤務しているが)ほとんど唯一のイベントらしいイベントとして,九州新幹線で鹿児島に行って来た.朝6時発の始発と20時前発の終発のみずほで往復するという計画.鹿児島中央までは3時間45分程度の旅だ.座席は2×2でゆったりしており,普通の指定席でも乗り心地は悪くない.車内アナウンスは日本語→ハングル→中国語の順で,英語はない.博多より南はもちろん初めての路線で,最初の頃は例のCM映像を思い出し,あの歌を口ずさみながら上機嫌で車窓を眺めていたのだが,熊本より先は圧倒的にトンネルばかり.出たらすぐ入り,の延々とした繰り返しは広島から先の山陽新幹線にも言えることだが,地下鉄か!というくらいの勢いで外が見えない.どこがなんだか分からないのはだいぶつまらない.しかもトンネル内はiPhoneがつながらないので暇つぶしにも随分制約がかかってしまうのは何とかならないものだろうか.
鹿児島に到着し,まず小腹が空いたのでさつま揚げをおやつに購入した後,レンタカーを借りてフェリーで桜島へ.とってもよく晴れていてこれ以上ないほどクリアに山を眺めることができた.フェリーは所要15分でピストン運転しているので待ち時間もなし.島に入って最初に車を停めた公園であれこれ写真を撮っていると突然もくもくと灰色の煙が立ち上り始めた.噴火だー.でも音もしないし振動もない.サイレンが鳴るわけでもない.去年1年で1000回弱の噴火があったそうだから,爆発的なもの以外は完全に「日常」と化しているのだろう.それって危険じゃないか,とうっすら思いながらもそのまま島をぐるりと一周.裏側に回ると活発に煙を上げている噴火口もよく見えた.
…などと呑気に書いているだが,最近にもかなり大規模な爆発的噴火があったらしい.この写真とか,すごい.4/29付けの記事だが,いつの話なのかは文章を読むだけではよく分からない.ただし最近アクティブであることは間違いないようで,噴火や爆発は既に今年に入って400回を超えているとのこと.
昼過ぎに市内に戻り,天文館付近で鹿児島ラーメン→むじゃきのしろくまと食い倒れ.しろくまは,隣で食べているお兄さんのがきっとレギュラーサイズだと信じて注文したらそれはベビーサイズで,かなりのスケールにちょっとびっくり.しかしクマごときに負けるわけにはいかないので,頭がキーンとなりながらも頑張って無事完食.フルーツやらゼリーやらたくさん乗っている(というよりかき氷に張り付いている)のでうまく(それらを落とさずに)食べるのにはちょっと工夫が必要だった.
後は定番観光コースということで,城山公園→仙厳園を巡り,夕飯は豚肉料理を.ただし私はしろくまに胃袋を占有されていたため,ほとんど食べられなかった.帰りにお土産をちらほら買ったのだが,かすたどんを買い損ねたのは残念だった.そして,次に鹿児島に行く機会があれば,多分飛行機にするだろうw
「暑い」と何度も口にしてしまうくらい,初夏というには若干さわやかさに欠ける一日.今年初の半袖Tシャツ+ジーンズ+サンダル姿でお昼に旧友とCalmaでニョッキランチを楽しんだ後,午後は京都競馬場へ.春天で関西最後かもしれないオルフェーヴルのレースを堪能するつもり…だったのだが,そうはいかなかった.午前中から先乗りで指定席で観戦しているはびーとは別行動で,第4コーナー出口付近に陣取り,別にこの間の阪神大賞典のような逸走を期待していたわけではなく力強く抜け出す姿を見ようと思っていたのだが,大逃げの2頭がまだまだ楽に先頭に立っており,目の前を通り過ぎていく(決して,駆け抜けていく,とは見えなかった)オルフェーヴルを見て思わず一言,
勝てるわけないやん…
と口走ってしまうくらいの凡走.写真にもオルフェーヴルは映っていない.レース直後は,競馬場全体がため息に包まれるというか虚脱感に溢れるというか.ともかく変な雰囲気だった.レースに至る経緯からして大勝負に出て大やけどを負ったという人はそれほどいなかっただろうが,あんなに強いはずの馬がなぜ,という気持ちは多くの人が抱いただろう.さて今後どうなるか.
しかしそのまま帰るのも面白くないので,最終レース後に開催された年2回の騎手会主催イベント「ファンと騎手との集いい」を観覧.10年以上前にチャリティオークションに参加して以来の多分2回目.先ほどやらかした池添JK,さすがに春天回顧コーナーには出てこなかったが,メインイベントのゲーム大会には登場.会場一同驚いたが,野次が飛ぶようなことはなく暖かく迎えて…いたと思う.が,本人は明らかに心ここにあらずで,女好きを盛んにいじられるも反応は鈍く.まああんなことをやった直後に平気でいられても困るわけだが,無理して出なくてもよかったのに,と思った.イベント全体は素人進行だけあって若干gdgdだったが,新人君のももクロ好きが暴露されたり,福永が街頭インタビューで「顔がイヤ」と言われて困った顔をしていたり,笑いどころもたくさんあって十分楽しめた.次回は菊花賞当日に開催のようなので,このままゴールドシップが無事ならきっとまた行くことになりそうだ.
授業実施日.昨日までのような好天だと恨めしくなるところだが,曇天なのでそんなでもない…ことにしておく.秘書ちゃん在勤.種々の書類処理などしつつ,査読を引き受けた論文にざっと目を通す.むー.
本日ははびーの41回目の誕生日.数えで言いますと大厄ということで,毎朝夕には1月にやくじんさんでいただいてきたお札を拝むのを欠かさない(もちろん,私がではない)のであった.おかげさまで最近の調子はまあまあ,かな?
夜はイオン茨木のシネコンでテルマエ・ロマエを鑑賞.「平たい顔族」なのに古代ローマ人並みの濃い顔を持つと認定された阿部寛をはじめとする男優陣は,チネチッタの壮大なロケセットの中にイタリア人たちと混ざってもほとんど違和感がなく,漫画そのままの雰囲気が楽しめたのに加えて,上戸彩が演じた漫画家志望の女の子をはじめとする映画オリジナルキャラクターもうまく馴染んでいて,後で読み返してみると漫画のエピソードの切り貼りになっているのだが,ちょっとしたSFチックな展開も絡めつつ,2時間弱を退屈せずに鑑賞することができた.また,ヴェルディやプッチーニの音楽がふんだんに使われているのもよかった.原作漫画を読んでいなくても,十分楽しめると思う.
映画は何にも考えずにあははと笑いながら見ることを至上とする,という私のようなタイプの方には,お勧め.
Before...
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