Cosi e la Vita

_ 暖房器具

札幌では初雪の便りも聞かれた昨今（さわらび師匠雪中お見舞い申し上げます），そろそろ朝晩は何か空気を暖める手続きを取らないと寒くなってきた．コタツを出すか...　水・木の日心＠つくばに行くのにどんな服装がいいのか悩んでいる．やっぱりコートのひとつも引っかけて行くべきだろうか．

_ エラーメイル

子どもたちは大学祭．必然的に自宅以外のメイルをチェックする暇がないらしく，そのくせ添付ファイルありまくりの重いメイルを自宅から流しまくっていた．勉強熱心ゆえのことだから，止めるわけにもいかない．当然の帰結として大学のメールスプールはあっという間に容量を越え，配送チャレンジの5日間を経て今，どんどんエラーが私のところに戻ってきている．慌ててそいつらの大学アドレスをメンバーから削除したが，今後5日間はエラーメイルがてんこもりで戻ってくる...わけね．はぁ...悲しい．

_ ランキング

お友達沢月さんの日記で紹介されていた「テレバイダー」の「ランキング」がめっちゃおもろい．ちょっとホリイ入ってるノリで，くだらない笑いが好きな人にお勧め．MXテレビって，話には聞くけどよく知らない．UHF？それともCS？

しかしそんなくだらない番組でも，さすがに不可触なものもあるのだなあ，と10/27の放送原稿を見て思ったね．

_ できあいのおかず

「家で手作りの料理を食べること」至上主義の家庭に育ったせいであろう．私は普段の食事を外食にすることにも，できあいのおかずを買ってきてすませることにも非常な抵抗がある．近年はさすがに前者をしない週はないが，それでも平日にというのは相当な決断を要する．後者に至っては，本当に滅多に，というか結婚後一度もしたことがなかった，ような気がする．しかし昨日はおなかすきすきモードでサティに行き，お総菜やさんでたくさんのおかずがおつとめ価格で並んでいるのを見て，ふらふらとカキフライなど買ってしまった．ぼんやりと，罪悪感．

_ 無礼

生協から卒業アルバム写真撮影を委託されている業者，のうち今日人間科学部に来た担当者．行動系には事務担当者がいないからって，適当にその辺の研究室に置いていった上に，数々の無礼な言動．許すまじ．

_ お誕生日会

主役がとても楽しんでいらした（ように見えた）のでよかった．今日のキーワードは，
狸小路で洋モノ
週1で通ってたそうです．いやいや，おさかんで．あはは．

_ 寒い

研究室は暖房がうまく部屋の中に行き渡らなくて，寒い．ガスファンヒーターが欲しい．こんな時期からこんなに寒くて，大丈夫なのか．

こばちに教えてもらってナショナルのデスクヒータを買うことにした．

_ 多分同じ人だと思うんだけど

毎度「あさりん　人生って」で検索をしている人，次の機会にはブックマークに入れてくださった方が何かと便利ではないですか．

_ 土曜日国立

よく見たら中高時代の友人（多分親友に近い人だ）が目的地の1丁目南に住んでいることが分かったので，土曜日の午前中は彼女と会うことにした．その時間帯くらいしか「暇」がないのだよ．

_ シメニダイフク（という馬がいた）

社心WS話題提供の〆を考えるだけで一日が終わった．やはり協同研究者とのインタラクションは異様に貴重である．もう単独研究はできない体になっているような気がする今日この頃．１人で何でもかんでも考えられる人はえらいのう．

_ マトリックスなんちゃら

今日，世界同時公開だそうだ．私はこのシリーズが大嫌いで一分たりとも直視したことがない（直視したことないくせに嫌いとはこれいかにという気もするが，かといって嫌いかどうか確認するために直視するのも嫌）．また，こばちなどは「キアヌ・リーヴズがめっちゃかっこいいじゃないですか！」と言うのだが，よく分からないのである．矢野と片岡・吉野様の違いとでも言えようか（言えない）．一方で，ご夫君はこのシリーズが大好きで全作見てるしDVDも持っている．割と何でも趣味が合う（というか互いに相手に合わせることができる）私たちにしては珍しく共存できない場面である．

夜23時から公開ということなので，伊丹ダイヤモンドシティにあるTOHOプレックスあたりに出かけるつもりがあるらしい．お出かけになるのはよろしいのですが，帰りはどうかお静かに．安眠だけは妨害しないでくださいね．

_ 微妙な気分

昨日まで某雑誌の某原稿を書いてくださいと頼みまくっていた方から，ようやくご寄稿をいただいた．この仕事，五里霧中という形容がとてもふさわしいもので，原稿を書いてくださいと多くの方にお願いするのだが，そのうち顔と名前が一致する人は1人か2人というすさまじさ．個人的にはどこのどいつかわからんような（でもその世界ではすごく偉いらしい）人に仕事をお願いするのって，大変．

んでもってようやく原稿をいただいた後になってその方の経歴を調べたら…ご父君と同い年だったよ．うきょーん．

_ ＿|￣|○

こばちから教わったネタ．

2chでよく出てくるこのエモティコン，そのまんまぐぐって I'm Feeling Luckyするとここが出てくる．非常に的を射た検索結果なのだが，何をどうしたらここになるのか，すごく不思議．誰か，メカニズムをご存じですか？

…なるほど．「これらのキーワードは、このページにむけて張られているリンクに含まれています」ということか．しかし，トップに来るとはすごいね．

_ メモ

することによって記憶する．

繰り返し水準が2の場合検定量は歪まないので，球面性の検定はそもそも必要ない．

_ ご妻君？

どなたかの妻に該当する人によろしく，とメイルで書く場合なんと表現すればよいのだろう．迷った挙げ句適当な言葉が見つからなかったので目的語抜きで表記してみた．夫ならご夫君でいいんだが，ご妻君というのは一般的な表現ではないよね．

_ 日本vs中国

なんだかめちゃくちゃになった9回だけ実況を聞いた。中国の監督がラフィーバーだなんて、なんて懐かしいんでしょう。

_ 国土画像観覧システム

国土地理院の無料サービスで、任意の住所やスポットの航空写真が閲覧できる。割と古い時代の写真が（現時点では）提供されているのがかえって面白さを増している。昭和49年の阪大吹田キャンパスがこちら(400dpi)。工学部一帯以外は実にがらんとしていることがお分かりいただけるだろう。医学部＆付属病院はおろか、本部すらないのではないか。建築間もない頃であろう人間科学部校舎（と別館テニスコート）が見えている。高校卒業まで住んでいた兵庫県赤穂市のおうちは多分この写真の左下の方だと思われる。山陽自動車道ができつつあるのが分かる．現在住んでいるあたりの昭和49年はこれで，現役の西宮球場が大きく見えている．高木より北は一面田んぼという感じで今とは隔世の感があるが，うちのあたりは一応家が建て込んでいたようだ．地震で区画整理になってしまったので，今とは道のつき方が違うっぽいが．

_ 分析（の準備）

昨日の相談の結果をふまえて，DAデータを男女横並びにマージしたものを作り，新たな調査項目案を作成．

SID蛙は今日なんとかもう少し進めないといけない．うー，大変！

_ 愛国心

Johnは昨日（かなり酔っぱらってはいたが）「アメリカを愛している！アメリカは世界中で最上のところだ！」と繰り返し言っていた．こんな国民と比べて「日本人は自己卑下的だ」と言われてもなんだかどうしようもありませんぜダンナ，という気がする．1500年後にもしまだ地球があるならば，そしてアメリカという国があるならば，彼らは何と言っているだろうか．日本人もかつては「日出処の天子，書を日没処の天子に致す」とハッタリをかませた時期があったわけで．

日本人に愛国心というものがあるとしたら，それは虎ファンのタイガース愛に共通するものがあるような気がする．愛してはいるけれども，決して最上とは言わ（え）ない，という意味で．

_ 営業

別に自分が超多忙だという気はしないが，それでも来月（しかも「師走」だぞ！）の平日に一日東京に行く予定を，ようやく今調整するっていうのは大学教員という職業が誤解されているような気がした．

結局は授業を休講して予定を空けることに．

_ 見透かされた!?

最近グーグルで検索すると「もしかして」というご親切きわまりない出力がなされる．もしかして検索キーワードが間違っていませんか？よく似てるこれじゃないですか？という候補を挙げてくれる機能である．しかし例えば「シュミレーション」で検索すると「もしかして：シミレーション」と出たりして，いまいちその精度が危ぶまれる．

先ほど「社会心理学　ビデオ教材」で検索したら「もしかして：社会心理学　裏ビデオ教材」と出力された… しかも該当するページはないらしい．この機能，意味あるのか？

_ 崖っぷち弱小大学物語（中公新書ラクレ）

どこだったかで読んだ雑誌（多分ラウンジで読んだ週刊朝日）に書評が載っていたので昨日六甲駅のBook1stにて購入．著者は京大霊長研→東海学園大学人文学部の著名な霊長類学者だ．いちいち共感するところはたくさんあったが，啓発的なところは特になかった．現状の多くの大学が高等教育の場でないことを知らない人は読んでみたらよいのではないか．

もちろん私は私なりに（決して自分がスポイルされない程度を遵守しながら）努力をするつもりだが，この状況の根本的な解決は当分できないだろう．ま，今後子どもを持つ勇気のある人々は，頼むからもうちょっとまともな人間を育てるよう，頑張ってください．

_ 整理整頓という概念

先週末にご両親様が研究室にやってきた．ご母君が室内を眺め渡して曰く，

「相変わらず雑然としてるわね〜」

…私の基準ではかなり整理されている部分（講義資料を置いている棚）を見て彼女はそう言ったのだった orz　こうなるともう概念的定義からして違うとしか言いようがないな．

_ Google Personalized Home

今朝リンクが登場したのに気がついたので早速導入してみた．それなりにユーザの自由度が許されているので，Google Mapsのごとくぐにぐに動かしてカスタマイズ．つまるところY!などその他ポータル系検索に見た目が似るだけという気もしないではないが，他と比べると愛想がなくてドライな感じがいかにもGoogleっぽくっていい感じだ．早速ブラウザのスタートページを素Googleからこちらに変更した．

ところでGmailで他のアカウントのメイルを読み書きしたい場合，どう設定すればよいのでしょう．他のアカウント側で転送手続きをする必要がある？　Y!だとY!側で他のアカウントのメイルを横取りしているんだが，それと同じにはできないのだろうか（っていうか，できない気がする）．

_ 大合唱

梅田のエノテカでワインを選んでいたら，奥のワインバーから時ならぬ合唱が聞こえてきて驚いた．どうやら男声合唱団系の人の結婚式の二次会だったらしい．なかなか美声だったからよかったが，最初に歌い出したのが「ハトのマークの引越センター」のCMソングだったので，引越屋の宴会かと思ってしまったよ．もちろん原曲があると思うのだが，何という名前なんだろうか．…調査の結果いざ起て戦人よというらしい．いかんせん私にとっては引越屋か思い浮かばないわけだが，男声合唱と言えばこの曲，という象徴的な曲なんだそうだ．他にもスタンダードナンバーをひとしきり歌ってから「こんな好き放題やったらもうこの店出入り禁止かもしれへんなあ」「わははは」という声が聞こえてきた．身の程はわきまえているらしかった．

_ 本日は発表

午前中ポスター発表．最初うまく客の間隙をついて席を離れることができたので，S先生の洞察問題解決のポスタを見に行くことができた．私たちのめげずに研究をとても面白いと思ってくださったそうで，それについて言及した原稿のゲラを送ってくださることになった．わぁい．

自分の発表の方は，知り合いも含めてそこそこお客さんが来てくださったのでよかった．ただ，私は恋愛一家所属ではないので（笑　割と淡々と対応したのだった．せっかく熟年と未婚のペアデータをとったのだから，時間があればもっと追加分析をしてきちんとまとめるべきなのだが，プライオリティ的には「次の次の次」くらいなのが現実的なところである．

昼はカローラに6人乗ってキャナルシティのラーメンスタジアムへ．けっこう並んだ．まあ，こんなに好天の3連休だから仕方ない．

15時半のフライトで帰阪．今回は往復×2人がマイルの特典航空券利用だったので，この関空便しか空いていなかった．帰りのバスが阪神西宮周辺に到達してからやたらと時間がかかり，結局20分ほど延着．

_ ダブルイカ

初日二日目とダブルでイカ刺しを食べた．こちらのイカ刺しは姿造りスタイルにして，刺身部分を食べた後は足などその他の部分を「塩焼き」「唐揚げ」「天ぷら」のどれかに加工してくれるスタイルになっているらしい．唐揚げと天ぷらをいただいたが，前者の方がおいしかった．オコゼのお造りも，身を食した後はキモやほっぺた部分も出てきて，さらに赤だしにもなってきた．全部食べきる思想らしい．

しかし，海鮮料理が連続したため，三日目はさすがに胃がもたれた（笑

_ [book] 佐野眞一「枢密院議長の日記」講談社現代新書

まだ読み出したばかり．帯にはこうある．

大正期，激動の宮中におそるべき“記録魔”がいた

これまでに何名もの人物が読み通そうとして投げ出したという破壊的に長尺かつ詳細かつ難読かつ大部分退屈（笑　な日記からさまざまな日本史の「真相」にアプローチしてみようという内容のようだ．日記の作者は倉富勇三郎という人物で，寡聞にしてその名を知らなかったのだが，枢密院議長や宮内省宗秩寮総裁事務取扱など，戦前の日本国家を牛耳っていた中枢で重責をなした経歴の持ち主なのだそうだ．公開を意図していなかった日記，という位置づけのようで，淡々とした記録が続く中に時折人間らしい感情が覗いていて面白い．読み通せるかどうか分からないが，一応は私も日記者かつ日記研究者のはしくれ，ぼちぼち読み進めていこう．

なお，一緒に買った，小谷野敦「日本の有名一族—近代エスタブリッシュメントの系図集」(幻冬舎新書)は既に読了．好き放題言いたい放題書き散らかすだけで原稿料が稼げちゃう♪，というのはこういう本のことをいうのだろう．そうしたくてもできない人々（ブロガーには結構多いはず）にとって彼のポジションは異様にうらやましく感じられるのではないか．同書を読む限りではよくわからぬのが残念だが，まあきっと彼の文章には何か魅力があるのでしょう．

_ 破壊力のあるtalk

耳の中に入ると，頭の中に浸みわたるような意義深いtalkと，別の耳から抜けていく無意味なtalkがあることは知っていたが，頭の中を浸食して脳細胞を破壊するtalkもあるということを今日知った．ためにな…るかーい！！！

Sさん曰く「ウイルスやな」

_ 女性教員食事会

学部の女性教員10名のうち9名が参集して明石駅前の寿司屋で食事会．大変有意義な情報交換がなされた．例えば，

S不動産のおそうじサービスはがっちり2時間家中やってくれてしかも安い

引越業者の荷造りサービスは閑散期なら安くてしかも仕事がシュア

WiiFitははまる

等々．

_ 秘書ちゃん

9月末から科研の間接経費で来てもらってる事務手伝いのYさん，いわゆる秘書ちゃんに，今週は定例の金曜日ではなく今日来てもらった．某岡田山大学の3年生である彼女は，毎日着実にお願いしている仕事をこなしてくれて，とても頼もしい．今日も4時間ほど，資料の整理やデータ入力，印刷などあれこれやってもらえてとても助かった．今となってはこれらを自分ひとりでやっていた過去が信じられないくらいだ．

しかしそんな有能な秘書ちゃんでも知らないことがある．今日分かったのは，コピー機の用紙自動送り機能（つまり用紙トレイに紙をどさんと置けば自動的に紙送りをしてコピーをしてくれるということ）を知らなかったということだ．そんな彼女に「心理科学基礎統計の中間テストの答案用紙を200枚ほどコピーする」という仕事をお願いしてしまった．出て行ったままなかなか帰ってこない彼女．えっらい時間がかかってんなあ，と思ったら，読み込みをするガラス上に一枚一枚用紙を載せてコピーボタンを押していたとのこと．そ，そりゃ手間かかったやろ…　しかし思わず笑ってしまったエピソードだった．

_ 総合科目オムニバス終了！

ああ！せいせいした！！

_ 木々の葉も色づきつつ

今日も快晴．

_ 1年点検とか資産運用計画とか

起床→仕事→車を1年点検に出しにディーラーへ→1週間分の買物→ライフプランナー氏に来てもらって資産運用に関する手続き→昼ご飯→仕事→車を受け取りにディーラーへ→焼肉（美味肉家 能勢）

生暖かい雨の中，やや忙しく動き回った1日だった．車を点検に預けると移動手段が自らの足だけになるが，ディーラーの最寄り駅はモノレール山田駅，といっても1キロ以上の距離があり，我が家からモノレール南茨木駅も同じくらいあるので，そこそこいい運動になった．点検は特に異常なしで，かかった費用はウォッシャー液補充の735円のみだった．こないだ墓場で擦った部分はディーラーで修理すると18〜20万くらいかかりますねえ，とのこと．加入している自動車保険ではカバーできないことが分かったので，どこでどうするかは未だ検討中だが，はびーから

「絶対に直すように」

と厳命を受けているのだった(´・ω・`)

ライフプランナー氏からは私の誕生日を機会に久しぶりに連絡があり，先週「いくつかのご提案」を持ってやってきたのだったが，我が家の財務大臣による検討の結果，そのうち1つが採用されることになった（なお，リンク先の会社で契約したわけではない）．いわゆる「駆け込み需要」なのですぐに契約に至ったというわけ．ライフプランナー氏による，マメではないが（もちろん，その方が好ましいのだ）的確なる営業活動の成果であろう．

無事に点検終了した320君を受け取り，雨の週末の夕方という渋滞要素満貫な中を華麗に抜け道スルーして美味肉家 能勢へ．量は少なめにゆっくりおいしくいただいた．この店のレビューには「店員の愛想が悪すぎる」というコメントが目立つのだが，確かに愛想が良いとは言えないし跪いてオーダーを取ったりもしないが，不快にさせられるような対応を受けたことは一度もない．たかだか，というか，所詮，というか，ともかく普通の焼肉屋である．神様根性が強い客が多すぎはしないだろうか．

_ 吉報はずかむ

週明け，金曜午後からダラダラしていたので通常モードに復帰するのに若干時間がかかる．土日でも早朝から普通に仕事できる時もあるのだが，時々どうにもそんなことする気になれないモードが巡ってくる．そんなときは無理をしても仕方がないとその「する気になれない」気に沿って生きるようにしているが，その分〆切を1つ踏み倒してしまった．のっけからお詫びのメイルなど．

社会心理学会の年次大会と某誌の〆切がセットになって2週間弱後に迫ってきて，大学院ゼミメンバーたちはそれぞれに忙しい．しかしそんな中でも今日の午後はのどかに輪読ゼミ．ちょっと込み入った仮説や実験手続きの論文が多くてやや難詰した．特に非宗教的な権威集団の存在をプライミングされると，本来は「信頼されない」対象である無神論者への不信感が低減したという研究は，相変わらずプライミングが効き過ぎる北米人，という慨嘆以前に無神論者がそんなにdistrustな存在なのだというのがどうにもピンと来ず．無宗教というのとは違って「神（東アジア的にには仏か）などこの世に存在しない」とラディカルに主張するのが無神論者ということらしいが，そのことが「信頼できない」につながるということは神を信じていることが信頼のリソースになっているというわけで…よくわからん．そのフレームを外して「絶対的な不信頼」が他の権威集団が信頼できるということをプライミングすれば低減されるという現象自体は興味深いが，これまたいまいち理屈が分からなかったり．「絶対的な不信頼が存在しても他の信頼できる権威が撃ち倒してくれるから大丈夫」ではないだけになあ．

ところでそんな中，M1ちゃんに吉報が舞い込んだ．私にとっても，あるいはポスドクたちにとっても栄光浴自己効力感が高まる知らせである．一人悔しそうなのは当然同じようにアプライしていたM1君だ．これから二人の間で，あるいは同世代の間でこうした出来事が彼我を入れ替えながら繰り返されていくことになるだろう．吉報はもちろん大きな力になるが，吉報が来なかったからといってダメという烙印を押されたわけではないので，がっかりするのは分かるけど，腐らず頑張れ．君も，少なくとも闘いに参加したという意味では経験値が上がっているはずなのだ．

さて，二人には必ず今年度中に何らかのデータを取ってもらい，次なる闘いに備えてもらわなくてはならない．